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最終更新日: 2024年10月10日
大学中退者の正社員就職方法。おすすめ13職種と求人、体験談も紹介
「大学中退をすると正社員就職できない」と言われることもあり、中退後の人生に不安を感じる人が多いです。
しかし2024年現在、多くの企業で若者が不足しているので、経歴より将来性に期待して採用する企業が増えています。
そのため大学中退者の就職活動の現状を把握し、一つ一つ対策すれば大学中退者も正社員就職できます。
この記事では企業の採用担当者数百名と情報交換してきた経験を元に、大学中退者の就職が厳しい7つの理由と、大学中退者が正社員就職するための方法やコツを解説します。
また大学中退者におすすめの職種13選と求人情報、大学中退後に選べる主な進路、大学中退後に就職した人の体験談も紹介するので参考にしてください。
※本記事は一部プロモーションを含みます
大学中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
※ランキング調査期間:2024年4月1日~2024年5月1日
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目次
- 大学中退者の正社員就職率は33.9%!男女別の就職率は…
- 大学中退者の正社員就職が厳しい7つの理由
- 大学中退者が応募できる正社員求人を見つける方法
- 大学中退者が正社員就職するための10のコツ
- 大学中退をした女性は就職で不利になる?
- 大学中退者は資格なしでも就職できる?
- 大学中退後に就職した先輩の体験談30件
- 大学中退してよかったと思っている人は、こんな人!
- 【男女別】大学中退者が就職している職種
- 大学中退者におすすめの職種13選と求人情報
- 大学中退後に選べる主な進路
- 大学中退と高卒では、どちらが就職に有利?
- 大学中退者の「大学中退率」と「大学中退理由」
- 大学中退した学年別の割合
- 大学中退者が就職した時の給料額【アンケート結果あり】
- 10代の大学中退者は就職で不利になる?
- 有名大学を中退したら就職で有利になる?
- 大学中退者は離職率の高い業界を避けるべき?
- 大学中退者は就職する際に中退の証明書が必要?
- まとめ
1. 大学中退者の正社員就職率は33.9%!男女別の就職率は…
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「大学等中退者の就労と意識に関する研究」によると、2012年に20~29歳の大学中退者の正社員就職率を調査したところ以下のような結果がでました。
- 男性 35.3%
- 女性 30.1%
- 男女計 33.9%
同じ年齢の大卒の正社員就職率は、
- 男性 67.3%
- 女性 70.8%
- 男女計 69.1%
ですので大卒と比べると半分程度しか正社員就職できていません。
この結果には就職活動をしていない人も含まれるので、就職活動をした人だけでデータを取ればもう少し就職率は上がるはずです。
しかし大学中退者の、
- 男性 42.9%が非正規雇用、14.1%が未就業
- 女性 53.3%が非正規雇用、13.2%が未就業
ですので男性の57%、女性の66.5%は正社員になれていない現実があります。
上記調査の高卒の正社員就職率は以下のようになっています。
- 男女計 62.4%
- 男性 67.8%
- 女性 56.5%
大学中退者は高卒の人よりも就職率が低いことがわかります。
2. 大学中退者の正社員就職が厳しい7つの理由
大学中退者の正社員就職はなぜ厳しいのか「中退後の就職活動での困難・不利益」について調査した結果から探っていきましょう。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 104)」2015年5月
大学中退者が就職活動で最も困難に感じていたのは、学歴が原因で求人に応募できなかったり、選択できる職業や企業規模が限定されたりすることです。
また面接で大学中退理由を聞かれて適切な返答ができずに困難を感じている人が多いこともわかります。
ここからは上記のアンケート結果を踏まえて、大学中退者の正社員就職が厳しい7つの理由を見ていきましょう。
2-1. 最終学歴が高卒なので「大卒以上」の求人に応募できない
【大学中退をした、ゆうさんの体験談】
やはり中退なので4年制卒業と履歴書にかけないことから大卒以上の求人をだしている受けたい企業に応募できなかったことが厳しかったです。やはり面接官の見るべきところは学歴がありました。
「大学中退後に就職した先輩の体験談30件」より
最終学歴は「最も高い水準の教育機関を卒業した経歴」を表すので、大学中退者の最終学歴は「高卒」です。
応募条件が「大卒以上」や「専門卒以上」「高専卒以上」の求人に応募できないので、大卒に比べると応募できる求人が少なくなります。
特に大企業や専門性の高い職種の求人で学歴条件を高くしているので、そのような仕事で働くことは難しくなります。
大学中退者が大卒扱いになることも
リクルートエージェントの「人事担当者に聞く「大学中退者の扱い」は?」によると、71%の企業が大学中退者を高卒として扱います。
一方で12.3%の企業は大卒として扱い、16.7%の企業は「大学での在籍期間」や「人物評価」などによって学歴を決定します。
つまり大学中退をしても3割近くの企業が大卒扱いにする可能性があるということになります。
求人応募の段階で「大卒以上」の求人に応募できることは少ないですが、中には応募を認めてくれる企業もあるので就職したい企業があれば事前に問い合わせてみましょう。
入社後に大卒や短大卒扱いにしてもらえれば、高卒者よりも昇格や給与面で優遇してもらえる可能性があります。
2-2. 新卒採用に参加するのが難しくなる
【女性/24 歳/大学中退者の体験談】
新卒入社しないとこんなにも会社に入りづらいものなんだと思った。大学卒業してないと、応募要件にもならない企業が多くて残念だった。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 180)」2015年5月
大学中退者は卒業見込みの学生を主な対象とした、新卒採用の求人への応募も難しくなります。
新卒採用は以下の特徴があるので、正社員経験のない人が就職するのに最も有利な採用であるといわれます。
- 毎年多くの企業が4月入社を目標に大量の新卒採用求人を出す
- 正社員経験がないことを前提として将来性に期待して採用する
- 大手を中心に新卒枠でないと入社が難しい企業が結構ある
厚生労働省の「青少年雇用機会確保方針」により、学校を卒業後3年以内は新卒枠に応募できるようにすると決めたので、高校卒業から3年以内の大学中退者は高校の新卒枠に応募できます。
しかし大学は卒業していないので大学の新卒枠には応募できません。
また高校卒業予定の新卒は学校から企業に推薦してもらうことが多いので、大学中退者が高校の新卒枠に応募できるようになっても、活用できる求人は少ないです。
応募できる求人を見つけても高校卒業予定の学生と比べられると、中退しているマイナスイメージがあることや年齢が高くなっていることから不利になります。
2-3. 仕事を継続する力がないと思われる
【大学中退をした、ゆりなさんの体験談】
面接官の方に「大学卒業していないでお仕事は真面目に出来るの?」ときつい言葉を頂いたので就職活動は困難だと思いました。
「大学中退後に就職した先輩の体験談30件」より
大学中退にはさまざまな事情があることは、企業の採用担当者も分かっていますが、
「大学を途中で辞めたように仕事も辛い状況になるとすぐに辞めるのではないか」
と仕事を継続する力がないことを不安視されます。
企業は正社員の採用活動や人材育成にたくさんの時間と費用をかけているので、企業に貢献する前に辞められると、その人に費やした時間と費用が無駄になります。
そのような事態を避けるために、大学中退者のような早期離職の可能性が高い人材の採用に慎重になる企業が多いです。
2-4. 大学中退理由を面接で必ず聞かれる
【大学中退をした、ファティーさんの体験談】
高卒と言う肩書に加えて中退と記入した履歴書を見て、面接官からその理由を聞かれることが多かったです。大学中退の理由が、在籍していた学科の勉強に興味を無くしたと言えず、説明に困りました。
「大学中退後に就職した先輩の体験談30件」より
大学中退者にネガティブなイメージを持つ面接官は多いので、面接では大学中退理由についてほぼ100%質問されます。
大学中退理由を通して、
- 「大学中退と同じ理由で仕事を辞めないか」
- 「責任を持って仕事に取り組めるか」
- 「応募者の考え方や人柄」
などを確認されます。
しかし中退理由が後ろ向きな理由だったり、本人が大学中退したことを後悔していたりして、面接でポジティブな印象を与える回答ができず採用に至らないケースが多いです。
2-5. 中途採用求人に応募するので即戦力が求められる
【男性/21 歳/大学中退者の体験談】
新卒であれば未経験で当たり前だが、中途採用しかないので、経験有無の壁が大きい。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 183)」2015年5月
大学中退者は新卒採用の求人に応募するのが難しくなるので、中途採用の求人に応募することが多いです。
しかし中途採用求人の多くは以下のような特徴があります。
- 欠員補充を目的としているので募集人数が少ない
- 人材育成にかかる時間とコストの削減や、自社にない新しい知識の獲得を目的に、即戦力の経験やスキルを求める企業が多い
ほとんどの大学中退者はアピールできる経験やスキルを持っておらず、企業が求める人材とマッチし難いためなかなか採用に至りません。
同じ求人に応募しているライバルが経験者であることも多く、経歴に差がある状態で就職活動しないといけないことも、大学中退者の就職を難しくしています。
2-6. 中退後に空白期間ができる
【大学中退をした、リッツさんの体験談】
大学を中退してから就職活動を始めるまでに期間が空いてしまったので、劣等感はもちろん、面接試験で「大学を中退していた期間は何をしていたのですか?何かを目指して勉強していたのですか?」という面接官の常套句に、自信を持って答えられないことが多々あり、就職活動を始めて最初の頃は、なかなか内定をもらえませんでした。
「大学中退後に就職した先輩の体験談30件」より
大学中退者は就職先を決めずに退学する人がほとんどですので、大学中退後にニートやフリーターをしている人がたくさんいます。
ニートやフリーター期間は空白期間と呼ばれ、就職活動では以下のように思われて印象がよくありません。
- 「計画性がない」
- 「仕事への意欲がないのでは」
- 「採用に至らない理由があるのでは」
面接では、
- 「その期間何をしていたのか」
- 「なぜ正社員就職しなかったのか」
といったことを聞かれます。
実際のところ深く考えずなんとなく生活していたり、何度か就職活動をしたものの就職が決まらなかったりした人が多いですが、面接でそのまま伝えると悪い印象を与えて採用につながりにくくなります。
アルバイトは正社員の補助的な業務が多く正式な職歴とみなされないため、フリーター期間は空白期間になります。
フリーター期間は長ければ長いほど、正社員就職に成功する人の割合は低くなるので早めに就職活動をはじめることが大事です。
2-7. 大学の就職支援を受けられず相談できる人が少ない
【女性/21 歳/大学中退者の体験談】
就職活動の仕方が分からなかった。相談出来る相手がいなかった。知識不足。自信が持てず、面接を受ける勇気が出なかった。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 179)」2015年5月
大学在学中の就職活動では、大学で就職活動の講義が行われたり、面接対策や履歴書対策、個別の進路相談などさまざまなサポートが受けられたりします。
特定の大学に向けて求人を提供する企業もあるので、そのような求人を大学から紹介してもらえれば採用されやすくなります。
また周囲の友人も就職活動をしているので、悩みや情報を共有できます。
一方で大学中退すると、
- 大学のサポートが受けられない
- 周囲に就職活動をしている人が少ない
- 大学から求人紹介してもらえない
ことから就職活動の情報が不足しがちです。
このような就職活動情報が不足すると、対策が充分できないために長所をうまく伝えられなかったり効率的な就職活動ができなかったりして、なかなか採用にいたりません。
3. 大学中退者が応募できる正社員求人を見つける方法
大学中退者は学歴が原因で応募できる求人を見つけるのが難しいために、就職活動に苦戦している人が多いです。
そこで、ここからは大学中退者が応募できる正社員求人を見つける方法を解説していきます。
3-1. 大学中退者に強い就職エージェントで就職支援を受ける
大学中退者は基本的に一人で就職活動を行うので、
- 大学中退者が応募できる求人を見つけられない
- 大学中退者を歓迎していない求人に応募している
- 情報不足で万全な対策ができない
ことから不採用が続き挫折するケースが多いです。
そのような事態を避け早くスムーズに内定を得るためには、大学中退者の就職に強い就職エージェントで就職支援を受けることが大切です。
大学中退者の就職に強い就職エージェントでは、「大学中退」「未経験」に理解がある企業の求人を紹介してくれるので、自分で中途採用求人を探すより圧倒的に内定を得やすくなります。
他にも就職活動に慣れていない大学中退者に役立つ、
- 履歴書添削や模擬面接などの就職活動サポート
- カウンセリングで応募者の希望条件の明確化、不安解消
などをすべて無料で受けられます。
ここからは大学中退者の就職に強い就職エージェントの中でも、利用者の満足度が高いエージェントを人気順に3つ紹介します。
現在はどの就職エージェントもオンラインでサービスを提供していて、気軽に利用できるので、いくつか利用して相性の良いエージェントを見つけましょう。
- ジェイック就職カレッジ
-
ジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(大学中退者に限ると90.7%)、就職先定着率91.5%の実績を出している、大学中退者やフリーターの就職に特化した就職エージェントです。
ジェイック就職カレッジでは、大学中退者が応募できる、全国各地の多様な職種の求人を紹介してもらえます。
紹介求人は、ブラック企業を排除した優良企業の正社員求人のみなので、正社員として安定して働き続けられます。
ジェイック就職カレッジの大きな特徴として、就職エージェントの中で唯一大学中退者に特化した就職講座が用意されていることがあります。- 大学中退者向けの履歴書、面接対策
- 大学中退者が就職活動でつまづきやすいポイントの解説
- ビジネスマナー対策
大学中退者の内定率を飛躍的に高めてくれるサービスになっているので、ぜひ活用してみましょう。
ジェイック就職カレッジの店舗
・東京本社
・新宿支店
・池袋支店
・東北支店(宮城県)
・名古屋支店
・大阪支店
・九州支店(福岡県)(2024年8月現在)
店舗がある地域の求人は、特に豊富にそろいます。
また、千葉、兵庫、岡山、札幌、山口でも期間限定で就職支援を受けられる場合があります。
- 第二新卒エージェントneo
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第二新卒エージェントneoは、20代(19歳~29歳)に特化した就職・転職支援を行うエージェントです。
第二新卒とは、一度企業に入社したものの短期間で離職した人を指しますが、そのような仕事経験の浅い人の転職サポートを行っています。
第二新卒以外にフリーターや内定を得ないまま学校を卒業した既卒者などの就職支援も行っており、このような職務経験のない人の就職支援実績だけで10,000人を超えます。
仕事経験の浅い人や職務経験のない人向けに、安心して働き続けられる企業の紹介や、一人一人に合わせた履歴書、面接対策を行ってもらえるので、大学中退者にも役立つ人気のサービスです。
第二新卒エージェントneoの店舗
・東京本社
・大阪支社
・名古屋支店
・福岡支社(2024年8月現在)
店舗がある地域の求人は、特に豊富にそろいます。
- ハタラクティブ
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ハタラクティブは、業界トップクラスの2,300件以上の未経験者向け求人を保有し、就職率80.4%の実績を出している、未経験者向けの就職エージェントです。
