※本記事は一部プロモーションを含みます
専門学校中退後に就職した先輩の体験談30件
専門学校中退後に就職した先輩方に、就職活動内容について体験談を書いてもらいました。
これから就職活動を行う専門学校中退者向けのアドバイスやメッセージも書いてもらい、役に立つ情報も多いので、ぜひ参考にしてみてください。
専門学校中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
※ランキング調査期間:2024年12月7日~2025年1月7日
![]() ジェイック就職カレッジ |
ジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(中退者に限ると90.7%)の実績を持つ就職エージェントです。 中退者向けの求人を紹介してくれたり、中退者向けの就職講座で、面接での中退理由の伝え方やマナーを学べます。 |
---|---|
![]() リクナビNEXT |
リクナビNEXTは、専門学校中退者の利用者が多い人気求人サイトです。 様々な職種や地域の求人に加え、他では得られない大企業の求人も充実しています。 |
![]() ハタラクティブ |
ハタラクティブは、フリーターや中退者向けの就職エージェントです。 求職者と年齢が近いキャリアアドバイザーが親身になって相談に応じてくれ、未経験から応募できる求人を紹介してくれます。 |
専門学校中退者におすすめの就職サイトを全て見たい方は、以下からチェックしてみてください。
1. 体験談の質問項目
体験談を作成してもらう際に聞いた、質問項目は以下です。
- ハンドルネーム
- 専門学校の中退理由は?
- 就職活動をはじめたのは専門学校中退後何年目か?
- 専門学校中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 内定をもらった企業の業界
- 内定をもらった職種
- 一番多かった採用選考手順
- 専門学校中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 専門学校中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- 専門学校中退後、就職活動以外にしていた事は?
- これから就職活動をする専門学校中退者にアドバイスやメッセージをお願いします
2. 専門学校中退者の就職活動体験談
2-1. 接客・サービス職に就職した人の体験談
①
- おゆかちゃん
- 家から学校まで遠くて続かなくなった
- 中退して、1年目
- 5社
- ホテル業界
- サービス業
- 面接2回
- 中退したことで、入社しても、こいつは、続かずすぐやめてしまうだろうと相手に思われないように、学生時代続けていた、バイトの話や部活の話を説明したりした。
- 中退だと、聞こえも悪く、なんでも中途半端な人間だと思われ面接もすぐに終わってしまう企業もあったり、高卒では面接を受けるのさえダメな会社もあり、大卒、専門学校卒など優先されるのが身に染みた。
- 学生時代から働いていたバイト先で、引き続きバイトをしていました。就職活動をしない日などは毎日のように働きお金を稼いでいました。うちにいるとニートになってしまうので。
- 中退してしまい、資格や専門学校卒業などの資格をもらえずに社会にでるので、面接などで色々聞かれたり、質問されたりするので、そういった場合でも臨機応変に対応できるようにしておくとよいと思います。
②
- レミクラス
- 約半年間通いましたが自分が思っているのと多少違ったのと、人間関係を含めてあまりなじめなかったからです。
- 中退して3年目ぐらいから
- 5社ぐらい
- 飲食・配達
- キッチン、接客・ドライバー
- 書類選考+面接
- 未経験者可能なところで自分が働きやすい職業を中心に求人を探しました。また、ビジネス関係や事務関係の資格を取得して少しでも社会的スキルがあることを証明できるようにして、面接で良い回答ができるようにしたところです。
- 新卒と違って中途採用だと、採用枠が少ないですし経験者がくると不利になってしまう点です。おそらくその点で不採用になった求人もあります。また、専門学校中退の理由を聞かれることが多く、その点がネガティブ要素になってしまうことがあるところです。
- 就職に役に立ちそうな資格の取得と勉強です。また、就活だけというわけにいかないので生活費のためにアルバイトを平行して行いました。しかも、ある程度長時間勤務しなければお金の部分で足りないのでアルバイト探しがまず重要です。
- まず、どこに就職するのか明確にしてそのための資格などを取得することです。そして、生活費のためにアルバイトもすぐに決めてお金に余裕を持つと、就活もあせらずに済みます。専門学校中退というのは少しネガティブ要素になるので、ポジティブな要素を少しでも多くするために資格を取得したり、自分の良さを見つめなおしてそれを面接でアピールすることだと思います。資格は、もちろん有利になりそうな資格で級制度であれば上位級を目指すことが大事ですし、最近パソコンを使う業種が増えているのでパソコンスキルも高めます。
③
- K.N
- 金銭面
- 2年目
- 2社
- 飲食店
- 飲食店
- 面接
- 中退してすぐに就活を始めて、面接などで志望動機や自分のスキルについて話した。第一印象がよかったため、すぐ採用された。
- 資格もないため、なかなか思った給料のところに就職できない。選ぶ選択肢があまりない。働きたい場所でない場合自分のやる気につながらない。辞めたくなる。
- コンビニでバイト。あとは、車の免許をとる。モデルのバイト、婚活のスタッフボランティアなどをしていた。ユーキャンで資格の勉強もした。
- 資格は、一生ものなので、辞めないのが一番よいが、ユーキャンでも資格はとれるし、自動車学校でもフォークリフトや特殊車両の免許はとれるので、バイトでお金をためて、なにかしらの資格をとるとよい。
④
- あおのん
- 精神を病んでしまい、精神疾患を患ったため。
- 1ヶ月後にはアルバイトとして入社し、そのまま正社員登用となった。
- 3社
- 小売業
- 接客
- 学科試験1回、面接2回
- 中退した理由を隠さないようにしていました。隠しても、働いているうちに体調不良などでバレる日が来ると思うので包み隠さず面接の時点で話していました。隠して就職できたとしても、企業にも自分にもメリットがないと考えていました。
- やはり精神疾患というところで落とされることが多かったです。打たれ弱いとこや、忍耐力がないなどと思われてしまうことが1番大変でした。しかし弱さを知った分、ストレスへの対処法や向き合い方を知るきっかけになったなど、疾患に対してプラスの部分について伝えることが出来れば変わると強く思いました。
- パソコンでアンケートや、ライティングなど簡単な作業はしていました。もし企業に就職できなかったとしても、フリーランスという形で自分でお金を稼ぐ方法を身につけなければならないと考えていました。またそのために知識も必要になると思い、様々な資格試験に挑んでいました。
- 中退というだけで、「途中で辞めた」「諦めた」というレッテルを貼られることが多いと思います。ですがその経験をしているからこそ、自分にしか出来ないことがあるのも事実です。中退はやはりマイナスなイメージが多いですが、人よりも多い経験をしたことには変わりありません。諦めずに新しい道へ挑んでください。 そして努力も惜しまないでください。誰にも負けないと言えるくらいの努力をしてください。そうすればその努力を認めてくれる人は必ずいます。がんばってください!
