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面接では良い印象を残すことが重要
最終更新日:2023年10月5日
大学中退者など経歴に悪いイメージがある人には、面接で自信なさげに質疑応答をする人が多いです。
このような人たちでも、面接官側の採用基準に合っていれば採用される可能性はありますが、第一印象が悪いと面接での回答の内容まで悪く聞こえます。
面接という短い時間で採用不採用を決める際には、第一印象で合否が決まることもあるので注意が必要です。
1. 話し方や身振り手振りがチェックされている
面接での回答にばかり気がとられて、態度が横柄になったり、逆に考えすぎて元気が無いように見えたりすることは、よくある失敗です。
ちょっとしたことと思っていても、大きな差として面接官の受ける印象として残ることがあるので、面接中の態度や身振り手振りには気を遣っておきましょう。
面接での印象をよくするには、自宅で鏡に向かって質問への回答を述べてみるのが効果的です。
鏡に向かって質疑応答を疑似体験することで、自信なさげに話していたり、棒読みのような回答をしているといったことに気づけます。
自分でも違和感を覚える行動は、面接官からも印象が悪く思われます。
鏡の前で、
- 自信を持って回答をする
- 自分の言葉でわかりやすく伝える
- 面接官の質問にしっかり耳を傾ける
といったことが、できているかチェックしてみましょう。
就職エージェントやハローワークでは、面接対策として面接時の質疑応答のチェックを行ってくれるので、一度問い合わせて利用してみるとよいでしょう。
もし利用できなくても、親や友人などにチェックをお願いするだけでもさまざまな点を指摘してもらえます。
2. 入社意欲が伝わっているか
採用選考では採用条件が設けられているので、それらを満たしている場合に採用となります。
しかし条件を満たす人に内定を出しても、入社してもらえない可能性が高い場合、内定を出さない場合があります。
入社を断られると、もう一度採用活動をしなければならず、手間やコストがかかるので、かならず入社してもらえることが重要だからです。
そういった疑いを持たれないためは、入社意欲を伝えることが大事です。
面接で入社意欲を確認する質問には以下のようなものがあります。
- 当社を志望した理由は、どういったことですか?
- これからも就職活動は続けますか?
- 他にはどのような企業を受けていますか?
答えるのに困る、きわどい質問が多く、面接官側もそれを承知で質問しているので、答える側にも覚悟が求められます。
もし志望度が高く内定を貰えれば入社したい企業であるなら、入社意欲の高さが伝わる回答をしましょう。
例えば「これからも就職活動は続けますか?」という質問をされたなら、
「もし御社に内定を貰えれば就職活動を終えるつもりでいます」
というような回答をすれば採用側は内定を出しやすいです。
ただし入社意欲を強く伝えるために、
「御社以外は就職活動をしません」
などと答えてしまって、もし続けて就職活動をしている姿を見られると印象が悪くなります。
このような質問がされた際に、どのように答えるのかは企業毎に考えておき、企業によい印象を残すようにしたいです。
3. マナーや敬語に注意
面接時のマナーについては、
で説明しているのでチェックしてみてください。
面接に参加する人の多くが同じ面接マナー様式にそっているので、マナーができない人は目立ってしまいます。
はじめは慣れないかもしれませんが、面接で必要なマナーは毎回同じですので、事前に慣れるまで練習しておくとよいでしょう。
敬語に関しては、少し前まで学生だったわけですから、少しおかしな尊敬語や謙譲語になっても、それで減点をされることは少ないです。
しかし、これから社会人として働くことになるので、自分なりに敬語について勉強して他の受験者に劣らない程度に話せるようにしておきましょう。
面接で注意したい敬語
自分を指す言葉を「わたし」にするのか「わたくし」にするのかで迷う人が多いですが、これはどちらでも問題ありません。
時々「わたくし」の方が丁寧でよい印象を与えるというアドバイスも見かけますが、言い慣れていないと「わたし」と「わたくし」が混在してしまい逆に違和感を与えられる可能性があります。
もし「わたくし」という表現を使うのが難しいようなら「わたし」でよいです。
また志望している企業のことを「貴社」と表現するのは履歴書など文章を書く場合だけで、面接など口頭で相手企業を指す場合は「御社」と表現するので間違わないようにしましょう。
敬語について詳しく知りたい場合は、1冊本を買って一通り読んでおくのもよいです。
仕事をはじめてからも敬語は必要ですので、後々も役に立つことでしょう。
4. まとめ
冒頭でも書きましたが、大学中退者には自信なさげに回答している人が多いので、自信を持って回答できるように練習しておきましょう。
話す内容よりも印象が大きく評価に影響することがあるので、印象には十分配慮しましょう。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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