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専門学校中退者は就職できない?対策とおすすめ職種10選、体験談も紹介
最終更新日:2024年10月29日
専門学校を中退すると就職が難しいのではと不安を感じる人は多いです。
実際に専門学校を中退して就職活動をした人のうち、43.3%が「就職活動で不利を感じた」と答えています。(※)
しかし中退後でも適切な対策を行えば正社員として内定を得ることは可能です。
ここでは15年以上中退者の就職支援を行ってきた現役キャリアアドバイザーが、専門学校中退者が就職するための方法を解説します。
また専門学校中退理由ランキングや専門学校中退を後悔しないためにすること、おすすめの職種10選、中退後に就職した人の体験談など、専門学校中退者に役立つ情報を詳しく解説しています。
専門学校中退後の就職活動方法が知りたい人、専門学校中退後の進路で悩んでいる人、専門学校中退を迷っている人はぜひ参考にしてください。
※ 出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 104)」2015年5月
専門学校中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
※ランキング調査期間:2024年4月1日~2024年5月1日
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1. 専門学校中退者は多い?1年間の中退率は6.31%
専門学校は中退する学生が多いというイメージがある人もいるかもしれませんが、実際のところはどうなのでしょうか。
文部科学省の調査によると2022年度の、
- 専門学校中退者は30,403人で専門学校生全体の6.31%
- 大学中退者は52,459人で大学生全体の1.94%
です。(※)
人数は学生数の多い大学中退者の方が多いですが、中退率は専門学校が大学の3倍以上となっており、かなり高い割合です。
30人クラスの場合だと、1年間授業を受ける間にクラスメイトの1人から2人は中退していることになります。
※出典:文部科学省「令和4年度 専門学校生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査結果」2023年6月
2-1 専門学校の中退率が高い理由
クラス制のため人間関係に悩みやすい
専門学校はクラス制を採用していることが多く、入学してから卒業までクラスが変わらないこともあります。
授業にはグループ実習などもあるため、クラスメイトや先生と馴染めず孤独を感じると授業への意欲が低下し中退につながります。
学ぶ分野を変更できない
入学後に専攻分野への興味が薄れたり、授業内容が期待と異なったりすることは少なくありません。
専門学校は学ぶ内容や進路が特定の分野に限られてしまうため、専門分野への興味が薄れた場合に退学を選ぶ人が多くなります。
アルバイトとの両立が難しい
専門学校は在学中に専門知識や技術を身につけ即戦力として活躍できるようにするため、授業や実習が充実しています。
実践課題の多い分野では、放課後も居残りをしたり、家に持ち帰って作業することもあります。
そのためアルバイトをする時間を作ることが難しく、金銭的な余裕が無くなり中退することがあります。
周囲と温度差を感じる
専門学校は明確にやりたいことがあるモチベーションの高い人が集まりやすいです。
またスキルを身に着けることが目的なので課題も多く、熱量が少ないと周りと温度差を感じて中退に繋がります。
1-2 専門学校中退理由ランキング
ここまで専門学校の中退率が高い理由について解説しましたが、実際に専門学校中退した人はどのような理由で中退しているのでしょうか。
文部科学省の調査によると、2022年度の専門学校中退者の中退理由ランキングは以下の図のようになっています。
※出典:文部科学省「令和4年度 専門学校生の修学状況(中退者・休学者)等に関する調査結果」2023年6月
- 1位:学生生活不適応、修学意欲低下 25.2%
- 2位:就業・起業等 13.9%
- 3位:心神耗弱・疾患 12.6%
- 4位:学力不振 12.5%
- 5位:転学等 8.7%
- 6位:経済的困窮 4.9%
- 7位:病気・怪我・死亡 4.3%
- 8位:海外留学 0.3%
- 9位:その他 15.4%
- 10位:不明 2.2%
上記で解説したように専門学校はモチベーションを保つことが難しく、専門学校中退者の4人に1人は「学生生活不適応、修学意欲低下」で中退していることがわかりました。
また次に多い「就業・起業等」に関しても、「専門学校で得られるスキルがなくても就職・起業できる」というように、専門学校へのモチベーションが下がった人も多く含まれます。
2. 専門学校中退はやばい?後悔しないためにやっておくこと4つ
ここまで専門学校の中退率が高い理由を解説しましたが、専門学校中退を後悔している人がいるのも事実です。
ここからは専門学校中退を後悔しないために中退前にやっておくことを4つ解説します。
2-1 周囲の人に相談する
専門学校中退するか悩んでいる人は、決断する前に以下のような人に相談してみましょう。
- 学生相談室や信頼できる先生:
学習相談室や先生に相談することで、学校側が対応できることをしてもらえたり、休学や転学など中退以外の選択肢を教えてもらえたりします。 - 家族:
家族に中退を相談すると反対されることが多いですが、同意を得てから中退することで、中退後の進路を応援してもらいやすいです。
学費を家族に払ってもらっている場合は特に、勝手に中退すると家族関係が悪化することが多いので、必ず相談することをおすすめします。 - 医者やカウンセラー:
健康問題や精神的な問題で中退を考えている場合は、医師やカウンセラーに相談してみるのも一つの手段です。
専門的なスキルで悩みにアプローチしてくれるので、気持ちが楽になって学校に通えるようになることもあります。
休学も検討する
中退を最終的に決める前には休学も検討してみましょう。
休学は一時的に学業を中断することで、将来的に専門学校に戻る選択肢を残せます。
この期間を利用して、自分と向き合ったり、旅行や留学、読書、人との交流などを通じて興味や関心の探求をしてみることで、専門学校に新たな価値を見出せる人もいます。
また心身の健康を整える良い機会にもなります。
2-2 中退後の進路を決めておく
中退後の進路を決めておくと、若い時間を無駄にすることなく行動できます。
何も決めずに中退してしまうと、手軽なアルバイトから始めてそのままフリーターになってしまうケースが多いです。
中退後の空白期間があると就職活動で不利になるので、中退後に就職を考えている人はできるだけ早く就職活動を始めましょう。
ただし、専門学校のストレスで精神的に参っている人は、気持ちが安定するまで休息することをおすすめします。
2-3 専門学校と関連する仕事に未練がないか考える
専門学校は卒業生の就職率の高さを売りにしている学校が多く、就職サポートが充実しています。
特に専門学校と関連する分野の企業とは多くのパイプがあり、学校に届く求人から選んで就職できるという強みがあります。
専門学校中退を考える理由が「人間関係」や「勉強についていけない」といった悩みで、専門学校と関連する仕事への興味は残っているという人は、就職のためと割り切って卒業することも検討してみましょう。
2-4 「専門卒」と「高卒」の勤務条件を比較する
専門学校を中退すると最終学歴は「高卒」となり、応募条件が「学歴不問」「高卒以上」の求人にしか応募できません。
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」 で、学歴によって平均賃金に以下の違いがあることがわかりました。
<新規学卒者の学歴別にみた賃金>
学歴 | 賃金 |
---|---|
大学卒 | 23万7000円 |
高専・短大卒 | 21万4600円 |
専門卒 | 21万4500円 |
高卒 | 18万6800円 |
この統計は全ての職種が含まれているので、どの職種に就職するかによって違いはありますが、「専門卒」と「高卒」では「2万7700円」の賃金差があります。
専門学校とは全く関係のない職種に就職する場合でも、企業によっては「専門卒」と「高卒」で賃金差があるので、中退前に気になる求人を調べてみましょう。
3. 専門学校中退をしても人生終了ではない!専門学校中退のメリット
専門学校を中退すると学歴や資格を得られないため自信をなくす人もいます。
また他の人と自分を比較して将来に対する不安や焦りを感じ「人生終了なのでは?」と考える人もいます。
しかし専門学校中退は長い人生の一部に過ぎず、人によっては中退した方がよい人生を送れる場合もあります。
ここからは専門学校中退で得られるメリットを見ていきましょう。
3-1 合わない環境から離れられる
専門学校の環境が合わない人は、中退することで自分に合った環境を探すことができます。
「合わないからと言って中退してしまって不安」という気持ちもあるかもしれませんが、例えば、
- 「キャビンアテンダントの専門学校に通っているが堅苦しい雰囲気に馴染めない」
- 「美容専門学校に通っているが手先が不器用で上達しない」
といった理由の場合、働きだしてからも同様の理由で悩む可能性が高いです。
専門学校の費用や通った時間を無駄にしたと思うかもしれませんが、専門的な職種だからこそ通ってみないと分からないこともあります。
自分に合った環境に身を置くことで、自信を持って前向きになれることも多いので、人生勉強になったと考え次に進みましょう。
3-2 学費の支払いが必要なくなる
奨学金やアルバイトをして自分で学費を払っていた人は、学費の支払いから解放されます。
自分で学費を払っていなかった場合でも、専門学校に払う予定だったお金を別のことに使うことができます。
