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大学中退後に就職した人の体験談30件と就職活動成功のポイント
大学中退者は就職活動が厳しくなると言われますが、大学中退後に就職している人はたくさんいます。
大学中退後に就職した人はどのように就職活動を行い、どのような業界に就職したのでしょうか。
ここでは、大学中退後に就職した人の就職活動体験談30件と、大学中退者が就職活動を成功させる方法について解説します。
これから就職活動を行う大学中退者向けのアドバイスやメッセージも書いてもらい、役に立つ情報も多いので、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
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1. 体験談の質問項目
体験談を作成してもらう際に聞いた、質問項目は以下です。
- ハンドルネーム
- 就職活動をはじめたのは大学中退後何年目か?
- 大学中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 内定をもらった企業の業界
- 内定をもらった職種
- 一番多かった採用選考手順
- 大学中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 大学中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- 大学中退後、就職活動以外にしていた事
- これから就職活動をする大学中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
2. 大学中退後に就職した人の体験談30件
ここからは大学中退後に就職した人の体験談30件を「就職した業界別」に紹介します。
2-1. 大学中退後旅行業界に就職した人の体験談
①
- よう
- 大学中退後2年目
- 4社
- 旅行業界
- 営業
- グループ面接含めた面接3回
- 大学を中退した理由を明確にしておき、「ネガティブな中退」ではなく「ポジティブな中退」として自分の中でしっかりPRできるようにしておくということです。
- 私の大学中退は自分磨きとやりたいことの実現のためという前向きなものでしたが、やはり「中退」というワードから連想できるように相手にネガティブなイメージをもたれてしまったことが困難に感じました。
- バックパックをしながら海外を自分の目で見て感じること、世界各国の人と交流できるように語学力を上げることと資格の取得に重きを置いて過ごしていました。
- 大学中退ということを如何にして「ポジティブなもの」「相手にネガティブに感じさせないか」と言うことが最大のキーポイントです。そのために、自分の言葉で意見やPRを明確に伝えられるように準備することが大事です。
2-2. 大学中退後飲食業界に就職した人の体験談
①
- まるこ
- 大学中退後3年目
- 1社
- 飲食
- 店舗スタッフ
- 面接2回
- 大学を一年で中退した分、周りよりも知識が少ないため、コミュニュケーションや表情の自分の強みを伸ばせる業種を探しました。また今までしたことない業種を選ぶよう心がけました。
- 募集資格が大卒からという企業が多く、選ぶ幅が狭くなり中退を後悔したこともあります。求人は見てもエントリーをする勇気がなく止まることが多かったです。一年で中退したため、自分に何ができるのかを見出すことができなかったです。
- 中退後は、アミューズメント施設や雑貨店でのアルバイトをしていました。正社員になる自信はなくその後派遣社員で事務の仕事と飲食店のアルバイトをしていました。仕事以外では友人とご飯に行ったり趣味を楽しむ時間が多かったです。
- 中退は、コンプレックスになる。けれど、焦らずにゆっくりやりたいことを見つけていってほしいです。新しいことにチャレンジして合わなければまたチャレンジして。そうしたらきっと自分の世界を彩る素敵な仕事に出会えると思います。
②
- 清川
- 大学中退後2年目
- 4社
- 飲食、教育、サービス
- 接客、営業、ホテリエ(ホテル)
- 面接2回、筆記試験1回(常識問題)
- とにかく早く働かなければならないという気持ちで就職活動をしていました。 中退したことで一般的には高卒扱いとなるため、学歴とは違う武器で戦わなければならないという思いでした。
- 私は大学4年に中退をしてしまったため、企業側に理由を聞かれることが辛かったです。 実際には自身の自堕落から留年が決まり、現実から逃避をしただけでした。 就職活動を始めたときには選べる会社や業種も狭くなっていたことが、気持ちの切り替えで難しかったです。
- 大学近くのアパートを借りたまま、夜のアルバイトをしては辞めて、また始めては辞めるを繰り返して生活費を工面していました。 2年目でようやく気持ちを切り替えて、就職活動のための資格の勉強を始めました。
- これから就職活動を始める皆さんには、出来る限り早く就職先を決めていただきたいと思います。 大学中退後に時間が経てば経つほど、不利になってしまう業界が多いのが現状です。 もし、希望の職種に入れないとしても就職浪人はお薦め出来ません。 私の経験上、アルバイト期間を認めてもらえる企業ばかりではありませんでした。 まずはどこかで正社員として実績をつくり、その後に転職という手段をとる方が良いでしょう。
③
- ファティー
- 大学中退後1年目
- 3社
- 飲食
- 接客
- 面接3回
- お金を稼げる場所ならばとにかく内定を貰おうと活動していました。面接の連絡があれば自分の希望していた職種でなくとも受けに行きました。生活をやりくりするのに必死だったからです。
