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フリーター女性が面接で聞かれる質問と答え方
最終更新日: 2022年1月18日
フリーターの就職活動において、面接に不安を感じている人は少なくありません。
みなさんの中にも、
「面接で何を聞かれるのかわからなくて不安」
という人が多いのではないでしょうか。
しかし、面接で聞かれる質問は、ほとんどの企業で共通しているので、前もってベストな答え方を準備しておくことができます。
そこで、面接ではどのようなことが聞かれて、どのように答えればいいのか、フリーターの女性が面接で聞かれる質問と答え方を見ていきましょう。
1. 企業が若い人を正社員採用する場合に重視している点
企業が、正社員の採用選考で何を重視しているのかを知っていると、面接で聞かれた質問の答え方に活かすことができます。
ここに、若い人の正社員採用選考(中途採用者)についての調査があるので、企業がどのような点を重視していたかを見ていきましょう。
出典:厚生労働省「平成25年若年者雇用実態調査の概況」
このグラフからもわかるように、企業が採用選考で最も重視した点は、
- 「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」
で、74.7%もの企業が支持しています。
次に多いのが
- 「マナー・社会常識」
- 「コミュニケーション能力」
となっていて、それぞれ、61.8%、55%の企業が支持しています。
一方で、「学歴・経歴」を重視している企業はわずか24.2%であることから、正社員の中途採用選考では、学歴や経歴よりも人物重視をしている企業がかなり多いことがわかります。
そのため、フリーターの女性は、面接で上手にアピールすれば、正社員になれる可能性がより高くなるでしょう。
では、企業が採用選考で重視している点を、面接での答え方にどのように活かしてしていけばよいのでしょうか?
次から、面接で聞かれる質問に、フリーターの女性が上手にアピールする答え方を説明していきます。
注意
女性の面接で聞かれる「結婚や出産について」の質問は、波多野進弁護士によれば、「男女雇用機会均等法の趣旨に反するため不相当」と述べています。
それでも質問される場合があるので、ある程度の答え方は考えておくとよいでしょう。
出典:弁護士ドットコムNEWS 2013年3月
2. 面接で聞かれる質問と答え方
ここでは、面接で聞かれる質問と答え方について、見ていきましょう。
2-1. 自己紹介をお願いします
面接の冒頭に、面接官から必ず聞かれる質問です。
初対面の面接官に、自分がどんな人間なのかを簡単に説明していきます。
第一印象が大切と言われる面接で、自己紹介を上手に行うことができれば、コミュニケーション能力や、マナー・社会常識が身についていると好印象を与えることができます。
限られた時間内で、面接官が知りたい情報をわかりやすく伝えるために、自分の情報をきちんと整理して、できるだけ簡潔な自己紹介を考えておきましょう。
基本的な答え方としては
- 名前
- 年齢
- 最終学歴
- 現在の職業と仕事内容
となります。
自己紹介の最初は、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます」、自己紹介の最後は、「本日はどうぞよろしくお願いいたします」と付け加えましょう。
POINT
- 時間は、特に指定がなければ1分程度にまとめる
- 棒読みにならないように、表情は優しく、語調は明るく、答える
- 「ありがとうございます」「お願いいたします」の後に、お辞儀をする
【答え方の例】
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
私(わたくし)は、鈴木愛と申します。
年齢は22歳です。
最終学歴は、平成25年3月に〇〇高校〇〇学科を卒業しました。
高校卒業後から4年間、婦人洋服販売店にアルバイト店員として勤務しています。
現在は、接客と販売の他に、アルバイトリーダーとして、商品企画や新人アルバイトの教育に取り組んでいます。
本日はどうぞ、よろしくお願いいたします。
2-2. 志望動機を教えてください
志望動機は、「なぜこの企業で、正社員として働きたいのか」、その理由を説明していくのが目的です。
採用に係る重要な質問のひとつなので、答え方によって応募者の評価が大きく左右されます。
この質問で企業は、採用で最も重視している「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」について、応募者の気持ちの強さを確認しています。
フリーターの女性が志望動機を説明していく場合は、アルバイトなどの経験を交えながら、
- 正社員を目指す理由
- この会社で働きたい理由
