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大学を中退したらハローワークに行ってみよう

最終更新日:2024年8月28日

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ハローワーク(職業安定所)に行ったことはありますか?

ハローワークは、就職支援を行なっている公共の施設です。

働ける人なら誰でも利用することができるので、大学中退者も、大学中退予定の人も利用できます。

ここでは、

  • ハローワークで提供されているサービス内容
  • ハローワークの利用方法
  • ハローワークの職員は怖いのか
  • 大学中退者はハローワークを利用して就職できるのか

などについて詳しく解説していきます。

ハローワークについて詳しく知って、効率よく就職活動を進めましょう。

2024年最新版!大学中退者に人気の就職サイトBEST3

大学中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
※ランキング調査期間:2024年4月1日~2024年5月1日

第1位
ジェイック就職カレッジ
ジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(大学中退者に限ると90.7%)の実績を持つ就職エージェントです。

中退者向けの求人を紹介してくれたり、中退者向けの就職講座で、面接での中退理由の伝え方やマナーを学べます。
第2位
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、大学中退者の利用者が多い人気求人サイトです。

様々な職種や地域の求人に加え、他では得られない大企業の求人も充実しています。
第3位
ハタラクティブ
ハタラクティブは、フリーターや大学中退者向けの就職エージェントです。

求職者と年齢が近いキャリアアドバイザーが親身になって相談に応じてくれ、未経験から応募できる求人を紹介してくれます。

大学中退者におすすめの就職サイトを全て見たい方は、以下からチェックしてみてください。

大学中退者におすすめの就職エージェントと求人サイト18選のアイキャッチ画像大学中退者におすすめの就職エージェントと求人サイト18選

1. ハローワークで提供している7つのサービス

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ハローワークのサービスでよく知られているのは、「求人情報の検索」や「就職活動の相談」ですが、他にもさまざまなサービスを行っています。

ここではハローワークで提供している主要なサービス7つを詳しく解説していきます。

1-1. 求人情報の検索

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ハローワークでは設置されたパソコンを使って、ハローワークに掲載されている求人を検索することができます。

ハローワークは求人を出そうと考えている企業が、まずはじめに検討する掲載場所でもあるので正規・非正規を問わずたくさんの求人が掲載されています。

求人数としては全国各地100万件以上の求人が掲載されています

職種・勤務地・週休日数・土日休みか平日休みかなどの条件で細かく求人を絞ることができるので、希望の求人を見つけやすいです。

自宅からハローワーク求人を検索できる

ハローワークの求人は自宅からでも「ハローワークインターネットサービス」を利用して検索、閲覧することができます。

ハローワークに求職登録を済ませた人だけが見られる求人もあるので、全ての求人を見たい人はハローワークで求職登録を行いましょう

1-2. 就職活動の相談

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ハローワークでは、求人に関する内容はもちろん、就職活動に関することであれば何でも相談に乗ってもらえます。

「どのような企業がよいのか分からない」と相談すれば、一緒に求人を探してくれるほか、

  • 現在の応募人数と、そのうち何名が書類選考を通過しているか
  • 募集人数〇名のうち何名が内定しているか

といった現在の採用状況も教えてもらえます。

また、「求人情報の応募条件にパソコンの基本的なスキルと記載があるが、どの程度求められているか」というような求人票を見ただけでは分からないことも質問することができ、職員が分からない内容は、その場で企業に電話で問い合わせてもらえます

履歴書の書き方や面接の受け方もアドバイスしてもらえるので、就職活動に関するあらゆる疑問は相談員に相談するくらいの気持ちで利用してみましょう。

ハローワークを利用する際の注意事項

民間の就職エージェントのアドバイザーの多くは、国家資格「キャリアコンサルタント」を保有していますが、ハローワークの相談員は保有していなくても働くことができます。

そのため、就職活動の知識が豊富でない人もおり、分かる範囲でアドバイスはしてくれますが、大学中退理由の伝え方などイレギュラーな内容に関しては、参考にならない場合もあります

また、ハローワークは求人数は多いですが、優良企業かどうかはあまり精査されていないので、ブラック企業には自分で注意しなければいけません。

大学中退者の就職活動のポイントや、大学中退者を積極的に受け入れている優良企業の紹介などのサービスが受けたい人は、大学中退者の就職に強い就職エージェントを利用しましょう。

