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大学中退者の面接対策【基本動作・マナー・持ち物】
最終更新日:2023年9月14日
ここでは大学中退者が就職面接を受ける際の「基本動作」や「マナー」「持ち物」といった面接の基本事項をチェックしていきます。
面接の基本動作やマナーについては、文章だけでは分かりにくいのでイラストを利用して解説しています。
面接でどれだけうまく質問に答えても、基本的なことができないようでは面接官に悪い印象を持たれます。
しっかり基本をおさえた上で面接にのぞみましょう。
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1. 面接会場での基本動作とマナー
面接の際には基本動作を行わなければならないのですが、いきなりやろうと思ってできるものではありません。
自宅で何度か練習をしておけば、できるようになるので、部屋の真ん中に椅子を置いて入室から退室までの動作を以下の解説を参考に練習しておきましょう。
1-1. 面接会場到着まで
面接が行われる時間は朝からとは限らず昼以降の場合もありますが、なるべく早く起きてリラックスした状態でいましょう。
家を出る時間も余裕を持っておき、面接を受ける場所には20分くらい前に到着するのがベストです。
20分前に着いても早々に受付に行くのではなく、近くで待機し5~10分前に受付に行くようにしましょう。
待機している間に携帯電話の電源を切り、鏡がある場所で身だしなみを再度確認しておくとよいでしょう。
それでもまだ時間がある場合は、履歴書のコピーを見直して想定質問や考えてきた回答内容を振り返っておきましょう。
1-2. 受付での取次の依頼
受付に到着したら、
「~時の面接を予約しています~です」
と名乗りましょう。
そうすれば受付の人が面接部屋か待機場所に案内してくれるので、そこで待ちます。
受付の人や案内の人は面接官ではありませんが、横柄な態度で接しているとその態度を報告されることがあるので、礼儀正しく受け答えしましょう。
1-3. 面接室内でのマナー
面接室には面接官に名前を呼ばれてから入ります。
ドアがあるなら3回軽くノックをして「どうぞ」と言われたら、
「失礼します」
と声をかけてから入室します。
ドアは、そのまま閉めるのではなくドアの方に向き直って静かに閉めます。
そしてドアの前で面接官の方を向いて、軽くお辞儀(お辞儀の傾きが30°程度)をします。
面接室の真ん中に椅子が用意されているので、その椅子の左側に立ち、
「~です。本日はお忙しい中、面接時間を取っていただきありがとうございます。よろしくお願い致します」
と言って深くお辞儀(傾き45°程度)をしましょう。
その後に提出物があるのでしたら、それを手渡しましょう。
以上のことが終わると面接官から、
「どうぞ座ってください」
と言われるので、その後に椅子に座ります。
椅子に座った後は鞄を椅子の左の地面に立てておくか、立たない鞄なら椅子に立てかけておくようにします。
背もたれと背中の間に置いてもよいです。
小さいバッグなら膝の上に置いてもよいということを聞きますが、おすすめはしません。
膝にバッグがあると、手の置き場所に困ったり膝からバッグが落ちたりする可能性があるからです。
座る姿勢は背筋を伸ばして背もたれには持たれないようにして、面接の初めだけでなく最後までこの状態を維持するように心がけましょう。
1-4. 面接中に気を付けたいこと
面接中は「聞くときはしっかり聞く」「話すときはしっかり話す」という心がけが大事です。
質問された内容をしっかり把握し、それに対して適切な答えを返していきましょう。
緊張して頭が真っ白になることもあるかもしれませんが、そういった人も面接官は何度も見ていますので慌てなくてよいです。
質問がうまく聞き取れなかったのでしたら「すみません」といってから、もう一度尋ねましょう。
緊張していてもマナーを守り礼儀正しく、しっかり受け答えしようとしていれば面接官の印象が悪くなることはないです。
1-5. 面接後のマナー
面接が終わったら椅子の左側に立ち上がり、
「本日はありがとうございました」
と言い深くお辞儀しましょう。
その後ドアの方に向かいドアの前で面接官の方を向いて、
「失礼します」
と言いお辞儀をしてから退出します。
最後にドアを締める際は、室内のほうを向き直って閉めましょう。
面接室から出た後も、家に着くまでは面接評価の対象範囲であると思って帰りましょう。