カウンセリングが丁寧なので、まだ希望職種を絞れていない人の相談や、希望条件に合った求人紹介に定評があります。
ハタラクティブは、他の就職エージェントに比べて、大手企業への就職に強いという特徴もあります。
正社員登用を前提とした求人がメインではありますが、派遣社員や契約社員の求人も扱っているため、正社員希望の人は事前にその旨を伝えておくとよいでしょう。
ハタラクティブの店舗
・渋谷支店
・池袋支店
・大阪梅田支店
・横浜支店
・名古屋支店
・福岡支店(2024年8月現在)
これらの地域にお住いの人や、これらの地域に就職したい人は利用してみるとよいでしょう。
その他の就職エージェントや求人サイトを以下の記事で紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。
大学中退者におすすめの就職サイト(就職エージェントと求人サイト)17選
3-2. 転職エージェントと就職エージェントを使い分ける
エージェントには就職エージェントの他に「リクルートエージェント」や「doda」などの転職エージェントがあります。
転職エージェントは正社員などの経験者でキャリアチェンジを考える人を主な対象としており、以下の特徴があります。
- 経験者向けの求人が豊富
- キャリアアドバイザーから経験者の転職相談に適切なアドバイスをもらえる
そのため大学中退後に正社員などの経験がある人は、転職エージェントの利用もおすすめです。
しかし経験者向け求人に比べると未経験者向け求人は少なく、利用者に大学中退で未経験の人があまりいないため、このような人に適切なアドバイスができるキャリアアドバイザーは少ないです。
一方就職エージェントは新卒や既卒者、中退者などを主な対象としているので、
- 未経験者向け求人が多い
- 大学中退者の事情に詳しいキャリアアドバイザーが多い
ので正社員などの経験がない大学中退者は就職エージェントの利用がおすすめです。
就職エージェントは就職後早期退職した第二新卒者も対象としているので、仕事経験の浅い若者に適した求人も豊富です。
ですので就職後3年以内に転職する場合も就職エージェントを活用できます。
3-3. 中途採用枠で求人を探す
就職エージェントでも求人を紹介してもらえますが、求人サイトにはより多くの求人を掲載しているので、併用するのが効果的です。
求人サイトには2つの種類があります。
- 新卒求人サイト:主に卒業予定の学生を対象に新卒採用求人を掲載
- 転職求人サイト:転職者向けに中途採用求人を掲載
大学中退者は新卒採用求人への応募が難しいので、新卒求人サイトはあまり役立ちません。
一方転職求人サイトは転職者向けのため、職歴がない大学中退者は利用できないと思いがちです。
しかし実際には「未経験歓迎」の求人が多く、フリーターや既卒のように正社員経験がない人も応募し採用されています。
そのため大学中退者は中途採用の求人に応募した方が、早く就職が決まりやすいです。
3-4. 大学中退者におすすめの求人サイトを利用する
求人サイトにはたくさんの種類がありますが、大学中退者に合った求人サイトを利用することが大切です。
ここでは大学中退者におすすめの求人サイトを3つ紹介します。
- リクナビNEXT
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リクナビNEXTは、全国各地の求人を18万件以上、未経験者歓迎の求人だけで5万7千件以上掲載している求人サイトです。
求人数が多いので、学歴が原因で応募できる求人が限られてしまう大学中退者にとてもおすすめです。
スカウト機能も用意されているので、大学中退者はプロフィールとしてアルバイト経験を書いて登録しておけば、企業側からオファーが届きます。
オファーがきた求人は書類選考なしで面接に進めるので、リクナビNEXTを利用する場合は忘れずに登録しておきましょう。
- はたらいく
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もう一つのおすすめ求人サイトは、リクルートが運営する地方求人に強い求人サイトの「はたらいく」です。
掲載されている求人の約5割が従業員数50名以下、約6割が「転勤なし」もしくは「同じ都道府県内での転勤」となっており、他の求人サイトでは載っていないような地元の求人と出会えます。
はたらいくには「せきらら求人」という項目があり、例えば「年末は繁忙期で残業が多く大変だが、耐えてほしい」など、企業の本音が書かれているので、働き方がイメージしやすいと好評です。
応募の際に必要な自分の登録情報を使いまわすことができるので、毎回入力する手間が省けるのも魅力の一つです。
- en転職
-
en転職は、日本最大級の転職求人サイトです。
求人数が非常に豊富ですので、全国各地、さまざまな職種の求人を探すことができます。
企業を取材して得られた情報が掲載されているサイトですので、社内や社員の雰囲気を感じることができる情報が得られます。
検索機能も充実していることから、「社会人未経験歓迎」や「学歴不問」の求人を検索することで大学中退者も応募できる企業が見つかるはずです。
その他の求人サイトや就職エージェントを以下の記事で紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。
大学中退者におすすめの就職サイト(就職エージェントと求人サイト)17選
3-5. 「未経験歓迎」「学歴不問」「高卒以上」の求人を狙う
大学中退者で職種経験や正社員経験がない場合は、
- 「未経験歓迎」
- 「未経験可」
といった記載がある求人への応募がおすすめです。
中途採用では職種経験者や正社員経験者を募集している求人も多いですが、そのような求人に応募しても、経験者のライバルに経歴で大きな差を付けられてしまいます。
一方で「未経験者歓迎」の求人には、
- 初心者でも始めやすい仕事
- 「若手を一から育てたい」と考えて研修制度やサポート体制を充実させている仕事
が多いので職種未経験・正社員未経験でも採用される可能性が高いです。
また大学中退者の最終学歴は「高卒」ですので、学歴条件に
- 「学歴不問」
- 「高卒以上」
の記載があるかもチェックしましょう。
学歴条件が「学歴不問」や「高卒以上」の求人では、学歴よりも人柄や熱意を重視していることが多く、応募者自身をしっかり見てくれるので大学中退者も採用されやすいです。
3-6. 「大学中退可」の求人を狙ってみる
以前に大学中退が社会問題となりTVなどで取り上げられたり、若者が減って人材不足の企業が増えたことから、求人に「大学中退可」や「大学中退歓迎」と記載する企業が増えています。
「大学中退可」と記載された求人であれば、大学中退者も応募できますし、採用選考で大学中退の学歴が原因で不利になるケースが少ないです。
また入社後も大学中退者の先輩が在籍していることが多いので働きやすいはずです。
大学中退可と記載する求人が多いのは以下のような職種です。
- 塾講師
- ITエンジニア
- 製造業界
- 接客・販売職
- 不動産営業
求人サイトを利用する場合は「大学中退」というキーワードで検索すると、関連する求人が出てくるのでチェックしてみるとよいでしょう。
この記事の上で紹介した大学中退者に強い就職エージェントは、「大学中退可」の求人を多く保有しているので利用してみましょう。
3-7. 大企業よりも中小企業の求人を中心に探す
大学中退者が早く内定を得るためには、大企業よりも中小企業を中心に求人を探すことが大切です。
以下の表は「大学中退者の勤務先の従業員規模」を表わしますが、従業員が少ない中小企業に勤めている人が多いことがわかります。
勤務先企業の従業員規模 | 割合 |
---|---|
1~4人 | 7.9% |
5~29人 | 27.7% |
30~99人 | 15.9% |
100~299人 | 13.7% |
300~999人 | 7.9% |
1000人以上 | 12.0% |
官公庁 | 1.8% |
不詳 | 13.1% |
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 34)」2015年」
大企業はその規模の大きさから多くの人を採用することがありますが、未経験者は新卒採用で募集することが多く、大学中退者が応募する中途採用では募集があまりありません。
もし中途採用の募集があったとしても、応募者が沢山集まるため、書類選考段階で学歴や経験を基に選考が行われ、大学中退者が面接の機会を得るのは難しいことが多いです。
中小企業でも学歴や経歴を見られますが、
- 大企業よりハードルが低い
- 応募者の人柄など内面をしっかり見てくれる
傾向があるので採用されやすいです。
大企業は福利厚生や給与面が充実しているので魅力に感じますが、中小企業にも働きやすい環境が整っている企業がたくさんあるので、企業規模で絞りすぎず広い視野でよい企業を探しましょう。
どうしても大企業に勤めたい場合は、以下のような方法を採るとよいでしょう。
- 営業や販売、サービスなど未経験からでも大企業に就職しやすい職種を選ぶ
- 一度中小企業で実務経験を積めば、転職活動では学歴よりも職歴やスキルが重視されるので転職で大企業を目指す
3-8. たくさんの求人を見たい人はハローワークも利用する
就職エージェントや求人サイトの利用だけで就職が決まる人も多いですが、さらにたくさんの求人が見たい人はハローワークも利用してみましょう。
ハローワークには全国各地の100万件以上の求人が掲載されていて、地元の中小企業やさらに規模の小さい零細企業の求人が豊富なので、地元で働きたい人におすすめです。
一部のハローワークでは、わかものハローワークなどの名称で34歳以下の若者を対象にした就職支援を行っていて、
- 正社員経験がない、または少ない人のアピール方法
- 模擬面接や履歴書添削
- 資格取得や技術を身につけられる職業訓練(求職者支援制度)の紹介
- 常駐の相談員との就職活動の相談
など就職エージェントほど時間は割いてもらえないものの、通常より手厚い就職サポートが受けられるものもあります。
ただしハローワークは地元の小さな企業の求人が見つかりやすい反面、基本的にどのような企業でも無料で求人を掲載できるので、ブラック企業には注意する必要があります。
またハローワークは全世代の就職活動サポートを行っているため「大学中退者の就職活動対策」というよりは、一般的な就職活動情報を教えてもらえると思っておきましょう。
ハローワークについては以下の記事でより詳しく解説しているので、こちらもチェックしてみてください。
3-9. 職種によっては求人誌で正社員求人が見つかることもある
駅やコンビニに設置されている求人誌にはアルバイトやパートの求人が多いですが、正社員の求人も掲載されています。
未経験歓迎や学歴不問の正社員求人が掲載されていることが多いので、大学中退者も応募できます。
求人誌は地域を限定して配布されているので、その地域の求人が見つかりやすいです。
職種の中では、
- 工場作業員
- ドライバー
- 介護職員
- 飲食店スタッフ
- 警備スタッフ
- 清掃作業スタッフ
の正社員求人が多く掲載されている傾向にあるので、このような職種を希望している人はチェックしてみるとよいでしょう。
3-10. 紹介予定派遣の求人を利用する
大学中退者は紹介予定派遣の求人も活用できます。
紹介予定派遣は派遣社員として一定の期間(最長6か月)働いた後に、企業と本人の双方が合意すれば正社員になれる仕組みです。
紹介予定派遣の求人には、
- 事務職
- 大手企業
の求人が多い傾向にあります。
紹介予定派遣を活用すると以下のようなメリットがあります。
- 派遣社員として働く期間に仕事内容や労働環境、社風などを確認できるので、企業とのミスマッチを防げる
- 履歴書や面接では伝えることが難しい、人柄や仕事へのやる気、スキルを働く姿を通じて伝えられるので、通常の就職活動では就職するのが難しい企業に就職できる可能性がある
必ず正社員になれる保証があるわけではないデメリットはありますが、働いてから就職する企業を決めたい人や、通常の就職活動ではなかなか良い企業から内定をもらえない人は、紹介予定派遣の求人を活用してみるとよいでしょう。
詳しくは以下の記事を参考にしてください。
大学中退者におすすめ!正社員になれる紹介予定派遣3-11. 家族や友人・知人に企業を紹介してもらう
大学中退者には家族や友人・知人に企業を紹介してもらい企業に入社する人もいます。
このような採用を縁故採用やリファラル採用と言いますが、企業にとっては、
- 人手不足の中でも働き手を確保できる
- 採用に必要な費用が少なくて済む
ため積極的に行っている企業が増えてきています。
企業を知り合いに紹介してもらった場合、以下のようなメリットがあります。
- 採用される可能性が高くなる
- 紹介者を介して企業の内情を詳しく知れることが多いため、企業とのミスマッチが生じる可能性が低くなる
一方で紹介者の顔をつぶせないために、入社すると企業を辞めにくいなどのデメリットがあります。
コネで入社することに抵抗を感じる人もいますが、話が来たなら、入社するかしないかは別として一度採用担当者と話をしてみるのもよいでしょう。
話しを通して思ってもみなかった仕事に魅力を感じることができる場合もあるので、その機会を積極的に活用してみましょう。
4. 大学中退者が正社員就職するための10のコツ
ここからは大学中退者が正社員就職するための10個のコツを紹介します。
知っているだけでも就職しやすくなるコツが多いので、参考にしてみてください。
4-1. 中退後は早めに就活を行う。大学中退者の就活に有利な時期も知っておく
大学中退者が応募することの多い中途採用求人は、時期を問わずよい人材がいれば採用する「通年採用」をしている企業がほとんどです。
また就職活動ではブランク期間が短いと、
- 就業意欲が高い
- 計画的にものごとを進められる
と評価されたり、面接でブランク期間に何をしていたのか説明を求められなかったりと、メリットが多いため内定を得られやすくなります。
ですので正社員を目指すなら時期を問わず、できるだけ早く行動に移すことが大切です。
その上で大学中退者に有利な就職活動時期があることも知っておきましょう。
大学中退者に最もおすすめの就職活動時期は、
求人数が最も多い1~3月
です。
多くの企業は3月を年度末としており、4月から新年度が始まります。
そのため、新年度に向けて必要な人材を確保するため、1月から3月に採用活動を活発化させる企業が多くなります。
1月から3月に出ている求人は新卒採用と同じタイミングなので、未経験歓迎の求人が多く職歴の無い大学中退者も応募しやすいのが特徴です。
4月に入社できれば新卒と一緒に充実した研修を受けられる場合もあるので、年度途中に入社するよりもスムーズに働き始めることができるでしょう。
また、
9月10月
も下半期から新しい企業でスタートを切ろうと考える求職者が増えるため、中途採用の求人数も多くなるのでねらい目です。
そして、
6月
も新卒の採用活動や新入社員研修が落ち着き、企業が中途採用を積極的に行いはじめるため求人が増える傾向にあるのでおすすめです。
このような求人数が増える時期は採用人数が増える上、応募できる求人の選択肢が広がるので、選択肢が狭くなりがちな大学中退者にとって有利な時期と言えます。
大学中退者におすすめの就職活動時期については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
4-2. 自己分析を行う
内定を得ている人に共通しているのが、就職活動の軸があり、志望動機や自己PRはもちろん、どんな質問をされても整合性のある回答をしていることです。
整合性のある回答とは、例えば志望動機でその企業でやりたい仕事を話し、その志望動機を叶えるために役立つ経験や資質を自己PRで話すというようなことです。
それぞれの回答が関連していると言いたいことが伝わりやすかったり、各回答の説得力が上がります。
このような説得力のある回答をするためには、自己分析で自分の中の軸を明確にする必要があります。
大学中退者が自己分析を行う場合、以下3つの質問の答えを出すことを最終目的とすることがおすすめです。
- 「どんな仕事にやりがいを感じるか」
- 「どんな企業に就職するとよいのか」
- 「自分のどんな資質・経験が仕事で活かせるのか」
これらの答えを出すために、まずは
- 「頑張ったこと」
- 「嫌だったこと」
- 「嬉しかったこと」
- 「得意なこと」
- 「大変だったこと」
といったことを思いつくままに書き出してみましょう。
そして、その回答に対して「なぜ」と問いかけ、答えを掘り下げていきましょう。
例)「頑張ったこと」
「新聞営業のアルバイトで売上1位になれるよう頑張った」
↓なぜ頑張れた?
