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大学中退者におすすめ!正社員になれる紹介予定派遣
最終更新日:2024年9月3日
「紹介予定派遣」を知っているでしょうか。
派遣社員として働いた後に、正社員になれる新しい就職活動の仕組みです。
正社員として採用されやすくなったり、企業の労働環境を知ってから働けるなど、大学中退者にも役立つことがたくさんあるので、ここで紹介していきます。
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1. 紹介予定派遣とは
紹介予定派遣は最長6ヵ月までの期間、派遣社員として働いた後に企業側と派遣社員双方が合意すれば、社員になれる仕組みです。
新しい働き方なのですが正社員になるひとつの方法として注目されています。
通常の派遣に比べると歴史は浅いのですが、それでもすでに10年以上の実績があり、これまでに多くの方が紹介予定派遣を利用して正社員になっています。
大学中退をしてから直接正社員を目指して就職活動をするのもひとつ方法ですが、紹介予定派遣を経て正社員になる方法も選択肢の一つに加えてみましょう。
2. 大学中退者が紹介予定派遣を使うメリット
すでに正社員を目指して就職活動をしている人もいると思いますが、なかなか内定をもらえなかったり、そもそもどんな仕事がしたいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。
そういった問題を紹介予定派遣を利用すれば解決することができるので、紹介予定派遣のメリットをここから紹介します。
- 就職する前に労働環境を知ることができる
-
紹介予定派遣を利用すれば、正社員として働く前に「社風」「仕事内容」「職場環境」などを確認できます。
一般的な正社員を目指した就職活動では、内定をもらい入社するまで知ることができません。
そういったことから入社後に「聞いていた話と違った」と言って辞めていく人も少なからずいます。
しかし紹介予定派遣では、数ヶ月の間、派遣社員として働き、どのような職場環境なのかを前もって確認できるので、もし思っていた環境と違ったなら正社員になることを辞退できます。
逆に本人と企業両者が納得すれば正社員として入社することができます。 - 採用されるのが難しい企業にもチャンスが広がる
-
紹介予定派遣を利用すれば、通常の就職活動に比べて、大手など採用されるのが難しい企業にもチャンスが広がるケースが多いです。
通常の就職活動では書類選考や筆記試験、面接試験だけで、評価しなければならないため、学歴や資格の有無など分かりやすい指標だけで評価されてしまいます。
それ以外の「我慢強い」「継続力がある」「負けず嫌い」といった人柄や勤務態度のような、性格を評価する時間はありません。
そして大手になればなるほど、求められる学歴や資格が高度なものになります。
また採用後は解雇するのが難しいことから、企業が慎重になり評価が高い人でさえ不採用にする場合もあります。
しかし紹介予定派遣では、数ヶ月の派遣社員期間があるので、その間に履歴書では書けなかった性格や技術まで評価してもらえます。
また企業も社員を数ヶ月見てから採用するかを判断できるので、紹介予定派遣の門戸は広く開かれています。 - 派遣期間にも給料がもらえる
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紹介予定派遣では正社員入社するまでは派遣社員なので、一般的な派遣社員と同じく給料が出ますし福利厚生も同じです。
派遣会社によってはスキル向上のための各種講座やトレーニングを無料や格安で受けられる場合もあります。
派遣会社には派遣社員向けの講座やトレーニング、セミナーがたくさん用意されていて内容も充実しています。
一般的な派遣社員は派遣会社でスキルを身につけ、派遣先で即戦力として活躍することが期待されているので、こういった研修が充実しています。
紹介予定派遣になる前や最中に、ぜひ利用してみましょう。
ここまで見てきたように、紹介予定派遣を利用して就職活動を行うことには、通常の就職活動にはないメリットがたくさんあります。
3. 大学中退者が紹介予定派遣を使うデメリット
紹介予定派遣を利用することには、デメリットもあるので、ここで見ていきましょう。
- 正社員になる前に平均2~3か月の派遣期間がある
-
紹介予定派遣は最長で6ヶ月、平均で2~3ヶ月という派遣期間があるので、その期間分は就職活動が長引くことになります。
紹介予定派遣というシステム上仕方ないのですが、メリットである人柄や就業態度などを見てもらえることや、難関の企業の門戸が広いということと、どちらを取るのか考えなければいけません。 - 正社員になれない場合がある
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紹介予定派遣社員が入社したいと思っても、企業が正社員として働くことを認めなければ採用にならないということもデメリットといえます。
