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大学中退者のための筆記試験対策
最終更新日:2024年6月12日
大学中退者は履歴書や面接では少し不利になる可能性があるので、筆記試験ではよい点数を取って、少しでもよい印象を残しておきたいものです。
ここでは「筆記試験の種類」の紹介や「よく利用されている筆記試験の出題傾向」などについて解説していきます。
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1. 筆記試験の種類
企業の採用選考で利用されている主な筆記試験には、以下のものがあります。
- SPI試験
- 一般常識テスト
- 内田クレペリン検査
- SCOA試験
- CAB試験
- GAB試験
- GFT試験
筆記試験には、応募した企業で行う筆記試験と、指定された会場(テストセンター)で受験する試験があり、テストセンターで試験を受けた場合は、試験結果を応募企業に持って行くことで筆記試験の代わりにします。
これ以降では、よく利用されている筆記試験の詳細を見ていきましょう。
1-1. 多くの企業で使われている「SPI試験」
「SPI試験」は日本国内では最も多くの企業が利用している筆記試験です。
SPI試験の内容は大きく分けると「能力テスト」と「適性テスト」の二種類から出題されます。
- SPI能力テスト
-
SPI試験の能力テストは「言語問題」と「非言語問題」に分かれます。
言語問題では「二語の関係」や「語句の用法」「長文読解」など国語の分野が出題されます。
非言語問題では「料金の割引」「代金の精算」「グラフと領域」など算数や数学の分野の問題が出題されます。
説明を聞くと少し難しく感じますが、問題の難易度は中学生レベルの出題が多く、出題パターンもだいたい同じことが多いので、対策本を何度か解いておくとよい点数が取れます。 - SPI適性テスト
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適性テストは性格検査とも呼ばれ、面接だけでは分からない応募者の人となりを見る検査です。
質問は約300問あり、それに対して自分の考えに一番合う答えにチェックをしていきます。
適性テストの結果は、企業風土に合うか、社内のチームワークに馴染んで働くことができるのかといった採用時の判断材料に使用されます。
また採用後の配属部署の選定に使用する企業も多くあります。
今現在、SPI試験は、改良が進められて「SPI3」までバージョンが進んでいて、本屋に行けば「SPI3対策」というような対策本がたくさん見つかるので、最新のものを購入して勉強しておくとよいでしょう。
SPIについては、以下の記事でより詳しく解説と問題例を紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
1-2. 企業がオリジナル作成した「一般常識テスト」
「一般常識テスト」とは、それぞれの企業がオリジナルで作成した筆記試験のことを言います。
一般常識テストでは「英数国社理」の基礎的な知識を問う問題や、時事問題や文化、スポーツについての問題も出題されます。
問題の出題パターンが分かっているSPI試験などと違い、企業によって違いがあるので戸惑う人も多いかもしれません。
しかし一般常識テストは中学生レベルの問題が多いので、難解な問題は少なく、対策をしっかり行えば高得点がねらえます。
その年の採用で予想される問題をまとめた本を一通り解いたり、隙間時間にアプリを使って対策をするのがおすすめです。
また時事問題対策として新聞やTVなどのニュースに日頃から目を通して情報収集をすることも大切です。
時事問題については、以下の記事で対策方法を解説しているのでチェックしてみてください。
1-3. 性格検査のひとつ「内田クレペリン検査」
「内田クレペリン検査」とは、就職試験で使用される性格検査の一つです。
1列に並んだ1桁の数字を延々と足していく検査で、テスト時間は間の5分休憩を合わせて合計35分間です。
この検査では回答量や回答のテンポ、正答率などから応募者の性格を診断されており、ストレス耐性や集中力などが分かるとされています。
1-4. テーマに沿って意見を述べる「小論文」
小論文を出題する企業の中には、試験場所で時間内に小論文を書かせる場合と、自宅で書いて持参させる場合があります。
文字数は企業によってまちまちですが、多すぎても少なすぎても良くありません。
少なくなる場合でも、指定された文字数の8割程度は埋めるようにこころがけましょう。
小論文は、作文と違い客観的な事実に基づいて意見を述べることを求められています。
書き方にもコツがあるので、事前に書き方の勉強をしておくことをおすすめします。
1-5. 難易度の高い「SCOA試験」
「SCOA試験」の内容は、SPI試験と同じく「能力テスト」と「性格テスト」から出題されます。