「売る程インセンティブがもらえるから」
↓なぜインセンティブがもらえると頑張れた?
「お金を稼ぐことが好きだから」
↓なぜお金を稼ぐことが好き?
「お金があると、留学や資格勉強など新しいことに挑戦できるから」
↓なぜ新しいことに挑戦したい?
「スキルアップすると視野が広がって人間としての魅力が増すと感じるから」
このように掘り下げると、「お金をたくさん稼げる仕事がしたい」「新しいことにチャレンジできる環境で働きたい」「努力することが好き」といったことが明確になります。
他の質問でも同様に自己分析を行い、自分の就職活動の軸を見つけられると、志望動機の説得力が増すだけでなく、軸をもとに企業選びがしやすくなったり、入社後のミスマッチが起こりにくくなります。
4-3. 業界・職種研究を行う
就職エージェントを利用して求人を紹介してもらう場合でも、業界・職種について自分で研究しておきましょう。
社会にはどのような業界や職種があり、どのような仕事をしたいのかある程度自分で把握しておかないと、他人に言われた業界や職種に就職するしかなくなり後悔する可能性があるからです。
「業界分類表」でも示しているように業界は大きく分けると11あり、さらに細かく分類すると80以上の業界が存在します。
ですのでまずはどんな業界があり、
- 「どんな商品・サービスを」
- 「どのような方法で」
- 「誰に対して」
提供しているのか業界についての本で調べてみましょう。
インターネットで調べるのもよいですが、幅広い業界について知らないうちは情報の偏りを避けるために、業界の全体像がわかる本で調査しその後インターネットで調査するのがおすすめです。
一通り業界を調査すれば、社会の仕組みやそれぞれの業種の役割を理解できるので、自分のやりたいことがどの業界でできるのか見えてくるはずです。
しかし業界がたくさんあると逆に迷う人もいるかもしれません。
そこで人材サービス事業を行う株式会社ディスコが、2025年3月卒業予定の大学3年生を対象に志望業界について調査しているので、その結果を見てみましょう。(上記した業界分類表とは表記が違います)
志望業界ランキングベスト10
- 1位:情報・インターネットサービス 19.6%
- 2位:情報処理・ソフトウェア・ゲームソフト 17.5%
- 3位:素材・化学 15.7%
- 4位:水産・食品 14.9%
- 5位:銀行 14.6%
- 6位:調査・コンサルタント 14.4%
- 7位:建設・住宅・不動産 13.2%
- 8位:電子・電気 12.6%
- 9位:医薬品・医療関連・化粧品 11.4%
- 9位:マスコミ 10.9%
※出典:株式会社ディスコ「1月1日時点の就職活動調査」2024年1月
1位2位共にIT関連業界がランクインしています。
IT業界は市場規模の高い成長率を維持しながら、これからも拡大し続けていくと言われる業界ですので、学生にも人気があります。
また素材や食品など商品への需要が安定していて、長期的に安心して働き続けられる業界も人気が高く、銀行や医薬品など平均給与が高い業界も人気があります。
これらの情報や自分のやりたいこと、できることなども参考にして業界を絞り込んでみてください。
それでは次にどんな職種があり、どのような仕事内容かを調べてみましょう。
職種は実際に行う仕事内容なので、自分が望む働き方ができるかを業界より慎重に見極めることが大切です。
職種についてはこの記事の、
で詳しく解説しているのでぜひチェックしてみてください。
4-4. 企業研究を行う
希望の業界・職種が定まったら、気になる求人をいくつかピックアップして、企業研究を行いましょう。
企業研究には、以下2つの目的があります。
- 自分と相性のよい企業かを見定める
- 競合他社と比較してその企業だけの魅力、方向性、足りない部分を見つけておく
面接では「たくさんの同業他社がある中で、なぜその企業に入社したいのか」を伝えられるかがポイントとなるので、企業研究をしっかり行い、その企業だけの魅力や方向性などを調べておくことが重要です。
企業研究の主な方法は以下の5つです。
- 企業の基本情報である、従業員数・事業内容・資本金・企業理念をホームページや会社案内で調べる。
- 同業他社と比較して、他社にないその企業だけの強み、方向性、足りない部分を調べる。インターネットの他に、業界紙や四季報など本の利用もおすすめ。
- ホームページやSNSを利用して経営者の考え方を調べる。
- 社員の口コミを口コミサイトやSNSで調べて現場の声を知る。
- 店舗がある企業の場合、店舗に足を運んで接客を受ける。
複数の企業について研究するのは大変ですが、企業研究を行うことが内定への近道なので、必ず行いましょう。
上記で解説した就職エージェントでは、企業の基本情報はもちろん、残業時間や有給消化率、賞与実績など、自分では調べられないような詳細な企業情報まで担当者から教えてもらえます。
4-5. 面接で中退理由をポジティブに伝える【回答例文あり】
大学中退者が面接に参加すると、ほぼ必ず「大学中退理由」を聞かれます。
答えにくい質問ですが大学中退理由を聞いてくれる=回答によっては採用されるチャンスがあるということなので、納得してもらえる回答を準備しておきましょう。
面接のはじめには面接官から「自己紹介をしてください」という指示があり、面接を受ける側が自由に話せる時間が設けられます。
大学中退者は、この時点で以下のように大学中退をした事実について軽く伝えておくとよいでしょう。
「私は鈴木太郎と申します。9月に○○大学を中退して、今現在は百貨店で青果品の販売のアルバイトをしています。しかしアルバイトでは生計を立てたり、キャリアを築いたりすることが難しいと感じていましたので、今年の10月から正社員を目指して本格的に就職活動をはじめました。インターネットを利用して企業について調べる中で、御社の取り扱う商品に興味を持ち、このような商品を広める仕事がしたいと思い、営業職の求人に応募させていただきました。本日はどうぞよろしくお願いいたします」
自己紹介で大学中退について触れておけば、次の質問で大学中退をした理由について聞かれるはずです。
ここでうまく中退理由を説明できれば、面接の早い段階で大学中退者にとっての最大の問題点を解決でき、残りの時間はある程度余裕をもって面接に臨むことができます。
大学中退理由を伝えるときはネガティブな大学中退理由でも嘘はつかず、できるだけポジティブに伝えることが大切です。
例えば、
「家庭の事情で学費を払うことが難しくなったので中退しました」
と伝えてもやむを得ない事情と思ってもらえますが、
「家庭の事情で学費を払うことが難しくなったので中退しました。予定より少し早く社会に出ることになりましたが、元々営業の仕事に関心があったので、早くから営業経験を積めるチャンスだと前向きに捉えています」
と志望動機を交えて伝えるとより前向きな印象を持ってもらえます。
面接官も「どうして営業に関心があったのですか?」と志望動機に話を振りやすく、面接で重要な会話のキャッチボールがしやすいです。
ネガティブな中退理由の場合は、
「大学中退したことで自分の人生について真剣に考えることができた」
のように最終的に前向きな話に繋げるようにしましょう。
これ以降では、
- 「大学がつまらなかった」
- 「勉強についていけなかった」
- 「病気をしてしまった」
などポジティブに伝えることが難しい大学中退理由の回答例文を紹介します。
また大学中退予定で退学届を出す前に就職活動を行っている人の回答例文も紹介しているので、参考にしてみてください。
【大学がつまらなかったので中退した場合の回答例文】
「受験で第一志望の大学に落ちてしまい、とりあえず大学は卒業しておこうという安易な考えですべりどめの大学に進学したため大学に通う意味が見出せませんでした。奨学金を借りていたこともあり、このまま何となく大学に通うくらいなら、以前から関心の高かった接客業で働きたいと思い中退を決めました。今思い返すと、高校生の頃から何のために大学に行くのかを考えて進学すべきだったと反省しています。しかし、中退という結果にはなりましたが、大学に進学したからこそ自分の将来について真剣に考えることができました。今は早く働いて接客のスキルを高めたいという気持ちでいっぱいです」
大学がつまらないという中退理由を面接でそのまま伝えると「仕事もつまらないと言ってすぐに辞めるのではないか」と思われるので、ポジティブな印象を与えられるように伝え方を工夫する必要があります。
自らに反省すべき点があれば以下のように正直に反省を述べると、中退した理由を他人や環境のせいにする他責思考の人ではないと印象付けられます。
「大学は自分が合格できる偏差値の大学の中から選んだため、どのようなことを学べるか詳しく調べていませんでした。事前にしっかり調べておくべきだったと反省しています」
そして仕事は同じ理由で辞めないと伝えるために、選んだ仕事や職業について関心が高かったり、よく調べて選んだことを伝えるとよいでしょう。
また大学に入学したこと、大学在籍中のこと、大学中退したことから、学んだり成長したりしたことがないかを振り返ってみましょう。
学んだことや成長したことを仕事でどのように活かせるのかを伝えると、一見するとネガティブな経験からも学んで活かせる人だと思ってもらえ「仕事で活躍してくれるのでは」と期待してもらえるはずです。
【勉強についていけず中退した場合の回答例文】
「中退した大学は高校時代の私の学力より高いレベルでしたが、精一杯勉強し合格できました。入学後は、サークルやアルバイトなど充実した学生生活を送っていましたが、授業内容は難しくいくつか単位を落としてしまい、留年して親に迷惑をかけたくなかったので中退しました。テスト前は勉強も頑張っていたのですが、元々高いレベルの大学に進学したのだから、周りの友人より毎日もっと勉強しておくべきだったと反省しています。大学中退をしているので、仕事まですぐに辞めるようなことは絶対にしたくないと思っています。ですので、自分の「したいこと」だけでなく、「できること」や適性をよく考え、さまざまな企業や職業の中から、御社で△△職として働くことを希望させていただきました。大学中退の経験をしたからこそ、入社後は人一倍努力し、必要不可欠な人材になりたいと考えています」
勉強についていけなかった場合は努力不足とみなされることが多いため「仕事にもついていけないのでは」と懸念される可能性があります。
そのような懸念を抱かせないために、まず勉強についていけるように努力したことや辞めるまでの経緯について詳しく話し、やれるだけの努力はしたことを伝えましょう。
その上で自らに反省すべき点があったのなら反省を述べて、それらの反省点を今後の仕事でどのように活かすのかを前向きに伝えると、面接官にポジティブな印象を与えられます。
【病気を患ったので中退した場合の回答例文】
「大学在学中に~の病気を患ってしまい、頑張って大学に通おうとしたものの通学するのも難しくなり退学することにしました。退学後は一時的に入院をしたのですが、退院してからは順調に回復して、今現在はお医者様から働くことに問題のないレベルにあるといわれています。病気で大学中退することに悔しい思いもありましたが、病気を経験したときにたくさんの人に支えられたことで、私も人の役に立てる人材になりたいという思いが強くなりました。仕事では、社内外のスタッフやお客様に喜んでもらえるよう、どのような業務でも常にベストを尽くします」
病気が理由の場合、やむを得ない理由ですので面接官は納得してくれるケースが多いです。
しかし雇ったとしても病気が理由で仕事ができない可能性があるので、業務に支障があるのか、どのくらい影響があるのかなどは気にされます。
業務に支障がなければ、その旨を伝えて、業務に影響があるのであれば、どのような影響があるのか事前に伝えておくことをおすすめします。
【大学中退予定の場合の回答例文】
「○○の分野に興味があり大学に入学したのですが、授業内容が広く浅く○○について学ぶことが多く興味を持ち続けることが難しく感じました。事前に授業内容をよく調べなかった私の責任なのですが、奨学金を借りて金銭的な負担が大きかったこともあり、4年間我慢して大学に通うよりも、退学をして早く△△職として働き、実践的なスキルを身につけたほうがよいと思い就職活動をはじめました。ただ、親からは、大学を辞めるなら就職先を決めてからにしなさいと言われ、私もそのほうがよいと思いましたので、退学届を出す前に就職活動をしています。調査不足で大学中退することになったので、仕事については事前にしっかり調べ、御社の業務内容や研修内容に魅力を感じ応募させていただきました。もし御社から内定をいただけましたら、すぐに大学に退学届を提出して、御社に入社したいと考えております」
