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面接に、技術や能力、経験をアピールするための材料を持参してみよう!

最終更新日:2018年8月8日

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面接に参加する日までに、想定質問を考えて、答える内容をあらかじめ用意している人は多いのではないでしょうか。

こういった準備は、スムーズに回答したり、アピールをうまく行うために、とても大事なことです。

しかし、答えた内容がどれだけよくても、なかなか説得力を持たせるのが難しい場合もあります。

そういった場合は、アピールする技術や能力、経験を伝えるのに役立つものを持参してみるのも一つの方法です。

1. アピールの際に「形になったもの」があると説得力が倍増する

「面接での質問には、あくまで口頭で答えるべき」

このように、考えている人は多いのではないでしょうか。

もしかすると、企業の採用担当者の方にも、こういった考えを持っている人が少なからずいるかもしれません。

しかし、多くの企業では、面接にアピールとして使えるものを持参したとしても、問題視するどころか、逆に応募者のことがよく分かるということで歓迎されるはずです。

大企業の中には、面接の一つとして「自分プレゼンテーション」といった、自分を紹介するために、用紙や写真、様々なものを使って、プレゼンテーションを行わせる企業もあります。

どうしてこういった面接が行われているのかといえば、より応募者のことを知ることができると考えているからでしょう。

大企業以外では、面接の回数が多くないこともあり、こういった形の面接は行われていないことが多いので、それなら通常の面接で同じようなことをしてみましょう。

私も面接官をすることがありますが、口頭で答えてもらったり、履歴書を見るだけでなく、実際に関連する「もの」を見せてもらうと、その人の経験してきたことや、持っている技術、仕事でどうやって活躍してくれるかがイメージしやすくなり、評価がしやすくなります

また、実物があることで、答えた内容に嘘がないことが分かるので、説得力も上がります

恐らく、こういったことは私だけでなく、他の採用担当者も同じことを感じると思います。

何か持参して問題にならないだろう企業であれば、アピール材料として使えるものを持参してみてはいかがでしょうか。

2. アピール材料として使えるものとは?

面接でアピールするために何をもっていけばよいのでしょうか。

アピール材料として、資格取得の証明書や、部活などで参加した大会の表彰状などを持っていこうと思った方もいるかもしれませんが、あまりよい考えとは思いません。

資格取得の証明書は、採用後にコピーして提出する場合もありますし、表彰状などは部活の実績証明にはなるかもしれませんが、少し押しつけがましく感じる面接官がいるかもしれません。

そういったものよりは、例えばパソコンのexcelの資格を持っているのであれば、実際にexcelを利用して表やグラフなどを作って見せた方が、仕事で活かせることを面接官がイメージしやすくなると思います。

また、表彰状などではなく、大会で活躍している写真を持っていった方が、部活で頑張っている姿を見てもらえますし、面接官も、その写真に関連した話を展開しやすくなるはずです。

ただし、面接の基本は、面接官が質問して、応募者が口頭で答えることですので、アピール材料をたくさん持参して、質問されるたびに何か取り出す、ドラえもんのようにはならないようにしておきましょう。

最もアピールしたいことに関して、一つだけアピール材料を持参するようにしたほうが印象はよいはずです。

3. 面接でいつアピール材料を利用すればよい?

面接の冒頭で「自己アピールをしてください」といったことを促された時に、アピール材料を利用してもよいかもしれません。

もしそういった機会がない場合には、面接の中で、技術や能力、経験をアピールするタイミングを自ら見つけて、アピール材料もその際に利用するとよいでしょう。

どうしても、タイミングが見つけられないときには、面接の最後に「質問はありますか?」と聞かれた際に、「質問ではないのですが、少し追加で自己紹介をしてもよいでしょうか」といった形でアピールする時間を確保してもよいかもしれません。

ただし、持参したものも、あくまで一つのアピール材料にすぎないので、面接時間内に絶対利用しなければいけないと考える必要はないでしょう。

企業によっては、雰囲気的にそういったものを出さない方がよいという場合もあるでしょうから、面接の雰囲気や進行状況、面接官の対応などを見て、アピール材料を上手に利用するようにしてみてください。

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岸 憲太郎

・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業

人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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