2-2. 販売職に就職した人の体験談
①
- いかおくら
- 2年制のコースに入学したが、1年目で必要な資格を取得することができ、2年目は実習とあったが合唱コンクールや体育祭もなぜかあり、お金を払うのが馬鹿馬鹿しくなったから。また、就きたい職業が変わったため、中退してすぐに就職をした。
- 1年目
- 6社
- アパレル
- 販売
- 面接2回、一般常識テスト
- 面接結果がダメでも次!という明るく前向きな気持ちでいること。挑戦する気持ち。生活習慣を乱さないこと。中退した理由をマイナスイメージのままにしないように、聞かれたらポジティブな言い換えを行うこと
- わかってはいたが、やはり中退がマイナスイメージだったこと。中退してすぐに一応同じ業界への就職活動をしてみたが採用をもらえることはなかった。中退したことでアルバイトに長い時間入れるようになるが、疲れてしまい面接準備ができなくなることもあった。ストレスで蕁麻疹が出ることもあった。
- アルバイトの継続、単発の派遣バイトを友人と行ったりしていた。いろんな意見を聞くために家族と会ったり、友人と会ったり、セミナーに行ったり、同じ就職活動をしている人たちが集まる座談会のような場所にも行った。
- 私は中退後に契約社員として働き、その後の転職活動では第二新卒として正社員雇用してもらえました。なかなかうまくいかないこともあると思いますが、元気と笑顔があれば大丈夫です。頑張ってください。
②
- ガラスハート
- 机に座って勉強しているより、仕事をして金を稼ぎたかったからです。
- 中退してから1年目からです
- 2社
- 車販売、工場
- 販売、工場作業
- 面接2回
- なぜ中退したかをきちんと考え説明しなければならないと考えました。悪い印象を残さないようにと心掛けていました。それと、中退したからには自分が望まない仕事でも頑張って仕事しようと思いました。
- 専門学校を中退したので、この仕事もすぐに辞めてしまうのではないかと心配されることです。信用してもらうまでは、黙々と仕事をしていくしかないと思いました。
- 就職活動以外は高校時代の友達と遊んだり、体を動かしたかったのでトレーニングジムやバスケットボールをやっていました。他には、その頃ネットで投資を見るようになっていて興味を持ち勉強していました。
- 最初は中退は良い印象は持たれませんが我慢してやっていくしかないと思います。自分には才能や勇気はなかったのですが自分で起業するのも道ではないかなと思います。
③
- きなこ
- 人間関係でもめてしまい精神的に不安定になり学校に通えなくなった
- 中退後半年後
- 3社
- アパレル
- 販売
- 面接1回
- 中退の理由を必ず聞かれたのでネガティブなことばかりを言わないように心掛けました。辞めてしまいましたが、得られたものも多くあり、決して無駄ではなかったということも相手に伝えるようにしました。
- 「学校が続けられないのに仕事なんてもっと続けられないんじゃないかな?」という直球な意見を言われることも多くあったので、「そうならない為にも仕事選びは慎重にしていこうと思っています」と切り返しました。
- 何もしていないと焦りが出てしまったのでアルバイトをして少しでも自由に使えるお金を持てるように働いていました。人間関係で躓いてしまったのでリハビリにもなったように思います。
- なぜ自分が中退したのかを自分の中でまず納得しないと相手にも伝えられないので、自分と向き合ってどうしてやめたのか、辞めて納得しているのかを書き出したりして消化しないと前に進めないと思います
2-3. 製造職に就職した人の体験談
①
- du
- 奨学金が出ず、後期の授業料を支払えなかったから。
- 専門学校中退をして2年目
- 3社
- 食品
- 食品加工
- 面接2回、筆記試験1回
- 大学に進学した同い年の子が、就活を始める前に就職をしておこうと心掛けました。なぜなら、専門学校中退して立場が無職になると、同い年の友達を含む世間の風当たりが強くなったから。
- コネがないこと。高校から就職をした者は、卒業した高校がコネになっており、学校のコネを使って就活出来ないのはメッチャハンディ。専門学校を中退した理由が授業料が支払えないでは、親もお金が無いと思われ、信用度が低いと見られること。
- 資格取得のための独学での勉強。中退して立場が無職になった途端、メッチャ不安になり、その不安から逃れるために資格取得の勉強をしたのですが、独学で取得出来る資格では就活の役には大してならない。
- 就職をするなら早くしたほうが良い。なぜなら、時期が遅れれば、就職をするのに確実に不利になるから。世間は、ちょっと前まで学生さんだった貴方が思っているほど甘くないから。迷うなら、就職をして自身の立場を固めてから迷う。自分の立場が無いっていうのは、辛いよ。
②
- ゆう
- 荒れてしまい不良になってしまいました。
- 1年目
- 2社
- 食肉業界
- 現場作業員
- 面接のみ
- 真面目に戻る為に不良仲間と離れ真面目にしていく努力をしました。髪型を変え、髪の色、服装を変えまず見た目から変えていきました。態度も変えていきました。
- 本当に社会に出れるのか、仕事を真面目にできるのかがとても不安でした。親や兄弟からのプレッシャーを乗り越えるのもとても困難でした。内心まだ遊びたかった事もあり色々な事を我慢する事なども困難でした。
- とにかくきちんと就職できるまでは、少しの期間でも家族や周りの人を安心させる為に近くのスーパーでアルバイトをしていました。真面目に更正する1歩になればよいと思っていました。
- 中退をしてしまう事は人それぞれ様々な理由があると思いますが、きっとほとんどの人が家族や周りの人の助けがあり、専門学校にも入学できたと思うので、中退してしまい就職活動される方はそういった周りの助けや気持ちだけを大切に心に刻みながら自分なりにできる努力をするとよいと思います。正解はない事ですが、自分が今できる精一杯の事を周りに感謝しながら努力する事が大切と思います。