- 高卒と言う肩書に加えて中退と記入した履歴書を見て、面接官からその理由を聞かれることが多かったです。大学中退の理由が、在籍していた学科の勉強に興味を無くしたと言えず、説明に困りました。
- 大学在学時からアルバイトをしていたラーメン屋で継続してアルバイトをしていました。趣味で劇団に所属していましたが、なかなか役を貰えずに諦めて就職を目指したのが本心です。
- 就職面接で必ず大学中退の理由を聞かれます。その際に大学を辞めた事に真っ当な理由があること、途中でやるべき事を投げ出したと思われないような理由を用意して行くと良いと思います。
中退者向け就職エージェントと求人サイト
ここまでの体験談にもあるように、大学中退者は応募できる求人が少なかったり、大学中退理由を聞かれたりと就職活動で困難に感じることが多いです。
しかし、大学中退者は就職エージェントを利用すれば、スムーズに就職できます。
就職エージェントでは、キャリアドバイザーから適性のある求人を紹介してもらえたり、面接官に納得してもらえる中退理由の伝え方を一緒に考えてくれたりと、中退者に役立つサービスが提供されているからです。
以下の記事では、大学中退者が使って内定を得ている、おすすめの就職エージェントと大学中退者が応募できる「未経験者歓迎」「学歴不問」の求人が多い求人サイトを紹介しているので利用してみてください。
2-3. 大学中退後小売業界に就職した人の体験談
①
- Nalutokyo
- 大学中退後1年目
- 10社
- 内定はもらえなかった(アパレル業界)
- 内定はもらえなかった(販売職)
- 面接2回、役員面接1回、SPI
- 書類選考で落ちることが多かった為、書店へ行き立ち読みで応募書類の書き方などを見て参考にしていました。また面接で落ちる理由に経験がないという理由が多かったため、派遣会社で希望業種の仕事をすることで経験を積むことをしていました。
- 地方から上京してきて金銭面の余裕もなく、当時は早く希望する仕事に就かなければと焦っていました。結果を出すことに焦っていて周りが見えていない状況だったと思います。
- 中退後半年間は生活のため派遣会社で希望業種の短期の派遣の仕事をしつつ、飲食店でアルバイトをしていました。今のままでは仕事をすることができないと思い、半年後に一度地元に戻り、お金を貯めて専門学校に入りました。
- 回り道こそ本当の近道かもしれません。当時の私は一刻も早く希望する仕事に就かなければと余裕がなく、希望する仕事に就けない日々に焦りを感じていました。当時派遣会社に在籍していた時に出向していた派遣先が大手セレクトショップでした。そこで働く社員の方は大学に通いながらダブルスクールで服飾の専門学校に通っている人もいれば、30歳まで海外でバックパッカーをしていた人もいました。どの方たちも人生の歩み方が魅力的で、自分にはその魅力が足りていないと気づいたタイミングでした。どのように自分自身に付加価値をつけていこうと考えた時に、私は専門学校に通う選択をしました。一度地元に戻り、1年間お金を貯め、2年専門学校に入り、ようやく正社員という形でアパレルの仕事に就くことができ、複数店舗を統括するSVやラグジュアリーブランドで1着200万円以上の商品を販売するなど貴重な経験ができました。当時右も左もわからない状態であれ行動し、自分らしい付加価値のつけ方を考え、時間をかけて身に着けたことが未来につながったと思います。焦らず自分の魅力を磨いてみてください。この人面白いなっていう人にチャンスはあると思います。
②
- たっさん
- 1年目
- 4社
- 小売、営業
- 営業(配置薬)、小売(紳士服)
- 面接2回
- 中退のため、履歴書に書ける肩書きはすくなかったが、コミュニケーション力に自信があったため、採用確率が高い小売、営業を選んでいた。したがって心掛けていたのは客観的に見て自分の立ち位置、その上で自分の武器は何かの答えを出し、自信持って挑むようにしていた。
- 就職活動においては主に2つのポイントがあると思っています。
①履歴書の質(実績欄や資格欄)
②面接の質(自身の考えを伝えられる、相手の要求を察知し伝えられるコミュニケーション能力)
そのうち私は①が少なかった為、そもそも就職活動先のレパートリーに限りを感じていました。 - 車免許取得と資金調達にアルバイトをしていました。 中退を決意したあとは時間は増えますが、次に動く活動を活性化することが急務ですので特にどんな仕事でも必要な車免許の取得、活動の資源になる費用の捻出の為、アルバイトをしていました。
- 大学を中退するということは、少なからず親や周りが用意してくれた助力や期待を無にすることになるのは事実です。
なので必要となるのは
①明確な中退理由、自身の目的目標。
②その反面で周囲への掛かる費用負担を自身でかせいだり、学んだり動く事で熱意を伝える事。
だと思います。 そしてこの部分をしっかり計画的に組み立てることができ動く事が出来るなら、それはそのまま就職活動の面接力に直結し、成功確率は飛躍的に上がります。 慢心せず、地に足つけて、コツコツと熱意持って取り組んでぜひ成功を勝ち取ってください。
③
- ひろ
- 3年目
- 2社
- アパレル
- 販売
- 面接
- ハローワークやマイナビ転職、リクナビNEXTを利用、ハローワークやネットでひとつずつ探していくのが堅実。他には地元の求人誌を細かく見ていく方法。
- 面接時に大学中退したのかは必ず問われます。いかに前向きに就職活動を取り組むようになったのか説明する必要があります。また履歴書、提出を求められてる限り、アルバイトでの経験しか書くことがない。
- アルバイトや派遣などして、出来る仕事、また今後役立つだろう仕事は、どのようなものかわからず、悩んでた。アルバイトなどでは主に接客しかしてきませんでした。