大学中退予定の人が企業に応募した場合、企業がもっとも懸念するのは「内定を出しても入社しない(中退しない)のではないか?」ということです。
中退することは心理的な負担が大きいので、実際に中退するタイミングで「やはり大学に通い続けよう」と判断する人もいるからです。
しかし企業は内定を出した後に入社しない人が出ると、再度採用活動を行う時間と費用の負担が発生したり、そのまま少ない人数で仕事を行わなければならなかったりするので、そのようなリスクのある人を採用することに躊躇します。
大学中退予定で就職活動を行う場合は、
- 中退しなければならない説得力のある理由がある
- 就職が決まったら中退を必ずすると伝える
ことが重要になります。
以下の記事では大学中退理由別に解答例文を20例紹介して、それぞれの解答例文について「なぜそのように回答するのか」解説しているので参考にしてください。
また以下の記事には採用面接で大学中退理由について聞かれた11人の方の、実際の質問と答えた内容を掲載しているので参考にしてみてください。
面接での基本動作やマナー、当日の持ち物については、以下の記事で解説しているのでこちらも参考にしてください。
4-6. WEB面接の対策をする
WEB面接を実施する企業は8割を超えたという統計結果が出ているため、大学中退者もWEB面接を受ける可能性が高いので事前に準備、対策をする必要があります。
WEB面接は事前の準備次第で評価が大きく変わる可能性があるので、ここでは事前の準備について重要な6つのポイントを見ていきましょう。
- スマホやタブレットも使用可能だが、安定した接続のために可能ならば有線LANで接続されたパソコンを使用する
- 企業が指定するWEB面接ツール(例:ZOOM、Skype)を事前にダウンロードし、最新版であることを確認する
- 静かな環境を確保し、カメラや三脚、ライトなど必要な機材が正常に動作するか確認する
- ライトを使って映りを良くする工夫をする。事前にカメラで自分の映り方をチェックする
- カメラは目線の高さに合わせ、面接中は画面ではなくカメラを見るように心がける
- スマートフォンを使う場合は、サイレントモードに設定する
面接中に機材トラブルが発生することがありますが、焦らずに冷静に対応しましょう。
このようなトラブルは仕事でもよく起こるため面接の評価には影響しません。
継続が難しい場合は相手の指示に従いながら対処しましょう。
企業によってはWEB面接と対面面接を選べる場合があります。
基本的にどちらを選んでも評価が大きく変わることはありませんが、どちらかと言えば対面面接がおすすめです。
WEB面接には交通費を減らせるメリットがあります。
一方、対面面接は求職者の積極性を感じてもらえたり、企業への志望度が高いと感じてもらえたりする場合があります。
また求職者自身が企業や社員の雰囲気を感じ取りやすく、入社するかの判断材料にできる場合もあるので、どちらかを選べる場合は対面面接を選んでみてはいかがでしょうか。
4-7. 空白期間を就業意欲が伝わるように説明する【回答例文あり】
大学中退後に空白期間がある人は、面接で空白期間について質問される可能性が高いので、就業意欲が伝わる回答内容を準備しておきましょう。
<空白期間に何もしていなかった人の例文>
「中退後は特に計画もなく過ごしてしまい気づけばかなりの時間が経っていました。しかし、その期間を振り返る中で、就職して親を安心させたいという思いが強くなり、人生の目標を立てる大切さを学びました。その経験から、就職では将来のキャリアを見据え○○のスキルを伸ばせる御社を志望しました」
空白期間ができた理由を正直に伝えた後、その経験を通じて学んだことや反省点を踏まえて、今後のキャリア目標や入社後に取り組みたいことを前向きに話すとよいでしょう。
このように空白期間の反省を素直に話しながらもポジティブに締めくくることで、採用担当者に誠実さや成長意欲をアピールできます。
<就職活動をしていて空白期間ができた人の例文>
「大学中退を経験したからこそ、時間をかけても自分の望むキャリアを築ける企業に就職したいと思い〇か月間就職活動をしていました」
ただ単に「採用選考に受からなかった」と伝えるのではなく、目標を持って就職活動に取り組んでいたことを伝えると、ポジティブな印象を与えられます。
就職活動とアルバイトを並行して行っていた場合は、以下のように説明することもできます。
「大学中退後、アルバイトで生活費を稼ぎながら就職活動を続けていました。しかしアルバイトの勤務日数が多く、就職活動に取り組む時間を確保するのが難しい状況でした。そこで就職活動を最優先とし、最近新しいアルバイトスタッフが入社したタイミングで勤務日数を調整しました。現在は、就職活動に専念できる時間を確保し、全力で取り組んでいます」
<さまざまな進路を検討していて空白期間ができた人の例文>
「大学は経済的な理由で急に辞めることになり、その時点では次の進路について十分に考えていませんでした。中退後は進路の選択肢を幅広く調べ、通信制大学や2年で卒業できる専門学校など、経済的負担の少ない学びの場も検討していました。しかし自分が希望するのは営業職でのキャリアであるため、学費をかけてこれらの学校を卒業するよりも、早く実務経験を積むことが最善だと判断しました。そのため就職活動を始めることに決めました」
就職活動以外の進路を検討していて空白期間ができた場合、どのような経緯で就職活動を行うに至ったのかを詳しく説明すると就業意欲の高さを伝えられます。
<ボランティアや資格取得、アルバイトをしていて空白期間ができた人の例文>
「大学中退をした時点で就職活動を始めることも考えたのですが、自分の方向性が明確でないままでは、よい結果につながらないと思いました。そこで、空白期間というよりも自己研鑽の期間だと捉えて、〇〇の資格取得や〇〇のボランティア活動などに取り組んできました。そこで得た知識や経験は、御社で○○職として働く上でも役立つと思います」
「大学中退をしたので正社員就職した企業もすぐに辞めるようなことはしたくないと思っていました。そこで、自分の興味や適性を知ろうと思い、さまざまなアルバイトをしていました。アルバイトでは御社の商品を扱う機会があり、詳しく調べる中でこのような商品を広める仕事がしたいと思いました。空白期間はできたものの、その期間に御社を知ることができ、アルバイトを通じて仕事で活かせるコミュニケーションスキルも身についたので、私に取って意味のある期間だったと思います」
資格取得やボランティア、アルバイトなどをしていた人は、その事実だけを伝えるのではなく、空白期間をどのように有効活用したのか、その経験を仕事でどう活かすのかを加えて伝えることをおすすめします。
そうすることで向上心や企業への貢献意欲も伝えられ印象がよくなります。
<病気療養のために空白期間ができた人の例文>
「中退後は病気療養に専念していました。しかし、その期間中もただ静養していたわけではなく、回復に努めながら、自分の興味のある分野について学び、自己啓発のための書籍を読んでスキル向上に努めていました。おかげさまで現在は完全に回復し、これまで以上に意欲的に仕事に取り組むことができると考えています」
空白期間が病気療養であった場合、療養中に自己啓発や興味のある分野の学習など行っていたことがあれば、それを伝えることで前向きな印象を与えられます。
また「現在は完全に回復し、これまで以上に意欲的に仕事ができる」といった表現を加えると、現在の健康状態と仕事への意欲が伝わり面接官に安心感を持ってもらいやすくなります。
4-8. 履歴書に大学中退まで記載する
大学中退者には「大学中退を履歴書に書くと印象が悪いから書かないでおこう」と考える人もいます。
確かに大学中退者の最終学歴は「高卒」ですが、履歴書には大学中退まで書く必要があります。
大学中退を偽って「大学卒業」と書いたり、大学中退を書かずに「高卒」としたりすると学歴詐称になります。
バレないことを期待しても、大学在籍中の友人や知り合いと仕事を通してつながるケースはよくあり、その際に学歴がバレることがあります。
学歴詐称と判断されると、
- 解雇
- 懲戒免職
- 減給
などの対象になる可能性もあります。
また大学中退を書かないと大学に通っていた期間が空白期間になるため、余計に悪い印象を持たれかねません。
大学中退について書いておくと、その大学に入学できる学力があったことを証明できる利点もあるので、履歴書に明記しておきましょう。
大学中退の経歴は以下のように記入します。
<大学中退者の記入例>
「中退」と略して書かず「中途退学」と正式に書きます。
退学日は退学通知書や除籍通知書などに記載されていますが、もしわからない場合は大学に問い合わせて確認しましょう。
また大学中退理由が前向きな場合や、やむを得ない場合は、中退理由も記入しておくと大学中退のマイナスイメージをカバーできます。
以下に記入した方がよい大学中退理由の書き方を「留学」「経済的理由」「病気」の順に3つ書いておくので参考にしてください。
<留学のために中退した場合の記入例>
留学をした場合は、留学先の国、大学名、滞在期間、取得した資格などを書くと前向きな印象を持ってもらえます。
<経済的な事情で中退した場合の記入例>
<病気で中退した場合の記入例>
病気が完治している場合は、その旨も書いておくと体調面で不利になりません。
一方で「勉強についていけなかった」「人間関係に悩んだ」などネガティブな理由で中退した場合は、履歴書に書かずに面接で事情を説明したほうが誤解を生まず理解してもらえます。
もし就職が決まったら中退をする場合には、以下のように「中途退学予定」あるいは「就職が決まれば中途退学予定」と記載しておくとよいでしょう。
<大学中退予定者の記入例>
中退する日が決まっていればその日付を書き、決まっていなければ、日付は記入しなくてよいです。
大学中退者の最終学歴については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
大学中退者の最終学歴は高卒?履歴書に大学中退は書かなくてもよい?
大学中退者の履歴書の書き方については、以下の記事でさまざまなケース別の履歴書の見本や例文を見せながら詳しく解説しています。
実際に履歴書を書くときに見本として見ながら書けるようになっているので、よければ参考にしてみてください。
4-9. 就職アプリを活用する
今では就職活動に役立つさまざまなアプリがあるので利用することで、就職活動対策を、より効率的に、効果的に行うことができます。
就職アプリには以下のようなものがあります。
- 企業クチコミアプリ
- 求人アプリ
- ニュースアプリ
- 履歴書作成アプリ
- SPI試験対策アプリ
- 乗換案内アプリ
以下の記事で大学中退者の就職活動で役立つスマホアプリを紹介しているので、ぜひ活用してみましょう。
4-10. 最低でも6社の採用選考に参加する
就職活動をはじめたらすぐに諦めず粘り強く続けることが大事です。
大学中退後に就職して当社に体験談を送ってくれた30名の方の採用選考に参加した企業数は、
平均6社
です。
また大学新卒者が就職活動をする場合、企業に平均20社以上エントリーしています。
当然ながらもっと多くの企業に応募して内定を得られた人もいるので、最低でも6社の企業の採用選考には参加して、それ以上の数になっても諦めないことが大事です。
5. 大学中退をした女性は就職で不利になる?
大学中退をした女性は就職で男性より不利になるのでしょうか。
男女雇用機会均等法の制定により、どの求人も性別関係なく応募できますが、産休育休や結婚による早期退職を理由に、男性を優遇している企業も残念ながらあります。
ギリギリの人材で運営している企業では、産休育休に伴う人員調整が困難であったり、早期退職による欠員の補充をする力が残っていないためです。
一方で女性が多く働いている職種では、就職できる可能性がぐっと上がります。
以下の記事で大学中退女性の就職活動方法やおすすめ職種、選べる進路などについて解説しています。
大学中退女性の今後に役立つ内容となっているので、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退女性はその後幸せになれる?就職方法や進路13選、結婚への影響を解説
6. 大学中退者は資格なしでも就職できる?