③
- koharada
- 音楽系の専門学校で楽器の製作を学んでいました。しかし、バイトと学校の往復でだんだんと学校に行くのが億劫になり、出席日数が足りなくなって中退することになりました。実際は、楽器製作の作業に予想以上に時間や手間がかかり、楽器製作に興味が無くなっていたのかもしれません。
- 本格的な就職活動をしたのは中退後3年位してからです。それまでは、バイトを続けながらぷらぷらしてました。
- 5社
- 2社
- 食品製造業の作業員 配送業
- 品質管理
- 筆記試験と面接が各1回ずつです。
- 中退の理由を聞かれ、出席日数が足りず中退になりました。とは言えなかったので、「楽器製作の道を志しましたが、再度、社会を見渡していろいろな職業があることを知り、今後の人生について再考した結果、御社を受験することにしました。」というような、うまい言い回しを考えて面接に臨みました。
- 「専門学校で学んでいたことをこの会社で生かすことができますか?」と聞かれ、まったくの他業種だったので返答に困りました。結局、「直接は生かすことができないですが、楽器製作で培った丁寧な作業と仕事をコツコツやる姿勢を生かすことができます」のような返答をしました。
- 特に何もしていませんでした。アルバイトは夕方~夜10時まで。その為、昼まで家で寝てたり、テレビを見ていたりしました。公務員試験を受験しようとも思いましたが、今更勉強する気にもなれず、あきらめました。
- 専門学校を中退したからといって、何も臆することはありません。いきなり正社員になるのが難しい場合は、アルバイトで入社して正社員に採用してもらうという 方法もあります。今の時代は実力社会なので、その会社に貢献できると判断されると出世することも可能だと思います。チャレンジをやめるまで終わりではありません。
④
- ゆうた
- やりたいことが見つかったからです。
- すぐ
- 5
- 工場
- 製造
- 面接二回
- 専門学校を辞めたことを絶対聞かれると思うので何を答えようかちゃんと考えておきました。専門学校を辞めたことを後悔しないように強い気持ちを持っていました。
- 特にないです。いろんな面接に行って専門学校を辞めた理由を聞かれるのがとてもめんどくさくて大変でした。すぐに飽きてしまうと思われることも多かったです。
- いろんな資格を取っておこうと思いました。資格を何も持っていなかったので将来的に役に立ちそうな資格を二、三個とってなんでもできるように保険を用意してました。
- いろんな資格を取っておいたほうが社会ではすごく役に立つと思います。面接で専門学校を辞めた理由をしつこく聞かれるのでちゃんと考えておいたほうがいいと思います。
2-4. 経理職に就職した人の体験談
①
- ててて
- 友達が出来ず馴染めなかったため
- 専門学校を中退して4年目ぐらい
- 20社以上
- 人材派遣会社
- 経理
- 書類選考と面接
- 応募書類に書く文字を楷書できれいに書くこと。また、面接ではハッキリと大きな声を出し、分からないことは分からないとハッキリ言い、そこで終わりではなく、前向きな言葉で終わるようにした。
- 自分の第一希望としていた職種は実務経験を必要としている会社がほとんどだったため、実務経験が無かった自分は書類で落とされてばかりだったので、精神的に辛かった。
- 学生時代の仲間とフットサルをやっていた。毎週日曜日の夜に3時間ほどやっていたが、就職活動が上手くいかない自分にとって、とても良い気分転換になっていた。
- すんなり就職出来ない場合は精神的にきついかもしれませんが、別に命が無くなるわけでもなく、いつかは必ず道が開けてくると思うので頑張って下さい。
中退者向け就職エージェントと求人サイト
専門学校中退者が使って内定を得ている、おすすめの求人サイトや就職エージェントを以下の記事で紹介しているので、チェックしてみてください。
2-5. 医療関係職に就職した人の体験談
①
- もっち
- 実習が多く不器用な自分はついていけなかったから
- 1年目
- 1
- 医療機関
- 歯科医院
- 面接2回
- 中退理由は必ず面接で聞かれるので最もらしい理由を考えておくことです。倍率が低そうな所を狙って合否判定も早くくれそうなところをなるべく選んでいました。
- 専門学校を中退したことに対してマイナスなイメージがつかないように面接の質問に返答することです。また大学ではなくなぜ専門学校を選んだのかという質問に対しての返答にも困りました。
- 一人暮らしをしていたためアルバイトをしていました。フリーターのままでは将来不安だったので正社員で雇ってくれる所を探していました。ハローワークにも相談にいきました。
- 中退というマイナスのイメージがあるためなかなか就職活動は厳しいです。何かよい返答を用意しておくことと自分の強みになる資格や経験を持っておくことをオススメします。
②
- kuma
- 希望の会社へ就職が難しい事がわかり勉強意欲がなくなってしまった為。
- 中退後すぐ
- 1社
- 医療関係
- 事務
- 面接
- 中退理由を明確に説明出来るようにしたことと、全く違う職種だったので何故この職業希望なのか?自己アピールの為に自己分析をしっかり行い面接に挑みました。
- すぐに採用が決まってしまったので、とくに困難を感じることはなかったのですが何故中退してしまうのか?はかなり聞かれたので中退者の就活はやはり難しいと感じました。
- 学生時代は忙しかったので実家に帰りゆっくりし、地元の友達ともゆっくり遊んだ。ひとしきり楽しんだら、就活に向けて自己分析をしたり読書を行った。
- 世間的には中退者にはかなり厳しいというイメージがありますが私も実際それは感じました。しかし、しっかりと自己分析をし準備をすれば必ず良い結果が出ると思います。
③
- ゆっに