- 中退だからといって、別の道が用意されているわけではありません。あたって砕けろでエントリーあるのみです。中に、卒業そのものにはそんなにこだわらない、という企業があればラッキーです。
2-4. 大学中退後不動産業界に就職した人の体験談
①
- sayaka
- 大学中退後2年目
- 4社
- 不動産業界
- 営業
- 筆記 面接2回
- 何も予定が入っていない日でも、規則正しい生活をすることを心掛けました。そうしないといつまでもダラダラとしてしまうし、このままフリーターになってしまう危険性も高かったからです。
- 中退というとどうしてもいい加減な人だと思われてしまうので、どうして中退したのかの理由と、理由を肯定するだけでなく後悔の部分もきちんと相手に納得してもらえるように話すのが大変でした。
- 就職活動以外に、できるだけ運動の習慣を身につけて体を動かすようにしました。また、就職して万が一一人暮らしが必要になっても、自分のことは自分でできるように家事も覚えました。
- 中退者の就職活動は新卒の就職活動以上に大変です。筆記試験でどんなに良い成績であってもマイナスイメージを持たれていることも多いので、中退理由をはっきりと明確に話すことと、反省点も盛り込むことが大事です。
②
- きすけ
- 大学中退後2年目
- 4社
- 不動産
- 営業
- 面接3回、筆記SPI
- 必ずその日の面接ごとに質問された内容と自分がどう答えたのか、面接官の反応はどうだったのかということをノートにメモし、その日のうちに次の反省点を考えるようにしました。
- 面接の際には必ずなぜ大学を中退したのか聞かれるので、メンタルの不調を理由だと正直に話すことがかなり厳しかったです。会社に入ってからもメンタルを崩してやめられるのではないかという懐疑的な質問をされることもありました。
- 前から営業の仕事につきたいとは思っていたので、就職活動以外にも営業に関して役に立つようなビジネス本を集めたり、ビジネスセミナーに通ったりしました。
- 大学中退に関して引け目を感じてしまう方がかなり多いですが、大学を中退することは自分で新しく道を切り開くことに繋がるのも確かです。近道や裏技があるとは考えず、毎日コツコツと勉強を重ねることで必ず就職活動に役に立ちます。
③
- あかね
- 大学中退後二年目
- 2社
- 不動産
- 営業事務
- 面接のみ
- なぜ大学を辞めたのかを重点的に聞かれそうなのでその理由や辞めてからだらだら過ごさずどんなことを目標持ってやっていこうかと決めて毎日生活をしていました。
- やはり大学をなぜやめなければならなかったのかというのを凄く指摘されたりして、面接で重い雰囲気になったりして採用は難しいのかなと感じたことでした。
- 今までやったことはなかったのですが、ボランティア活動で地域の清掃活動をしました。普段やらないことをすることで地域がきれいに保たれていたのはボランティアさんのお陰だということを感じてボランティアに関して考え方が変わりました。
- 大学中退して就職活動をしていくのは決して簡単なことではないかもしれません。でも、目標を持っていたりしているとその意思を認められることがあります。決して諦めずに頑張ってほしいなと思います。
2-5. 大学中退後医療福祉業界に就職した人の体験談
①
- すなおたろう
- 大学中退後1年目
- 3社
- 医療福祉
- 介護師
- 面接1回
- 面接では、絶対に大学をやめたことを聞かれます。ここでマイナスのイメージがつくとよくないです。確かに良くないことだったかもしれないけど、今は前だけを見ていることを前向きに、包み隠さず宣言することにこだわりました。
- 単純に社会経験不足で、就活手順を習う前に大学をやめたこともあり、諸々の手順がわかりませんでした。まずはハローワークの登録の方法から調べて行いました。中退ということも欠点となり、またやめるのではないかと企業から疑われることに困りました。
- 趣味と実益をかねてということで、ブログ、副業サイトでライターをすることで就活中の食べもの、家賃のための収入をかせいでいたことがあります。あとは、合格したあとも会社務めができるよう体力つくりも行いました。
- しばらくの間は中退したことを自分でも引け目に思うかもしれません。また周りもそれを良いステータスとして見ません。しかし、ほかでもない自分が自分を鼓舞し、誇れないのであれば、そんな人間を欲しいと思う会社もありません。過去とは決別し、前を進む覚悟をもち、人目を気にすることをある程度は遮断して邁進するのみです。
②
- さ
- 大学中退後5年目
- 1社
- 医療
- 看護師
- 面接1回
- 大学中退後看護学部のある大学を再受験しました。専門職としてキャリアプランを再考したうえで就職活動をしました。事前に病院見学など現場を見る機会もありました。
- 再受験生だからまわりより歳をとっているため、体力的な不安はありました。その他は、自分で希望してなった専門職だから、困難を感じることはありませんでした。
- 就職活動をするまえに、大学を再受験しました。結局大学中退から5年目で就職活動できるようになりました。その間知識や技術を高めることに努めました。
- 大学中退後どのようなキャリアを送るのか再考すること大切だと感じます。キャリアによっては、大学再受験するなど、様々な方法あるのではないかと感じます。
③
- みゆ
- 1年目
- 3社
- 医療系
- 医療クラーク、医療事務
- 面接2回と医事コンピューターへの入力試験(タイピング力)
- 面接官の方に必ず大学を中退した理由を聞かれるのでマイナスに感じられない様にこれから自分が進みたい方向性が変わり、すぐに行動に移した旨をしっかり丁寧に伝えました。
- 就活の年齢が遅かったので「新卒者を率先して採用したいと思っている。」と面接官の方に言われた時は何も言えませんでした。ただ年齢はどうにもならない事なので落ち込まずに気持ちを切り換えて行動しました!