金銭的に余裕のある人は、市場価値の高い資格取得をしたり、大学や別の専門学校に入り直すこともできます。
3-3 進路の選択肢が広がる
専門学校を中退すると、以下のようにたくさんの進路の選択肢から選ぶことができます。
- 就職
- 他の専門学校への再入学
- 大学や短期大学への進学
- 通信制の学校で学ぶ
- 海外留学や海外就労
- 資格取得のための勉強
- 職業訓練(求職者支援制度)を受ける
- 起業やフリーランスとして働く
専門学校卒業後でも同じ選択肢はありますが、新しいことに挑戦するなら若いに越したことはありません。
就職を考えている人は「専門学校を中退すると就職が難しいのでは...」と思うかもしれませんが、人手不足で若者を求めている企業は多く存在しています。
企業の人手不足についての調査では、以下のように高い割合で「人手が足りない」と回答しました。
従業員数 | 人手不足の企業の割合 |
---|---|
9人以下 | 30.6% |
10~29人 | 39.5% |
30~99人 | 47.0% |
100~299人 | 48.7% |
300人以上 | 67.2% |
学歴や経験よりも若い人材を求めている企業は多いので不安に思う必要はありません。
これ以降では専門学校中退者の就職率と専門学校中退者が直面する可能性のある就職活動でのデメリット、そしてそれらを乗り越えるための対策について詳しく解説します。
4. 専門学校中退者は就職できない?就職率は36.1%
「専門学校中退者は就職できない」と言われることがありますが、専門学校中退者の就職率はどれくらいなのでしょうか。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると、専門学校中退者の正社員就職までの期間と割合は以下のようになっています。
正社員就業までの期間 | 割合(%) |
---|---|
離学前 | 1.0 |
離学から3か月以内 | 8.5 |
3年以内 | 12.8 |
3年超 | 4.1 |
正社員時期不明 | 9.7 |
正社員移行なし | 48.4 |
就業形態不明 | 5.4 |
未就業 | 10.2 |
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 21)」2015年5月
表の中で黄色で示した全ての期間の正社員就職した人の割合を合計すると、専門学校中退者の正社員就職率は36.1%です。
就職できないことはありませんが、専門学校卒業者の就職率は66.2%ですので比べるとかなり低いです。
また専門学校中退者で正社員に移行していない人は48.4%ですので、半数近くの人はアルバイトなど非正規の社員として働いている現実があります。
ただしこの就職率には「就職を望んでいない」「就職活動を行っていない」人も含まれるので、数字だけを見て落ち込む必要はありません。
5. 専門学校を中退したことによる就職活動でのデメリット
専門学校中退者が上手に就職活動を行うためには「中退が就職活動にどのようなデメリットをもたらすのか」を把握して、それらのデメリット一つ一つに対策することが大事です。
ここに「中退後の就職活動での困難・不利益」についての調査結果があるので見ていきましょう。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 104)」2015年5月
専門学校中退者の就職活動では、求人への応募に際して学歴条件を満たせなかったり、求人の選択肢が限定されたりすることに不利な経験をしたと、最も多くの中退者が答えています。
また面接で中退理由を聞かれて、うまく説明できないために困難を感じている中退者が多いこともわかります。
この調査結果を参考にしながら専門学校中退者の就職活動が難しい理由を詳しく見ていきましょう。
5-1. 専門学校中退者の最終学歴は高卒なので、応募できる求人が少なくなる
最終学歴とは「最も高い水準の教育機関を卒業した経歴」を指すので、中退をした専門学校は最終学歴にはなりません。
専門学校中退者は最終学歴が「高卒」になります。
「専門学校卒以上」や「専門学校卒業見込み」を条件にする求人に応募できないため、中退者は応募できる企業や職種が限定されてしまい困難を感じている人が多いです。
【専門学校中退をした、おゆかちゃんさんの体験談】
高卒では面接を受けるのさえダメな会社もあり、大卒、専門学校卒など優先されるのが身に染みた。
「専門学校中退後に就職した先輩の体験談30件」より
5-2. 仕事を続けられないというイメージをもたれる
専門学校中退者には、学校を1年以内の短期で辞めた人が多いですが「学校を途中で辞めたように仕事も長続きしないのではないか?」という印象をもたれることがあります。
企業は採用活動や人材育成にたくさんの時間と費用をかけているので、企業に貢献する前に辞められると、その人に費やした時間と費用が無駄になります。
そのような事態を避けるために、専門学校中退者のような早期離職の可能性が高い人材の採用に慎重になる企業が多いです。
【男性/36 歳/専門学校中退者の体験談】
学校を中退したという事実から、企業側から仕事をしても長く続かないのではと思われた。 または言われた。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」2015年5月
5-3. 面接で中退した理由を必ず聞かれる
専門学校中退者が面接に参加すると中退理由を必ず聞かれます。
面接官は中退理由を通して「同じ理由で仕事を辞めないか」「仕事への意欲や適性があるか」「挫折から学びや成長を得られたか」などを確認しようとします。
しかし「授業についていけなかった」「学校で学べることに興味を持てなかった」「人間関係に問題があった」などネガティブな理由で中退した人は、面接官に納得してもらえる回答ができず就職するのが難しくなることがあります。
【女性/25 歳/専門学校中退者の体験談】
面接時に必ず中退の理由を聞かれ「もったいない」と言われることが多く、その事が大きく就職活動に影響があるのでは、と不安を感じている。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」2015年5月
5-4. 新卒扱いではなく中途扱いになる
専門学校を中退すると新卒ではなく中途扱いになることが多いです。
中途採用は欠員補充を目的としていることが多いので、募集人数は少ない傾向にあります。
また即戦力を求めている企業が多く、正社員などの経験豊富な人も求人に応募しているので、職歴や資格がない中退者は競争において不利になります。
ただし厚生労働省の「青少年雇用機会確保方針」により、学校を卒業後3年以内は新卒枠に応募できるようにすると決めたので、高校卒業後3年以内の専門学校中退者は高校の既卒者として新卒枠に応募できます。
しかし高校生は学校の推薦で就職する人も多いため、専門学校中退者が利用できる新卒求人は少ない傾向にあります。
応募できる求人を見つけても高校卒業予定の学生と比べられると、専門学校中退者は中退をしているマイナスイメージがあったり、年齢が高くなっていたりするため不利になります。
【専門学校中退をした、レミクラスさんの体験談】
新卒と違って中途採用だと、採用枠が少ないですし経験者がくると不利になってしまう点です。おそらくその点で不採用になった求人もあります。
「専門学校中退後に就職した先輩の体験談30件」より
5-5. スキルや資格が身につかず専門職で働けない
専門学校を中退したものの、専門学校で学んでいた分野の職種を志望する場合、十分なスキルが身についていないと判断されて不利になります。
資格がなくても働ける専門職であれば採用される可能性はありますが、即戦力にはならないため待遇が悪くなることもあります。
【女性/20 歳/専門学校中退者の体験談】
看護師と保健師の資格がとれる学校を中退してしまったので、卒業して資格を取れていれば 好待遇で働けていたのかなと後悔してしまうことがありました。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」2015年5月
5-6. 空白期間ができてしまう
専門学校中退後には、休息をとったり、中退後の進路について情報収集をしたり、就職活動をしていたりして空白期間ができるのが一般的です。
企業によりますが、3か月程度の空白期間であれば問題視されないことが多いです。
しかし、それ以上の空白期間があると「就業意欲が低いのでは?」「安定して働き続けられないのでは?」「計画性がない」「採用されない理由があるのでは?」などと思われて、面接官からの印象がよくありません。
面接では空白期間について説明を求められますが、説明が不十分だったり、納得のいくものではなかったりすると、採用選考で不利になる可能性があります。
【専門学校中退をした、yupunさんの体験談】
中退後の過ごし方を説明するのが難しく、あまり面接官に良い印象を与えていないような気がします。
「専門学校中退後に就職した先輩の体験談30件」より
5-7. 中退しているので自信が持てない
就職活動では自己PRが重要ですが、中退をしたことから自信が持てずうまく自己PRできない人も多いです。
自信なさげに自己PRしても「仕事で活躍してくれる」と思ってもらえないため採用につながりにくくなります。
【男性/21 歳/専門学校中退者の体験談】
この先、中退した自分が安定した職業、または正社員として雇われていくことは、可能かと 不安に感じた。
出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究」2015年5月
5-8. 専門学校の就職支援を受けられない
専門学校は就職率を公表していることが多いため、就職支援が充実している学校が多いです。
面接対策やビジネスマナー講習、履歴書添削、会社説明会、インターンシップなど、様々な支援が行われています。