- 田舎出身というだけでいじめられたから
- 2年目
- 2社
- 医療
- 歯科助手
- 面接1回
- 出来るだけ専門学校で学んだ職と関わりのない職を選ぶようにしたことと、面接官に中退した理由を誤魔化さずにはっきり伝えるように心掛けていました。
- 職を選ぶと言っても数が限られてしまっているので、妥協をしなければいけなかった事と、中退してからの2年は何もしていなかったのでそれが不安だったこと
- 専門学校を中退した後は、精神が病んでしまったので実家に帰って療養をしていました。でも、収入がないのが不安だったので文字の打ち込みをずっとしていました。
- 専門学校中退後はできる限り早く職に就いた方が精神も安定していいと思います。辞めてしまったものはどうしようもないのであまり負い目を感じずに職を探したらいいと思います。
2-6. 営業職に就職した人の体験談
①
- りい
- 自身のイメージと違った。
- 1年目
- 6社
- 土木、精密機械、保険会社
- 営業、一般事務、CADオペレーター
- 面接3回、筆記テスト(簿記、数学)
- 自身のやりたいことが何かをしっかり見つめ直して、自分の経験値を身につけることが出来る職場に就くこと。福利厚生がしっかりしている会社で働きたいと思い活動しました。
- なぜ中退をしたのかと必ず質問をされ、正直に答えてしまいすぐ辞めてしまうのではないかと企業から思われることが多く、質問がどんどん掘り下げられてしまうので大変でした。
- 簿記、MOSの資格取得のためにスクールに通いました。美容系の学校に行ってみて自身のやりたいことと異なったので自分のやりたいことを考えたときにパソコンがあっていると思い通いました。
- 自身のやりたいことがはっきり決まり、資格取得などに試みましたなどとやめた理由をプラスに考えてもらえるような理由をしっかり作っておくことで面接で困らないのでマイナスをプラスに変換できる武器を身につけておくといいと思います。
②
- yoko
- 専門学校で勉強している内容に興味を持てなくなり、やる気を失って中退しました。
- 専門学校中退をして1年目
- 5社
- 団体職員
- 営業
- 筆記試験1回、面接2回
- 面接の時に専門学校中退の理由を必ず聞かれるので、答え方をしっかり考えました。私の場合は専門学校中退の理由があまり前向きなものではなかったので、なるべく前向きに説明できるように言葉選びや伝え方を工夫しました。
- 就職活動で強みになる資格や経験がなかったので、その点は結構苦労しました。特別な資格や経験がなくてもキャリアアップしていく方法を探すのは簡単ではなかったので、たくさん情報を集めてたくさんチャレンジしました。
- 勉強自体は嫌いではないので公認会計士や司法書士といった難関資格の勉強をしたり、パソコンのスキルをたくさん身につけるために時間を使っていました。
- 専門学校中退を前向きに捉えるのは難しいかもしれませんが、まだまだ若いですし長い目で見れば良い経験になるので気にする必要はありません。スキルアップを目指して勉強したり、目の前のことをコツコツこなしていると絶対に新しい発見があるので頑張ってください。
③
- はちさん
- 通常の4年大学に再入学を希望したため
- 専門学校中退をして4年目
- 8
- 人材派遣
- 営業
- 面接3回
- どんな理由であれ中退というものは世間的にみれば印象が悪いものであると思うので、中退した学校のことは絶対に悪く言わずにあくまで自分の目標が変わったことを重視して伝えることにしていました。
- 履歴書を提出した際に、ほとんど毎回「中退の理由は?」と聞かれました。正直に返答をしたとしても中には非常にネガティブな対応をされたこともあり、精神的につらかった
- 改めて4年制大学に再入学をしたので、キャンパスライフを楽しむというより、勉学に力を入れ、ちゃんと卒業後にどのような進路に進みたいかを明確にして4年間を過ごした
- 社会的にどのような理由があってもネガティブに中退をとらえるところはあると思います。そういうところは価値観が合わなかったとすぐに気持ちを切り替えることをオススメします
④
- みやび
- そもそも志望動機が不純だったので学校生活にあまり馴染めずに辞めてしまいました。
- 専門学校中退をして半年後
- 2
- 食品メーカー、不動産
- 営業、製造
- 書類選考、 筆記試験、適正検査、面接2回
- 中退後はできるだけ劣等感を持たないようにポジティブシンキングでいましたね。やはり人間はメンタルがイチバン大事なのであまりクヨクヨしないでその日、その時を一生懸命に生きました。そうしたら変に悩む時間もなかったので結果的に良かったと思います。
- その当時は無知だったこともあり、企業に対するアプローチの仕方が全くわからなくてとても困りましたね。その上相談できる人もいなかったので。私の場合は自力で就職先を見つけました。
- 専門学校中退後は実家に居づらくなったので1人暮らしを始めました。もちろん、親からの援助はなかったので中退後は生活費を稼ぐためにバイトに明け暮れました。
- 例え専門学校を中退してもヤサグれることは一切ありません。しっかりとした自分の考えや将来に対するビジョンさえハッキリしていればさほどマイナスにはなりませんよ。だから安心してください。自信を持って就職活動に挑めば絶対大丈夫です。
2-7. IT関連の職種に就職した人の体験談
①
- なんだかなぁ
- デザインの専門学校に通っていたのですが、自分のクラスの生徒たちは、デザインの勉強をする気がなく、授業中でも喋っていて先生の話が聞こえませんし、先生に言われた絵の題材ではないものを描いているのに褒められたりと、自分の中で「この学校は合っていない」と感じたので中退しました。
- 専門学校中退をして1年目
- 3社です。
- WEB業界
- WEBデザイナー
- 面接1回