2. 面接に行くまでのチェック事項
「面接の合否は用意の段階で決まっている」と言えるほど、面接に行くまでの準備は大事です。
面接に行くまでのチェック事項を押さえることで、減点対象を減らせるので、ここで確認していきましょう。
2-1. 面接前日までに、面接に持っていくものを揃える
面接当日に慌てないように、前日までに持っていくものを揃えておきましょう。
面接日に必要なものには以下のようなものがあります。
- 面接日に提出する履歴書や職務経歴書の原本
- 確認用の履歴書や職務経歴書のコピー
- 文房具(ボールペン、鉛筆、消しゴム)
- メモ帳
- 携帯電話
- 紙の地図
- ハンカチ、ティッシュ
- 腕時計
- 傘
- 鞄(カバン)
必要になった時に、ないことに気づいて焦ってしまうと面接での緊張をより高めてしまいます。
前日までに持っていくものをきちんと揃えておき、当日はリラックスした状態で家を出て面接会場に向かえるようにしておきましょう。
2-2. スーツのシワのチェック
筆記試験や繰り返される面接を何度も受けていると、スーツがシワだらけになっていることがあります。
シワに気づかずに面接にのぞむと、第一印象が悪いために評価を下げられてしまう可能性があります。
本人もなぜ評価が悪くなっているのか気づかない場合もあるので、スーツのよれ具合に関しては事前にチェックしておきましょう。
最近のスーツは形状記憶であることも多く、シワが寄りにくい仕様になっているのですが、座ったり立ったりを繰り返したり長時間歩いたりするととシワになります。
ですので、ちょっとしたシワならスーツ用のスプレーを使って伸ばしたり、少し手間は掛かりますがアイロンを使って伸ばしたりしておきましょう。
あまりにひどい時にはクリーニングを利用しましょう。
普段スーツを着ない生活を送っている人は、シワについてあまり問題視していない人も多いですが、社会人になりスーツを普段から着るようになると、しわしわの服は変に目立って恥ずかしいことだと気づきます。
面接においても大きな減点対象になりかねませんので、気をつけておきたいです。
面接当日は、家を出る前に再度、全身(スーツ、ネクタイ、髪型、化粧)を鏡で見ておかしな所がないかチェックしておきましょう。
服装や身だしなみについては、以下の記事でさらに詳しく説明しているので参考にしてみてください。
2-3. 履歴書、職務経歴書を再チェック
面接の前日には受験する企業に提出した履歴書(用意したのであれば職務経歴書)のコピーをもう一度チェックしましょう。
志望動機欄や自己PR欄でアピールした内容については、面接でさらに深く質問されるはずです。
質問される可能性のあることについては、想定質問を考えておき事前に回答内容も用意しておくとよいでしょう。
2-4. 面接地までの運賃や路線、経路を前もってチェック
社会人になって最も問題視されるのが遅刻や無断欠席です。
学生気分でいると、ある程度遅れても問題ないと考えてしまいがちですが、重要な案件を扱っている時に遅刻をされると、企業によっては何億という損失になりかねません。
海外の企業であれば、この辺りはある程度ルーズな部分もありますが、日本企業では特に厳しく、遅刻した時点で選考に参加できなくなる企業もあります。
それくらい時間に関しては厳しいものだと思って、前もって面接地までの経路を調べておき遅刻しないようにしましょう。
最近ではスマートフォンがあるので、道に迷っても何とかなると思う人もいるかもしれませんが、いざ必要な時に電池がなくなることもあります。
都心部など経路が複雑なところでは、紙の地図も用意しておくとよいでしょう。
3. まとめ
ここまで面接に関しての「基本」をおさえてきました。
基本とはいえ「面接は難しい」と思った人もいるかもしれませんが、何度か面接を受けていると難なくできるようになります。
しかし慣れた頃に最も問題を起こしやすいので、どれだけ慣れても毎回毎回の面接を初めて受けるような気持ちで、礼儀正しく臨むようにしましょう。
次に、大学中退者ならではの面接で気をつけなければならない重要なことがあるので、
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その他の面接関連の記事は、この下に関連記事としてまとめています。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
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