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フリーターの履歴書の書き方
最終更新日: 2023年5月1日
フリーターの人が、就職活動で履歴書を書く際には、「アルバイト経験は、職歴になる?」「アルバイト経験をどのように履歴書でアピールしたらよい?」といった、疑問を持つ人が多いです。
そこで、ここでは、フリーターの人向けの履歴書の書き方について、わかりやすく解説します。
説明文だけではわかりにくい場合があるので、実際の履歴書の記入例も掲載しています。
ここで解説する履歴書の書き方を参考にして、きちんとアルバイト経験を履歴書でアピールすれば、書類選考を通過することができるでしょう。
1. 履歴書の書き方のポイント
履歴書は、採用選考の評価に大きな影響を与える書類なので、面接官が読みやすく、わかりやすい内容で作成することが大事です。
ここでは、「履歴書の書き方のポイント」について、解説していきます。
- 誤字脱字をなくし、丁寧に記入する
-
基本的なことですが、履歴書を書く際は、誤字脱字がないようにしましょう。
誤字脱字があると、就職活動をおろそかにしていると思われてしまいます。
面接官が履歴書をチェックする時間はとても短いので、誤字脱字が多いと読でもらえない可能性もあります。
一字一字、丁寧に書き、履歴書を作成したら、誤字脱字がないか何度か読み直して確認しましょう。 - 年号を統一する
-
年号は、和暦(令和、平成、昭和)でそろえます。
和暦と西暦が混ざっていると、面接官が読みづらくなるので注意しましょう。 - 記入ミスをした場合は書き直す
-
1か所でも記入ミスをした場合は、修正テープや修正液などを使用するとイメージが悪いので、最初から書き直しましょう。
一度、ノートなどに下書きを作成し、それを履歴書に清書するとミスを減らせます。 - 記入漏れがないかチェックする
-
履歴書の項目は、全て記入するようにします。
資格欄などを記入する際に、資格を持っておらず書く内容がない場合は、「特になし」などと書くようにして、空欄は作らないようにしましょう。
2. 履歴書の左側に「住所」「学歴」など基本情報を記入する
履歴書の左側には、以下の履歴書例のように、「氏名」や「住所」「学歴」など基本的な情報を記入していきます。
ここからは、一つ一つの項目の記入の仕方を見ていきましょう。
(1)日付欄の記入の仕方
日付欄には、履歴書を持っていく日の日付を記入するのが一般的ですので、面接に持参するのであれば、面接を受ける日の日付を記入します。
履歴書を郵送する場合で、到着日が分からない時は、1日や2日程度であればずれても問題ないので、おおよその到着日の日付を記入します。
他の欄を全て記入した後に日付を記入する人もいますが、忘れる可能性があるので、はじめに記入しておくとよいでしょう。
(2)名前欄の記入の仕方
名前欄には、自分の氏名を記入します。
名前欄は、面接官が履歴書をチェックする際に、はじめに目に入る場所ですので、一字一字丁寧に記入してよい印象を与えましょう。
フリガナを記入する際には、「フリガナ」と記載されていたらカタカナで、「ふりがな」と記載されていたら、ひらがなで記入します。
(3)写真欄
写真欄には、裏に名前を記入した写真を貼ります。
サイズは、一般的に「縦36~40㎜」×「横24~30㎜」ですが、指定がなければ、「縦40㎜」×「横30㎜」のサイズにしましょう。
写真は、提出日から3か月以内に撮影した写真を使用しましょう。
写真を写真屋で撮影しておけば、データが写真屋に残るので、追加枚数が必要になった場合に、すぐに対応してくれて便利です。
撮影する際は、髪の毛が耳にかからないヘアスタイルにし、スーツを着用して撮影すると好印象です。
履歴書を郵送する場合、写真で応募者の印象を見る企業があるので、きちんとした写真を添付しましょう。
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(4)(5) 住所欄、連絡先電話番号欄の記入の仕方
住所欄には、都道府県名の「東京都」や「大阪府」を略さずに記入します。
住所を記入する欄が二つある場合は、実家やその他に記入すべき住所がある場合にだけ記入します。
連絡先電話番号には、家の電話番号だけでなく、携帯電話の番号も記入します。
採用選考に関する連絡事項は、携帯電話にかかってくることが多いです。
(6)(7) 学歴・職歴欄の記入の仕方
学歴欄には、中学校卒業から記入するのが一般的です。
年号は、和暦に統一して記入しましょう。
卒業年月日や入学年月日を記入して、学校名を略さずに記入します。
高校は、「〇〇高校」と略さず、「○○高等学校」と記入します。
休学や留年経験がある場合は、学校に通っていた年数から分かるので、特に記入する必要はありません。
しかし、面接の際に休学や留年をした理由について質問されるので、答えられるように準備しておきましょう。
中退経験がある場合は、中退した年月日を記入します。
平成○○年4月 △△大学□□学部○○学科 入学