- 通信教育講座で医療事務と医事コンピューターの勉強をして資格を取得した後すぐに即戦力として働ける様に努力しました!そのおかげで採用後は比較的職場に慣れるのは早かったと思います。
- 大学中退をしても必ず採用して下さる職場はあります! マイナスに感じられない様に『志があって大学を中退した』事をしっかり伝えれば分かってくれる会社もあります。 希望の職種を広げて新たな世界に飛び込んでみるのもとても良い経験になると思います。
2-6. 大学中退後建築業界に就職した人の体験談
①
- 啓介
- 大学中退後2年目
- 7社
- 建築
- 設計補助
- 面接、プレゼンテーション
- 大学は中退しましたが、学部では自分が将来職業として就きたいジャンルを専攻していたので、志望先の業種・業界は変えないというこだわりは、何社断られても持ち続けました。
- ライバルとなる人たちの学歴(出身校)は高く、さらに大学院まで終えていたりする状況で、こちらはそれほどでもない大学を中退していたわけですから、いかに門前払いされずに済むかが大変でした。
- 将来の仕事と結び付きそうなバイトをしていました。大学中退後は親からの支援は最小限でしたから、バイトをして自活しなくては、生きていけないという理由もありました。ひたすらバイトをしていました。
- 大学中退であっても、世の中の見方は大学卒でない者となりますから、大学入試という第一段階の選抜をくぐり抜けてはいても、扱いは事実上高卒と変わらないことは肝に銘ずべきです。諸般の事情で大学を辞めたにしても、世間の風は厳しいです。辞めるなら覚悟してください。個人的には、辞めるより、大学で頑張ればよかったと、今も後悔しているところがあるので・・・・
②
- ポルコ・ロッソ
- 大学中退後1年目
- 3社
- 内装業、サービス業
- 営業、内装施工職人
- 面接2回
- なぜ大学を中退する経緯に至ったかをいかにポジティブな内容で面接官に伝えることができるかと、途中で投げ出さず最後まで責任をもって与えられた仕事を全うすることを強くアピールしました。
- 自分の希望する職種でも応募条件が大卒以上であり、応募できなかった会社が多数あり、面接でも中退の詳細な内容を事細かく説明しなければならず、ポジティブに伝えようとしても話の流れでネガティブにとらえられてしまったことも多数ありました。
- 主にアルバイトで生計を立てていましたが、中退を補うべくこれから必要であろう資格を模索したり、英語を勉強したりしていました。またPCのソフト(主にExcelやWord)がまだそこまで企業に浸透していなかった時代でしたので、その2点が実務レベルと思われるまで操作できるように練習しました。
- 大学中退でも何か得意なことを複数見つけることで、卒業者よりも重宝される世の中になったと思います。公認会計士を代表とした誰でも受験できる独占資格の取得を目指すのもいいでしょうし、様々なPC言語スキルを身に付けたり、サイトデザインなどの感性を養うことも現社会では大きな強みとなります。各方面へのアンテナを張り巡らし、自分に合っている内容を見つけ出し錬磨することで、就職活動や以後の人生設計において大きな武器となりますので、平等なスタートラインだという気持ちをもって取り組んでください。
③
- ゆりな
- 一年目です。
- 五社です。
- 建築業界です。
- 土木作業員です。
- 面接三回、筆記三回です。
- 大学時代に柔道を行っていたので力には自信があったけど学力には自信がありませんでした。大手企業でお仕事を行う事は諦めたし内定を頂いたらお給料が低くても内定を頂いた企業でお仕事を行おうと思いました。
- 学歴が無い事で内定を頂く事が難しかったし面接官の方に「大学卒業していないでお仕事は真面目に出来るの?」ときつい言葉を頂いたので就職活動は困難だと思いました。
- 柔道は好きだったので小学校時代に通っていた柔道教室に通いました。就職活動で切羽詰まった事があったのでストレス解消を行う事が必要だった際に柔道を選択しました。
- きつい言葉を言われるので覚悟して就職活動を行う事をお薦めします。大学中退と大学卒業のお給料では全然違うので留年してでも大学を卒業する事をお薦めします。
2-7. 大学中退後製造業界に就職した人の体験談
①
- ゆう
- 大学中退後2年後
- 10社
- 自動車部品製造業
- 品質管理
- 適性検査1回と面接2回
- なぜ大学を中退したか面接でぜったい聞かれるので、正直になぜやめたかを伝えるようにしました。中退してから学んだことをプラスに取ってもらえるように心掛けています。
- やはり中退なので4年制卒業と履歴書にかけないことから大卒以上の求人をだしている受けたい企業に応募できなかったことが厳しかったです。やはり面接官の見るべきところは学歴がありました。
- 夜中にアルバイトをしていました。いつでも融通がきくので佐川急便での仕分け作業です。就職活動するにもお金は必要なので少しでもとお金を稼いでいました。
- 大学中退はたしかにひとつの挫折の感はいなめません。そこは厳しい目で見られることも必ずあります。しかしそれから時間がたてばなんら気にすることはないです。就職してから必ず取り返せます。
②
- maimai
- 1年目
- 10社
- メーカー
- 事務
- 筆記SPI、面接2回
- とにかく大卒の資格がなかったので、SPIの勉強をしました。 また大学に在学していると就職サポートセンターなどの制度が利用できるが、 それがなかったので、ビジネスマナーや自己分析のやり方など本をたくさん読んで学びました。
- 情報がなかなか入ってこなかったことです。 大学に在籍していたら、企業の担当者が大学に出向いてくださったり直接企業から求人情報が入ってくるみたいなので、 それがなかったのがとても不利を感じました。
- とにかくバイトをしていました。 就職活動で交通費をつかったりSPIの教材などを購入するお金が必要だったので、就職活動以外はなるべくバイトしてお金を稼ぐようにしていました。
- 就職活動に関する情報量が現役の大学生(4年生)とは雲泥の差なので、とにかく情報を自分から取りにいくようにしてください。 また、会社情報を知るには「会社四季報」が一番です。分厚い本なので、本屋さんで立ち読みするだけでも全然情報量が違います!