就職活動を徹底的にサポートしてくれる就職エージェントと、あまり干渉されずマイペースに就職活動ができるハローワークでは、サービスに違いがあるので、目的に応じて両方を上手く利用するとよいでしょう。

以下の記事では、多くの大学中退者の内定実績がある就職エージェントや求人サイトを紹介しているので、ぜひ活用してください。

recruitment-website.jpgのサムネイル画像大学中退者におすすめの就職エージェントと求人サイト18選

1-3. 求人の応募手続き

求人の応募手続きのアイキャッチ画像

ハローワークで掲載されている求人に応募したいことを伝えると、企業に電話して書類選考や面接の日程を決めてくれます

企業との電話では、応募者の年齢や性別、職歴などを伝えられ、企業の意向により応募できないこともあります

応募できないと聞くと残念に感じますが、履歴書を書いたり面接に行く手間を省くことができるので効率よく就職活動を行うことができます。

ハローワークの求人に応募が完了すると、書類選考や面接の際に必要な「ハローワーク紹介状」を作成してくれるので、なくさないようにしましょう。

自宅からハローワーク求人に応募できる

2021年9月からハローワークを訪問しなくても「ハローワークインターネットサービス」から求人に応募できる、オンライン自主応募が利用できるようになりました。

ただしオンライン自主応募の場合は、ハローワークの紹介にはならないので再就職手当などがもらえない場合があるので注意が必要です。

詳しくは「オンライン自主応募について」を参考にしてください。

1-4. 就職セミナーの開催

就職セミナーの開催のアイキャッチ画像

ハローワークでは、

  • 仕事の選び方
  • 履歴書対策セミナー
  • 面接対策セミナー
  • Exelセミナー

など、就職に役立つ各種セミナーを開催していて、どれも無料で受講することができます。

大学中退者は、大学で行われるセミナーに参加することができず、就職活動の情報が不足しがちなので、積極的に参加したいところです。

セミナーの予定は各自治体によって異なるので、住んでいる地域のハローワークのホームページや、電話などで確認して予約しましょう。

また、以下の記事では、ハローワークのセミナーの内容について詳しく解説しているので、自分に必要なセミナーを探してみてください。

ハローワークのセミナーに参加してみよう!ハローワークのセミナーに参加してみよう!

1-5. 若年層の正社員就職支援

若年層の正社員就職支援のアイキャッチ画像

近年、「わかものハローワーク」「わかもの支援コーナー」などの名称で、若者(おおむね35歳以下)の正社員就職に向けたさまざまな支援を行ってくれるサービスができました。

正社員経験の少ない人や、正社員経験のないフリーターやニートの方の正社員就職を目標としていて、専任の担当者が個別で履歴書添削や面接対策を行ってくれます

通常のハローワークより手厚く就職活動をサポートしてくれるので、就職活動に慣れていない大学中退者は積極的に利用したいサービスです。

このサービスはすべてのハローワークで受けられるわけではありませんが、以下から所在地が確認できるので、近くにある場合は利用してみてください。

わかものハローワーク所在地

1-6. 求職者支援制度

求職者支援制度のアイキャッチ画像

求職者支援制度は、プログラミングや事務職で使えるパソコンスキルなどを、無料で学ぶことができる制度です。

雇用保険に加入していた人が対象の職業訓練と違い、雇用保険加入者以外を対象としているので、大学中退者も利用することができます。

受講期間は3か月から6か月で、実践で使えるスキルを身につけることができることから、平成23年から26年のデータでは、受講を修了した人90,083人の内、修了後3ヶ月以内に71,947人、約80%の人が就職できています

求職者支援制度については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

大学中退者も利用できる資格が無料で取れる求職者支援制度大学中退者も利用できる資格が無料で取れる求職者支援制度

1-7. 雇用保険の手続き

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ハローワークでは、失業した際に受給できる雇用保険や、就職のためのスキルを身に着けられる求職者支援制度の手続きができます。

雇用保険には以下の受給資格条件が決められており、以下の2つの条件に当てはまると、基本手当が支給されます。

  • ①ハローワークで求職申込みを行い、就職しようと努力し、就職できる能力があるにもかかわらず、失業状態にある
  • ②離職日前の2年間に、通算12ヶ月以上の被保険者期間がある(特定受給資格者や特定理由離職者は1年間に6ヶ月以上でも可)