また企業からは技術を身につけた専門学校生を対象として、求人がたくさん送られてくるので学校経由で就職する学生も多いです。
中退をすると、専門学校に在籍していれば得られた情報が得られず、一人で就職活動を行なうので、効果的な就職活動ができないため就職が難しくなります。
【専門学校中退をした、めろんさんの体験談】
正規の新卒採用に応募することができないため、チャンスが減ってしまった。専門学校に在籍していた場合に得られる情報を、得ることができなかったのも困った。
「専門学校中退後に就職した先輩の体験談30件」より
6. 専門学校中退者の就職活動方法
ここまで専門学校中退者の就職率が低い理由を解説しましたが、どのように就職活動を行えば就職できるのでしょうか。
専門学校中退者の就職活動方法について詳しく見ていきましょう。
6-1. 早く就職活動を始める
専門学校中退後できるだけ早く就職活動を始めることが就職活動を成功させるポイントです。
中退後に空白期間があると、「計画性がない」「働く意欲が薄い」と判断されて就職活動で不利になってしまうからです。
実際に、労働政策研究・研修機構の調査「ハローワークに来所した中途退学者の実態②:中退後の就職活動でも、専門学校中退者は「中退する前から」と「中退後3か月未満」に就職活動をはじめる人が66%を占めます。
大学中退者は50.6%ですので、専門学校中退者の方が早く就職活動をはじめる人が多いことがわかります。
6-2. 中退理由を前向きに伝える
専門学校中退歴があると、大抵の場合面接で「専門学校中退理由」を聞かれます。
上記で解説したように専門学校中退者の多くが「興味が薄れた」「人間関係に悩んだ」といったネガティブな理由で中退していますが、そのまま伝えると「仕事も続かないのでは」と思われてよい印象を残せません。
ここで「興味が薄れて中退した場合」の例文を紹介します。
○○を勉強するために専門学校に入学しましたが、実際に仕事にすると考えた時に先のキャリアが見えませんでした。「好きなことなら頑張れるだろう」という思いで専門学校を選びましたが、将来のキャリアまで考えられていなかったことが中退に至った原因だと思っています。この経験から、就職活動では自己分析と企業研究の徹底を心がけ、長く働ける企業に就職したいと思っております。
このように「専門学校を選んだ時」まで振り返り、なぜ中退に至ったかを自分自身で理解すると説得力のある回答ができます。
専門学校は大学より職種が限られてしまうことを面接官も分かっているので、合わなくて辞めたことを大学中退者より理解されやすいです。
面接官は専門学校中退を責めているのではなく、中退理由から人柄を知りたいと思っているので「中退経験を就職活動に活かしている」というように前向きに伝えることがポイントです。
専門学校中退理由の答え方については、この記事の下の「7. 専門学校中退理由を面接で伝える方法【回答例文あり】」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
6-3. 中退者を支援する就職エージェントを利用する
専門学校中退者が一人で就職活動を行うと、
- 応募できる求人が見つけられない
- よい企業の見分けがつかない
ということが多いです。
中退者を支援する就職エージェントを利用すれば、企業の社風や仕事内容に詳しいキャリアアドバイザーとの相談や自己分析ツールの利用を通じて、適性に合った優良企業の求人を紹介してもらえます。
また就職エージェントは、求職者と求人企業の間に入って、応募条件を緩和する交渉をしてくれたり、求職者の魅力を推薦状を通じて企業に伝えてくれたりするので、一人で就職活動を行う場合に比べて内定率が高くなることが多いです。
その他にも「模擬面接」「専門学校中退者が面接でよく聞かれる質問への回答方法のアドバイス」「履歴書の添削」「採用後の給料額の確認や交渉」など充実したサポートを行ってくれるので、自信を持って就職活動に臨めるでしょう。
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- 中退者が就職活動でつまづきやすいポイントの解説
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もう一つのおすすめ求人サイトは、リクルートが運営する地方求人に強い求人サイトの「はたらいく」です。
掲載されている求人の約5割が従業員数50名以下、約6割が「転勤なし」もしくは「同じ都道府県内での転勤」となっており、他の求人サイトでは載っていないような地元の求人と出会えます。
はたらいくには「せきらら求人」という項目があり、例えば「年末は繁忙期で残業が多く大変だが、耐えてほしい」など、企業の本音が書かれているので、働き方がイメージしやすいと好評です。
応募の際に必要な自分の登録情報を使いまわすことができるので、毎回入力する手間が省けるのも魅力の一つです。
- 基礎:ビジネスパソコン科、オフィスワーク科など
- IT:WEBアプリ開発科、Android/JAVAプログラマ育成科など
- 営業・販売・事務:OA経理事務科、営業販売科など
- 医療事務:医療・介護事務科、調剤事務科など
- 介護福祉:介護職員初任者研修科、介護職員実務者研修科など
- デザイン:広告・DTPクリエーター科、WEBデザイナー科など
- その他:3次元CAD活用科、ネイリスト養成科など
- 就業意欲が高いと評価されやすい
- 計画的に物事を進める能力があると見られる
- 面接で空白期間に何をしていたのか説明を求められない
- 物流・運送業界
- 医療・福祉業界
- 旅館・ホテル業界
- IT業界
- 建設業界
- 中退理由を伝える
- 反省や中退から学んだことを伝える
- 今後の目標を伝える
- 学校に通いながらアルバイトをしていたが生活が厳しかった
- 専門学校に通うよりも早く就職したいと思った
- 明確なルールは無いものの、専門学校を中退した場合、学歴は高等学校入学の年月から記入するのが一般的(中退後に専門学校や大学を卒業した場合は高等学校卒業から記入するのが一般的)
- 高等学校の名称は「○○高校」と略さず「○○高等学校」と記入する
- 高等学校の学科名は、その学科が応募する仕事に関連している、またはアピールポイントになる場合に記入する
- 専門学校の学歴は入学年月と中退年月を両方記入する
- 専門学校の学科、専攻、コース名は省略せず全て記入する
- (家庭の収入事情により)
- (経済的な事情により)
- (病気療養のため。現在は完治しており勤務に支障ありません)
- (○○(病名)の治療のため)
- (祖父の介護のため。現在は施設に入所したため家庭での介護は不要)
- (親の介護のため。現在は親の病気が完治しており、勤務に支障はありません)
- (社会人として就業したいと考えたため)
- (社会に出て早く自立するために就職したいと考えたため)
- (研究したい分野が定まり、○○大学へ入学するため)
- 歩合制の企業が多く営業成績次第で給料が増える
- コミュニケーション能力が高まる
- ノルマ達成でやりがいを感じる
- 営業職の平均年収
- 男性 約464万円 女性 約379万円
- 営業職に含まれる職種
- 保険外交員、不動産セールスなど
- たくさんの人と出会えたことで、いろいろな立場から物事を見ることができるようになりました。(流通・小売業3年)
- 自分で考えて行動するので、責任感が強くなり、仕事へのやる気も高まります。(メーカー勤務5年)
- 朝から夕方まで営業をしても契約が取れない日があるので、メンタルの強さが求められる。(建設関係勤務7年)
- 当社が保有する専門学校中退者におすすめの営業職求人
-
- 職種:医薬品業界営業職(配置薬のルート営業)
- 雇用形態:正社員
- 月給:22万2387円~26万9205円
- 勤務地:全国各地対応
- 応募条件:高卒以上、普通自動車免許(AT限定可)をお持ちの方
求人の詳しい内容は「配置薬のルート営業職求人(求人コード1)」をご覧ください。
<その他の専門学校中退者向け営業職求人>
・不動産営業(求人コード12)
・不動産営業:全国募集(求人コード14)
・情報誌の広告営業(求人コード15)
・業務用清掃資機材のルート営業職(求人コード16)
・提案営業職:引っ越しアドバイザー(求人コード23) - ITエンジニア職の平均年収
- 男性 約473万円 女性 約398万円
- ITエンジニア職に含まれる職種
- システムエンジニア、プログラマ、サーバーエンジニアなど
- パソコン操作すら危うかった自分でもプログラマとして何とか活躍できるまでになりました(プログラマ勤務3年)
- 平日30分、土曜2時間は技術の勉強をしています(システムエンジニア勤務1年)
- 経験を積んでいけば会社に頼らなくても仕事をしていけるという将来性を感じます(プログラマ勤務5年)
- 当社が保有する専門学校中退者におすすめのITエンジニア求人
-
- 職種:システム開発エンジニア
- 雇用形態:正社員※実務未経験者は契約社員スタートの場合あり
- 予定年収:270~400万円
- 勤務地:全国各地対応
- 応募条件:学校・職業訓練・独学で何らかのプログラムを学ばれたことがある方。実務未経験者歓迎。高卒以上。
求人の詳しい内容は「システム開発エンジニア:未経験(求人コード2)」をご覧ください。
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・ITエンジニア:未経験、全国各地(求人コード17)
・未経験ITエンジニア(求人コード22)
・未経験歓迎:インフラエンジニア(求人コード24)
・未経験入社が9割以上:インフラエンジニア(求人コード28) - 販売職・サービス職の平均年収
- 男性 約350万円 女性 約295万円
- 販売職・サービス職に含まれる職種
- 量販店・スーパーの販売員、飲食店スタッフ、ホテルスタッフなど
- レイアウト方法やPOPの書き方など、お客様に興味を持ってもらえるように自分で方法を考えていくことにやりがいを感じました。(釣具店販売員4年)