2-8. 大学中退後食品業界に就職した人の体験談
①
- JONJII
- 大学中退後5年目
- 30社以上
- 食品
- 製造
- 書類選考・面接1回
- 大学中退後、カフェや居酒屋などの飲食店のアルバイトをかけもちしていたので、就職先は食品業界に絞ってエントリーしていました(ほかの業界のことを知らないので)。
- 毎回ではありませんが、面接で「何故大学を辞めたのですか?」と質問され、面接官の方によっては「辛抱の足りない人なんだ」と思われ、難色を示されたことです。
- 食べ物に興味を持っていたので、ユーキャンで食生活アドバイザー2級の資格を取得するため、毎日コツコツと勉強していました。あとはアルバイトもしていました。
- 大学を中退したからといって「人生終わった」と悲観しないでほしいです。絶対になんとかなるとは言い切れませんが、あきらめずに頑張ればどこかには収まります。
②
- ふう
- 半年後
- 3社
- 食品
- 営業
- 面接
- 大学中退したことで大学を辞めた理由をすごく聞かれると思ったので面接でちゃんと答えられるような理由を見つけることにしました。大学中退したことによってやる気がないように思われるのでやる気をアピールしました。
- 資格を何も持っていないので資格が必要なところは受けられないので困りました。大学中退したことをすごく聞かれて追求されまくるのでいい気持ちがしませんでした。
- 大学中退したことで資格が取れなかったので就職活動と一緒に資格をたくさん取ろうと思って資格を取りに行ってました。ボランティアとかにも積極的に参加していました。
- 大学中退のことをすごく聞かれて嫌な気持ちになるので強い心を持った方がいいと思います。資格を何かしら持っていた方が有利なのでとったほうがいいと思います。
③
- ジャスティン39
- 大学中退後2年目
- 11社
- 食品(調味料製造)、小売業、介護業界
- 製造オペレーター、営業職、介護職
- 見学を1度してから、履歴書を持って面接1回のみ受けました。
- 途中で辞めるということに自分自身敏感になっていて、面接の際にも「途中で辞めるだらしない人間」と思われるのではないかと不安になっていました。それを払拭したいため、中退する前から中退後も続けていたアルバイトで、フロアのリーダーとして働いていたことをアピールするようにしていました。
- 親の目がすごく気になりました。親からダメな人間だと思われていました。親からことあるごとに「大学も続かないやつが社会で通用するはずない」と言われていたため、もう二度と親の期待を裏切れないとプレッシャーに感じて、二の足を踏むような感じでした。実際に面接の際も面接官から「大学を辞めて、親御さんは何もいわなかったの?」と聞かれることも多く、精神的に感じる壁が困難さを感じさせていました。
- 大学中退前から中退後も続けて飲食店でアルバイトをしていました。大学中退後は、フロアリーダーとしてアルバイトの教育やシフトの管理も任されていました。大学を中退した分、評価されたいとがむしゃらに頑張っていました。
- 確かに大学を中退したことに対して、面接の際に「なぜ途中で辞めたの?」「親御さんは何も言わなかったの?」など聞かれたり、冷ややかな視線を感じることはあると思います。大卒じゃないと応募できない職種もあります。親との関係が崩れて家でも居場所がない人もいると思います。ですが、そのマイナスな部分・イメージは一時だけです。実際に会って、自分の考えを話したり、働きを見てもらえば、評価してもらえますし、居場所も見つかり、給料もしっかりもらえます。自分の中にある「中退」に対してのネガティブな思い一瞬忘れるようにして勇気を出して社会に踏み込んで下さい。頑張っていれば、必ず誰かが見てくれています。大変な時もありますが、仲間を作り乗り越えることができます。私も応援しています。
④
- dghf
- 大学中退後3年目
- 1社
- 食品
- 製造
- 面接のみ
- 高望みをしないこと。一流大であっても中退していれば所詮高卒、しかも、世間からは途中で投げ出したと思われているため、大風呂敷は広げず謙虚な気持ちで就活に望みました。
- コネ採用のイメージは良くありませんが、〇〇大学を出た、〇〇高校を出たというのも、学校という法人がバックに付き就活の後押しをしてくれているのです。中退では学校という大きな後押しが受けられないため、新卒採用される者よりは明らかに不利です。
- 中退をしても気分はどこか大学生のまま。アルバイトをすれば正規雇用労働者並みに稼ぐことは出来、何不自由のない生活を送れます。中退するなら「家を出ていけ」と言われていたため、自活をするためにアルバイトをしていました。
- 出来ることなら、大学を中退する前にアドバイスをしたい、辞めて良いことは何1つ無いよと。人に社会にアピールするモノが無いなら、社会に出ても役立つことはない。 悪いことを言わないから復学しなさい、留年したと思えば高卒で一生続けるよりマシです。 後戻り出来ないなら突っ走れ、つまずいても振り向かずに前に進め。中退した者でないと気付かないこと、中退したことで後悔したことも人生の糧になる。工場など現場で働く場合は、大卒だとかえって採用が不利になる、中退だと高卒ですが、かえって有利になることもあるのです。中退の利点を活かした就活に挑んで下さい。
2-9. 大学中退後物流業界に就職した人の体験談
①
- 花道を歩こう
- 大学中退後1年目
- 3社
- 物流
- 営業
- 面接2回
- 学歴重視である企業は極力避け、総合的な人間力を正当に評価してくれそうなところを優先して受けるようにしました。 価値観が一致すれば、働けるという確信が得られます。
- 大卒という肩書きが優先される企業が未だに多く、グローバルな視点で物事を見る担当者が少なかったことに愕然としました。 さらに中退仲間を作ることに困難を感じ、孤独な就職活動が続いた点も残念だったと思われます。
- 自分自身の一生のキャリアを育成するため、英会話やコミュニケーションスキルを向上させる啓蒙書を読破する行動を行っていました。 第一印象がよければ、どこかで働くことが可能だと思われます。
- 過去を引きずるようなマイナスイメージから早くに脱し、自分自身の個性を伸ばせるような環境を最優先にして就職活動を行っていくことをおすすめしたいです。
②
- リッツ
- 大学中退4年目
- 12社
- 流通、物流
- 企画部、物流部
- 筆記試験+面接2回
- 既定路線からフェードアウェイした事実を隠さず、後ろめたく思わないで、ポジティブに、今までやってきたことに対する自信と信念を持って、腐らずに前を向いて就職活動に専念しました。
- 大学を中退してから就職活動を始めるまでに期間が空いてしまったので、劣等感はもちろん、面接試験で「大学を中退していた期間は何をしていたのですか?何かを目指して勉強していたのですか?」という面接官の常套句に、自信を持って答えられないことが多々あり、就職活動を始めて最初の頃は、なかなか内定をもらえませんでした。