就業経験のない大学中退者は、今は受給することができませんが、就職後、次の仕事が決まらないまま退職した際に、お金を受給できる制度があることは知っておきましょう

2. はじめてハローワークに行く時の利用方法

はじめてハローワークに行く時の利用方法のアイキャッチ画像

2-1. ハローワークの所在地を確認する

ハローワークの所在地を確認するのアイキャッチ画像

ハローワークは全国にあり、求人検索や職業相談はどこのハローワークでも利用することができます。

一方で、雇用保険や求職者支援制度などは、住んでいる地域を管轄しているハローワークでしか利用できないので注意が必要です。

各都道府県別のハローワークの所在地や、自分の住んでいる地域を管轄しているハローワークは、以下のページで調べることができます。

ハローワーク所在地

各ハローワークによって駐車場や駐輪場の有無が異なるので、車や自転車を利用したい場合は、前もってハローワークに電話で確認しておきましょう。

2-2. ハローワークに行く目的によって予約必要か確認する

ハローワークに行く目的によって予約必要か確認するのアイキャッチ画像

ハローワークに行く目的によって、予約が必要な場合がありますが、初めて行く時は基本的に予約不要です。

求人検索や職業相談は、求人検索用のパソコンはたくさんあるので、長時間待つケースは少ないですが、職業相談は数十分待つこともあるので、いずれにしても時間に余裕を持って行きましょう。

また、雇用保険や求職者支援制度は、2回目以降は指定された日時に伺うことになりますが、初回の手続きは予約不要です。

ただし、各種セミナーを受講したい場合は、事前申し込みが必要です。

2-3. はじめてハローワークに行く時に必要な持ち物

はじめてハローワークに行く時に必要な持ち物のアイキャッチ画像

求人検索や職業相談を目的にハローワークに行く場合、絶対に必要なものはありませんが、求人の詳細や職員のアドバイスなどを書き留めておけるように、メモ帳とペンは持っていきましょう。

また、当日よい求人が見つかった場合、すぐに面接の日程を決めてもらえることがあるので、スケジュール帳があるとスムーズです。

一方、雇用保険の手続きを目的にハローワークに行く場合は、以下のものが必要です。

  1. 離職票-1
  2. 離職票-2
  3. マイナンバーカード
  4. 本人の印鑑(認印可)
  5. 写真2枚
  6. 本人名義の通帳またはキャッシュカード

一つでも忘れると手続きができないので気を付けましょう。

2-4. ハローワークに行く時の服装

ハローワークに行く時の服装のアイキャッチ画像

ハローワークに行く際の服装の決まりはないので、私服で問題ありません。

実際にほとんどの人が私服ですが、あまりにもヨレヨレの服や、ボサボサの髪は避け、清潔感のある恰好を意識しましょう。

ハローワークに行く時の服装が就職活動の合否に影響することはありませんが、企業への応募手続きや就職相談を行ってくれる職員の方も人間なので、できるだけよい印象を持ってもらう方が得策です。

2-5. はじめてハローワークを利用する時に必要な手続き

はじめてハローワークを利用する時に必要な手続きのアイキャッチ画像

受付で初めて来たことを伝えると、求職申込書の記入を案内されます。

求職申込書は、ハローワークに提出する履歴書のようなもので、

  • 名前
  • 住所
  • 学歴
  • 資格
  • 職業経験

などの情報を記入します。

これらの情報を参考に、ハローワーク側が求人紹介などのサービスを提供します。

求職申込書を提出した後は、整理券をもらい、各種手続きが完了し書類がそろうのを待ちます。

準備が完了したら、相談員に呼ばれるので、そこで「ハローワークカード」をもらいます。

ハローワークカードは、求人情報検索の際や、その他のサービスを受ける際に必要になるので、大事に持っておきましょう。

この手続きは以下から事前にインターネットで登録することも可能です。

ハローワークインターネットサービス

3. ハローワークの職員は怖い?

