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女性フリーターも正社員就職をしたほうがよい理由
最終更新日: 2022年1月18日
フリーターの就職支援を行う中で、フリーターの女性が、なかなか内定を得られない光景をよく見かけます。
フリーターの男性にも、正社員を目指した就職活動で苦労する人はいるのですが、フリーターの女性には、そもそも正社員を目指した就職活動に積極的になれない理由があるようなのです。
そこで、ここでは、「フリーターの女性が正社員就職に積極的になれない理由」を紹介して、「フリーター女性も正社員を目指した就職活動をしたほうがよい理由」について解説します。
すでに本格的な就職活動をはじめているフリーターの女性が、知っていると得する情報も掲載しているのでチェックしてみてください。
1. 女性フリーターのアルバイト収入と結婚出産後の働き方
女性フリーターが正社員を目指した就職活動に本気になれない理由の一つに、アルバイトの収入があります。
アルバイト収入が月に10万円前後あること、親と同居しているケースが多いことから、就職活動をしなければならないという危機感を持てない人が多いです。
女性の場合、結婚や出産をきっかけに、正社員の仕事を辞めてパートの仕事に変更する人が多いことも、正社員になる理由を見いだせない原因になっています。
以下のグラフからも、結婚や出産後に、仕事をパートに変えたり、無職になる女性は多いことが分かります。
出典:女性の就業継続を妨げる壁
このグラフは、2002年に調査を行ったものですが、今現在(2017年)でも結婚や出産後に仕事を辞める人は多いです。
日本では、結婚をしたら専業主婦になる人がまだまだ多く、結婚後は働いてもパート程度でよいと考える人もいます。
こういった理由から、フリーターをしている女性は、なんとなく「いずれ辞めるのであればフリーターでいいか」と考えるようです。
2. 女性フリーターが正社員を目指して就職活動をしたほうがよい理由
ここまで見てきたように、フリーターをしている女性には、正社員を目指した就職活動に積極的になれない理由がいくつかありました。
しかし、フリーターの女性も、正社員になったほうがよい理由があるので、ここで紹介します。
2-1. 結婚・出産で仕事を辞めるまでに結構長い期間がある
フリーターをしている女性には、いずれ正社員を辞めるのであればフリーターでよいと考えてしまいがちですが、その「いずれ」が来るまでに結構長い期間があります。
2015年に国が調査した結果によると、女性がはじめて結婚する平均年齢は29.4歳となっていて、一人目の子供ができる平均年齢は30.7歳となっています。(我が国の人口動態より)
もし、23歳で正社員就職をして、30歳で出産を機に退職をするならば、7年間正社員で働くことができます。
この7年ほどを長いと考えるか、短いと考えるかは、人によって違うのですが、案外長いといえるのではないでしょうか。
この期間をアルバイトだけしているのと、正社員として働いているのでは、給与額の差だけでなく、さまざまな経験ができるといった点でも大きな差があります。
また、正社員経験がある人には、結婚や出産後に再度正社員になる人もいますが、アルバイト経験しかない人が結婚・出産後に正社員になるのは難しいという就職事情もあります。
結婚・出産で正社員を辞めるとしても、フリーターから正社員になる価値はあるように感じます。
2-2. フリーターと正社員では待遇が全く違う
フリーターの女性には、月に10万円前後の収入を得て、家族と一緒に生活している人が多いです。
こういった生活をしていれば、生活に困らないどころか、少しずつであれば貯金を増やしていけるかもしれません。
しかし、同じ生活環境であれば、正社員をしているほうがよい待遇で働くことができるので、フリーター時代よりもたくさん貯金ができます。
女性フリーターの年収は、アルバイト収入が月10万円とすると、120万円。
正社員であれば、20代の女性でも平均年収は240万円から370万円ほどになります。
約2倍から3倍の収入になるので、結構大きな差です。
正社員の場合は、社会保険料が高いので手取りは年収よりも少なくなりますが、それでもアルバイトよりはよい給与がもらえます。
以下の図からも分かるようにバブル崩壊後から、日本人の平均年収は減少傾向にあり、男性の給与も増えにくい状況にあります。
ですので、結婚資金や住宅の購入資金、結婚後の生活資金の足しになることを考えると、正社員になって少しでも多く貯金をしておく価値はあるかもしれません。
2-3. 結婚後にパートをする際の収入もよくなる可能性が高い
フリーターで長年働いたとしても、仕事内容は単純作業が多く、技術が身に付いたり、資格が取れることはほとんどありません。
しかし、正社員は、研修を受けたり、資格取得を奨励されるので、勤めている間に技術や資格が身に付きます。
こういった技術や資格があると、結婚後にパートとして働く際にも、高度な仕事ができるということで、時給が高い仕事を見つけられる場合が多いです。
また、同じ仕事を希望している、フリーター経験しかない人と、正社員経験がある人がいた場合、経験や技術、資格の差から正社員経験がある人が選ばれることも多いです。
結婚後にパートをするとしても、独身時代の仕事経験が影響する部分があるので、こういった点でも正社員になる価値はあるかもしれません。
3. 一般職を希望する女性が増加
ここまで見てきたように、フリーターの女性にとっても正社員になる意味は意外と大きいです。
しかし、正社員になると、残業が多かったり、転勤を命じられたりと、予想以上に仕事に追われる立場になる可能性もあります。
そういった働き方がどうしても受け入れられない女性が増えて、最近は「一般職」を希望する女性が増えてきています。
日本の企業では、採用する人材を「総合職」や「一般職」といった形で分類をすることがよくあります。
「総合職」は、将来管理職や幹部候補になることが期待されている人のことで、企業の決めた仕事や配属、転勤などに従って仕事をしなければなりません。
以前は男性が総合職を選ぶケースが多かったのですが、男女雇用機会均等法が施行されてからは、男女ともに総合職として働く人が増えています。
一方、「一般職」は、総合職の仕事の補助的な業務を行う仕事です。
雑務や事務、接客などを行うことが多く、残業が少なく、転勤を命じられることがほとんどないことから、一般職のほとんどは女性でした。
しかし、一般職についても、男女雇用機会均等法が施行されてからは、男女関係なく一般職を選ぶ人が出てきています。
しかし、最近になって、再度女性が一般職を選ぶケースが増えてきています。
女性が自由に「総合職」と「一般職」を選べるようになったものの、仕事に追われる総合職よりも、給料は総合職より少なくても、ある程度気楽に働ける一般職の方がよいと考える人が増えているようです。
また、将来結婚して子供が生まれた際にも、一般職をしているほうが、残業がなく、転勤もないので仕事を続けやすいと考える女性もいます。
もしかすると、この記事を読んでいるフリーター女性の方にも、こういった一般職を選ぶ女性の気持ちに共感をした人がいるのではないでしょうか。
そうであるのならば、正社員を目指した就職活動をする際に、「一般職を選ぶ」のもよい選択肢になるかもしれません。
4. まとめ
ここまで、フリーターをしている女性が正社員就職に積極的になれない理由と、正社員になったほうがよい理由を見てきました。
フリーターには、自由な時間がたくさんあるなどメリットがありますが、正社員にもメリットはたくさんあるので、ぜひそのことについても知ってもらえればと思います。
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また、フリーター経験のある人の正社員を目指した就職活動方法については、以下の記事で解説しているので、こちらもチェックしてみてください。
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