- アルバイトしながら、仲間と遊んだり、趣味のマリンスポーツに没頭したり、自分の好き勝手やっていました。でも、両親が病気で倒れたことをきっかけに、「これ以上心配かけたくない」という思いが強くなって、定職につく決心をしました。
- 生き方は人それぞれ。既定路線のレールに乗ってスムーズに人生を歩むもヨシ、ちょっと寄り道して遠回りするもヨシ!良いこと、悪いこと、楽しかったこと、辛かったこと、全てが人生において経験にもなるし、勉強にもなる。 実際に私も、大学を中退してからいろいろありましたが、今思うと、大学を中退してから就職活動を始めるまでの空白の期間の体験が、現在の生活の糧となり、今の自分を成長させてくれた貴重な経験だと思います。
③
- さくらもち
- 中退後一年目
- 二社
- 運輸業
- 運送のトラックの積荷作業である実務
- 面接のみ
- 中退の理由を明確にしておくことと、なぜその職種につきたいのか、自分のメリットをしっかりと面接で伝えるようにしました。新卒でないので、既卒枠での面接なことが多く、面接での印象が大事だと思いました。
- やはり中退したことに対してはあまり印象はよくないため、面接では絶対にその理由を聞かれました。それに新卒以外での採用をしていないことも多くて大変でした。
- 資格を自分でとりました。電気関連の資格や大型の免許の取得もしました。できるかぎりですが、いろいろなことができるようにと考えて動いていました。
- 自分に強みがないとなかなか就活はうまくいかないと感じました。資格以外にも自分のスキルを持っていることが大切だと思いますので、よく考えて行動してください。
2-10. 大学中退後IT業界に就職した人の体験談
- プーチン
- 大学中退後2年目
- 10社
- IT業界
- 総務
- 書類選考と筆記SPIと面接3回(人事部面接、担当役員面接、社長面接)
- 高望みせずに、自分を採用してくれる企業に入社し、その会社で頑張ろうと心に決めていました。 また、採用面接試験では必ず大学中退について質問があるだろうと想定し、この質問については率直に、中退当時の自分の心情について説明しようと心がけていました。
- 書類選考の段階で落とされるケースが過半数を超えたため、中退者に対して企業は冷たいのだなと感じました。 また、採用面接試験においては嫌悪するような表情で「なぜ大学を中退したのか」と尋ねられ、私がそのときの自分の心情などを説明しても、面接官からは「世間は大卒者を優先して採用することくらい知っていたはずだ」と厳しく言われ、就職活動の困難さを感じました。
- 学生時代にアルバイトで貯めた資金で、株式投資をしていました。数日間しかポジションを持たないトレードを繰り返し、利益を得たり、損失を被るなどを繰り返していました。 また、暇なときは喫茶店に行き本を読んでいました。
- 現在、新型コロナウイルス感染流行が原因で、多くの企業が採用活動を縮小していると思います。このため、これから就職活動をされる大学中退者の皆さんにとっては、厳しい状況が続くと予想されます。長期にわたって内定を得られない状況が生まれるかもしれません。 そのため、私からのアドバイスとしては、採用面接試験の場で、面接官とあなたの相性が良いと感じられ、面接の場で内定をもらえそうだと感じたら、素直に「内定をいただければ一生懸命がんばります」と伝えることをお勧めしたいと思います。 いまや、就職市場においては売り手市場は消滅し、買い手市場が復活してしまいました。ですから、待遇などに少々不満を感じられても、内定を出してくれる会社に入社されることを強くお勧めします。
2-11. 大学中退後広告業界に就職した人の体験談
- 国士無双
- 中退して半年ほど過ぎてから
- 7社
- 広告
- 営業
- 面接
- とにかく嘘をつかないこと。ただでさえ面接だと色々突っ込まれる上に、嘘をついていると結局どこかで辻褄があわない事態になって相手の思う壺になってしまうので。
- 中退の理由を聞かれたこと。私は在学中に体調不良になってそのまま戻るモチベーションにならずに辞めたのだが、モチベーションの部分はともかく体調の部分は言えないことも多く辛かった
- アルバイトはしていました。温浴施設で働いていて、フロント業務や清掃の仕事をしていました。施設側からは「このまま働かない?」とお誘いも受けましたがお断りしました。
- とにかく嘘をつかないことに尽きると思います。ただでさえ相手に与える印象はマイナスからのスタートで相手は揚げ足とろうと来るので正直に言えることを色をつけないで話すことに限ります。
2-12. 大学中退後美容業界に就職した人の体験談
①
- メテオ
- 大学中退後すぐ
- 21社
- 美容・飲食・出版
- 事務・編集
- 書類選考、面接2回
- 何社不採用になったとしても、それが自分の価値だと思わないこと。大学中退によってもともと自尊心が低くなっていたので、自信をなくさないように気持ちを明るく持つことに努めた。
- 大学中退、ということは学歴では高卒になる。学位が無いだけでこんなに、仕事の給与も待遇も違うのかと唖然とした。納得できる待遇の企業を探すことも一苦労だった。
- 祖父母の介護。その時期は私しか介護できる人間がいなかった。一日中付いていないといけないので、就活は困難だったが祖父母が応援してくれたので乗りきれた。
- 大学を辞めたから人生終わり、就職できなければ人生終わり、全くそんなことはありません。人生が終わるのは死ぬときだけです。ブラックにだけは就職しないように、苦しくても忙しくても情報収集だけはしっかりしましょう。
②
- しぃ
- 大学中退半年後
- 5社
- 美容・エステ
- エステティシャン
- 書類選考と面接1〜2回
- 中退理由がきちんとしていれば経歴が足を引っ張ることはありませんでしたが、その理由が本当なのかを疑われてしまうとその後面接の雰囲気が悪くなってしまいます。そのためきちんと理由を説明できることも大切ですがプラスで話し方や態度で誠実さや明るさをアピールすることを心がけていました。笑顔でハキハキと話せた面接の方が試験官の反応もよく通りやすかったです。
- エージェントを通して就活していたとはいえサポートしていただけることには限界がありました。友人から大学の就活のサポートの話を聞いている限りだとやはりそれには劣るかなと思ったので、自分で自分に合うところを見つけて面接の対策も基本は自分で行うというのに慣れるまでは大変でした。
- 就職活動が終わるまで派遣社員として短期の派遣をいくつかこなしていました。最優先は就職活動なのでシフトに融通がきく会社を選ぶことが大切です。 また、希望する職種に関わる資格の勉強も同時に行っていました。会社によっては資格を実際に取得していなくてもそういった分野に興味があることをアピールすることによって好印象を持っていただけることがあります。嘘をついても知識のなさなどでバレてしまうので面接では本当に勉強しているものの話だけをしました。
- 中退したからといって就活ができないということは決してありません。正社員採用も十分に目指すことができます。中退理由に後ろめたさがないのであれば変に誤魔化そうとせずに堂々としていることが大切です。無事に希望する職種に就職できることを願っています。頑張ってください!