ハローワークの職員は怖い?のアイキャッチ画像

ハローワークにはじめて行く時は、「大学中退したことを怒られないだろうか」「大学中退後フリーターしていたことを説教されないだろうか」と不安に思うかもしれません。

しかし、対応は職員によって差があるものの、基本的に優しく話を聞いてくれたりアドバイスをしてくれることが多いです。

職員は求職者の質問に答えることがメインですが、ときどき職員から質問されたり、求人やセミナーを紹介されることがあります。

その際、乗り気じゃないものは断って構いませんし、不安があれば正直に話して構いません。

大学中退後、自信をなくしていたり、不安でいっぱいなときは、親身になってくれる人がいるだけで前向きになれるので、あまり心配せず気軽に利用してみてください。

ただし、職員によっては、説教をしてきたり、嫌みっぽい言い方をされることもあるようです。

4. 大学中退者がハローワークを利用しても就職できない?

大学中退者がハローワークを利用しても就職できない?のアイキャッチ画像

大学中退していても、ハローワークを利用して就職することは可能です。

しかし、インターネット上では、「大学中退者がハローワークを利用しても就職できない」という内容がよく書かれています。

ここでは、なぜそのようなことが書かれているのかを解説していきます。

4-1. 就職エージェントと比べるとサポートが少ない

就職エージェントと比べるとサポートが少ないのアイキャッチ画像

大学中退者の就職活動をサポートしてくれるサービスは、主にハローワークと就職エージェントの二つで、両方とも就職活動サポートを無料で行ってくれるので、積極的に活用したいサービスです。

しかし、ハローワークと就職エージェントでは、求人の探し方、応募方法、就職相談の時間や内容など違いがあります。

まず求人の探し方ですが、ハローワークは自分で求人を検索しますが、就職エージェントはその人に合った求人を選任の担当者から紹介してもらえるので、ミスマッチが起こりにくいです。

次に応募方法に関しては、ハローワークは一社受けるたびに手書きの履歴書を書かないといけないことがほとんどですが、就職エージェントではインターネットに保存された履歴書を何度も使いまわせるので、大幅に手間が省けます。

最後に就職相談の違いですが、ハローワークは幅広い世代の就職支援を行っていることもあり、どの世代の就職活動にも共通するような一般的なアドバイスが中心です。

一方、就職エージェントは、それぞれのエージェントごとに得意とする対象者が決まっているので、大学中退者の就職に特化したサービスでは、大学中退のネガティブな印象をカバーする方法を教えてくれるなど、より自分に合ったアドバイスをもらえます

このようなことが、大学中退者のような就職活動経験の少ない人は、ハローワークを使っても就職できないと言われる理由の一つです。

以下の記事では、大学中退者の就職に強いエージェントを紹介しているので、チェックしてみてください。

recruitment-website.jpgのサムネイル画像大学中退者におすすめの就職エージェントと求人サイト18選

4-2. 仕事探しの方法が多様化し、求人が分散している

仕事探しの方法が多様化し、求人が分散しているのアイキャッチ画像

大学中退者がハローワークを利用しても就職できないと言われる理由の二つ目は、インターネットの普及によりさまざまな媒体に求人が分散し、ハローワークでは見つけられない求人が増えたことです。

企業にとってハローワークは、無料で掲載できるというメリットがありますが、利用者層が幅広い分、求めている人材を採用できるまでに多くの時間とコストがかかってしまうというデメリットも影響しています。

また、ハローワークの利用者層は、実は30歳以上が85%を占めているため、若者を採用したいと考える企業は、ハローワーク以外に求人を掲載することも多いです。(参考 独立行政法人労働政策研究所・研究機構HP

大学中退で正社員経験がなくても、若い人を採用したいと考える企業は多いので、ハローワークだけでなく未経験者に特化した就職エージェントなどと併用して、よい求人を見落とさないようにしましょう。

5. まとめ

大学中退者にとって、ハローワークは、

大学中退者は大学の就職課を利用できるの?のアイキャッチ画像大学の就職課

の代わりになるものです。

就職課でも、ハローワークでも、そこにいる相談員を使えるだけ使っている人はやはり就職活動の結果がよいです。

一人で就職活動を行うのもよいですが、相談員は、皆さんと同じような立場の人をこれまでに、たくさん見てきているので、アドバイスできることがたくさんあります。

ですので、全てを自分一人でやると考えずに、相談員を最大限活用してみましょう。

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第1位
ジェイック就職カレッジ
ジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(大学中退者に限ると90.7%)の実績を持つ就職エージェントです。

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第3位
ハタラクティブ
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記事の監修者

岸 憲太郎

・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業

人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
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