- 自分の好きなものに囲まれて、毎日仕事ができるので楽しい。(アパレル販売職28歳女性)
- 大手チェーン店に勤務している場合、店舗の異動が多いです。私は1年半の間に2回の店舗異動があり、通勤時間が長くなったり、人間関係が築きにくいこともありました。(ドラッグストア勤務2年)
- 当社が保有する専門学校中退者におすすめの販売・サービス職求人
-
- 職種:飲食店店長
- 雇用形態:正社員
- 年収:371 万円〜1120 万円
- 勤務地:全国各地対応
- 応募条件:未経験歓迎、学歴・資格不問
求人の詳しい内容は「店長、店長候補、店長補佐:未経験(求人コード6)」をご覧ください。
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・ウォーターサーバー販売職(求人コード7)
・バイク買取販売スタッフ:未経験歓迎(求人コード18)
・自転車店店舗スタッフ:未経験歓迎(求人コード20)
・ラーメン店店舗スタッフ、未経験歓迎(求人コード27) - 事務職の平均年収
- 男性 約379万円 女性 約314万円
- 事務職に含まれる職種
- 一般事務、営業事務、経理など
- 残業はほとんどなく、カレンダー通りの休日なので、予定を立てやすい。(一般事務3年)
- 電話や来客応対の基本マナーが身につきます。(メーカー勤務26歳女性)
- キャリアアップや給料アップは望めない。(一般事務5年)
- 当社が保有する専門学校中退者におすすめの事務職求人
-
- 職種:不動産事務職
- 雇用形態:正社員
- 月給:22万円~26万円
- 勤務地:東京都渋谷区
- 応募条件:高卒以上、未経験可
求人の詳しい内容は「【不動産事務職】未経験可・賃貸管理、経理優遇(求人コード3)」をご覧ください。
- 介護職の平均年収 ※ホームヘルパーの場合
- 男性 約318万円 女性 約302万円
- 介護職に含まれる職種
- 介護職員初任者研修、実務者研修、ケアワーカーなど
- 利用者から直接「ありがとう」と声をかけられたり、笑顔が見られたりと、人の役に立っている実感がある。(デイサービス勤務2年)
- 自分の家族や親戚に介護が必要になった時に、介護の知識や経験が役に立ちます。(訪問介護3年)
- 介護職は4Kと言われる「きつい・汚い・危険・給料が安い」職種なので、利用者への温かい思いがないと長く続けられません。(介護職員初任者研修修了者7年)
- 当社が保有する専門学校中退者におすすめの介護職求人
-
- 職種:介護スタッフ(常勤)
- 雇用形態:正社員
- 月収:18万9000円~23万7000円
- 勤務地:愛知県
- 応募条件:未経験歓迎、学歴不問
求人の詳しい内容は「介護スタッフ(求人コード9)」をご覧ください。
- 製造業の平均年収 ※機械・金属加工の場合
- 男性 約354万円 女性 約270万円
- 製造業に含まれる職種
- 機械組立工、製品検査工、製品製造・加工処理工など
- 生活に必要な物作りの現場で働ける。(製鉄業24歳女性)
- 日勤夜勤と勤務時間がきちんと決まっていて、残業が少ない。(部品工場勤務3年)
- 勤続年数によっては昇進があるものの、すぐに出世ができない。(自動車関係勤務28歳男性)
- 当社が保有する専門学校中退者におすすめの製造業求人
-
- 職種:フィルム製造オペレーター
- 雇用形態:正社員
- 入社時想定年収:300万円~430万円
- 勤務地:栃木県
- 応募条件:学歴、職歴不問
求人の詳しい内容は「フィルム製造オペレーター(求人コード4)」をご覧ください。
<その他の専門学校中退者向け製造業求人>
- 営業用普通・小型貨物自動車運転者の平均年収
- 男性 約404万円 女性 約315万円
- 輸送・機械運転職に含まれる職種
- 配達ドライバー、タクシードライバー、トラック運転手、フォークリフト運転作業員など
- 仕事に必要な資格の取得費用を、会社が負担してくれます。(配送ドライバー3年)
- 移動中は一人なので、気持ちが楽。(運輸業35歳男性)
- 荷物の積込みや長時間の運転で体が疲れやすい。(大手運送会社勤務34歳男性)
- 当社が保有する専門学校中退者向け輸送・機械運転職求人
-
- 職種:タクシー乗務員
- 雇用形態:正社員
- 給与:歩合制、基本給17万5000円
- 勤務地:東京都練馬区
- 応募条件:学歴不問、未経験歓迎、普通自動車免許(AT限定可)取得3年以上経過している
求人の詳しい内容は「タクシー乗務員(求人コード10)」をご覧ください。
<その他の専門学校中退者向け輸送・機械運転職求人>
- 大工・とび・左官・設備などの平均年収
- 男性 約333万円 女性 約277万円
- 建築業に含まれる職種
- 大工、とび、左官など
- 時間をかけて自分が作り上げたものが形になることにやりがいを感じる。(大工6年)
- 手に職がつけられる。(設備工6年)
- 季節や天気に関係なく屋外での仕事なので、心身ともに過酷。(建設会社勤務25歳男性)
- 施工管理の平均年収
- 男性 約472万円 女性 約386万円
- 友達や家族に胸を張って自分が携わった建物を自慢できます。(施工管理3年)
- 未経験からでも充実した技術研修があったので、安心して働きだせました。(施工管理2年)
- 工期が迫った時には、残業が多くなることも多いです。(施工管理25歳男性)
- 当社が保有する専門学校中退者におすすめの施工管理求人
-
- 職種:施工管理
- 雇用形態:正社員
- 月給:26万1560円以上
- 勤務地:全国各地対応
- 応募条件:未経験歓迎、高卒以上
求人の詳しい内容は「施工管理職:未経験(求人コード5)」をご覧ください。
<その他の専門学校中退者向け施工管理求人>
・施工管理職:未経験(求人コード11)
・施⼯管理補助、⼯事管理ディレクター:未経験歓迎(求人コード25)
・施工管理職、未経験から施工管理アシスタント、施工管理職へ(求人コード26) - 平均年収 ※地方自治体の場合
- 約590万円
- ☆公務員の種類
- 地方公務員、国家公務員
- 一般企業に比べて、給料もボーナスも安定している。(地方公務員27歳女性)
- 行政職は数年おきに配置転換があるので、いろいろな部署で経験を積むことができる。(行政職34歳男性)
- 資格取得やスキルアップは個人に任されていて、キャリアアップがしにくい。(市役所勤務30代男性)
- サービス業 飲食店、ホテル、アパレルなど、サービス業はアルバイトから正社員登用が多い業種です。接客スキルやコミュニケーション能力が求められます。
- 販売業 百貨店、スーパー、ドラッグストアなど、販売業もアルバイトから正社員登用が多い業種です。商品知識や販売スキルが求められます。
- 製造業 工場など、製造業でもアルバイトから正社員登用があります。機械操作スキルや生産管理スキルが求められます。
- 医療福祉業 介護職などで正社員登用が多いです。対人コミュニケーション能力、忍耐力と思いやりが求められます。
- 高卒:18万1,200円
- 専門学校卒:21万2,600円
- 高卒:20万5,000円
- 専門学校卒:22万300円
- 高卒:31万4,300円
- 専門学校卒:34万6,500円
- 営業職や販売職など成果で給料が決まる職種を選ぶ
- 技術職のようにスキルや経験、資格で給料が上がる仕事を選ぶ
- ベンチャー企業や外資系企業など学歴よりも実力を重視する企業に就職する
- 事務職 → 日商簿記検定3級・2級
- 不動産業界 → 宅地建物取引士
- ITエンジニア → ITパスポート、基本情報技術者
- 介護士 → 介護職員初任者研修
- 販売職 → 販売士、登録販売者
- 営業職 → 普通自動車運転免許
- 1. ハンドルネーム
- du
- 2. 専門学校の中退理由は?
- 奨学金が出ず、後期の授業料を支払えなかったから。
- 3. 就職活動をはじめたのは専門学校中退後何年目か?
- 専門学校中退をして2年目
- 4. 専門学校中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 3社
- 5. 内定をもらった企業の業界
- 食品
- 6. 内定をもらった職種
- 食品加工
- 7. 一番多かった採用選考手順
- 面接2回、筆記試験1回
- 8. 専門学校中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 大学に進学した同い年の子が、就活を始める前に就職をしておこうと心掛けました。なぜなら、専門学校中退して立場が無職になると、同い年の友達を含む世間の風当たりが強くなったから。
- 9.専門学校中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- コネがないこと。高校から就職をした者は、卒業した高校がコネになっており、学校のコネを使って就活出来ないのはメッチャハンディ。専門学校を中退した理由が授業料が支払えないでは、親もお金が無いと思われ、信用度が低いと見られること。
- 10. 専門学校中退後、就職活動以外にしていた事
- 資格取得のための独学での勉強。中退して立場が無職になった途端、メッチャ不安になり、その不安から逃れるために資格取得の勉強をしたのですが、独学で取得出来る資格では就活の役には大してならない。
- 11. これから就職活動をする専門学校中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- 就職をするなら早くしたほうが良い。なぜなら、時期が遅れれば、就職をするのに確実に不利になるから。世間は、ちょっと前まで学生さんだった貴方が思っているほど甘くないから。迷うなら、就職をして自身の立場を固めてから迷う。自分の立場が無いっていうのは、辛いよ。
- 1. ハンドルネーム
- もっち
- 2. 専門学校の中退理由は?