- なぜ専門学校を中退したかを、面接時に明確に説明できるようにしていました。専門学校を中退している時点で、他の人よりも劣っているので、そこはきちんと説明できるようにと思い、心がけていました。
- 専門学校を途中で中退していることで、ちゃんとデザインのことを勉強しきれていなかったため、面接時にデザインの細かなことを言われてもわからないことがあったことは辛かったと感じていました。
- デザインの勉強するために、通信教育に申し込み、デザインの勉強をしていました。独学に近かったですが、少しでもデザインの知識になればいいと思っていたので、今考えれば勉強していて良かったなと感じています。
- 専門学校を中退するということは、他の面接者よりも不利な状態にあるので、ちゃんと辞めた理由を言えるようにしておいた方が良いと個人的には感じました。面接の時に辞めた理由が、はっきりしていなかったり、曖昧だったりすると、印象がよくないので、ちゃんと辞めた理由を準備しておいた方が良いと思います。
②
- めろん
- 在学中にアルバイトが忙しくなったから。
- 半年後
- 1社
- 音楽業界
- スタジオエンジニア
- 面接1回
- 就職に関連する業務のアルバイトをすることで、少しでも知識や技術を身につけていきました。アルバイトで出会う方とコミュニケーションを取り、顔を覚えてもらいました。
- 正規の新卒採用に応募することができないため、チャンスが減ってしまった。専門学校に在籍していた場合に得られる情報を、得ることができなかったのも困った。
- 就職したい業界でのアルバイトをしていた。あまり条件にはこだわらず、今後につながる機会があるかもしれないと考えて、いろいろなところに出入りしてみた。
- 就職したい職種でアルバイトしてみるのもよいと思います。そうするとあまり焦らずにいることができました。つながりができるので面接にも通りやすくなりました。
③
- Sugano
- 家庭の事情により、学費を工面することができなくなり、学業を続けることができなくなってしまいました。
- 専門学校中退後、2年目に就職活動を始めました。
- 採用選考に参加した企業数は、約10社ほどでした。
- IT関連の企業で内定をもらいました。
- ウェブデザイナーです。
- 一番多かったのは、面接2回と筆記試験でした。
- 身だしなみや言葉遣いに気をつけること、企業の研究を事前に行うこと、自己PRを練習することです。また、自分自身の強みを明確にし、アピールできるよう心掛けました。
- 専門学校中退者ということで、企業側からは理解されにくかったことです。また、同期や友人たちが就職活動を終え、職場についていることもあり、焦りや不安を感じることもありました。
- 就職活動の合間には自分の趣味である読書に時間を費やしました。読書をすることで現実とは違う世界に没頭することができ、就職活動のことを考えなくてよかったので、良い気分転換になりました。
- 専門学校中退者ということで、就職活動に対する不安やプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、それを前向きに捉え、自分自身の強みをアピールすることが大切だと思います。また、自己啓発や資格取得など、自分磨きをすることで、自信を持って就職活動を進めることができます。そして内定をもらったからといって安心せず、入社前に勉強したり、コミュニケーションを取ることで、入社後の準備をすることも大切だと思います。
④
- yupun
- 授業についていけなくなったから。
- 専門学校中退をして2年目
- 5社
- 製造業
- SE
- 筆記SPI、面接2回
- 面接の時に専門学校中退後何をしていたか説明しなければならないので、無駄に過ごす事なく就職に向けて真面目に取り組んでいるとアピールする為に資格取得と身なりには気をつけていた。
- 面接の時に必ず専門学校中退の理由を聞かれる。理由と中退後の過ごし方を説明するのが難しく、あまり面接官に良い印象を与えていないような気がします。
- 履歴書に書く項目があまりに少ない為、資格取得の為に就職活動をしながらバイトをしてお金を貯めて、就職に必要な資格を取るために通信制の学校に通っていました。
- 専門学校中退は面接の時に必ずなぜ中退したのか聞かれます。その時にマイナスイメージになることなく説明できるよう準備をしていく事が大事だと思います。中退は悪い事ではありません。中退後いかに過ごしたかが大事になります。頑張って下さい。
⑤
- とびと
- 自分自身が専門的な職業にむいているのかわからないし、将来性を感じなかった
- 2年目
- 12社
- IT
- SIER
- 面接二回
- なんで自分が専門学校をやめたのかその理由がきちんと言えるのかや、会社にどのように貢献できるのかをよく考えた。そのうえで何ができるのかをよく考えた。
- やめた理由が言えないと、人物のことを知ることができないので、的確に知ってもらうために論理的に説明することを心がけました。書類選考上は既卒か第二新卒になるためどんな扱いになるのか不安がありました。
- アルバイトをしたりメンタルを整えるために心療内科に行きながら就職対策を行いました。そのうえで民間の就職エージェントを活用しながらサポーターの方と就職活動に取り組みました。
- 専門学校を辞めた場合、進学しなおすか就活するかを考えた時に、どちらが自分に適しているのかをよく考えて行動をすることをお勧めします。
2-8. 技術職に就職した人の体験談
①
- スー
- 1年目の通学中に交通事故に会い、半年ほど入院したため出席数が足りなくなり中退しました。
- 専門学校中退をして1年目
- 1社
- 建築
- 設計
- 面接
- 中退の印象を払拭すべく、自分が得意とする設計技術やCADスキルをアピールし、業界のニーズに合わせたポートフォリオを作成しました。また、職場の雰囲気や仕事内容を事前に調べ、面接で積極的に質問することでアピールできるよう心掛けました。