採用されなかった場合、さらに就職活動期間が長引きます。
しかし紹介予定派遣の実績を見ると、紹介予定派遣社員が正社員になることを断るケースが多く、企業側から採用を断るケースは多くないです。
4. 紹介予定派遣を利用する手順
ここまで紹介予定派遣についてシステムの紹介と、メリット、デメリットを見てきました。
ここまで読んで「紹介予定派遣で正社員を目指そう!」と思った人もいると思うので、これ以降では紹介予定派遣を利用する手順を紹介します。
4-1. 派遣会社への登録
紹介予定派遣社員も一種の派遣社員ですので、まずはじめに派遣会社に登録します。
「派遣会社に登録」ということが、どういうことなのかというと、通常の派遣社員の場合、派遣会社と雇用関係を結んで、派遣先で働くことになるので、派遣会社と雇用関係を結ぶ際に派遣会社の登録に行くのです。
紹介予定派遣でも同じように行われており、まず派遣の求人サイトで各種情報を記入して登録し、後日、派遣会社での登録をして正式な登録になります。
派遣会社に登録する際には、派遣システムについてのガイダンスが行われたりもしますので、紹介予定派遣についてもより詳しく知ることができるはずです。
そして、ここが派遣会社の特徴の一つなのですが、登録の際に適性検査やOAスキルチェック(ExcelやWordなどのスキルチェック)が行われるケースが多いです。
通常の派遣社員のスキルを知るための名残だと思うのですが、紹介予定派遣もそれを受ける必要がある場合があります。
そして、それらが終わった後に、どういった求人がほしいか、どういった職種、勤務時間、給料、福利厚生がよいのかなどのカウンセリングが行われ、全ての登録作業が完了します。
4-2. 紹介予定派遣の求人紹介
派遣会社への登録が終われば紹介予定派遣の求人を探すことになります。
求人の検索にはパソコンを使って自宅から行える場合や、カウンセラーと相談しながら、求人を紹介してもらう場合など色々な方法があります。
大学中退者は就職活動経験がない人も多いので、カウンセラーについてもらって、どのような求人がよいかや面接のやり方までアドバイスをもらうとよいでしょう。
一人で就職活動をするよりも、相談しながら進めるほうが働き出してからの満足度も高くなるはずです。
4-3. 紹介予定派遣先での面接
通常の派遣では事前面接が禁止されているのですが、紹介予定派遣では後に正社員になる可能性があることが前提ですので、面接が行われています。
紹介予定派遣で面接に参加できた場合、登録した各種情報を先方が確認して面接に進ませているので、スキルや学歴といった部分には問題がないということになります。
ですので面接の際には、ビジネスマナーや受け答えでの的確さなどに注意しておきましょう。
紹介予定派遣の面接では、派遣会社の営業の人などが同席する場合が多いので、通常の面接よりは安心して面接に挑めるはずです。
しかしフランクになりすぎず、普通の面接と同じように礼儀正しく対応しましょう。
4-4. 紹介予定派遣社員として働き出します。
面接が通れば就業開始日から働き出します。
平均すると2~3ヶ月ほどで企業と紹介予定派遣社員、両者の正社員希望の確認が行われています。
それまでの期間は、企業が紹介予定派遣社員をチェックする期間というだけでなく、紹介予定派遣社員が企業をチェックする期間でもあります。
ですので、
- 今後その企業で長く勤められるか
- 人間関係や社風
- 仕事内容
- 必要スキル
など気になることは全て確認しておきましょう。
そして、もちろん自己アピール期間でもあるので仕事で存分に力を発揮しましょう。
企業側がチェックするのは、
- 就業期間中の勤務態度
- 人間関係を良好に築けるか
- 技術や知識を身につけていけるか
などです。
これらのことは面接で確認することが難しい部分ですので、紹介予定派遣期間にこの点に配慮して勤務するようにしてください。
4-5. 正社員へ雇用切り替え
紹介予定派遣としての就業期間を無事乗り切り、両者が正社員になることに合意すれば、正社員に雇用切り替えすることになります。
切り替えが決定すると、正社員として内定となり、採用された企業で正社員として働き出すことになります。
ここまで通常の就職活動に比べ時間がかかる場合もありますが、正社員切り替え後の満足度は高く離職率も低いです。
5. まとめ
大学中退者に限らず、就職活動で不利な立場にある人や一度就職して離職し次の企業では長く働きたい人など、さまざまな人が紹介予定派遣制度を利用しています。
メリットがたくさんある紹介予定派遣ですが、デメリットの部分もよく理解して利用してみてください。
紹介予定派遣の求人を探す場合は求人が豊富にそろった、
などを利用してみてください。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
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