大学中退者の就職活動が厳しい理由の一つに「職歴や資格が無く即戦力にならないこと」があります。
しかし若いうちは資格なし・職歴なしでも将来性を期待して採用する企業はたくさんあるので、必ずしも資格を取る必要ありません。
ですが資格があれば職種や待遇など希望に近い求人に採用される可能性が高くなります。
希望職種と関係の無い資格ではあまり意味がありませんが、希望職種において需要のある資格を取得すれば評価される可能性があります
以下では職種別におすすめの資格を5つ紹介します。
- 事務職なら「日商簿記検定」
-
「簿記資格」は、企業の取引を帳簿に記録・計算・整理するための会計に関する知識を身につけるための資格です。
簿記資格を取得すれば、経理などの事務系職種はもちろん、その他の職種でも企業から高く評価されることが多いです。
- 不動産業界なら「宅地建物取引士」
-
宅地建物取引士資格は、不動産の取引を行う際に必要な資格で毎年約3万人もの人が取得しています。
不動産業を営む企業は、従業員の5人に1人の割合で宅地建物取引士資格を取得した人を設置する義務があります。
企業が成長するほど資格取得者がたくさん必要になるので、資格取得者は不動産業界の企業の採用選考で有利になります。
- ITエンジニアなら「ITパスポート」「基本情報技術者」
-
「ITパスポート」や「基本情報技術者」は、ITに関する基礎的な知識やスキルを幅広く身につけるための資格です。
IT業界には未経験でも就職できますが、資格を取得して基礎的なITスキルが身についていると証明できれば採用選考で有利になることが多いです。
- 介護士なら「介護職員初任者研修」
-
「介護職員初任者研修」は、介護資格の中では、もっとも基礎的な資格で介護職として働くことを希望する人にとって「スタートの資格」といわれます。
介護の仕事は資格を保有していない人でも介護助手として働けますが、資格を保有していると、介護をされる人の身体に触れる「身体介護」が行えるようになります。
資格保有者でないとできない仕事があるため、資格保有者は採用されやすくなったり給与が無資格の人よりも高くなる傾向にあります。
- ドラッグストアで販売職をするなら「登録販売者」
-
登録販売者は、かぜ薬や鎮痛剤など薬全体の9割を占める一般用医薬品(第2類・第3類に限る)の販売を行うための資格です。
薬剤師がいなくても一般用医薬品を販売できるため、ドラッグストアや薬局、医薬品を扱うコンビニなどに就職する際に有利になります。
また大学中退者が資格取得をすることは、スキルのアピールができるだけでなく以下のようなメリットもあります
- 中退から就職までの期間について「資格取得をしていた」と説明できる
- 希望職種への意欲が伝わる
- 資格取得するまでの努力がアピール材料になる
注意点として時間をかけて勉強しても合格できない場合、空白期間ができて就職活動で不利になります。
資格を取得しても必ず採用される保証はないので、まずは資格なしで就職活動を始めて、内定が出ない場合に就職活動をしながら資格取得を検討してみてください。
以下の記事では大学中退者の就職に役立つ資格を詳しく解説しているので、よければ参考にしてみてください。
7. 大学中退後に就職した先輩の体験談30件
大学中退後に就職した人は、どのように就職活動を行ったのでしょうか。
大学中退後に就職した30名の先輩に、10項目の質問に沿って就職活動の体験談を作成してもらいました。
以下は旅行業界に営業職として採用された「よう」さんと、自動車部品製造業に品質管理として採用された「ゆう」さんの就職活動体験談です。
- 1. ハンドルネーム
- よう
- 2. 就職活動をはじめたのは大学中退後何年目か?
- 大学中退後2年目
- 3. 大学中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 4社
- 4. 内定をもらった企業の業界
- 旅行業界
- 5. 内定をもらった職種
- 営業
- 6. 一番多かった採用選考手順
- グループ面接含めた面接3回
- 7. 大学中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 大学を中退した理由を明確にしておき、「ネガティブな中退」ではなく「ポジティブな中退」として自分の中でしっかりPRできるようにしておくということです。
- 8. 大学中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- 私の大学中退は自分磨きとやりたいことの実現のためという前向きなものでしたが、やはり「中退」というワードから連想できるように相手にネガティブなイメージをもたれてしまったことが困難に感じました。
- 9. 大学中退後、就職活動以外にしていた事
- バックパックをしながら海外を自分の目で見て感じること、世界各国の人と交流できるように語学力を上げることと資格の取得に重きを置いて過ごしていました。
- 10. これから就職活動をする大学中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- 大学中退ということを如何にして「ポジティブなもの」「相手にネガティブに感じさせないか」と言うことが最大のキーポイントです。そのために、自分の言葉で意見やPRを明確に伝えられるように準備することが大事です。
- 1. ハンドルネーム
- ゆう
- 2. 就職活動をはじめたのは大学中退後何年目か?
- 大学中退後2年後
- 3. 大学中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 10社
- 4. 内定をもらった企業の業界
- 自動車部品製造業
- 5. 内定をもらった職種
- 品質管理
- 6. 一番多かった採用選考手順
- 適性検査1回と面接2回
- 7. 大学中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- なぜ大学を中退したか面接でぜったい聞かれるので、正直になぜやめたかを伝えるようにしました。中退してから学んだことをプラスに取ってもらえるように心掛けています。
- 8. 大学中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- やはり中退なので4年制卒業と履歴書にかけないことから大卒以上の求人をだしている受けたい企業に応募できなかったことが厳しかったです。やはり面接官の見るべきところは学歴がありました。
- 9. 大学中退後、就職活動以外にしていた事
- 夜中にアルバイトをしていました。いつでも融通がきくので佐川急便での仕分け作業です。就職活動するにもお金は必要なので少しでもとお金を稼いでいました。
- 10. これから就職活動をする大学中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- 大学中退はたしかにひとつの挫折の感はいなめません。そこは厳しい目で見られることも必ずあります。しかしそれから時間がたてばなんら気にすることはないです。就職してから必ず取り返せます。
ここでは2名の方の体験談をピックアップしましたが、以下の記事では30名の体験談を記載しています。
体験談を知ることで事前に対策できることがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。
また求人探し、履歴書作成、面接の場面で、学歴が原因でどのような苦労があったのか、どのように克服したのかについてもアンケートを取りました。
以下にまとめているので、こちらも参考にしてみてください。
8. 大学中退してよかったと思っている人は、こんな人!
「大学中退してよかった」と思っている人はどのような人なのでしょうか?
大学中退してよかったと思っている人には、
- 中退後に満足のいく就職先に出会えた人
- 本当にやりたいことができた人
- 学校で無駄な時間を過ごさずにすんだと感じた人
などがいます。
実際に大学中退してよかったと思っている人に「大学中退をしてよかったと思うに至った理由を教えてください」と質問した回答が以下です。
- 大学を中退して21歳のときに今の会社に入社したのですが社会人としての常識や考え方を学び、楽しく仕事が続けられているからです。あの時に中退していなければ、今の会社に入社することもなかったと思うと大学中退は今の自分にとってはよかったと思います。
- 自分の好きなことをする時間が増えたことです。今までは大学の勉強で自分の趣味の時間が全く取れませんでしたが、中退してからは趣味の時間が増え、趣味を仕事にすることができました。中退しなければ経験できなかったことなので今では中退して良かったと考えています。
- 当初は親や周りからの強い反対があり凄く悩んだのは事実ですが、辞めて良かったと今では思っています。その後は就職という道を選びましたが、無駄に過ごすよりは良かったと感じています。
- ハンドルネーム
- 大学の中退理由は?
- 大学中退をした当初、中退したことをどのように思っていましたか?
- 大学中退をしてよかったと思うに至った理由を教えてください
- 大学中退をしようと思っている人に、どのようにすれば「大学中退してよかった」と思えるようになるのかアドバイスをお願いします
- サービス職
- 販売職
- 大学中退
- 最終学歴が高卒
- 職歴なし
- 営業職
- ITエンジニア職
- 公務員
- 事務職
- 生産工程職
- サービス職
- 販売職
- 保育士
- 建設業の職種
- 看護師
- 塾講師
- 輸送・機械運転職
- 介護職
- 営業職の平均年収
-
- 保険 401万円
- 不動産金融 434万円
- MR 713万円
- 営業職に強い就職エージェント・求人サイト
-
- ジェイック就職カレッジ(営業職の就職支援事業からスタートした就職エージェント。現在は、さまざまな職種の求人を扱うが、今でも営業職の求人に強みを持つ)
- 当社が保有する大学中退者におすすめの営業職求人
-
- 職種:医薬品業界営業職(配置薬のルート営業)
- 雇用形態:正社員
- 月給:22万2387円~26万9205円
- 勤務地:全国各地対応
- 応募条件:高卒以上、普通自動車免許(AT限定可)をお持ちの方
求人の詳しい内容は「配置薬のルート営業職求人(求人コード1)」をご覧ください。
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・不動産営業(求人コード12)
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・情報誌の広告営業(求人コード15)
・業務用清掃資機材のルート営業職(求人コード16)
・提案営業職:引っ越しアドバイザー(求人コード23) - ITエンジニア職の平均年収
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- テクニカルサポート 411万円
- システムエンジア(SE)・プログラマ 404万円
- webサービスエンジニア 413万円
- 当社が保有する大学中退者におすすめのITエンジニア求人
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- 職種:システム開発エンジニア
- 雇用形態:正社員※実務未経験者は契約社員スタートの場合あり
- 予定年収:270~400万円
- 勤務地:全国各地対応
- 応募条件:学校・職業訓練・独学で何らかのプログラムを学ばれたことがある方。実務未経験者歓迎。高卒以上。
求人の詳しい内容は「システム開発エンジニア:未経験(求人コード2)」をご覧ください。
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・ITエンジニア:未経験、全国各地(求人コード17)
・未経験ITエンジニア(求人コード22)
・未経験歓迎:インフラエンジニア(求人コード24) - 公務員の平均年収(一般行政職の場合)
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- 地方公務員 約592万円
- 国家公務員 約667万円
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- 一般事務 335万円
- 医療事務 285万円
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- 職種:不動産事務職
- 雇用形態:正社員
- 月給:22万円~26万円
- 勤務地:東京都渋谷区
- 応募条件:高卒以上、未経験可
求人の詳しい内容は「【不動産事務職】未経験可・賃貸管理、経理優遇(求人コード3)」をご覧ください。
- 生産工程職の平均年収
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- 機械・金属加工 365万円
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- 生産工程職職に強い就職エージェント・求人サイト
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- ジェイック就職カレッジ
- リクナビNEXT
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- 職種:フィルム製造オペレーター
- 雇用形態:正社員
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- 勤務地:栃木県
- 応募条件:学歴、職歴不問
求人の詳しい内容は「フィルム製造オペレーター(求人コード4)」をご覧ください。
<その他の大学中退者向け製造業求人>
- サービス職の平均年収
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- フロント業務(宿泊施設・ホテル) 294万円
- ホール・サービススタッフ 292万円
- 旅行手配・ツアーコンダクター 335万円
- サービス職に強い就職エージェント・求人サイト
- 当社が保有する大学中退者におすすめのサービス職求人
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- 職種:飲食店店長
- 雇用形態:正社員
- 年収:371 万円〜1120 万円
- 勤務地:全国各地対応
- 応募条件:未経験歓迎、学歴・資格不問
求人の詳しい内容は「店長、店長候補、店長補佐:未経験(求人コード6)」をご覧ください。
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- 販売職の平均年収
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- 店長・販売スタッフ 325万円
- 販売職に強い就職エージェント・求人サイト
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- 職種:ウォーターサーバー販売職
- 雇用形態:正社員
- 年収:282.6万円〜1200万円
- 勤務地:大阪府
- 応募条件:学歴不問、未経験可
求人の詳しい内容は「ウォーターサーバー販売職(求人コード7)」をご覧ください。
<その他の大学中退者向け販売職職求人>
- 専門学校や短大などに通って保育士養成課程を修了する
- 教材や通信講座などを利用して勉強をして保育士試験に合格する
- 保育士の平均年収
-
- 保育士 約391万円
- 保育士に強い就職エージェント・求人サイト