- 事故にあい、身体障碍者となったため、なかなか就職を斡旋してもらえず、自分で探し回ったが、結局自分が思い描いていた会社には行けなかった。妥協するしか選択肢が無かった。
- スキルアップのためには実務経験が必要だと考え、身障者でもできるアルバイトを通じて現場での経験を積みました。また、専門書やオンラインコースを活用し、自主的に学習する時間を確保しました。同時に、建築に限らず様々なデザインに触れるために美術館や建築見学などの活動も行い、自己表現力の向上にもつなげる努力をしました。
- 専門学校中退者でも、熱意や努力次第で夢を叶えることは可能です。自分のスキルや強みをアピールし、実務経験を積むためにもインターンシップやアルバイトを活用しましょう。挫折や失敗を恐れず、前向きにチャレンジすることが成功への近道です。
②
- TYYY
- 先生と合わなかった。
- すぐ
- 1社
- 大手アパレルメーカー
- デザイナー
- 面接1回 作品審査
- ポートフォリオと服作りを完璧に揃える。自分はこれだけできるということをちゃんと伝えることがとてつもなく大切です。
- 個人的にはその時は特に感じていないが、デメリットをどう活かすかと思います。履歴書を書くのがしんどいかな。根拠のない自信ならそれでいい。人から見ると中退の人は就職できないと思われるので、履歴書にも、根拠のない自信しか書くことはないと思う!
- 東京に出るためのアルバイトはしていました。学校に行かない時間を無駄にするのはよくないし、どちらにせよ先立つ金額は必要でしたので。やることはやる。
- 自分の人生に無駄な時間はないので、やめたら速攻で、その業界を離れるか、違う立場になるか、その職業を貫くか自分のお気に召すままやれば結果は出せると思います。
③
- ノエルフロックハ-ト
- 先生がとても厳しくて暴力を振るうから
- 2年目
- 5社
- 1社
- デザイナー
- 面接と適性検査
- なるべくブランクを作らないようにしました。ブランクが長いほどどんどん不利になるのでなるべく早めに内定とろうとしました。あと常に笑顔でいることを心がけました
- なかなか面接官の方に認めてもらえずにとても悔しい思いをしました。ブランクがあるとのことで何でもう少し努力しなかったの?とかいろいろ嫌みを言われて悔しかった。
- 主に作品のクオリティアップに努めていました。スキルが高いほど有利になると思ったからです。毎日5枚以上は作るようにしましたね。あと精神力を鍛えていました
- なるべくならブランクを作らないようにしてほしいですね。ブランクが長いほどどんどん不利になるのでなるべく早めに内定とるようにしてほしいですね。
2-9. 公務員に就職した人の体験談
①
- まみ
- 5月の警察採用試験で面接で落ちて、もうやる気なくなって9月の試験受ける気にならなかったから。
- 一年目
- 3社
- 市役所
- 事務
- ペーパーテスト→面接
- 辞めたことを後悔してたんですよね。高卒になってしまったので。自分が警察には向いてないって分かったけど、安定した職につきたかったので、また短期の公務員専門学校に通い、前向きに試験勉強しましたし、公務員って言っても色んな職種があるので、自分に向いてる職種はなにか、分析しましたね。
- なんで専門学校を辞めたのか、聞かれるじゃないですか。私の辞めた理由は一度投げ出してる訳だから、印象は悪いわけで、でももう素直に言いましたね。それで、顔をしかめてた面接官もいましたね。
- ペーパーテストを勉強し直すために、もう一度短期の専門学校に通いながら、パソコン教室にも通いました。普通科の高校でパソコンは全くと言っていいほどできなかったので。
- 辞めてしまったことには、勿論理由があって、後悔もあるかもしれません。でもそれを消すこと、隠すことはできません。自分をよく分析して、つぎは投げ出さなくていいように、時に腐りそうになっても、前向きに正直に。そんな姿勢で就活して下さい。
2-10. 事務職に就職した人の体験談
①
- あみこ999
- 金銭的な事情です。もともと祖母の援助で入学したのですが、その祖母が体調不良となり継続して通うことが難しくなり中退しました。
- 専門学校を中退した翌日からクラウドソーシングサイト等に登録して仕事を探し始めました。
- 1社です
- IT
- 事務、データ入力
- web面接と対面での面接
- とにかく自分にできることでお給料を頂く経験をしよう!と職種や仕事はあまりこだわらない方針で探しました。母と二人暮らしをしていたこともあり、そんなに経済的に裕福でもなかったので手堅く手っ取り早く稼げることを目標にしていました。
- 学歴がないことと美術系の専門であった為、スキルを活かせる職業の求人が少なかったです。最終的には障害者手帳2級を取得し障碍者枠で社員として雇用していただきました。
- クラウドソーシングサイトへの登録や懸賞サイト。アフィリエイトなどお金になりそうな事の中で元手がかからずリスクのなさそうなものは手広くやってみました。なんでも挑戦して当たればラッキー!という気持ちでした。
- 専門学校中退は決して恥ずかしいことではないので、自分を偽らずに真面目にコツコツと就職活動を続けてみてください。真剣に生きていれば結婚して家庭を築いたり自分の趣味を楽しめたりそれなりに良い人生が待ってると思います。
②
- やすとも
- 高額な授業料を取られるだけで就職にあまり意味がないと思ったので。
- 専門学校中退をして1年目
- 1社
- 税理士事務所
- 税理士事務所 事務員
- 面接1回のみ
- 税理士を目指すことにしていたので、就職活動中でも簿記と税理士試験の勉強をする事と、なるべく自分の能力を高めてくれそうな職場を探して入ること。
- 専門学校中退の理由や、なぜ専門学校に入ったのかという理由を就職希望先の面接で、いかにポジティブな感じで伝えられるかというのが困難を感じました。