2-13. 大学中退後公務員に就職した人の体験談
- くまくま
- 大学中退後1年目
- 2社
- 公務員
- 事務
- 学力検査、適性検査、面接、各1回
- 面接でほぼ100%中退理由と中退後の自分の生活について聞かれるので、あえて隠そうとはせずに堂々と胸を張って受け応えるように心がけました。逆に言えば聞かれることが分かっている分、面接の用意が楽だと割りきってました。
- 精神的な病気で中退したので、面接の際に正直に伝えることが出来ず、他のもっともそうな理由を作ることに苦労しました。また「大学中退」というある種のコンプレックスを飼い慣らすのに苦労しました。
- 在学中からバイトをしてましたが、中退後もそのまま続けました。身分が無くかつ、働いていない期間というものを作りたくなかったので必死でした。今思えば気持ちが途切れなくて良かったです。
- それぞれに様々な事情があるとは言え、「大学中退」と言うと物凄くマイナス要素と捉えられがちですが、やれる事をやるしかないので胸張って面接に挑めると良いかと思います。
3. 体験談から分かる大学中退者の就職活動の実情
ここまで大学中退後に就職した人の体験談を紹介しました。
ここからは体験談を書いてくれた30名の結果を元に、大学中退者の就職活動の実情を見ていきましょう。
3-1. 就職できた大学中退者はいつ就職活動を始めている?
就職できた大学中退者の就職活動開始時期は以下のようになっています。
- 大学中退後すぐ 1名
- 大学中退後半年 3名
- 大学中退後1年目 11名
- 大学中退後2年目 9名
- 大学中退後3年目 3名
- 大学中退後4年目 1名
- 大学中退後5年目 2名
大学中退後1~2年目に就職活動を開始した人が最も多く、30名中24名が中退後二年以内に就職活動を始めています。
大学中退後2年以内に就職活動を開始している人は、就職活動を開始するまでの期間で資格を取得したり、アルバイトにフルタイムで励んでいた人が多かったです。
対して中退後3年以上経ってから就職活動を開始した人は、自分の好きなことをして自由に過ごしていましたが、「親から働くよう言われた」「親が病気になった」などのきっかけがあり就職活動を始めていました。
3-2. 就職できた大学中退者は何社の採用選考に参加した?
就職できた大学中退者の採用選考参加社数は以下のとおりです。
- 1社 3名
- 2社 4名
- 3社 6名
- 4社 5名
- 5社 2名
- 7社 2名
- 10社 4名
- 11社 1名
- 12社 1名
- 21社 1名
- 30社以上 1名
大学中退者の就職活動は難しいと言われていますが、30名中20名が5社以内で内定を得ていました。
5社以内で内定を得ている人は、「業界や職種を絞り込んで応募している」「あまり高望みしない」という点が共通していました。
何社も受けている人にはさまざまな理由があり、
- 自信がないことが面接で伝わった
- 倍率の高い職種に応募している
- 納得のいく企業に採用されるまで就職活動を続けた
などが挙げられます。
できるだけ早く就職したいのか、時間はかかっても納得のいく企業に採用されたいのか、自分の満足のいく就職活動を行うことが大切です。
3-3. どのような採用選考フローがあった?
大学中退者のほとんどが中途採用での応募となりますが、どのような選考フローがあったか見ていきましょう。
<書類選考はあった?>
- あった 3名
- なかった 27名
<面接回数は?>
- 1回 12名
- 2回 12名
- 3回 6名
<その他の試験はあった?>
- SPI等の筆記試験 8名
- タイピング試験 1名
- プレゼンテーション 1名
- 適性検査 2名
書類選考がなくとりあえず面接はしてくれた企業が多いことがわかりました。
また面接回数が1回のみの企業も多く、新卒採用と比べると選考フローが少ない傾向がありました。
3-4. 大学中退者が就職活動で困難に感じたことは?