- 実習が多く不器用な自分はついていけなかったから
- 3. 就職活動をはじめたのは専門学校中退後何年目か?
- 1年目
- 4. 専門学校中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 10社
- 5. 内定をもらった企業の業界
- 医療機関
- 6. 内定をもらった職種
- 歯科医院
- 7. 一番多かった採用選考手順
- 募集人数が少ないところ
- 8. 専門学校中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 中退理由は必ず面接で聞かれるので最もらしい理由を考えておくことです。倍率が低そうな所を狙って合否判定も早くくれそうなところをなるべく選んでいました。
- 9.専門学校中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- 専門学校を中退したことに対してマイナスなイメージがつかないように面接の質問に返答することです。また大学ではなくなぜ専門学校を選んだのかという質問に対しての返答にも困りました。
- 10. 専門学校中退後、就職活動以外にしていた事
- 一人暮らしをしていたためアルバイトをしていました。フリーターのままでは将来不安だったので正社員で雇ってくれる所を探していました。ハローワークにも相談にいきました。
- 11. これから就職活動をする専門学校中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- 中退というマイナスのイメージがあるためなかなか就職活動は厳しいです。何かよい返答を用意しておくことと自分の強みになる資格や経験を持っておくことをオススメします。
- 1. ハンドルネーム
- koharada
- 2. 専門学校の中退理由は?
- 音楽系の専門学校で楽器の製作を学んでいました。しかし、バイトと学校の往復でだんだんと学校に行くのが億劫になり、出席日数が足りなくなって中退することになりました。実際は、楽器製作の作業に予想以上に時間や手間がかかり、楽器製作に興味が無くなっていたのかもしれません。
- 3. 就職活動をはじめたのは専門学校中退後何年目か?
- 本格的な就職活動をしたのは中退後3年位してからです。それまでは、バイトを続けながらぷらぷらしてました。
- 4. 専門学校中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 5社
- 5. 内定をもらった企業の業界
- 2社
- 6. 内定をもらった職種
- 食品製造業の作業員 配送業
- 7. 一番多かった採用選考手順
- 筆記試験と面接が各1回ずつです。
- 8. 専門学校中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 中退の理由を聞かれ、出席日数が足りず中退になりました。とは言えなかったので、「楽器製作の道を志しましたが、再度、社会を見渡していろいろな職業があることを知り、今後の人生について再考した結果、御社を受験することにしました。」というような、うまい言い回しを考えて面接に臨みました。
- 9.専門学校中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- 「専門学校で学んでいたことをこの会社で生かすことができますか?」と聞かれ、まったくの他業種だったので返答に困りました。結局、「直接は生かすことができないですが、楽器製作で培った丁寧な作業と仕事をコツコツやる姿勢を生かすことができます」のような返答をしました。
- 10. 専門学校中退後、就職活動以外にしていた事
- 特に何もしていませんでした。アルバイトは夕方~夜10時まで。その為、昼まで家で寝てたり、テレビを見ていたりしました。公務員試験を受験しようとも思いましたが、今更勉強する気にもなれず、あきらめました。
- 11. これから就職活動をする専門学校中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- 専門学校を中退したからといって、何も臆することはありません。いきなり正社員になるのが難しい場合は、アルバイトで入社して正社員に採用してもらうという 方法もあります。今の時代は実力社会なので、その会社に貢献できると判断されると出世することも可能だと思います。チャレンジをやめるまで終わりではありません。
- 1. ハンドルネーム
- レミクラス
- 2. 専門学校の中退理由は?
- 約半年間通いましたが自分が思っているのと多少違ったのと、人間関係を含めてあまりなじめなかったからです。
- 3. 就職活動をはじめたのは専門学校中退後何年目か?
- 中退して3年目ぐらいから
- 4. 専門学校中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 5社ぐらい
- 5. 内定をもらった企業の業界
- 飲食・配達
- 6. 内定をもらった職種
- キッチン、接客・ドライバー
- 7. 一番多かった採用選考手順
- 書類選考+面接
- 8. 専門学校中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 未経験者可能なところで自分が働きやすい職業を中心に求人を探しました。また、ビジネス関係や事務関係の資格を取得して少しでも社会的スキルがあることを証明できるようにして、面接で良い回答ができるようにしたところです。
- 9.専門学校中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- 新卒と違って中途採用だと、採用枠が少ないですし経験者がくると不利になってしまう点です。おそらくその点で不採用になった求人もあります。また、専門学校中退の理由を聞かれることが多く、その点がネガティブ要素になってしまうことがあるところです。
- 10. 専門学校中退後、就職活動以外にしていた事
- 就職に役に立ちそうな資格の取得と勉強です。また、就活だけというわけにいかないので生活費のためにアルバイトを平行して行いました。しかも、ある程度長時間勤務しなければお金の部分で足りないのでアルバイト探しがまず重要です。
- 11. これから就職活動をする専門学校中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- まず、どこに就職するのか明確にしてそのための資格などを取得することです。そして、生活費のためにアルバイトもすぐに決めてお金に余裕を持つと、就活もあせらずに済みます。専門学校中退というのは少しネガティブ要素になるので、ポジティブな要素を少しでも多くするために資格を取得したり、自分の良さを見つめなおしてそれを面接でアピールすることだと思います。資格は、もちろん有利になりそうな資格で級制度であれば上位級を目指すことが大事ですし、最近パソコンを使う業種が増えているのでパソコンスキルも高めておくとよいと思います。
- 1. ハンドルネーム
- めろん
- 2. 専門学校の中退理由は?
- 在学中にアルバイトが忙しくなったから。
- 3. 就職活動をはじめたのは専門学校中退後何年目か?
- 半年後
- 4. 専門学校中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 1社
- 5. 内定をもらった企業の業界
- 音楽業界
- 6. 内定をもらった職種
- スタジオエンジニア
- 7. 一番多かった採用選考手順
- 面接1回
- 8. 専門学校中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 就職に関連する業務のアルバイトをすることで、少しでも知識や技術を身につけていきました。アルバイトで出会う方とコミュニケーションを取り、顔を覚えてもらいました。
- 9.専門学校中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- 正規の新卒採用に応募することができないため、チャンスが減ってしまった。専門学校に在籍していた場合に得られる情報を、得ることができなかったのも困った。
- 10. 専門学校中退後、就職活動以外にしていた事
- 就職したい業界でのアルバイトをしていた。あまり条件にはこだわらず、今後につながる機会があるかもしれないと考えて、いろいろなところに出入りしてみた。
- 11. これから就職活動をする専門学校中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- 就職したい職種でアルバイトしてみるのもよいと思います。そうするとあまり焦らずにいることができました。つながりができるので面接にも通りやすくなりました。
当社の就職支援サービスこのサイトを運営する株式会社ウェイズファクトリーでは、専門学校中退者向けの就職支援サービスを提供しています。
全国各地2,000件以上の豊富な求人を保有していますので、適性に合った求人を紹介します。
専門学校中退者がつまづきやすい専門学校中退理由の伝え方や履歴書の書き方についても丁寧にアドバイスしています。
最短2週間で就職することが可能です。
全てのサービスは電話とメールだけで完結するので、自宅で気軽に利用することができます。
ぜひご気軽に利用してみてください。
その他の専門学校中退者におすすめの就職エージェントは、以下の記事で紹介しているのでチェックしてみてください。
