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アルバイトと正社員の給料額の差はどれくらい?
最終更新日: 2018年7月27日
アルバイトと正社員の給料額に差があることは知っていても、どれくらいあるのかまでは知らない人が多いのではないでしょうか。
ここに、雇用形態別の給料額(年収)に関しての統計結果があるので、見ていきましょう。
統計から分かるアルバイトと正社員の大きな年収差
以下に示すのは、総務省が2012年に調査した非正規社員と正規社員の年収の分布図です。
非正規社員には、アルバイト、契約社員、派遣社員が含まれます。
契約社員や派遣社員はアルバイトに比べて年収が高いのですが、それでも正社員と比べるとこれだけ大きな差になります。
正社員でも200万円代の人が以外と多いですが、最も多いのが300万円代、そして、500万円代も多くなっています。
しかし、非正規社員の場合は、100万円に満たない人が最も多く、次に100万円代になり、それ以上になると人数が大きく減少します。
では、続いて非正規社員の中から、アルバイト従事者だけを切り出して年収の分布を見てみましょう。
一見、非正規社員の年収分布とそれ程変わらないように見えるかもしれません。
しかし、よく見ると100万円代の人数が100万円以下の人数に比べて急減しているのが分かります。
非正規社員の場合は、100万円代の人もそれなりに多くいたのですが、アルバイトになると100万円未満が多く、それ以上になる人は非常に少ないのです。
皆さんの中にも自分のアルバイトの年収を算出してみれば、100万円未満に収まっている人は多いのではないでしょうか。
アルバイトでは、どれだけ努力しても、正社員レベルの給料額になれない
今回紹介した統計結果から、アルバイトの人が正社員並みの生活をすることはほぼ不可能ということが分かると思います。
アルバイトの中で最も年収が高い人の上限は500〜699万円代で、700万円以上の給料をもらっている人は1人もいません。
一方で、正社員の中では、アルバイトの上限である500〜699万円代に3番目に多い人数がいることが分かります。
努力すれば、アルバイトでも500万円から699万円代の収入を得ることができるかもしれませんが、実際にはやはり厳しいはずです。
当サイトを見ている皆さんは、この統計結果を見て正社員にならねばと少し焦ってしまった人もいるかもしれません。
しかし、正社員になれば、これだけの収入が得られると考えれば就職活動をする意味を強く感じれるのではないでしょうか。
まとめ
日本では今、同一労働同一賃金を実現することが必要と言われています。
同一労働同一賃金とは、非正規社員、正規社員関係なく、同じ仕事をしているのであれば同じ給料をもらえる仕組みです。
しかし、今現在の年収差を見ていると、まだまだ実現にはほど遠いのが分かります。
将来的に、変わっていく可能性もありますが、どうなるか分からないことに期待するよりも、正社員を目指して就職活動を始めた方がよいのは間違いないといえるでしょう。
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