大学中退者は就職活動でどのようなことを困難に感じたのでしょうか。
ランキングにしたので見ていきましょう。
- 1位. 大学中退理由の答え方が難しい(11名)
- 2位. 応募資格を満たしていないため選択肢が狭くなる(7名)
- 3位. 大学中退にネガティブな印象を持たれる(6名)
- 4位. 就職活動のやり方がわからない/情報不足(3名)
- 5位. 年齢が上がることでハンデができる(2名)
- 6位. 金銭的に余裕がない(1名)
1位から3位まで、大学中退したことが原因で起こる困難を感じていました。
特に1位に関しては、同じように答えても面接官によって反応が違っているため正解が分からないという意見もありました。
どの面接でも反応が悪い場合は大学中退理由の答え方を考え直す必要があるかもしれません。
3-5. 就職できた大学中退者からのアドバイス
就職できた大学中退者から、これから就職活動をする大学中退者へのアドバイスをいくつかピックアップしたので見ていきましょう。
- 思うような企業ではなくても早めに正社員になり、正社員実績をもとに転職するほうが効率的
- 大学中退理由の答え方を徹底的に練習する
- 大学中退後の生活費を自分で稼いだり、積極的に就職活動を行って親に安心してもらう
- キャリアプランを考えて就職活動を行う
- 大学中退に関してきつい言葉を受けることを覚悟しておく
- 大学中退者は圧倒的に情報が足りないため自分から情報を取りに行く
- 大学中退したから人生終わりと悲観しない
このようなアドバイスが目立ちました。
大学中退をネガティブに捉えすぎず、今できることを精一杯行うことが大切です。
4. 大学中退者の就職活動成功のポイント
ここからは体験談を踏まえながら大学中退者の就職活動成功のポイントを見ていきましょう。
4-1. 大学中退をポジティブに捉える
ネガティブな理由で中退したり、周りから中退を悪く言われたりすると、自分の中で大学中退したことをどんどん悪く捉えてしまいます。
しかし、自分の中で大学中退をポジティブに捉えていないと、面接でも自信の無さが伝わってしまいます。
面接の前に自分の中で大学中退をポジティブなものに変換しておきましょう。
例えば「大学の勉強に興味が持てなかった」といったネガティブな中退理由だったとしても、「自分に合う分野かを事前にしっかり考える大切さを学べた」というように、中退で得られたことを考えてみてください。
4-2. 大学中退理由を話せるようにしておく
「大学中退後の就職活動で困難に感じたこと」の回答で最も多いのが「大学中退理由を毎回聞かれる」「大学中退理由で面接官を納得させられない」といった大学中退理由関連です。
大学中退者が就職活動を成功させるには、どのような理由で大学中退していても「大学中退理由を前向きに伝える」ことが大切です。
例えば学業不振で大学中退した場合、「勉強についていけなくて...」とそのまま伝えるとネガティブな印象を与えてしまいます。
以下のように学業のほかに熱中していたことや仕事への意気込みを交えて伝えると前向きな印象を持ってもらえます。
「新聞の契約営業のアルバイトに夢中になるあまり、学業に身が入らず中退しました。学業が本業であるにも関わらず、本気で取り組めなかったことは私の力不足だったと反省しています。ですが、アルバイトをしていたからこそ目標を達成する楽しさを知りました。営業職として働いてさらにスキルを磨きたいと考えております」
嘘の理由を伝えても説得力に欠けるので、あくまでも正直な中退理由で伝え方を工夫しましょう。
4-3. 大学中退後早く就職活動を始める
体験談でもアドバイスがあったように、「大学中退後早く就職活動を始める」だけで内定率が上がります。
逆に大学中退から就職活動まで期間が空いてしまうと、前向きな大学中退理由を話しても説得力が無くなってしまったり、「就職意欲が乏しい」「努力をしない人」と思われてしまいます。
「何から行動すればいいかわからない」という人も行動し始めるとやるべきことが見えてくるので、とりあえず行動してみることをおすすめします。
就職活動の流れは人それぞれで、すぐに応募する人もいれば自己分析から始める人もいて、いずれも正解です。
しかし大学生と違い大学中退者は就職活動方法を知る機会が少ないので、まずは就職エージェントやハローワークを利用して情報を得るところから始めると効率的です。
4-4. エージェントを利用して就職活動をサポートしてもらう
大学中退者は大学中退者向けの就職エージェントを利用して就職活動を一からサポートしてもらいましょう。
前述したように大学中退者は就職活動方法を知る機会が圧倒的に少なく、それが原因で就職活動が上手く進まないことも多いです。
例えば履歴書を正しく書けていなかったり、面接の入退室の仕方ができていなかったりすると、面接が始まる前から印象が悪くなってしまいます。
大学中退者向けの就職エージェントでは、以下のようなサービスが受けられます。
- あなたに合った求人紹介
- 自己分析や企業分析のサポート
- 履歴書の書き方
- 面接対策
ハローワークでも相談には乗ってもらえますが、一人に使ってくれる時間が少なくこちらの質問に答えてくれるような形に近いので、就職エージェントと併用して利用することをおすすめします。
就職エージェントにも相性があるので、いくつか利用して相性のよいサービスを探してみて下さい。
ここでは大学中退者への就職支援実績の多い就職エージェントを2つ紹介します。
- ジェイック就職カレッジ
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ジェイック就職カレッジは、中退・フリーター・未経験・既卒を対象としたサービスで、大学中退者の就職支援実績が豊富です。
大学中退者の採用に積極的な求人を紹介してくれたり、就職アドバイザーも大学中退者の就職活動に詳しいので的確なアドバイスがもらえます。
就職活動の基礎が学べる就職講座も行っているので、「何から行動すればよいかわからない」という人にもおすすめです。
すべて無料で利用できるので、気軽に利用してみてください。
- ハタラクティブ
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ハタラクティブは就職未経験者に特化した就職エージェントです。
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※ランキング調査期間:2024年4月1日~2024年5月1日
ジェイック就職カレッジ |
ジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(大学中退者に限ると90.7%)の実績を持つ就職エージェントです。 中退者向けの求人を紹介してくれたり、中退者向けの就職講座で、面接での中退理由の伝え方やマナーを学べます。 |
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リクナビNEXT |
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ハタラクティブ |
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
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15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
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