専門学校中退者におすすめの就職サイト(就職エージェントと求人サイト)16選
6-4. 求人サイトを利用する
専門学校中退者は就職エージェントだけを利用しても就職できますが、求人サイトも並行して利用するとよいでしょう。
求人サイトには就職エージェントでは見つけられない、より多くの求人がありますし、スマホを使用していつでもどこでも気軽に求人を探せます。
専門学校中退者が求人サイトを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
ここでは専門学校中退者におすすめの求人サイトを2つ紹介します。
その他の求人サイトや就職エージェントを以下の記事で紹介しているので、こちらもチェックしてみてください。
専門学校中退者におすすめの就職サイト(就職エージェントと求人サイト)16選
6-5. ハローワーク(公共職業安定所)を利用する
ハローワークは国が設置している就職支援機関で全国各地に拠点があり、2024年4月時点で101万4,041件の求人があるため、たくさんの求人を閲覧できます。
中小企業の求人が多い傾向にありますが、ハローワークには企業が無料で求人掲載を行えるので、まずはじめに掲載を考える場所でもあるため、他では見つからない求人が掲載されていることも多いです。
特に地方の求人は就職エージェントや求人サイトでは求人数が少ない傾向にありますが、ハローワークには求人が比較的多く掲載されていることがあります。
ハロワークでは、パソコンを使った求人の検索以外に、職業訓練の案内や、履歴書や面接についてのアドバイスなど、さまざまな就職活動の支援を行っています。
職業訓練は雇用保険に加入していない専門学校中退者は受講できませんが、「求職者支援制度」を利用すると職業訓練と同じコースを無料で受講できます。
求職者支援制度の主な訓練コース
訓練期間は2~6か月で、給付金要件を満たせば毎月10万円の給付金も受け取れます。
ハローワークの利用方法については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてください。
タイトルは大学中退となっていますが、専門学校中退と読み替えてもらっても問題ありません。
6-6. 就活に有利な時期を知っておく
専門学校中退者が応募することの多い中途採用求人は、時期を問わずよい人材がいれば採用する「通年採用」をしている企業がほとんどです。
また就職活動では空白期間が短いと、
など、メリットが多いため内定を得られやすくなります。
ですので正社員を目指すなら時期を問わず、できるだけ早く行動に移すことが大切です。
その上で専門学校中退者に有利な就職活動時期があることも知っておきましょう。
専門学校中退者に最もおすすめの就職活動時期は、求人数が最も多い1~3月
です。
多くの企業は3月を年度末としており、4月から新年度が始まります。
そのため、新年度に向けて必要な人材を確保するため、1月から3月に採用活動を活発化させる企業が多くなります。
1月から3月に出ている求人は新卒採用と同じタイミングなので、未経験歓迎の求人が多く職歴の無い専門学校中退者も応募しやすいのが特徴です。
4月に入社できれば新卒と一緒に充実した研修を受けられる場合もあるので、年度途中に入社するよりもスムーズに働き始めることができるでしょう。
また、
9月10月
も下半期から新しい企業でスタートを切ろうと考える求職者が増えるため、中途採用の求人数も多くなるのでねらい目です。
そして、
6月
も6月末から7月末に支給される夏のボーナスをもらって退職しようと考える求職者が転職活動を始める時期のため、中途採用求人も増える傾向にあるのでおすすめです。
このような求人数が増える時期は採用人数が増える上、応募できる求人の選択肢が広がるので、選択肢が狭くなりがちな専門学校中退者にとって有利な時期と言えます。
6-7. 人手不足の業界を狙う
2024年の帝国データバンクの調査「人手不足に対する企業の動向調査」※では、正社員の人手不足企業は52.6%となっていて、多くの企業が人材を求めていることがわかります。
全体的に人手不足な中でも、特に人手不足の業界は以下の5つです。
上記の業界は未経験者も積極的に採用しているので、特にやりたい仕事が決まっていない専門学校中退者はこのような業界を狙うのもおすすめです。
ただし人手不足業界の中には、長時間残業や休日出勤が常態化している企業もあるので、離職率や社員口コミなどで長く働ける環境かを調べておきましょう。
7. 専門学校中退理由を面接で伝える方法【回答例文あり】
専門学校中退者が面接を受ける場合、以下のように自己紹介の時点で中退をしたことについて軽く触れておくとよいでしょう。
私は山口良太と申します。今年の3月に○○専門学校を中退して、今現在はレストランでアルバイトをしています。できるだけ早く自立したいと思い、就職活動も並行してはじめました。求人を探す中で、御社を見つけ、ホームページに書かれていた事業内容や経営理念などに魅力を感じ応募させていただきました。本日はどうぞよろしくおねがいいたします。
このように伝えれば次の質問で
「中退をした理由はどういったことですか?」
というように聞かれるはずです。
ここで中退者にとって一番伝えるのが難しい中退理由をうまく伝えられれば、それ以降はリラックスして面接に臨めるはずです。
中退理由を伝える際は、基本的に以下の手順で説明します。
中退理由はネガティブな印象を与えることが多いので、できるだけポジティブな印象を与えるように伝えることが大事です。
ここでは三つの回答例文を紹介するので参考にしてみてください。
<学業不振が理由の場合の回答例文>
高校性のころから興味のあった○○について学べる専門学校に入学したのですが、実際に学びはじめると思っていた内容とは違い、また実習などが予想以上に多くついていくのが難しくなり中退をしました。事前に授業内容や実習について調べずに入学した、私自身に責任があると思います。就職については同じ失敗をしたくないと思っておりましたので、事前に自己分析や企業研究を入念に行い、御社の商品を広める仕事がしたいと思い応募させていただきました。仕事では人一倍努力して成果を出していきたいと考えております。
学業不振が理由の場合、努力不足とみなされることがあるので、理由だけを伝えると評価が低くなる可能性があります。
自らに反省すべき点があれば正直に反省している旨を伝えると、正直さや責任感があるという印象を与えられます。
また中退した経験から学んだ事や成長した事、将来の目標などを伝えるとポジティブな印象を与えられます。
<経済的な理由の場合の回答例文>
専門学校は家庭の経済的な理由で中退しました。まだ学びたいことが多かったので、少し残念に思っていました。しかし、御社では研修が充実していて、それ以降も仕事を通してたくさんのことが学べると知り、今ではそれらのことがとても楽しみです。専門学校を中退したからこそ、仕事への意欲は誰にも負けないと思います。
家庭の経済的な理由の場合は、本人に落ち度のないやむを得ない理由ですので、反省などを述べなくても面接官は納得してくれるケースが多いです。
ただし経済的な理由だけを伝えるのではなく、仕事への意欲や今後の計画や目標などを同時に伝えるとポジティブな印象を与えられます。
<人間関係が理由の場合の回答例文>
「専門学校では友人がたくさんいたのですが、ちょっとしたことから友人との仲がこじれてしまい、修復するのが難しくなりました。それ以降も頑張って専門学校に通っていたのですが、やはり孤立したまま通うのは難しく中退をしました。中退後はレストランでアルバイトをはじめ、そこでは以前の失敗を教訓に、人間関係が円滑になるよう努めていたので問題なく働くことができました。2年目からはフロアマネージャーを任せられ、店長からも信頼を得られていたので、人間関係の構築に自信を持つようになりました。社会人になってからは人間関係がより重要になると思いますので、これまでの経験を活かしながら、上司や同僚、お客様との間に信頼関係を築けるように努力していこうと思います」
仕事ではチームワークや対人スキルが重要になるので、専門学校を人間関係が理由で辞めた場合、印象はあまりよくありません。
将来的に職場でも同じような問題が起こるかもしれないと見なされることもあります。
例文のように中退後のアルバイトでは人間関係に問題がなかったり、問題を克服できたりしたエピソードがあれば、人間関係の問題は学生時代の一時的なものだと判断され中退を問題視されないでしょう。
また社会人としての今後の人間関係やコミュニケーションについての目標を述べると、ポジティブな印象を与えられるだけなく、面接官にあなたの将来の取り組みを期待してもらえる可能性が高まります。
ただし上手く伝える自信がなく、ネガティブな印象を与えかねない場合は、人間関係の問題以外に中退理由はなかったか再度振り返ってみましょう。
など、やむを得ない理由や前向きな理由が別にあるなら、そちらを伝えるのもおすすめです。
その他の「病気」「就職するため」「転学」などの中退理由の回答例文は以下の記事で紹介しています。
記事は大学中退者向けですが、中退をしている人すべてに役立つ内容になっているので、ぜひチェックしてみてください。
また以下の記事では、中退理由を面接で伝えた人の実際の質問と答えた内容を紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
面接の際のビジネスマナーや持ち物については、以下の記事を参考にしてください。
8. 専門学校中退者の履歴書の書き方
8-1. 専門学校中退歴は履歴書に書かなくてもよい?