- 建設業の職種の平均年収
-
- 大工、とび、左官、設備 344万円
- 施工管理(建設/土木) 451万円
- 施工管理(内装/インテリア) 434万円
- 建設業の職種に強い就職エージェント・求人サイト
- 当社が保有する大学中退者におすすめの施工管理求人
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- 職種:施工管理
- 雇用形態:正社員
- 月給:26万1560円以上
- 勤務地:全国各地対応
- 応募条件:未経験歓迎、高卒以上
求人の詳しい内容は「施工管理職:未経験(求人コード5)」をご覧ください。
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・施工管理職:未経験(求人コード11)
・施⼯管理補助、⼯事管理ディレクター:未経験歓迎(求人コード25)
・施工管理職、未経験から施工管理アシスタント、施工管理職へ(求人コード26) - 病院
- 診療所
- 介護施設
- 訪問看護ステーション
- 企業の医務室
- 看護大学(4年)
- 看護短期大学(3年)
- 看護専門学校(3年)
- 看護師の平均年収
-
- 看護師 約508万円
- 看護師に強い就職エージェント・求人サイト
- 塾講師の平均年収
-
- 個人教師、塾・予備校講師 約394万円
- 塾講師に強い就職エージェント・求人サイト
- 当社が保有する大学中退者におすすめの塾講師求人
-
- 職種:集団指導塾の講師職
- 雇用形態:正社員
- 予定年収:320万円~550万円
- 勤務地:奈良県
- 応募条件:高校受験レベルの指導ができる方、高卒以上
求人の詳しい内容は「小中学生向け集団指導塾の講師職(求人コード8)」をご覧ください。
- 輸送・機械運転職の平均年収
-
- 営業用大型貨物自動車運転者 約477万円
- 営業用貨物自動車運転者(大型車を除く) 約438万円
- タクシー運転者 約361万円
- 当社が保有する大学中退者向けタクシードライバー求人
-
- 職種:タクシー乗務員
- 雇用形態:正社員
- 給与:歩合制、基本給17万5000円
- 勤務地:東京都練馬区
- 応募条件:学歴不問、未経験歓迎、普通自動車免許(AT限定可)取得3年以上経過している
求人の詳しい内容は「タクシー乗務員(求人コード10)」をご覧ください。
<その他の専門学校中退者向け輸送・機械運転職求人>
- 介護職の平均年収
-
- 介護職員(医療・福祉施設等) 約363万円
- 介護職に強い就職エージェント・求人サイト
-
- ジェイック就職カレッジ
- リクナビNEXT
- 介護畑(介護職専門の就職支援サービス。介護の資格を無料で取得できる)
- 当社が保有する大学中退者におすすめの介護職求人
-
- 職種:介護スタッフ(常勤)
- 雇用形態:正社員
- 月収:18万9000円~23万7000円
- 勤務地:愛知県
- 応募条件:未経験歓迎、学歴不問
求人の詳しい内容は「介護スタッフ(求人コード9)」をご覧ください。
- 前大学に2年以上(休学期間を除く)在学
- 60単位以上または62単位以上修得済み
- 大学中退者数:52,459人
- 学生数に占める中退者の割合:1.94%
- 1位:転学など 17.8%
- 2位:学生生活不適応、修学意欲低下 16.8%
- 3位:就職・起業等 14.2%
- 4位:経済的困窮 13.1%
- 5位:学力不振 8.0%
- 6位:心神耗弱・疾患 6.1%
- 7位:病気・怪我・死亡 3.8%
- 8位:海外留学 0.7%
- 9位:その他 17.8%
- 10位:不明 1.7%
- 「人間関係に悩んでいたところに家庭の経済状況の悪化も重なった。」
- 「学業不振で留年しそうだったから進路変更で専門学校に進学した。」
- 男性 39万円
- 女性 29万円
- 男性 30万円
- 女性 22万円
- 男性 2億7千万円
- 女性 2億2千万円
- 男性 2億1千万円
- 女性 1億5千万円
- 協調性
- 成長意欲
- 1位:宿泊業・飲食サービス業 26.9%
- 2位:他に分類されないサービス業(廃産物処理・自動車整備・職業紹介・労働者派遣業・宗教など) 19.3%
- 3位:生活関連サービス業(洗濯・理容・美容・浴場業・娯楽業) 18.4%
- 4位:教育・学習支援 15.6%
- 世間一般の休日(土日祝、年末年始、お盆)に働かないといけない
- クレーム対応をしないといけない
- 勤務時間が不規則な場合がある
- 未経験でも始めやすい
- シフト制で柔軟に働ける
- 華やかな職場が多い
- すべての業界の平均年収
- ・約436万円
- 離職率の低い業界の平均年収
-
・金融業・保険業 約627万円
・複合サービス事業 約411万円
・情報通信業 約598万円
・製造業 約513万円
- 離職率の高い業界の平均年収
-
・宿泊・飲食サービス業 約259万円
・サービス業 約359万円
・不動産業・物品賃貸業 約423万円
・卸売業・小売業 約375万円
- 残業が多い
- 休日が少ない
- 職場の雰囲気が悪い
- ノルマがきつい
- 残業時間が明確
- 求人に平均残業時間が記載されていたり、面接で「月に20時間ほど残業してもらう可能性がありますが大丈夫ですか」と質問をしてくるなど、明確な残業時間を示している企業は、入社後のギャップを減らす努力をしています。
実際の残業時間は、事前に提示されていた残業時間と同じ程度のことが多いです。 - 年間休日数が120日前後
- 企業全体の平均年間休日数は120日と言われています。
土日祝、お盆、年末年始を休むと120日前後となるので、ある程度プライベートな時間を作るためには必要な休日数です。 - 昇給・賞与実績が記載されている
- 求人に昇給・賞与の実績が記載されている企業では、入社後も記載内容に近い待遇を受けられることが多いです。
- 基本給が高い
- 成果に対して支払われるインセンティブや賞与は、企業や個人の利益によって変動するので、あまり安定していません。
対して基本給は決められた額が必ず支払われるので、基本給が高い企業は生活が安定します。 - 成績証明書
- 在学証明書
- 「どの就職エージェントを利用すればよいかわからない」
- 「どのように就職活動を行えばよいかわからない」
- 「どのような職種が向いているのかわからない」
- 「ジェイックの就職支援を取材しました。評判や口コミも紹介」←NEW!
- 「就職支援会社のジェイックで、大学中退者の就職支援責任者をされている小久保友寛さんに取材しました。」
- 「公認会計士・税理士として大活躍中の、小松秀一朗さんに取材しました。」
- 「手に職をつけられる仕事の紹介」
- 「大阪航空専門学校に取材してきました」
この人たちを含めて30名の大学中退してよかったと思っている人に、以下の質問項目に答えて頂きました。
以下の記事に体験談としてまとめて掲載しているので、こちらも参考にしてみてください。
大学中退してよかった人の体験談30件と後悔しないためにやるべきこと
9. 【男女別】大学中退者が就職している職種
大学中退者はどのような職種に就職しているのでしょうか。
以下の図は、大学中退者が就職した職種を多い順に男女別で表しているので見てみましょう。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 35)」2015年5月 ※大学中退者には大学院中退者も含まれます。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 35)」2015年5月 ※大学中退者には大学院中退者も含まれます。
男女関わらず大学中退者が就職している職種で多いのが、
です。
サービス職と販売職は働ける業界が豊富にあり、募集人数が多いので多くの大学中退者が就職しています。
大学中退者の就職活動でネックになるのは、
というような経歴。
しかしこれらの職種であれば、経験や学歴に関係なく人物重視で採用を行う企業を多く見つけられます。
また専門職・技術職にも多くの大学中退者が就職しています。
専門職・技術職では求人の募集要項に知識や技術、資格の条件を設けず、入社してから人材を育てる企業が増えています。
大学中退者が初めから待遇のよい企業に入社できることは少ないですが、専門的な知識やスキルを得られると、そのスキルを活かしてキャリアアップ転職することも可能です。
また万が一職場の雰囲気が合わない場合には、同職種への転職がスムーズに進みやすいので一つの企業に縛られないメリットもあります。
大学中退女性は事務職にも多くの人が就職しています。
事務職も未経験からチャレンジできますが、人気の高い職種で、求職者数に対して求人数が少ないため、事務職に就職する難易度は高めです。
10. 大学中退者におすすめの職種13選と求人情報
ここからは「給料」「長く働きやすい」「就職しやすい」「専門的なスキルが身につく」の4項目を基準に選んだ、大学中退者におすすめの以下13職種を解説します。
また、それぞれの職種について、おすすめの求人情報も紹介します。
平均年収の出典:DODA「平均年収ランキング2021」 マイナビ「公務員の給料&年収は平均でどれくらい? 地方公務員・国家公務員の年収の差は?」 厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査2023年」 厚生労働省「2019年賃金構造基本統計調査2019年」
10-1. 「営業職」学歴を問わずチャレンジできる
給料★★★★☆(4/5) | 長く働きやすい★★★☆☆(3/5) | 就職しやすい★★★★☆(4/5) | 専門的なスキルが身につく★★★☆☆(3/5)
・給料 ★★★★☆(4/5)
・長く働きやすい ★★★☆☆(3/5)
・就職しやすい ★★★★☆(4/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★☆☆(3/5)
☆営業職の主な職種☆
飲食料品営業員、不動産セールス、保険外交員、自動車販売営業員、MR(製薬会社の営業員)など
営業職は、企業の利益を上げることを目的に、商品やサービスを顧客に紹介する仕事です。
営業成績によって報酬を渡すインセンティブ制度を設けている企業が多いので、向上心の高い人やたくさん稼ぐチャンスが欲しい人におすすめの職種です。
企業にとって必要不可欠な職種のため求人数が多いことや、特別な資格やスキルが求められないことから、未経験でも採用されやすいです。
営業職というと話し上手な人が求められると思いがちですが、一方的に話す人ではなく、相手の願望を聞き出す「ヒアリング力」と、相手の心を開く「コミュニケーション能力」を備えた人が重宝されます。
10-2.「ITエンジニア職」未経験からでも技術が身に付く
給料★★★★☆(4/5) | 長く働きやすい★★★★☆(4/5) | 就職しやすい★★☆☆☆(2/5) | 専門的なスキルが身につく★★★★★(5/5)
・給料 ★★★★☆(4/5)
・長く働きやすい ★★★★☆(4/5)
・就職しやすい ★★☆☆☆(2/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★★★(5/5)
☆ITエンジニアの主な職種☆
プログラマー、システムエンジニア(SE)、ネットワークエンジニア、webデザイナーなど
ITエンジニア職は、職種によって仕事内容が異なりますが、主にコンピューターを動かすためのシステムを設計する仕事です。
現在も需要が高いIT業界ですが、今後もますます需要が高まっていくと予想されており、スキルを身に着ければ転職や独立がしやすく、リモートワークなど柔軟な働き方がしやすい業界です。
ITエンジニア職は高度な知識や技術が必要なので、大学中退者は「求人の応募要件を満たせない」と思うことが多いです。
たしかに経験者向けの求人が多いのは事実ですが、今現在IT業界の成長が著しく人材不足が深刻なことから、未経験者OKや資格を問わない求人も見つかります。
入社後に知識や技術を身につけさせたり、企業が必要な資格のサポートをしてくれたりするので、応募時に資格や経験がない大学中退者でも目指せる職種です。
ただし企業や職種によっては夜勤が必要になる場合もあるので、夜勤を行うことが難しい人は事前に確認しておきましょう。
10-3. 「公務員」受験資格に学歴条件がない職種が多い
給料★★★★★(5/5) | 長く働きやすい★★★★★(5/5) | 就職しやすい★☆☆☆☆(1/5) | 専門的なスキルが身につく★★★☆☆(3/5)
・給料 ★★★★★(5/5)
・長く働きやすい ★★★★★(5/5)
・就職しやすい ★☆☆☆☆(1/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★☆☆(3/5)
☆公務員の主な職種☆
市役所職員、都道府県庁職員、警察官、消防官、税務職員、刑務官、入国警備官など
公務員は、国や地方公共団体などの職員のことで、職種は多岐に渡りますが、いずれも国民の生活をよくしたいという奉仕精神が求められます。
若い頃はさほど給料は高くありませんが、年功序列で確実に給料が上がっていくので職種全体の平均年収は高いです。
公務員試験の受験資格は「年齢制限」だけの職種が多いですが、年齢が高くなるとなれない公務員の種類もあるので、興味がある大学中退者は早めにチャレンジしましょう。
また自衛官や海上保安庁で働くことを約束に、学費無料の学校で学びながら国家公務員として給与がもらえる「大学校」や「学校」もあります。
大学中退者の中には中退を後悔したり学歴にコンプレックスを持っている人が多いですが、「大学校」や「学校」に通い卒業できれば、こういった思いを軽減できます。
公務員、大学校、学校については、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
10-4. 「事務職」女性の大学中退者に人気
給料★★★☆☆(3/5) | 長く働きやすい★★★★★(5/5) | 就職しやすい★★☆☆☆(2/5) | 専門的なスキルが身につく★★★★☆(4/5)
・給料 ★★★☆☆(3/5)
・長く働きやすい ★★★★★(5/5)
・就職しやすい ★★☆☆☆(2/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★★☆(4/5)
☆事務職の主な職種☆
一般事務、医療事務、秘書、受付、経理事務、営業事務など
事務職は、どの世代の女性からも人気No.1の職種です。
営業職や販売職のように数字を追う必要がないので、他の職種と比べてプレッシャーを感じにくく長く働きやすい職種です。
その分平均給与は高いとは言えませんが、比較的残業や休日出勤が少なくプライベートを充実させながら働きやすいです。
一方で企業の利益に直結する職種ではないため、コストカットの対象になりやすく非正規社員を雇用する企業が増えています。
一般事務や秘書、受付といった特別なスキルが無くてもできる仕事は、非正規雇用でも応募が集まるため特に正社員求人が少なくなりがちです。
事務職に正社員就職したい人は、「MOS」「簿記」「秘書検定」などの資格取得をするか、非正規雇用で経験を積むことを検討してみてください。
10-5. 「生産工程職」モノづくりにたずさわれる
給料★★★★☆(4/5) | 長く働きやすい★★★★☆(4/5) | 就職しやすい★★★★☆(4/5) | 専門的なスキルが身につく★★☆☆☆(2/5)
・給料 ★★★★☆(4/5)
・長く働きやすい ★★★★☆(4/5)
・就職しやすい ★★★★☆(4/5)
・専門的なスキルが身につく ★★☆☆☆(2/5)
☆生産工程職の主な職種☆
食品製造工、化学製品検査工、金属検査工、機械組立工、自動車組立工など