- 税理士を目指すことにしていましたので、日商簿記の2級の試験勉強と、余裕があった時は税理士試験には5科目の合格が必要でしたので、それらの勉強をしていました。
- 専門学校の就職実績よりも中退する方が有利な就職ができると思われて中退されたのでしたら、速やかに就職を決めたほうが良いと思います。長期間かかるようでしたら、卒業生に追いつかれてしまいますので。
3. 体験談から分かる専門学校中退者の就職活動の実情
ここまで専門学校中退後に就職した人の体験談を紹介しました。
ここからは専門学校中退者の就職活動の実情をまとめたので見ていきましょう。
3-1. 就職できた専門学校中退者の就職活動開始時期
就職できた専門学校中退者30名の就職活動開始時期は以下のとおりです。
- 中退後すぐ 4名
- 中退後半年以内 4名
- 中退後1年目 11名
- 中退後2年目 7名
- 中退後3年目 2名
- 中退後4年目 2名
専門学校中退後1~2年以内に就職活動を開始した人が最も多く、30名中26名が中退後2年目以内に就職活動を開始していました。
そのうち8名は中退後半年以内に就職活動を始めており、働く意欲が高い人が多いことが分かります。
中退後3年目以降に就職活動を始めた人は30名中4名で、4年制大学を卒業した人が1名、アルバイトをしながら資格を取得した人が1名、なんとなくダラダラしていた人が2名でした。
専門学校に通っている間は忙しくて遊べなかったため1か月は思いっきり遊んだという声もありました。
3-2. 就職できた専門学校中退者の採用選考参加数
就職できた専門学校中退者の採用選考参加数は以下のとおりです。
- 1社 7名
- 2社 5名
- 3社 5名
- 5社 7名
- 6社 2名
- 8社 1名
- 10社 1名
- 12社 1名
- 20社以上 1名
30名中23名が5社以内で内定を得ており、専門学校を中退していても就職できることが分かります。
倍率の高い職種を狙うと不採用が続くこともありますが、就職活動は実際に働きだしてから満足度の高い仕事ができるかも重要なので粘ることも時には大切です。
とことん就職活動を行うか、できるだけ早く働きたいかなど自分の納得のいくポイントを探してみてください。
3-3. 就職できた専門学校中退者が受けた採用選考フロー
専門学校中退者の多くが中途採用での応募となりますが、どのような採用選考フローを経て内定を得たのか見ていきましょう。
<書類選考はあった?>
- あった 3名
- なかった 27名
<面接回数は?>
- 面接1回 15名
- 面接2回 13名
- 面接3回 2名
<その他試験はあった?>
- 筆記試験 9名
- 適性検査 2名
- 作品審査 1名
新卒採用と比べ中途採用は応募人数が少ないこともあり、書類選考でふるいにかけず面接をしてくれる企業が多いようです。
筆記試験があるかもしれないと心配になるかもしれませんが、よほど知識が必要な企業を除いて、最低限の勉強ができるかを見ているケースが多いです。
3-4. 就職できた専門学校中退者が就職活動で困難に感じたこと
就職できた専門学校中退者が就職活動で困難に感じたことを、回答が多い順にまとめました。
- 納得させる中退理由の答え方が難しい(13名)
- 中退者への印象が悪い(7名)
- 実務経験がなく最終学歴が高卒になるため求人の選択肢が少ない(4名)
- 専門学校に在籍していたら得られる情報が得られないため情報不足になる(2名)
- 中途採用枠は採用枠が少ない(1名)
- 相談できる人がいない(1名)
- 自分に自信が持てない(1名)
- なぜ大学ではなく専門学校を選んだかという質問への回答が難しい(1名)
30名中20名が専門学校を中退したことによる困難さを感じていました。
ほぼ100%中退理由は聞かれますが、専門学校は大学と比べて目指す職種が限られるため合わないこともあると理解されやすい傾向があります。
3-5. 就職できた専門学校中退者からのアドバイスまとめ
就職できた専門学校中退者から、これから就職活動をする専門学校中退者へのアドバイスをいくつかピックアップしたので見ていきましょう。
- 深掘りされても答えられるくらい納得のいく中退理由を準備しておく。
- 自分の中で中退理由が明確になっていないと相手にも伝わらないのでとことん自分と向き合う。
- まずどんな仕事をしたいかを明確にして、それに向かって必要な資格を取得するなど行動に移す。
- 年齢が若い方が有利なので就職するなら早く行動する。
- 不採用が続くと落ち込むかもしれないが、いつかは採用されるので悲観する必要はない。
このようなアドバイスが挙げられました。
4. 専門学校中退者の就職活動成功のポイント
ここからは体験談を踏まえて専門学校中退者の就職活動成功のポイントを見ていきましょう。
4-1. 専門学校中退理由を話せるようにしておく
専門学校は学ぶ分野が限定されるので、合わなくて中退する人が大学と比べて多く、そのことを面接官も理解してくれる傾向があります。
とは言えやはり中退していると「忍耐力がないのではないか」と懸念されやすく、体験談でも最も多くの人が「中退理由の答え方が難しい」と回答していました。
面接官を納得させる中退理由を伝えるためには、まず自分の中でなぜ中退したのかを深掘りする必要があります。
例えば「介護福祉士になるために専門学校に通っていたが、実際の介護現場を見て自分のやりたいことではないと感じた」という場合、以下のように深掘りします。
- そもそもなぜ介護福祉士になろうと思ったのか
- どういった理由でやりたくないと感じたのか
このような深掘りを繰り返し、中退理由を以下のように明確に言語化できるようにします。
