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SPI3試験ってどんな筆記試験?
最終更新日:2022年10月27日
SPI3試験は、リクルートキャリアが制作している筆記試験です。
筆記試験の中では日本で最も利用されている試験で、年間約11,100社もの企業がSPIを利用しています。(2015年時点)
おそらく皆さんも就職活動をはじめれば、SPI3の筆記試験問題を解くことになるでしょう。
ここでは、SPI3試験がどのような試験なのかについて詳しく解説します。
1. SPI3試験は適性テストと能力テストから構成されている
SPI試験は、大きく分けると適性テストと能力テストの2つから構成されています。
- 能力テスト
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能力テストは、言語と呼ばれる国語能力をはかる問題と、非言語と呼ばれる数学能力をはかる問題からなります。
出題問題は中学生レベルですが、問題数が多く制限時間内に全問解けないことも少なくありません。
毎年同じ傾向の問題が出題されるので、対策本などで勉強することをおすすめします。 - 適性テスト
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適性テストは性格検査とも呼ばれていて、いわゆる心理テストのようなものです。
約300問もの質問から、応募者の性格の傾向や適性のある仕事を測定する検査で、面接だけでは分からない応募者の人となりを知ることを目的としています。
受験者の中には、企業の求める人材像を把握して、その人材に合わせた性格に合うように回答をする人もいます。
しかし、性格検査は将来配属先を決める際にも利用される可能性があるので、性格を偽ってしまうと性格に合わない配属先に配属される可能性もあります。
性格検査については、以下の記事でも解説しているので、後でチェックしてみてください。
性格検査の重要度と好印象な答え方
2. SPI3試験の受験方法は4つある
- テストセンター
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専用会場に行き、パソコンで受験する方法です。
テストセンターで受験した場合、試験結果を別の企業にも使いまわすことができるため、何度も筆記試験を受験する手間が省けます。
企業側も筆記試験にかかるコストを削減できるという点から、SPI試験で一番使用されている受験方法です。
テストセンターは、応募した企業とは別会場で行うので、受験票と身分証が必要になります。
受験票と身分証のどちらを忘れても受験できないように厳しく決められているので、テスト日には持ち物の確認を忘れないようにしましょう。
また、遅刻に対しての対応が厳しく、1分でも遅れると会場に入れないので、早めに家をでるようにしましょう。 - WEBテスティング
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自宅のパソコンを使って受験する方法です。
受験者は自宅に居ながらテストを受けられ、企業側にとってもコストが抑えられるというメリットがあります。
しかし、受験者に代わって別の人が受験していても分からないという危険性から、使用率は約20%程となっています。 - ペーパーテスティング
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マークシートに記入していく形式で、企業内の会場で行われます。
近年はパソコン受験が主流となっているため使用率は少なく約14%です。 - インハウスCBT
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企業内のパソコンを使って受験する方法です。
企業内にSPIを受験できるパソコンを用意できる企業が少ないので、この受験方法はほとんど使用されていません。
3. SPI3能力テストの特徴
3-1. 一問ごとに制限時間が決められている
パソコンで受験する場合、一問ごとに制限時間が決められているのがSPI試験の特徴です。
画面には一問だけ表示され、答えを選ぶと次の問題に進めるようになっています。
制限時間を過ぎてしまった場合、強制的に次の問題へ進みます。
この時何もマークできていないと減点になり、前の問題に戻ることもできません。
SPI試験では、未回答と間違えた回答に採点の差はないそうなので、答えを考える前にとにかく適当にマークしておくというのも一つの手です。
3-2. 回答状況によって問題の難易度や問題数が変わる
SPI試験をパソコンで受験する場合、受験者の回答状況によって問題の難易度や問題数が変わります。
正答率が高くなると問題の難易度も上がっていくので、正解するごとに制限時間内に解くことが難しくなります。
テストセンターでの受験は何度も受けることができますが、出題される問題の難易度が変わるので、次の試験ではより問題が難しくなる可能性があります。
そのため、何度も受けたからと言って毎回結果が良くなる保障はないのです。
3-3. 試験結果は教えてもらえない
SPI試験の結果は自分には教えてもらえません。
得点ではなく偏差値として計算され、自動的に企業に送られます。
テストセンターの結果は使いまわしができますが、結果が分からないのであまり良くない結果を提出してしまう可能性もあります。
4. SPI3での問題例
SPI3の問題がどのようなものかを把握するために、ここに問題例を用意しました。
問題の後の空白の下に回答を用意しているので、回答を見る前に問題を解いてみてください。
4-1. 非言語の問題例
KとLの2人が、1周24kmの無人島をオートバイで走る。
Kは時速46km、Lは時速34kmで一定の速度で走る。
問題:KとLは同じ場所から反対方向に同時に走り出すと、2人が再び出会うためにかかる時間は何分か。
A:10分
B:18分
C:19分
D:20分
E:25分
F:35分
G:49分
H:55分
I:1時間
J:AからIのいずれでもない
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答え:かかる時間がXとして、
(Kの時速×Kの時間)+(Lの時速×Lの時間)=1周の距離
(46×X)+(34×X)=24
80X=24
X=3/10時間=18分
4-2. 言語の問題例
下の2語の関係と等しい関係となるように、右の空欄に入る語句を選び、記号で答えなさい。
[バラ:植物]=[犬:?]
A:ペット
B:動物
C:生物
D:鉱物
E:植物
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答え:B
問題内容としては、中学から高校初級レベルの知識があれば回答できる問題が多いです。
問題傾向は、試験によって大きく変わることはないので、対策をすれば点数を上げやすい試験でもあります。
まとめ
SPI3試験は、対策をした人としなかった人で大きく差が開く試験です。
出題問題は中学生レベルなので、勉強すれば十分高得点が狙えます。
対策本を一冊購入してしっかり対策しておきましょう。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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