平成○○年10月 △△大学□□学部○○学科 中途退学
留学経験がある場合は、アピールとして使用できるので、学歴の間に、
平成□□年△△月 □□大学に〇〇ヶ月間留学
などと記入しておくと、評価される場合があります。
アルバイトの職歴の記入方法については、以下の記事を参考にしてください。
(8)以上
学歴・職歴を記入した後には、一行開けて「以上」と記入します。
3. 履歴書の右側に「保有資格」「志望動機」「自己PR」などを記入する
履歴書の右側には、「資格・免許」や「趣味・性格」「企業への志望動機」「自己PR」などを記入します。
履歴書には、一つ一つの項目に用意された記入欄が小さいものが多いです。
たくさんのアピール材料を全て記入するのではなく、その中から重要なものを一つか二つ取り上げ、具体的なエピソードを添えて記入すると、面接官が内容を理解しやすく評価される履歴書になります。
(9) 保有資格・免許欄の記入の仕方
保有資格・免許欄には、取得した資格や免許を略さずに正式名称で記入しましょう。
たくさんある場合は、仕事で役立てることができる重要なものを選んで記入するとよいです。
あまりに多くの資格や免許を記入すると、資格マニアのように見られて、評価が下がる場合があるので気をつけましょう。
「普通自動車運転免許」は、営業職に必須で、その他の職業でも評価されることが多いので必ず記入します。
フリーターは、新卒者に比べて就職活動で不利になることがあるので、仕事に関係のある資格の勉強をはじめて、仕事に対する前向きな姿勢をアピールしておくとよいです。
勉強中の資格は、履歴書の資格欄に、
○○資格取得に向けて勉強中
と記入します。
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(10)(11)性格・趣味・特技・自己PR欄などの記入の仕方
これらの欄は、履歴書によって項目が変わる場合が多いです。
「性格」「趣味・特技」「長所・短所」「自己PR」などの項目があります。
性格や趣味・特技の記入欄が設けられている場合は、採用されてから仕事で活かせるものを取り上げて、何かエピソードがあれば、そのことについて具体的に記載しておくとよいです。
自己PR欄は、他の欄で書けなかったアピールできることを記入します。
フリーターの場合は、アルバイト経験などからアピールすることを見つけてもよいでしょう。
アルバイトの経験でアピールの材料になることには、以下のようなものがあります。
- 長期間同じ職場で勤めていた経験
- 仕事の中で創意工夫をした経験
- お客様や上司から評価を得られた経験
- リーダ的な立場でアルバイトをまとめたり、指導した経験
- 研修や講座に参加した経験
長期間同じ職場で勤めていた経験を活かした自己PR例文
私は、ファーストフードのアルバイトを6年間続けています。
勤務当初は、数時間の勤務でしたが、フルタイムで働くようになると、常連のお客様が顔と名前を覚えてくださり、自然とあいさつしてくださるようになりました。
その成果もあり、新メニューやオススメメニューなどの、注文を承ることができ、売上に貢献することができました。
このアルバイトで学んだコミュニケーション能力は、私の強みです。
仕事の中で創意工夫をした経験を活かした自己PR例文
アルバイト先の店舗の売上が上がらないという問題で、チームワークを意識し、アルバイト仲間と話し合いをして、接客方法やメニューに一言ポップを付ける工夫をしていきました。
毎日少しづつですが、注文が増えるようになりました。
翌月、店長から前月より12%売上が上がったことを聞き、チームワークの大切さと、行動力を学べました。
お客様や上司から評価を得られた経験を活かした自己PR例文
私は、柔軟性を持って仕事に取り組むことができます。
アルバイトで、マニュアル通りの対応ではなく、お客様に合った対応を心掛けました。
お客様のご要望の商品がなかった時、ただ「ありません」と伝えるのではなく、お客様のその商品を欲しい気持ちや意図をお聞きし、「〇〇はございませんが、□△ならございます。〇〇と同じ素材を使用していて、□△も使いやすくて好評頂いてます。」とお伝えすると、納得してご購入して頂くことができました。
お客様からは、お褒めの言葉を頂き、社内でも表彰されました。
リーダー的な立場でアルバイトをまとめたり、指導した経験を活かした自己PR例文
私の長所はリーダーシップです。
アルバイトのシフト作成や、新人教育を任された時に、ただ仕事をこなすだけではなく、どのようにすれば売上を達成できるか、全員を巻き込んで一緒に考えるようにしました。
その結果、売上目標を達成することができ、何かあれば「報告・連絡・相談」(ほうれんそう)という連携を図ることができました。
貴社でも、このような経験を活かし、貢献していきたいと考えています。
研修や講座に参加した経験を活かした自己PR例文
自己啓発のためにアルバイトの合間の空いた時間を利用し、どのような仕事でも活用できるMOSの講座を受講していました。
受講していくうちに、自分が得意だったエクセルの資格を取得することができました。
