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大学中退フリーターのその後は?メリット・デメリットと就職方法を解説
最終更新日:2024年8月7日
大学中退後、とりあえずフリーターになる人は多いです。
中退してすぐは周りに学生が多いので、フリーターをしていることに焦りを感じにくいです。
しかし、フリーター期間が長くなるほど、周囲と収入や生活に差が出てきて、就職を考える人が増えていきます。
この記事では、大学中退後にフリーターを続けるとその後どうなるかを年齢別に解説します。
また、大学中退後フリーターを続けるメリット・デメリット、大学中退フリーターから就職する方法も解説します。
大学中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
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1. 大学中退フリーターのその後
大学中退後にフリーターになると、その後どうなっていくのでしょうか。
若い頃は、フリーターは自由で楽しいですが、一定の年齢に達するとさまざまな理由で「就職しなければ」と焦りを感じるようです。
焦りを感じる年齢と理由について見ていきましょう。
1-1. 【22歳】友人など周りの大学生が正社員に就職する
フリーターを続けて年齢が22歳になると、同じようにアルバイトをしている大学生が就職活動に成功して正社員として就職していきます。
その時にフリーターをしている人は、少し焦りを感じるようです。
しかし、22歳では、周りにも同じくらいの年齢のフリーターがたくさんいたり、同年代の正社員をしている人もまだ給料が安く、生活水準ではそれほど差がついていないように見えることがあります。
また、正社員入社した人も、はじめは慣れない仕事ばかりでストレスをためていることが多く、自由にいられるフリーターの人をうらやましく思うこともあります。
そのようなことから、アルバイトで収入が少なくても、あまり焦りを感じずにこの年齢をなんとなく過ごす人も多いです。
1-2. 【25歳】20代半ばに入る
20代前半の内は、就職しなければという焦りを感じずにアルバイトを続ける人も多いですが、20代半ばになると、正社員ではなくアルバイトをしている自分に抵抗を感じる人が増えてきます。
周りの環境ではそれほど変化がないのですが、アルバイトの後輩が就職していく場合や、正社員入社した人が車を買ったというような場合に少し焦るようです。
しかし、アルバイト同士のつながりが弱い仕事をしている場合や、軽の車であれば中古で安く買えるので、それで満足すると、20代半ばも何となく過ごしてしまう人もいます。
1-3. 【27歳、28歳】周りの友人が結婚をする
フリーターから正社員就職をする最大の動機が生まれるのが、27歳、28歳といった年齢です。
周りの友人たちが次々に結婚していき、ローンを組んではいるものの自らの持ち家やマンションを購入したという話が出てきます。
また、本人にも結婚願望が出てきて、いつまでも収入が増えないアルバイトを続けていてはいけないと考える人が多いです。
ここが、フリーターから正社員就職しなければと考えるピークで、実際に正社員就職を目指して就職活動をはじめる人がもっとも多い年齢です。
1-4. 【30歳】30代のはじまり
29歳、30歳、31歳は、正社員にならなければと考える、最後の焦りの時期といえます。
30歳前後の年齢の時には、家族や友人から就職について小言を言われることが増えてきて、最後の決断をする時と考える人が多いです。
ほとんどのフリーターをしている方がこの年齢か、その前後で正社員になっています。
30歳になると正社員就職を諦めてしまうというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、諦めが出てくるのは30代半ば近くになってからのようです。
その頃には、本人の就職をしなければという意欲や焦りが消えてしまったり、周りにいる家族なども、子供がフリーターでいることに慣れてしまったり、諦めていることもあります。
この年齢にフリーターのまま達する人も増えているのですが、ここまでに何とかすることが、今フリーターをしている人には重要になります。
2. 大学中退者がフリーターを続けるメリット
ここまで、大学中退者がフリーターを続けると、どのような状況になるのかを年齢別に解説しました。
しかし、フリーターにはフリーターのよい部分もあります。
ここからは、大学中退者がフリーターを続けるメリットを見ていきましょう。
2-1. 自由なシフトでプライベートを優先しやすい
正社員として働くと、年間休日数や労働時間が定められているため、仕事の休みに合わせてプライベートの予定を入れていくことが基本です。
正社員でも有給休暇を利用して連休を取ることができますが、忙しい時期には使えない、連休可能日数が決められている、そもそも有給消化ができないなど、企業によって対応が異なります。
一方でアルバイトは、年間休日数や労働時間は定められていないことが多く、シフト制でプライベートの予定に合わせて働きやすいです。
そのため旅行やライブなどの趣味や、家庭の用事を優先できたり、逆に、たくさん稼ぎたい時にはシフトを増やすこともできるので、都合に合わせて働くことができます。