「祖母に可愛がられていた経験から高齢者を助けられる仕事がしたいと思い介護福祉士の専門学校に通いましたが、自分が想像していた何倍も体力が必要な仕事だと分かり、自分が働き続ける自信が無くなったというのが本音です。体力が必要な仕事であることは入学前から知っていたはずなのに、理解が甘かったとい反省しています。しかし専門学校に通ったことで、自分は人とコミュニケーションすることが本当に好きなんだということが分かったのでよい経験になったと思っています。」
ネガティブな中退理由がほとんどだと思いますが、正直に話すことで面接官も納得しやすくなります。
最後はできるだけポジティブにしめくくると好印象です。
4-2. 専門学校中退後早く就職活動を始める
就職活動において若さは大きな武器になるため、専門学校中退後早く就職活動を始めましょう。
「何から行動すればいいかわからない」という人も行動し始めるとやるべきことが見えてくるので、とりあえず行動してみることをおすすめします。
しかし専門学校中退者は就職活動方法を知る機会が少なく、誤ったアプローチをしてしまうこことも多いです。
まずは就職エージェントやハローワークを利用して情報を得るところから始めると効率的です。
4-3. エージェントを利用して就職活動をサポートしてもらう
専門学校中退者は未経験者向けの就職エージェントを利用して就職活動を一からサポートしてもらいましょう。
前述したように専門学校中退者は就職活動方法を知る機会が圧倒的に少なく、それが原因で就職活動が上手く進まないことも多いです。
例えば履歴書を正しく書けていなかったり、面接の入退室の仕方ができていなかったりすると、面接が始まる前から印象が悪くなってしまいます。
未経験者向けの就職エージェントでは、以下のようなサービスが受けられます。
- あなたに合った求人紹介
- 自己分析や企業分析のサポート
- 履歴書の書き方
- 面接対策
ハローワークでも相談には乗ってもらえますが、一人に使ってくれる時間が少なくこちらの質問に答えてくれるような形に近いので、就職エージェントと併用して利用することをおすすめします。
就職エージェントにも相性があるので、いくつか利用して相性のよいサービスを探してみて下さい。
ここでは未経験者への就職支援実績の多い就職エージェントを2つ紹介します。
- ジェイック就職カレッジ
-
ジェイック就職カレッジは、中退・フリーター・未経験・既卒を対象としたサービスで、大学中退者の就職支援実績が豊富です。
中退者の採用に積極的な求人を紹介してくれたり、就職アドバイザーも中退者の就職活動に詳しいので的確なアドバイスがもらえます。
就職活動の基礎が学べる就職講座も行っているので、「何から行動すればよいかわからない」という人にもおすすめです。
すべて無料で利用できるので、気軽に利用してみてください。
- ハタラクティブ
-
ハタラクティブは就職未経験者に特化した就職エージェントです。
中退者の就職活動方法についても詳しく、マンツーマンのカウンセリングが丁寧なことで有名です。
カウンセリングを通してあなたに合った求人を紹介してくれたり、面接や履歴書など必要な対策を行ってくれます。
利用料は全て無料で、LINEやメールでも相談できるので気軽に利用してみてください。
4-4. 専門学校で学んだことを活かす
体験談の中には、中退しても専門学校で学んだことを活かして就職している人が30名中5名いました。
どのような専門学校に通っていたかにもよりますが、たとえ1年以内に中退していたとしてもスキルが身についていれば採用されるケースもあります。
体験談ではアパレルデザイナーやウェブデザイナー、建築設計といった職種に就職していましたが、いずれも面接でポートフォリオを提出していました。
専門学校を卒業した実績や資格がない分、自分のスキルを形にしてアピールする必要があります。
専門学校で学んだ分野が好きで、資格や卒業実績がないとできない仕事ではない場合、チャレンジしてみる価値はあります。
2025年最新版!大学中退者に人気の就職サイトBEST3
大学中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
※ランキング調査期間:2024年12月7日~2025年1月7日
![]() ジェイック就職カレッジ |
ジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(大学中退者に限ると90.7%)の実績を持つ就職エージェントです。 中退者向けの求人を紹介してくれたり、中退者向けの就職講座で、面接での中退理由の伝え方やマナーを学べます。 |
---|---|
![]() リクナビNEXT |
リクナビNEXTは、大学中退者の利用者が多い人気求人サイトです。 様々な職種や地域の求人に加え、他では得られない大企業の求人も充実しています。 |
![]() ハタラクティブ |
ハタラクティブは、フリーターや大学中退者向けの就職エージェントです。 求職者と年齢が近いキャリアアドバイザーが親身になって相談に応じてくれ、未経験から応募できる求人を紹介してくれます。 |
大学中退者におすすめの就職サイトを全て見たい方は、以下からチェックしてみてください。
当社カジュアル相談を活用してください
当社(株式会社ウェイズファクトリー)では、学校を中退した後の就職活動について無料で気軽に相談できる窓口を設けております。
当社のキャリアアドバイザーにメールか電話で相談できます。
- 「どの就職エージェントを利用すればよいかわからない」
- 「どのように就職活動を行えばよいかわからない」
- 「どのような職種が向いているのかわからない」
というような質問に就職支援15年以上の経験を元にお答えします。
また必要な方には、中退者が応募できる未経験歓迎の正社員求人を紹介することもできます。
ご相談したい方は以下の記事の下にあるフォームよりお申し込みください。
岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
詳しいプロフィールは、こちらをチェックしてみてください。
プロフィール