生産工程職は、製造業界でモノづくりの仕事をする職種です。
未経験でも簡単に覚えられる仕事から、熟練の技術や知識が必要になる仕事までさまざまで、技術や知識が必要な仕事ほど給料は高くなります。
高い給料を得たい人は、板金技能士やCADなどの専門的な資格を取得したり、知識のいる仕事を一から教えてくれる企業に応募しましょう。
大手企業の求人も多い生産工程職ですが、大手企業は非正規雇用やスキルが身につかない仕事も多いので、中小企業にも目を向けることをおすすします。
男性の比率が高い職場が多いですが、肉体労働のほかに商品梱包や食品の製造など、体力に自信のない人もできる仕事も豊富なので、女性にもおすすめできる職種です。
10-6. 「サービス職」大学中退者が1番多く就職している
給料★★☆☆☆(2/5) | 長く働きやすい★★☆☆☆(2/5) | 就職しやすい★★★★★(5/5) | 専門的なスキルが身につく ★★☆☆☆(2/5)
・給料 ★★☆☆☆(2/5)
・長く働きやすい ★★☆☆☆(2/5)
・就職しやすい ★★★★★(5/5)
・専門的なスキルが身につく ★★☆☆☆(2/5)
☆サービス職の主な職種☆
旅館・ホテルスタッフ、飲食店スタッフ、娯楽施設スタッフ、エステティシャン、添乗員など
サービス職は、大学中退者が最も多く就職している職種で、顧客に形のないサービスを提供する仕事です。
直接顧客と関わるためやりがいを感じやすく、顧客に喜んでほしいというおもてなし精神や気配りが求められます。
未経験から始めやすいサービス職ですが、大手企業が多く未経験者でも安心して働けるよう研修制度が整っていることが多いです。
一方で直接顧客と関わるため、クレームを言われたり高圧的な態度を取られることもあり、ストレスを感じやすい職種ともいえます。
また職種にもよりますが、給料の上がり方が緩やかな企業が多く、年齢が上がったときに給料に不満を感じる人も少なくありません。
提供するサービスの内容だけでなく、ノルマの有無や平均年収、福利厚生、研修制度などを調べておきましょう。
10-7. 「販売職」大学中退者が2番目に多く就職している
給料★★★☆☆(3/5) | 長く働きやすい★★★☆☆(3/5) | 就職しやすい★★★★★(5/5) | 専門的なスキルが身につく★★☆☆☆(2/5)
・給料 ★★★☆☆(3/5)
・長く働きやすい ★★★☆☆(3/5)
・就職しやすい ★★★★★(5/5)
・専門的なスキルが身につく ★★☆☆☆(2/5)
☆販売職の主な職種☆
家電販売員、携帯ショップ店員、アパレル販売員、スーパー販売員、百貨店販売員など
販売職は、大学中退者が2番目に多く就職している職種です。
来店したお客様に自社の商品を勧めて販売する仕事なので、人との会話を楽しめる人やおもてなし精神が強い人に向いています。
未経験でも大手企業に正社員就職できるチャンスがあり、大手企業では充実した福利厚生を提供している企業が多いので働きやすいです。
また未経験から始めても、店長クラスになれるチャンスがあり、店長クラスまでは他の職種より昇進しやすいというメリットがあります。
一方で店長クラス以上の昇進は、エリアマネージャーや本社社員など人数に限りがある役職ばかりなので難しく、大幅な昇給は見込めないために不安を感じる人もいます。
企業によってノルマの有無や福利厚生の充実度、土日祝の休みやすさなどが異なるので、企業研究をしっかり行いましょう。
10-8. 「保育士」子供の成長を感じられる職種
給料★★☆☆☆(2/5) | 長く働きやすい★★★☆☆(3/5) | 就職しやすい★★★★☆(4/5) | 専門的なスキルが身につく★★★☆☆(3/5)
・給料 ★★☆☆☆(2/5)
・長く働きやすい ★★★☆☆(3/5)
・就職しやすい ★★★★☆(4/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★☆☆(3/5)
保育園で子供のお世話をしたり楽しく遊んだり様々な行事を行ったりして、子供の成長を促すのが保育士の仕事です。
保育園以外でも病院やレジャー施設等、子供がたくさん訪れる場所で、保育士資格を取得している人を対象とした求人が出ていることがあります。
保育士は、人材が不足しているので求人がたくさんあり、引っ越しをしてもどこでも保育園はあるので働きやすい職業です。
給料は労働時間に比べて安いといわれていますが、徐々に改善される方向にはあるようです。
保育士になるには、以下のどちらかの方法で保育士資格を取得しなければなりません。
ただし保育士試験の受験資格を満たすには、大学中退をするまでに大学に2年以上通い62単位以上取得している必要があります。
もしこの受験資格を満たせない場合は、児童福祉施設で保育士補助などとして定められた期間就労することでも受験資格を得ることができます。
保育士試験の受験資格について詳しくは、一般社団法人全国保育士養成協議会の「保育士試験受験資格」を参考にしてください。
10-9. 「建設業の職種」作ったものが形に残る職種
給料★★★★☆(4/5) | 長く働きやすい★★★☆☆(3/5) | 就職しやすい★★★★★(5/5) | 専門的なスキルが身につく★★★★☆(4/5)
・給料 ★★★★☆(4/5)
・長く働きやすい ★★★☆☆(3/5)
・就職しやすい ★★★★★(5/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★★☆(4/5)
☆建設業の職種に含まれる職種☆
大工、とび、左官、設備、施工管理など
建設業の職種は、自分が作り出した建築物やインフラが形に残る、やりがいを感じられる仕事です。
肉体労働のため体力は必要ですが、学歴や資格を問わない求人が多いので、大学中退者などの未経験者でも就職しやすい職業です。
現場の力仕事に自信がない人は、施工管理の仕事がおすすめです。
施工管理は、工事現場の工程・予算・安全の管理、役所への手続きや書類作成など、工事に関わるすべてのことを管理します。
施工管理は未経験から働きはじめられ、国家資格の施工管理技士を取得することでキャリアアップもできます。
施工管理の給料は一般的な水準に比べても高めなので、給料にこだわりたい人にもよい職種です
未経験から始められて給料も高く、ノルマや力仕事が求められないことから、女性が施工管理に就職するケースも増えてきています。
10-10. 「看護師」患者さんに感謝される職種
給料★★★★☆(4/5) | 長く働きやすい★★★☆☆(3/5) | 就職しやすい★★★★☆(4/5) | 専門的なスキルが身につく★★★★★(5/5)
・給料 ★★★★☆(4/5)
・長く働きやすい ★★★☆☆(3/5)
・就職しやすい ★★★★☆(4/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★★★(5/5)
看護師の仕事は、医師の指示を受けて、病気や怪我をした患者の診療補助をすることです。
看護師が働く場所は、下記のように医療機関以外にも活躍の場がたくさんあります。
看護師として働くためには、国家資格の「看護師国家試験」に合格して、看護師免許を取得する必要があります。
高等学校の普通科を卒業した人の場合は、下のいずれかの看護学校に通って受験資格を得た後、「看護師国家試験」に合格して免許を取得するのが一般的です。
看護大学(4年)に通った場合でも、大学3年時で受験資格を得られるので、最短3年で看護師として働くことができます。
10-11. 「塾講師」自身の学力や知識を活かせる
給料★★★☆☆(3/5) | 長く働きやすい★★★☆☆(3/5) | 就職しやすい★★★★☆(4/5) | 専門的なスキルが身につく★★★★☆(4/5)
・給料 ★★★☆☆(3/5)
・長く働きやすい ★★★☆☆(3/5)
・就職しやすい ★★★★☆(4/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★★☆(4/5)
塾講師は、生徒の学習指導や授業の準備、テストの採点などを行う職種です。
生徒の成長を実感できたり、自身の学力や知識を活かせたり、生徒の成績が向上すると感謝される、やりがいのある職種です。
塾講師になるには、学歴要件として大卒以上や短大卒以上を求められると思われがちですが、入試に合格していれば採用されるケースも多く、求人情報に「大学中退可」と記載している求人も多数あります。
学力が求められる仕事ですので、偏差値の高い大学に合格しているほうが採用で有利になりますが、教員免許を求められることはほとんどありません。
人手不足の職種でもあるので、未経験者を募集している塾も多く、未経験から入社しても導入研修や模擬授業を行うことで、講義をスムーズに行えるように仕組みを作っている塾が増えています。
塾の求人では塾講師だけでなく塾長を求める求人も多いので、塾の運営や講師のマネジメントなどに興味がある人は、塾長を目指してみるのもよいでしょう。
10-12. 「輸送・機械運転職」入社後に運転免許が取れる
給料★★★☆☆(3/5) | 長く働きやすい★★★☆☆(3/5) | 就職しやすい★★★★★(5/5) | 専門的なスキルが身につく★★★☆☆(3/5)
・給料 ★★★☆☆(3/5)
・長く働きやすい ★★★☆☆(3/5)
・就職しやすい ★★★★★(5/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★☆☆(3/5)
☆輸送・機械運転職に含まれる職種☆
配達ドライバー、タクシードライバー、トラック運転手、フォークリフト運転作業員、電車運転士、航空貨物業務スタッフなど
輸送・機械運転職は、物流業界で活躍している職種です。
鉄道や船舶・航空機関係は、求人数が少なかったり資格が必要だったりするので、大学中退者からは就職が難しい職種です
しかし自動車運転関係の職種であれば、普通自動車運転免許を持っていれば、学歴や年齢、経験に関わらずほとんどの求人に応募できるのでおすすめです。
自動車運転職を未経験からはじめても、入社後にフォークリフトやクレーン車、二種、大型車などの資格を会社負担で取得して、昇給やステップアップする人も多いです。
大学中退者の就職者は少ない職種ですが、インターネット通販の利用者が増えていることから物流業界への需要は非常に高く、配達ドライバーやタクシードライバー、トラック運転手などは、人手不足の状況なので求人が多く就職しやすい職種です。
10-13. 「介護職」超高齢社会の中で需要が高い職種
給料★★☆☆☆(2/5) | 長く働きやすい★★★☆☆(3/5) | 就職しやすい★★★★★(5/5) | 専門的なスキルが身につく★★★☆☆(3/5)
・給料 ★★☆☆☆(2/5)
・長く働きやすい ★★★☆☆(3/5)
・就職しやすい ★★★★★(5/5)
・専門的なスキルが身につく ★★★☆☆(3/5)
☆介護職に含まれる職種☆
介護士、ホームヘルパー、介護福祉士、ケアマネージャーなど
介護職は、介護サービスの利用者さんに対して身体介護や生活援助を行うことが主な仕事で、利用者から感謝されることも多いやりがいのある仕事です。
高齢社会の中で介護職は求められている職種ですので、今現在求人数が非常に多く就職もしやすい状況にあります。
介護職として働く場合、利用者の身体に触れる身体介護に携わるには、3か月ほどで取得できる介護職員初任者研修の資格が必要になります。
無資格でも身体介護以外の仕事に介護助手として働くことができるので、働きだしてから資格を取得することもできます。
介護職は対人の仕事なので、コミュニケーション能力やストレス耐性、体力が必要とされます。
難関の資格であるケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得すると、現場の介護の仕事ではなくケアプランの提案をする仕事に就くこともできます。
税理士や公認会計士、社会保険労務士や行政書士など、士業の仕事も大学中退者におすすめです。
士業の資格は難関ですが取得できれば資格を活かして就職活動ができるので、大学中退の学歴がハンデになることがほとんどなくなります。
また士業の資格を持っている人だけができる独占業務もあることから、就職後は安定して働き続けられる仕事が多いです。
士業の仕事については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
11. 大学中退後に選べる主な進路
11-1. フリーターになる
フリーターは、正社員と違い勤務時間の拘束がなく自分の都合に合わせて勤務日時を調整できるので、プライベートを優先できます。
また責任のある仕事を任されることが少ないので、仕事でのストレスを感じにくいのもフリーターの特徴です。
しかし年齢が上がるにつれて正社員との収入の差が広がっていくので、フリーターの生涯賃金が5,000万円なのに対し、正社員の生涯賃金は2億2,000万円という結果が出ています。
とりあえずフリーターから始めたい人は、将来事務職に就職希望なら事務のアルバイトをするなど、就職したい職種で役立つアルバイトを選ぶことがおすすめです。
11-2. 正社員就職する
正社員は、アルバイトに比べて給料が高く昇給や賞与、退職金も期待できます。
また基本的に無期雇用なので、同じ企業で定年まで働くことができ、職を失うリスクが少ないことから社会的信頼も厚いです。
正社員はメリットが多いため、中退後に「特にやりたいことがない」という大学中退者も、まずは正社員を目指した就職活動をはじめることがおすすめです。
中退後ニートやフリーターをしている空白期間(ブランク)が長くなるほど、就職が難しくなるので、できるだけ早く就職活動を始めることが大切です。
11-3. 別の大学へ編入する
編入(正式名称:編入学)とは、これまでに習得した単位を活かして別の大学に途中学年から入ることです。
日本の国立大学・私立大学の9割が編入学制度を導入しているので、さまざまな大学の中から編入する大学を選べます。
編入は学部ごとに数名しか募集していないことが多く、2年次または3年次からの編入生を募集していることが多いです。
例えば3年次からの編入生募集の場合、募集要項として、
のように規定されていることが多いです。
11-4. 専門学校へ入学する
専門学校は、就職後すぐに役立つスキルを身に着けることを目的としていて、大学よりも実践的かつ専門的なスキルが身に付きます。
専門的なスキルが身に付き大学中退直後より不利な点が軽減されるので、専門学校で身に着けたスキルが活かせる仕事には就職しやすくなります。
一方で専門学校で学んだ分野以外の仕事には、年齢が上がる分、大学中退後より不利になる可能性があります。
11-5. 資格を取得する
資格取得を目指す人は、不動産業界なら宅地建物取引士、事務職なら簿記、IT関連職ならITパスポートや基本情報技術者など、仕事に関連していて就職に有利になる資格を選ぶとよいです。
また税理士や司法書士など難易度の高い国家資格が必要な仕事では、大学中退も大卒も同じ仕事内容、同等の収入であることが多く、大学中退をコンプレックスに感じにくいメリットがあります。
ただし一般企業の採用選考では、仕事に関係しない資格取得をそれほど評価しない傾向があるので、資格取得にかける時間と資格選びは慎重に行いましょう。
11-6. 中退した大学に再入学する
必要な手続きをすれば中退した大学に再入学できる可能性があります。
再入学できる期限のある大学がほとんどで多くの大学で退学後2~4年以内としているので、その期限内に再入学する必要があります。
ただし大学中退理由によっては再入学が認められにくい場合があります。
病気や怪我が理由でしたら、それらが問題ない状態になっていれば再入学を認められやすいですが、大学で問題を起こした場合などは再入学を認めてもらうのが難しくなります。
12. 大学中退と高卒では、どちらが就職に有利?