専門学校中退者の中には履歴書に「中途退学」と記入することに抵抗を感じる人が少なくありません。
たしかに専門学校中退者の最終学歴は「高卒」なので、中途退学について記載しなくても問題ないと思うかもしれません。
しかし中退と記載しないと高校卒業から専門学校中退までの期間が空白期間になり、その期間は何をしていたのか面接で質問されるので、納得できる理由を伝えられないと評価が低くなります。
うまく伝えれば問題ないと思う人もいますが、面接官は質問のプロなので気になる点や矛盾点は必ず突っ込んで質問をするため、つじつまを合わせ続けるのは難しいです。
反対に専門学校卒業と記載して嘘が発覚すると、学歴詐称と判断され解雇や懲戒免職、減給の対象になる可能性があります。
中退していることが必ずマイナスイメージになるわけではなく、面接で挽回することは十分可能ですので履歴書には「中途退学」であることを正直に記入しましょう。
8-2. 学歴欄を書く際の注意すべきポイント
専門学校中退者が履歴書の学歴欄を書く際に、注意すべきポイントについて見ていきましょう。
8-3. 専門学校中退者の履歴書の書き方例
履歴書に中退歴を書く場合は「中退」と略さず、以下のように「中途退学」と書きます。
専門学校に在籍したまま夏休みなどを活用して就職活動を行っている場合は、以下のように「中途退学予定」あるいは「就職が決まれば中途退学予定」と記載しておくとよいでしょう。
中退する日が決まっていればその日付を書き、決まっていなければ日付は記入しなくてよいです。
8-4. 中退理由は、やむを得ない理由や前向きな理由の場合は書いておく
中退理由は「経済的理由」や「就職するため」など、やむを得ない理由や前向きな理由の場合は書いておくと「学業や仕事に対して継続力がないのでは?」という懸念を採用担当者に持たれずにすみます。
<経済的な事情で中退した場合の記入例>
経済的な事情で中退した場合の、その他の中退理由の書き方
<病気で中退した場合の記入例>
病気が理由で中退した場合は、中退理由だけでなく現在は完治していることや、仕事に支障がないことも書いておくとよいでしょう。
病気で中退した場合の、その他の中退理由の書き方
<介護のために中退した場合の記入例>
介護が理由で中退した場合も同様に、現在も介護が必要なのか、施設などに頼むことができて介護が不要になったのかなど、現状を伝える一文があると企業側も働いている姿を想像しやすいです。
介護のために中退した場合の、その他の中退理由の書き方
<就職するために中退した場合の記入例>
就職するために中退した場合の、その他の中退理由の書き方
<別の専門学校や大学に進路変更するために中退した場合の記入例>
進路変更が理由で専門学校中退をして、別の専門学校へ入学したり、大学に入学したりした場合も、学歴欄に退学理由を記載しておくとよいでしょう。
中途退学の下に別の専門学校へ入学などの記載があると、中退理由を書かなくても「進路変更で中退したのかな」と思ってもらえることが多いですが、書いておく方が分かりやすいです。
また専門学校中退から別の専門学校などに入学するまでに期間が空いている場合「何か問題があって専門学校を中退して、その後で別の学校を探したのかな」のように退学理由をマイナスイメージでとらえられることもあります。
進路変更という前向きな理由を記載しておけば、このようなマイナスイメージを持たれずにすみます。
進路変更するために中退した場合の、その他の中退理由の書き方
<留学のために中退した場合の記入例>
留学をするために中退した場合、留学先の国名・学校名・期間・取得した資格なども明記しておくと、留学先でどのように頑張ったのかが伝わりやすくアピールになります。
また海外の大学に在籍し、現地の学生と同様に卒業を目指す正規留学をしていた人は、以下のように記載すると印象がよいです。
一方「人間関係」「学業不振」「専門学校の授業に興味を持てない」などネガティブな中退理由の場合は、履歴書には書かず「中途退学」とだけ記載しておきましょう。
ただし履歴書に中退理由を書かなくても、面接では中退理由を必ず聞かれるので面接で中退理由を説明できるように準備しておきましょう。
中退者の最終学歴や履歴書の書き方については、以下の二つの記事で詳しく解説しています。
どちらも大学中退者向けですが、専門学校中退と読み替えても問題ないので参考にしてみてください。
大学中退者の最終学歴は高卒?履歴書に大学中退は書かなくてもよい?
【見本付き】大学中退者の履歴書の書き方!中退理由・志望動機・自己PR例文多数
9. 専門学校中退者におすすめの職種10選
ここからは専門学校中退者が就職しやすい、おすすめの10職種を紹介していきます。
※平均年収は、厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」を元に算出、またはDODA「平均年収ランキング2017(職種別)」を参考にしています。
9-1. 営業職
営業職は、学歴や資格を問わない求人募集が多いので、専門学校中退者が採用されやすい職種の一つです。
自社製品やサービスをお客様にアピールしていく仕事なので、求人募集では人当たりの良さやコミュニケーション能力の高さを評価する場合が多く「未経験」や「学校中退」を気にせず挑戦できるでしょう。
個人向け・法人向け・ルート営業など営業方法がさまざまあり、どの業界にも求人募集が豊富にあるので興味のある業界に就職できるチャンスがあります。
ノルマや飛び込み営業など大変なイメージがありますが、
といったように自分にプラスになることも多く、努力すれば、しっかり評価してもらえる職種です。
営業職 経験者の声9-2. ITエンジニア職
ITエンジニア職は、システムエンジニアやプログラマのことを指し、プログラムを組んでシステム構築の仕事を行います。
技術が必要な仕事ですので、専門学校中退者は就職できなと思いがちですが、IT人材が不足しているため未経験歓迎の求人も多くあります。
未経験から入社しても研修が充実している企業が多いため、安心して働きだせます。
常に勉強が必要な仕事ですが、技術を身につけるとキャリアップしていけるため、給料を確実に上げていけたり、独立やフルリモートなど働き方の選択肢を広げていけたりします。
ただしITエンジニア職はプロジェクトの締め切りが近づくと残業が多くなったり、システムを導入するために夜勤が必要になる場合があります。
ITエンジニア職 経験者の声9-3. 販売職・サービス職
販売職やサービス職は、お客様に商品やサービスをアピールして販売する職種なので、学歴よりもコミュニケーション能力や人柄が重視されます。
そのため専門学校中退が理由で「求人に応募できない」「採用されない」ということはほとんどありません。
量販店や百貨店、アパレル、スーパー、飲食店、美容関連など、業界や取り扱う商品が多種多様なので、自分の興味がある分野で就職できるチャンスがあります。
販売職・サービス職 経験者の声9-4. 事務職
事務職は、資格や経験が問われない求人募集が多く、どの企業にもある職種のため求人数も多いです。
また募集条件に「パソコンの基本操作ができる」ことを必須としている企業が多いですが、高度なパソコンスキルを問われることはほとんどありません。
事務職は求人の応募条件が比較的低めなことと、定型仕事や雑務が多いことなどから女性に人気のある職種のため、女性の応募者が多く競争倍率は高めになります。
事務職 経験者の声9-5. 介護職
介護職は、学歴・資格不問の求人が多く、未経験から挑戦できる職種です。
高齢者の増加に伴い介護職の求人数も増えていて、老人ホームやデイサービスといった施設から個人宅まで、働く場所がたくさんあります。
無資格から働き始めても、知識や経験を積み重ねていくと介護の基礎資格から国家資格まで様々な資格を取得していけるので、介護の仕事の幅が広がります。
介護職 経験者の声9-6. 製造業
工場で組立や加工、検品、梱包などを行う製造業は、資格や経験、学歴を問わない求人募集がたくさんあります。
未経験者でもすぐにできる仕事が多く、最初はライン作業のような簡単な仕事を行いますが、業種によってはフォークリフトや生産管理、品質管理、危険物の取扱といった免許や資格を取得していくと、責任ある立場を任せられるようになります。
大手企業は求人数が多いので、中退者であっても大手企業の正社員になれるチャンスがあります。
製造業 経験者の声9-7. 輸送・機械運転職
輸送・機械運転職は、物流業界で活躍している職種です。
鉄道や船舶・航空機関係は、求人数が少なかったり資格が必要だったりするので、専門学校中退者からは就職が難しい職種です
しかし自動車運転関係の職種であれば、普通自動車運転免許を持っていれば、学歴や年齢、経験に関わらずほとんどの求人に応募できるのでおすすめです。
自動車運転職を未経験からはじめても、入社後にフォークリフトやクレーン車、二種、大型車などの資格を会社負担で取得して、昇給やステップアップする人も多いです。
インターネット通販の利用者が増えていることから物流業界への需要は非常に高く、配達ドライバーやタクシードライバー、トラック運転手などは、人手不足の状況なので求人が多く就職しやすい職種です。
輸送・機械運転職 経験者の声9-8. 建設業
建設業は、大工や土木、設備工(電気、水道、空調他)といった、さまざまな建設作業員の求人が常に募集されています。
肉体労働のため体力は必要ですが、学歴や資格を問わない求人が多いので、専門学校中退者のような未経験者でも就職しやすい職業です。
未経験者から始めても、経験を積んだり資格を取得したりすることで、職人や技術者などにステップアップしていけます。
建設業界は在職者の老齢化と若手の入職者が減少していることから、若年層の建設作業員は貴重な存在となっています。
建設業 経験者の声9-9. 施工管理
施工管理は、建築現場の現場監督として、図面管理・進捗管理・予算管理・業務改善などの業務を行う仕事です。
現場での力仕事ではなく、滞りなく順調に作業が進んでいるのか、品質と安全を保てているのかを管理する仕事です。
未経験からでも就業可能で、学歴要件を高卒以上とされている求人が多いです。
比較的給料が高い職種で、資格を取得することでキャリアアップを実現できるので、向上心のある方にもおすすめです。
事務的な仕事がメインであることから、最近では女性の施工管理者も増えています。
施工管理 経験者の声9-10. 公務員
公務員は今も変わらず根強い人気の職業です。
公務員になるには、公務員試験に合格して採用される必要がありますが、学歴は問われないため中卒者や高卒者であっても受験できます。
受験資格には年齢制限があり、年齢が若いほど、また高卒後の年数が経っていないほど受験できる公務員の職種が増えます。
年齢制限内の専門学校中退者は、定年まで安定した雇用を得られるチャンスなので公務員を目指してみるのもよいでしょう。
公務員や公務員試験については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
大学中退者の公務員就職ガイド!給料や職種、年齢制限、試験内容を解説
公務員 経験者の声10. 専門学校中退に関するQ&A
10-1. 専門学校中退をした女性は就職で不利になる?