現在では、貴社でも活かせる、ワードとパワーポイントの勉強もしています。
このように、アルバイト経験が就職後の仕事に活かせる場合は、関連づけてアピールするとよいです。
フリーター経験の中にも、アピールできることは必ずあるので、自分の経歴を振り返って、一つ一つノートに書きだしてみるとよいでしょう。
(12) 志望動機欄の記入の仕方
志望動機欄には、その企業を選んだ理由を記入します。
企業の採用選考では、志望動機を重視する面接官が多いので、内容次第で合否が分かれることがあります。
志望動機を考えるのに苦労する人がいますが、その原因は多くの場合、企業研究不足にあります。
一社一社、企業研究をするのは面倒に感じるかもしれませんが、企業研究をすると企業の魅力や仕事内容をより深く理解できるので、志望動機の内容を考えやすくなります。
ですので、何社の企業に応募する場合でも、一社一社丁寧に企業研究をして志望動機を作成しましょう。
企業研究をしてから志望動機を作成する方法には、以下のようなものがあります。
- 企業の扱っている商品から、志望動機を作る
- 経営者の経営理念に結びつけて、志望動機を作る
- 自らの経験や知識と、企業の仕事内容に関係性を見いだし、志望動機を作る
企業研究をした後は、集めた情報を使って、個性が出せるように志望動機を作成してみましょう。
企業は、フリーターの採用を決める際に、アルバイトなどでの、さまざまな経験や身についたスキル、仕事への熱意があるかなどを重視しています。
これらの内容も織り交ぜて、企業が「採用したい」と思うような志望動機を書きましょう。
志望動機の例文1
私は、貴社で事務職として働くことを希望しています。
大学時代のテニスサークルでは、マネージャーの経験があり、コーチとメンバーへの伝達事項や庶務的な業務に携わり、対応力を身に付けることができました。
貴社は、〇〇業界でナンバーワンの販売実績を誇る会社で、営業部隊に優秀な人材が多いとお聞きしています。
その優秀な方々とチームとして連携し、結束力を高める際に、自分の経験が活かせると考えています。
志望動機の例文2
私は4年間、アルバイトをしながら家族の介護に携わってきました。
その中で、サポートを受ける家族の視点とサポートをする介護職の視点、両方の視点を知ることができ、この仕事に興味を持ちました。
貴社では、要介護者のケアプランの作成に力を注いでおられ、その点に大変共感を得ました。
私自身、ケアマネージャー資格の勉強中ですが、これまでの介護経験を活かし、貴社でケアプランの実行に取り組みたいと考えています。
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4. 履歴書作成に必要なもの
履歴書の作成には、以下の物が必要になります。
- 履歴書
- 水性のボールペン
- 認め印
- 写真
- 封筒
- 添え状
- 履歴書
-
履歴書は、コンビニやスーパーで売っているものでよいので、面接官に熱意を伝えるために「志望動機欄」や「自己PR欄」の領域が広いものを選びましょう。
「本人希望記入欄」は1行の記入だけをするケースが多いので、小さいものを選ぶとよいです。
インターネットでダウンロードできる履歴書もあるので、自分の強みをアピールできるフォーマットを選ぶようにしましょう。 - ボールペン
-
履歴書に記入する際には、万年筆や水性のボールペンを利用するのですが、万年筆を使うことに慣れている人は少ないので、ボールペンを利用するとよいでしょう。
ボールペンは、にじんだりかすれたりすることがあるので、書く前にノートなどに試し書きをして、インクがしっかり出るかチェックしましょう。 - 印鑑
-
印鑑は、実印を使う人もいますが、「認め印」で問題ありません。
履歴書に押印欄がないものは、印鑑を押す必要があるかないかを、募集要項などで調べてから押すようにしましょう。
押印は、履歴書を書いた後に押すと、かすれるなど失敗した場合に、履歴書を1から書き直さなければいけないので、履歴書を書く前に押印しておくとよいです。 - 写真
- 写真は、スピード写真で撮影するのではなく、写真屋で撮ってもらうと印象のよい写真ができあがります。
- 封筒
-
封筒は、A4サイズが入る「角形A4号」か「角形2号」で、履歴書は折らずに他の書類と同封しましょう。
封筒の色は、白色がよいです。
郵送する際は、表面と裏面に必要事項を記入し、切手を貼ってきれいな状態で投函しましょう。 - 添え状
-
添え状は、履歴書を送付する際に必要です。
簡単なあいさつ文を添えて、1枚にまとめましょう。
5. まとめ
ここまで、フリーター向けの履歴書の書き方について解説してきました。
履歴書は、応募企業ごとに書くことになりますが、一社一社企業研究をして違う内容を記入しましょう。
一社一社にこだわって履歴書を書いていると、それだけでアピール力が上がるので、面接官に好印象な履歴書が作成できます。
採用されるためにも、手間をおしまずに履歴書を作成しましょう。
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