大学中退と高卒では就職率は高卒のほうが高いですが、どちらが就職に有利なのかは、採用担当者によって判断が大きくわかれるので一概には言えません。
大学中退者は学校を途中で辞めているので印象が悪く、採用選考で高卒の人よりも不利になることがあります。
しかし大学は卒業していなくても、入学できるだけの学力があると評価されることは多く、偏差値の高い大学の中退者は高卒の人よりも就職に有利になるケースが多いです。
国公立や早稲田・慶応などの超難関大学だけでなく、偏差値50以上の大学であれば、採用担当者も大学名を知っているケースが多いので評価が高くなる可能性があると考えておくとよいでしょう。
ただし、あくまで学力を評価されているので、偏差値が高くない大学を中退しても、あまり評価されることはないと考えておいたほうがよいでしょう。
13. 大学中退者の「大学中退率」と「大学中退理由」
ここからは実際に大学中退した人の「大学中退率」と「大学中退理由」を見ていきましょう。
文部科学省が調査した結果によると、2022年4月から2023年3月、1年間の大学中退者数と大学中退率は以下のようになりました。
また大学中退理由別の割合は以下のようになっています。
出典:文部科学省「令和4年度 学生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査結果」2023年6月
ここでは大学中退理由をランキングでお伝えしましたが、実際には以下のように複数の理由が重なっていることが多いです。
以下の記事では大学別の中退率などについて解説しているので、こちらもチェックしてみてください。
14. 大学中退した学年別の割合
大学中退者には何年生で大学中退をした人が多いのでしょうか。
大学中退をした学年ごとの割合が公表されているので、ここで紹介します。
【大学中退した時の学年(男性)】
1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生以上 |
---|---|---|---|
12.3% | 28.4% | 26.4% | 32.9% |
【大学中退した時の学年(女性)】
1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生以上 |
---|---|---|---|
27.5% | 37.1% | 17.9% | 17.5% |
【大学中退した時の学年(男女計)】
1年生 | 2年生 | 3年生 | 4年生以上 |
---|---|---|---|
17.0% | 31.0% | 23.8% | 28.1% |
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 66) 」2015年5月
男女で大学中退をした学年に大きな違いがみられます。
女性は1年や2年で大学中退をした人が多く、男性は1年で大学中退をした人は最も少なく、2年以降で大学中退をした人が多いです。
男女合計の結果はアンケートを行った人に男性が多かったことから、男性の結果に近いものになっています。
15. 大学中退者が就職した時の給料額【アンケート結果あり】
大学中退者が就職すると、どれくらい給料が貰えるのでしょうか。
「大学中退後に、はじめて正社員就職した初年度の年収」についてアンケートを行ったので結果を見ていきましょう。
1位は251~300万円で、大学新卒の初年度平均年収と同等程度であることが分かりました。
1位と僅差の2位151~200万円は、高卒の初年度平均年収と同等程度なので、大学中退者は高卒か大卒いずれかと同じ程度の年収を得ることができるようです。
しかし初年度の平均年収は大卒、高卒、大学中退者ともに大差はありませんが、残念ながら年齢が上がっていくほどに大卒との差が開いていく傾向があります。
厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、大学を卒業した場合、全年代の平均月収は、
ですが高卒の平均月収は、
とされていて男性で9万円、女性で7万円の差があります。
また月収だけではなく賞与にも差が開くことから、大学・大学院卒の場合、生涯賃金は、
が平均なのに対し、高卒では、
となっています。(労働政策研究研修機構「ユースフル労働統計 2019-生涯賃金など生涯に関する指標」)
生涯賃金では大卒と高卒で男女ともに6,000万円前後の差があります。
このような解説を聞くと、就職意欲が低くなるかもしれませんが、正社員就職の機会を逃してフリーターを続けてしまうと生涯賃金はさらに低くなります。
また、これは全ての職種の平均です。
どのような学歴でも経験を積んでキャリアアップ転職をしたり、インセンティブが入る職種を選ぶなど努力次第で平均以上の年収を得ることが可能です。
16. 10代の大学中退者は就職で不利になる?
大学中退をして10代で就職活動を行う場合、年齢がネックになって就職が難しくなるのではと心配する人も多いです。
年齢が若いことによる影響は、よい面も悪い面もありますが、大学中退者の就職においては有利になることがほとんどです。
まず、よい面からお伝えすると、平成19年に雇用対策法が改正されてから、求人の応募条件で年齢制限を行えないので、年齢が原因で応募できる求人が減ることはありません。
また10代であろうと20代であろうと、企業から見た大学中退者は、最終学歴が高卒で仕事未経験であることに変わりはありません。
むしろ年齢は若ければ若いほど今後の成長に期待してもらえたり、職場にフレッシュな風を入れてくれるのではと前向きに捉えてもらえることが多いです。
一方で落ち着いた人を採用したいと考える企業では、10代の人は仕事に対する意識の違いから頼りなく見られたり、職場の雰囲気に合わないと思われることがあります。
このような印象を解消するためには、履歴書や面接で強みである若さやフレッシュさだけをアピールするのではなく、
などもアピールして今後に期待できると思ってもらうことが大切です。
17. 有名大学を中退したら就職で有利になる?
東大や京大、慶応や早稲田など偏差値の高い有名大学を中退した人には、起業して大成功した人もいますが就職する場合は有利なのでしょうか?
有名大学を中退しても最終学歴は高卒ですので「高卒以上」「学歴不問」の求人にしか基本的に応募できません。
しかし「高卒以上」「学歴不問」の求人では、中退した大学の偏差値が高いほど評価が高くなることがあります。
大学中退していると継続力がない印象を持たれやすいですが、偏差値の高い大学を中退していると、少なくとも入学するまでは勉強を継続していたことが分かるからです。
また学力があることの証明にもなり、論理的思考能力が高く、仕事でも成果を出してくれるのではないかと評価してくれる企業も多いです。
注意したいのは、
「中退しているとはいえ、有名大学に通っていたのだから大学名だけで採用されるだろう」
と就職活動対策を怠ってしまうことです。
どれだけ偏差値の高い有名大学でも、中退すれば学位はありません。
中退というネガティブな印象よりも有名大学に入学できたというポジティブな印象を強く持ってもらえるように、中退という事実を受け入れた上で前向きに中退理由を話せるようにしておきましょう。
18. 大学中退者は離職率の高い業界を避けるべき?
皆さんが実際に仕事を行う可能性のある企業には、離職率の高い業界に分類される企業もあります。
ここからは大学中退者は離職率の高い業界を避けるべきなのかを、産業別の入職率・離職率や平均年収と照らし合わせながら解説していきます。
働きやすい企業の特徴も解説するので、離職率の高い業界に関心のある人や企業選びのポイントを知りたい人は参考にしてください。
18-1. 産業別の入職率・離職率
以下の図は厚生労働省が調査した「令和2年の産業別入職率と離職率」を離職率が高い順に並べ変えたものですので見ていきましょう。
※産業別入職(離職)率とは、特定の産業の全労働者に対する、新たに就業(離職)した労働者の割合。
出典:厚生労働省「産業別の入職と離職(図3-1)」令和2年(2020年)
離職率の高い業界の上位4位は以下の通りで、いずれもサービスの対象が法人ではなく個人の消費者という共通点があります。
個人の消費者を対象とした業界の離職率が高い理由としては、
といったことが挙げられます。
一方でメリットもあり、
といったことから入職率が高いのも特徴です。
18-2. 離職率は平均年収に関係している
業界の離職率は、その業界の平均年収が大きく関係しています。
国税庁による「令和元年分民間給与実態統計調査結果」で業界ごとの平均年収を見てみましょう。
となっていて離職率の低い業界は平均年収が高めで、離職率の高い業界は平均年収が低めであることが分かります。
どのような仕事にも大変なことはありますが、仕事が辛いと感じたときに給与が低かったり昇給が見込めないとモチベーションが保ちにくいからです。
また給与が低いと転職しても大幅に給与が下がることがないので、転職に抵抗がなくなってしまうことも離職率の高さに繋がっていると言えます。
そのため仕事を選ぶときは、どの程度給料を重視するのかをしっかり考えた上で決めると、早期離職しにくいと言えます。
18-3. 離職率が高い業界の企業=ブラック企業ではない
ここまで業界別の離職率について解説してきましたが、離職率の高い業界の企業=ブラック企業ではありません。
ブラック企業の特徴として、
などが挙げられますが、宿泊業やサービス業、小売業など離職率が高いとされる業界でも、働きやすい環境が整った企業はたくさんあります。
逆に金融業・保険業、情報通信業などの離職率が低いとされる業界でも残業が多くノルマがきつい企業もあります。
業界ごとの離職率の高さが、企業選びの一つの目安となるのは事実ですが、それだけを見て関心のある仕事を諦める必要はありません。
ただし上記で解説したように、離職率の高い業界の平均年収が低いことは事実なので、高収入を目指している人は平均年収の高い業界を選ぶのも一つの手です。
18-4. 働きやすい企業の特徴
離職率が企業選びの目安にしかならないのであれば、どうすれば働きやすい環境の求人を見つけられるのでしょうか。
ここからは働きやすい企業の特徴を4つ解説します。
離職率が高いとされる業界でも、これらに当てはまる企業では働きやすい可能性が高いです。
それなりに従業員数がいる企業は、企業の口コミサイトに従業員のリアルな口コミが書かれているので、職場環境の参考にしてみてください。
19. 大学中退者は就職する際に中退の証明書が必要?
大学中退後に就職した100人の方に、就職する際に学歴の証明書を求められたかアンケートを取った結果が以下ですので、見てみましょう。
大学中退者の最終学歴は高卒なので、高等学校の卒業証明書を求められるケースと大学中退の証明書を求められるケース、めったにはありませんが両方を求められるケースがあります。
また就職時に学歴の証明書を求められないケースも多いことが、アンケート結果からわかります。
大学中退の証明書を求められた場合は、退学証明書を提出するのが一般的です。
まだ退学手続きが完了していない場合は、
を提出できます。
これらの証明書は学校で受け取ることもできますし、郵送で送ってもらえる場合も多いです。
証明書の見本や証明書の詳しい発行方法については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
大学中退者は就職時に退学証明書が必要?中退を証明する書類4種類と発行方法
20. まとめ
考え方の多様化が広がっている現代は、以前に比べて大学中退へのマイナスイメージが減ってきています。
就職活動を成功させるには、自分に自信を持って面接に臨むことが大切です。
まずは大学中退を振り返り「あの時は中退するしかなかった」「中退という失敗をしたから成長できた」など自分の中で大学中退を受け入れることから始めましょう。
また就職エージェントやハローワークなど様々なサービスを利用して、一人で悩まずに効率よく就職活動を行いましょう。
2024年最新版!大学中退者に人気の就職サイトBEST3
大学中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
※ランキング調査期間:2024年4月1日~2024年5月1日
ジェイック就職カレッジ |
ジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(大学中退者に限ると90.7%)の実績を持つ就職エージェントです。 中退者向けの求人を紹介してくれたり、中退者向けの就職講座で、面接での中退理由の伝え方やマナーを学べます。 |
---|---|
リクナビNEXT |
リクナビNEXTは、大学中退者の利用者が多い人気求人サイトです。 様々な職種や地域の求人に加え、他では得られない大企業の求人も充実しています。 |
ハタラクティブ |
ハタラクティブは、フリーターや大学中退者向けの就職エージェントです。 求職者と年齢が近いキャリアアドバイザーが親身になって相談に応じてくれ、未経験から応募できる求人を紹介してくれます。 |
大学中退者におすすめの就職サイトを全て見たい方は、以下からチェックしてみてください。
大学中退者におすすめの就職サイト(就職エージェントと求人サイト)17選
弊社カジュアル相談を活用してください
弊社(株式会社ウェイズファクトリー)では、大学中退後の就職活動について、無料で気軽に相談できる窓口を設けております。
弊社のキャリアアドバイザーに、メールや電話で相談できます。
というような質問に、就職支援15年以上の経験を元にお答えします。
また、必要な方には、大学中退者が応募できる未経験歓迎の正社員求人を紹介することもできます。
ご相談したい方は、以下の記事の下にあるフォームよりお申し込みください。
岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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