専門学校中退をした女性は就職で男性より不利になるのでしょうか。
男女雇用機会均等法の制定により、どの求人も性別関係なく応募できますが、産休育休や結婚による早期退職を理由に、男性を優遇している企業も一部あります。
ギリギリの人材で運営している企業では、産休育休に伴う人員調整が困難であったり、早期退職による欠員の補充をする力が残っていないためです。
一方で女性が多く働いている職種では、就職できる可能性がぐっと上がります。
以下の記事で中退をした女性の就職活動方法やおすすめ職種、選べる進路などについて解説しています。
タイトルは大学中退となっていますが、専門学校中退をした女性の今後にも役立つ内容となっているので参考にしてみてください。
大学中退女性のその後は幸せになれる?12個の進路と就職活動方法、結婚への影響を解説
10-2. 専門学校中退後はフリーターになってもいい?
専門学校中退者にはフリーターになる人も多いですが、安易にフリーターになることはおすすめしません。
アルバイト経験は正社員就職をする際に評価されづらく、以下のグラフのようにフリーターを長く続けるほど正社員になるのが難しくなるからです。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構『大都市の若者の就業行動と意識の分化−「第4回 若者のワークスタイル調査から」(p. 128)』
フリーター期間が6か月以内の人は、男性で約79%、女性で約52%が正社員になれていますが、5年以上になると男性は約33%、女性は約15%にまで減少します。
正社員を目指した就職活動は早く始めるほど有利になるので、専門学校を辞めた後は、できるだけ早く正社員を目指した就職活動をはじめるのがおすすめです。
「まだ自分が何をしたいのか分からない」という理由でフリーターを検討している人は、まず正社員を目指した就職活動をはじめてみるとよいでしょう。
すでにフリーターをしている人は、フリーターで培った経験を活かせる職種の正社員を目指すのも良いでしょう。
10-3. 専門学校中退者はアルバイトから正社員を目指せますか?
専門学校中退者もアルバイトから正社員を目指すことはできます。
2020年の厚生労働省の調査では73%と多くの企業が正社員登用制度を設けているので、中退者でも実績を積んで正社員になった人がたくさんいます。(※)
アルバイトから正社員登用されやすい業種には以下のようなものがあります。
正社員登用制度を利用して正社員になるには、アルバイトとしての実績を積むことが重要です。
責任感を持って仕事に取り組み、目標達成や課題解決に貢献しましょう。
仕事に関連するスキルや知識を積極的に身につけ、周囲のメンバーや上司からの信頼を得ることも大切です。
※ 引用:厚生労働省「労働経済動向調査の概況(p. 10)」2020年2月
10-4. 専門学校中退者の給料はどれくらい?
専門学校中退者が就職すると高卒として扱われることが多く、給料も高卒の人と同じ水準になることが多いです。
そこで2022年に厚生労働省が調査を行った結果を参考に、高卒(専門学校中退者)と専門学校卒業者の給料額を比較しながら見ていきましょう
<初任給>
給料額の差が大きく見えますが、初任給をもらう高校の卒業時点は18歳、専門学校の卒業時点は20歳ですので年齢が違っています。
そこで年齢をそろえて20~24歳時点の給料も見てみましょう。
<20~24歳時点の給料>
また給料がピークを迎える50代の給料も見てみましょう。
<55~59歳時点の給料>
高卒水準の給料でも年齢が上がるごとに確実に給料アップをしていますが、同年代の専門学校卒業者と比べると最大で月3万円ほどの差が生まれることがわかりました。
しかし、これはあくまで平均的な給料額に過ぎず、個人の実績や能力、そして企業の評価システムによって大きく左右されます。
ですので就職後に給料額を上げたければ自身のスキルアップやキャリア開発に注力することが重要です。
しかし学歴を重視する企業では、何年勤めても思ったように給料が伸びなかったり、より高い学歴を持つ人の給料を超えるのが難しかったりする場合があります。
そのようなことを避けたい人は、
のもよいでしょう。
出典:厚生労働省『令和4年賃金構造基本統計調査の概況』
10-5. 専門学校中退後に大学に進学するのは良い選択ですか?
専門学校中退をした人には大学への進学を考える人もいます。
大学に進学すれば専門学校に比べてより幅広い分野の知識を身につけられたり、就職の選択肢が広がる可能性があったりするなどのメリットがあります。
一方で受験勉強の期間や大学に通う4年間に時間や費用、労力がかかったり、大学を卒業したからといって希望の職業や企業に就職できるとは限らなかったりするなどのデメリットもあります。
大学に進学する場合は、卒業後の目標や大学で何を学びたいのか、時間と費用の負担などについてしっかり検討をしてから決める必要があります。
大学での学びが自身の目標や個人的な成長に貢献すると感じるのであれば、進学する価値があるでしょう。
大学に編入学はできる?
指定の条件を満たす専門学校を卒業した場合は、大学の3年などに編入学できる可能性があります。
しかし専門学校を中退すると大学に編入学はできません。
専門学校中退者は、大学入試に合格し1年生から大学生活をスタートさせることになります。
※ 参考:文部科学省「大学への編入学について」
10-6. 専門学校を中退したら学費は返ってくる?
専門学校中退者には学費は返ってくるのか疑問を持つ人が多いです。
就職活動をするにも費用がかかるので、学費が返ってくれば助かる人もいるでしょう。
しかし一度納めた学費を返還してもらうのは難しいです。
専門学校は学生数分の学費を払ってもらうことを前提に、学校の予算を決めて運営を行っているので、学費を返還すると損失を被る可能性があるからです。
学校によっては入学規約に「一度納めた学費は退学をしても返還しない」と記載している場合もあります。
ただし入学前の3月31日までに入学辞退を申し出た場合は、過去に判例があるため、入学金は返還されませんが、授業料は返還される可能性があります。
学費の返還について、どうしても不服に思う場合は「消費生活センター」で相談してみるとよいでしょう。
中退をしたら奨学金はどうなるの?
専門学校中退者の中で奨学金を借りている割合は男性35.4%、女性43.0%です。(※)
奨学金を借りていた人が中退する場合は、中退手続きと共に奨学金を止める手続きが必要になります。
奨学金を止める手続きは専門学校の窓口で行い、奨学金を止めると7か月後から返済がはじまります。
返済が難しい場合は、減額したり、返還期限を猶予する制度が用意されているので利用を検討してみるとよいでしょう。
以下の記事では奨学金を止める手続きや減額制度などについて、詳しく解説しているので参考にしてみてください。
大学中退者向けの記事ですが、専門学校中退者も同じように手続きを行います。
※ 出典:独立行政法人労働政策研究・研修機構「大学等中退者の就労と意識に関する研究(p. 107)」2015年5月
10-7. 就職活動中に資格取得した方がよい?
資格がないと働けない職種や難関資格でない限り、必ずしも資格は必要ではありません。
未経験者の採用選考では「今持っているもの」より「入社後に利益を生み出してくれそうか」という将来性を重視するので、実務経験なしで資格だけあっても特別有利にはならないからです。
ただし似たような経歴の人がライバルになる場合、目指す業界や職種で役立つ資格やスキルを身につけておくと採用選考で優位に立てることはあります。
時間が余っていたり、自分に自信を付けたいなどの理由で資格取得に励みたい人は、以下のような目指す職種で需要のある資格を取得するとよいです。
職業別の就職活動で役立つ資格
就職に役立つ資格については以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
タイトルは大学中退となっていますが、専門学校中退者にも役立つ資格です。
11. 専門学校中退後に就職した先輩の体験談5件
専門学校中退後に就職活動を行って就職した先輩の体験談を参考にすると、事前に対策できることがたくさんあります。
ここで5件の体験談を紹介するので参考にしてください。
以下の記事には上記5件を含めて30件の体験談を掲載しているので、こちらもぜひ参考にしてください。
15. まとめ
専門学校中退者が上手に就職活動を行うためには、一人で悩まず就職エージェントや求人サイトといった就職支援を活用して、情報収集や就活対策をしていくことです。
中退していても正社員になれるチャンスはたくさんありますので、専門学校中退者もぜひ正社員を目指して上手に就職活動を行いましょう。
2024年最新版!専門学校中退者に人気の就職サイトBEST3
専門学校中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
※ランキング調査期間:2024年4月1日~2024年5月1日
ジェイック就職カレッジジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(中退者に限ると90.7%)の実績を持つ就職エージェントです。
中退者向けの求人を紹介してくれたり、中退者向けの就職講座で、面接での中退理由の伝え方やマナーを学べます。
リクナビNEXTリクナビNEXTは、専門学校中退者の利用者が多い人気求人サイトです。
様々な職種や地域の求人に加え、他では得られない大企業の求人も充実しています。
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- 「どの就職エージェントを利用すればよいかわからない」
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というような質問に就職支援15年以上の経験を元にお答えします。
また必要な方には、中退者が応募できる未経験歓迎の正社員求人を紹介することもできます。
ご相談したい方は以下の記事の下にあるフォームよりお申し込みください。
記事の監修者岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
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