SCOA試験の能力テストは、数学、国語、英語、推論、理科、社会の5科目から出題されます。
SPI試験との違いは、能力テストの科目数が多く、内容もSCOA試験の方が難しいところです。
大手企業や、市役所試験などでよく使用されています。
1-6. IT業界で使われている「CAB試験」
「CAB試験」は、IT業界やコンサルティング業界でよく使われている筆記試験です。
CAB試験で出題される問題は「暗算」「法則性」「命令表」「暗号」と「性格テスト」の5つです。
IT業界などで必要な計算能力や論理的思考、推論などといった能力が試されます。
これらの問題も毎回同じ傾向の問題が出題されることが多いので、事前に対策本を買って勉強しておくと、高得点をねらうことができます。
CAB試験では、中学生から高校1年生レベルの問題が出題されます。
1-7. 総合職採用で使われている「GAB試験」
「GAB試験」とは、新卒総合職の採用でよく使用されているテストです。
能力テストと性格テストの2つに分かれており、営業や開発などどういった職種が合っているのかを診断されています。
GAB試験のWEBテスト版は「玉手箱」と呼ばれており、企業によっては「GAB試験」と呼ばずに「玉手箱」という試験名で出すことがあります。
1-8. 大手企業で使われている「GFT試験」
「GFT試験」とは大手企業でよく使われているテストで、内容に関する情報開示があまりされていない試験です。
大手企業には毎年たくさんの応募者が集まります。
応募者全員と面接する訳にはいかないので、応募者を足切りするためにこの試験が使われていることが多いです。
テスト内容は「言語検査」「英語」「計数検査」で、テスト時間は合計40分程度です。
2. 筆記試験の結果は、採用選考での評価にどれくらい影響するのか?
2-1. 中途採用では履歴書と面接結果を重視している企業が多い
新卒採用の場合、応募者が多く足切りが必要になるため、筆記試験の結果が合格点に達していない場合は面接を受けることさえできないという場合があります。
しかし中途採用の場合は、履歴書と面接結果を重視している企業が多く、筆記試験の点数が悪いからという理由で面接さえ受けられないということはほとんどありません。
中途採用では、これまでの職歴や実績を採用の判断材料にするからです。
ただし大学中退者のように社会人経験は浅いが新卒でもないという場合は、筆記試験の結果と面接内容を照らし合わせる場合があります。
面接官の判断と違いはないか、面接では判断できない別の人間性はないかなど、多面的に人物判断するためです。
2-2. 筆記試験の結果が極端に悪いと採用を見送られることも
企業や職種によって筆記試験の重要度は異なりますが、面接を重視している企業でも、筆記試験の結果が極端に悪いと採用を見送られる可能性があります。
特に「現在の総理大臣の名前をフルネームで書け」といった常識問題や、小学生レベルの簡単な問題が解けないなどは印象が極めて悪くなります。
また最終選考で甲乙つけがたい2人から1人を選ぶ際などは、採用関係者の意見が分かれることがあります。
その際筆記試験の結果は重要な客観的資料となります。
履歴書は就職エージェントなどに相談すれば良い文章になりますし、面接では応募者の本質を見抜けない場合もあるからです。
筆記試験で不採用にならないためにも、事前に対策を行っておきましょう。
2-3. 筆記試験の中の「性格検査」は面接の補足資料として使用される
性格検査はSPI試験のように筆記試験の中に性格検査が含まれているものや、内田クレペリン検査のように性格検査だけのものがあります。
性格検査の結果は面接だけでは分からない応募者の人物像を知ることや、面接での印象と違いはないかといったことを確認するための補足資料として使用されることが多いです。
性格検査では「自分を良く見せようとしている」といったことも結果に反映されるので、自分を良く見せようとせず、素直に答えることが一番大切です。
中途採用で筆記試験を行う企業のうち、約90%もの企業がこの性格検査を取り入れています。
3. まとめ
ここまで簡単ではありますが、採用選考で利用されている筆記試験を紹介しました。
履歴書や面接は、相性や運で評価が変わる場合がありますが、筆記試験は実力がそのまま点数に出ます。
筆記試験の結果が良いと「大学を中退していてもこれまできちんと勉強してきた人だな」「ここまで筆記試験対策を行うほど正社員として働きたいんだな」と前向きな印象を残せます。
また筆記試験の問題の傾向は大体同じなので、対策をしている人と、していない人で大きく点数の差が出ます。
応募する予定の企業で行われている筆記試験を調べて、対策本で勉強をしておきましょう。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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