- 企業で活かせるスキル(経験や資格、人間性など)
を流れよくまとめて、わかりやすい文章にしていくと、「ここで働きたい」という志望の強さを、面接官に感じてもらいやすいでしょう。
POINT
- 応募企業のことをよくしらべる
- 経験を含めた志望動機を考える
- 履歴書の「志望動機」をそのまま話さない
【答え方の例】
販売職でのアルバイトリーダー経験から、接客や販売、商品企画の面白さとやりがいを実感しました。
それと同時に、アルバイト経験で得たコミュニケーション能力や向上心を活かして、正社員としての責任や立場から、販売や企画の仕事に携わっていきたいと思うようになりました。
御社のホームページを拝見して、女性が働きやすい制度やキャリアアップの後押しを積極的に行っていることを知り、女性が活躍できる会社であることに魅力を感じて、志望しました。
2-3. 自己PRをお願いします
自己PRは、自分の知識や能力、人間性などが、企業にとってどのようなメリットがあるのかを伝えるのが目的です。
答え方によっては、自分の強みを知ってもらうだけではなく、働く意欲やチャレンジ精神もアピールできます。
資格や知識をPRする人もいますが、フリーター女性の場合、性格や人柄などの人間性や、経験などから自己PRを考える人も多いようです。
人間性は自分では気付きにくい点があるので、家族や友人に自分の長所や短所を聞いてみるのもよいでしょう。
答え方の例としては、
- 経験したこと
- 経験から学んだこと、得たこと
- 企業で活かせるスキル
を組み合わせていくと、具体性のあるオリジナルの自己PRができます。
POINT
- 体験談を取り入れて、具体的に話す
- PRする点は1,2個に絞る
- 履歴書の「自己PR」「長所」などと矛盾がないようにする
【答え方の例】
私は、高校卒業後から4年間、婦人洋服店でアルバイト店員をしています。
勤め始めた頃は、自分からお客様に声をかけられず、店舗の売り上げが伸び悩んだ時期がありました。
「このままではいけない」と感じ、まずは接客業務ができるように、他の店員からコミュニケーション方法を学んだり、自分からお客様に声をかけていくように心掛けました。
次に、お客様の購買意欲を高めるために、手作りのポップを作成して商品をPRしたり、お客様の店舗内での行動を観察して、棚の配置を変えたり仕入れ商品の提案をしたりと、常にお客様目線で接客と販売を行いました。
その結果、お客様からの指名が増えて店舗の売上に貢献できたり、アルバイトリーダーになって新人の教育を行ったり、商品企画に参加する体験もできました。
また、コミュニケーション能力や向上心が高くなり、努力すれば結果が出ることも実感しました。
この経験は、お客様とのコミュニケーションを深めて、全体を見ながら企画や営業をしていく仕事に活かすことができると考えています。
2-4. なにか質問はありますか?
面接の最後に、面接官から必ず聞かれる質問です。
答え方によっては、企業が最も重視している、「職業意識・勤労意欲・チャレンジ精神」をアピールできます。
「特にありません」と答えてしまうと
- 当社に関心がない
- 働く意欲が感じられない
- 質問しようというチャレンジ精神がない
など、マイナスイメージに受け取られてしまうので、積極的に質問していきましょう。
事前にホームページや応募資料などで会社の情報を確認して、疑問に思ったことや聞きたいことを短く簡潔にまとめて、質問を準備しておきます。
数人で面接の場合は、事前に準備していた質問を他の応募者が先に聞いていしまうこともあるので、質問は何個か考えておきましょう。
また、面接官との会話中に気になったことを掘り下げて質問してみるのも、会社側に好印象を与えることができます。
POINT
- ホームページや応募資料などを調べてわかることは質問しない
- 質問したいことがたくさんあっても、質問数は2個程度で
- 待遇面の質問は控える
【答え方の例】
御社のホームページで、「女性リーダーを育成するためのプログラムがある」と拝見いたしました。
どのようなプログラムがあるのでしょうか?
他にも、フリーターの人が面接で聞かれる可能性が高い質問を、
で説明しています。
また、面接で好印象を与えることができる服装については、
で解説しているので、こちらもあわせて参考にしてください。
3. まとめ
フリーターの女性が、面接で聞かれる質問の答え方で大切なのは、面接官が知りたい情報を的確に、簡潔に伝えて好印象を与えることです。
ほとんどの企業で質問の傾向は同じなので、面接官に自分の熱意が伝わるように、自分だけの答え方を準備しておきましょう。
答え方を事前に準備しておけば、スムーズな受け答えができるだけではなく、面接への不安もなくなるでしょう。
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