ただし、一部のアルバイトでは、正社員と同じように週5日8時間勤務と決められていることがあるので、求人内容を確認して自分に合った働き方ができる職場を選ぶようにしましょう。
2-2. 複数のアルバイトを掛け持ちできる
正社員は、他社でのアルバイトが禁止されていることが多いので、会社以外から収入を得ることが難しいです。
副業が認められている会社でも、残業や休日出勤などで副業をする時間が取れないことも多いです。
一方でアルバイトは、複数のアルバイトを掛け持ちすることが認められています。
リゾートバイトなどの短期集中アルバイトや、フードデリバリーなどのスキマ時間を利用したアルバイトを、自由に組み合わせて収入を得ることができます。
そのため、若い頃は、同世代の正社員より収入が高いことも少なくありません。
2-3. 責任の重い仕事が少ない
正社員と比べて、アルバイトは責任の重い仕事を任される機会があまりありません。
例えばコンビニでは、正社員の場合、利益追求やアルバイトのフォロー、本部からの重圧など、プレッシャーを感じることも多いです。
そのようなプレッシャーから精神的に落ち込んでしまうことも少なくありません。
一方でアルバイトの場合、接客や品出しなど限られた業務を行うことが仕事なので、正社員ほど責任を負う必要がなく、ある程度気楽に働くことができます。
2-4. 仕事を気軽に変えやすい
正社員は、雇用期間に定めがない無期雇用で、成長を期待して採用されている部分があるため、簡単に退職できないことも多いです。
もちろん本人の意思で退職は可能ですが、大抵の場合、退職するまでに時間や労力を要します。
一方でアルバイトは、雇用契約期間が決められているので、正社員と比べて仕事を辞めるのも始めるのも簡単です。
上記でもお伝えしたように、基本的に企業はアルバイトに責任の重い仕事や難易度の高い仕事を任せません。
言い換えれば、常に代わりが効く仕事しか任されておらず、数年で辞めることも視野に入れられているので、退職しやすいです。
また、若い頃は、アルバイトであれば比較的簡単に採用されるので、「同年代が多い職場で働きたいな」「別の県に住んでみたいな」のような軽い気持ちで仕事を変えることができます。
3. 大学中退者がフリーターを続けるデメリット
ここまでで、大学中退者がフリーターを続けるメリットは、休日や勤務地、仕事内容などを、その時々の都合に合わせて変えられる自由度の高さということがわかりました。
しかし、フリーターを続けていくことに漠然とした不安も感じるのではないでしょうか。
ここからは、大学中退者がフリーターを続けるデメリットを、具体的に見ていきましょう。
3-1. 仕事を失うリスクがある
正社員は雇用期間に定めがない無期雇用なので、重大な過失をしない限り、定年まで働くことが保障されています。
しかし、アルバイトの場合、雇用期間が定められているので、「仕事ができない」「会社の経営状況が悪い」といった理由で契約更新されず、突然仕事を失うことがあります。
3-2. 社会的信用が低い
どれだけ稼ぎが良くても、仕事を失うリスクがあるフリーターは、社会的信用が低いです。
社会的信用とは、「きちんと生活していけるだけの安定した収入がある」ことを指します。
社会的信用が低いと、
- クレジットカードの審査に通らない
- 住宅ローン、車のローンを組むことができない
- 賃貸物件を借りられない
といったことが起こるので、生きていく上で選択肢が限られてしまいます。
3-3. 生涯年収が正社員の4分の1になる
若い頃は、正社員の給料があまり高くないので、働き方によってはフリーターの方が収入が高いこともあります。
しかし、正社員は勤務年数や実績に応じて徐々に昇給し、40代以降にぐっと年収が上がることが多いです。
一方でフリーターの場合、昇給がほとんどないので、労働時間を増やすことでしか収入を上げる方法がありません。
若い頃は体力があるので、夜勤や連勤もこなせますが、年齢が上がると体力が落ちてきてそれも厳しくなります。
そのため、年齢とともに給料が上がっていく正社員との収入差がどんどん広がっていき、生涯賃金では正社員の4分の1程度という結果がでています。※
フリーターと正社員の生涯賃金比較
- フリーターの生涯賃金:約5,000万円
- 正社員の生涯賃金:約2億2,000万円
いくら正社員より責任の少ない仕事内容とはいえ、これだけ年収に差があると、生涯フリーターを続けていくことに不安を感じるのではないでしょうか。
※出典:厚生労働省「正社員とフリーターの格差」
3-4. もらえる年金が少なくなる
20代の頃は、まだ年金について考えることは少ないかもしれませんが、年齢が上がると直面する問題です。
年金には、国民年金と厚生年金があり、正社員の場合、厚生年金の半分を企業が負担してくれる仕組みです。
正社員は、自動的に両方の年金に加入することになるので、将来両方の年金を受け取ることができます。
一方で、アルバイトの場合、義務である国民年金だけに加入していることがほとんどです。
令和元年度の国民年金と厚生年金の平均受給額※は、
- 国民年金:5万5.946円
- 厚生年金:14万4.268円
となっていて、国民年金だけに加入しているフリーターは、月々6万円にも満たない年金しか受け取れません。
当然年金だけでは生活できないので、老後の生活費を用意しておく必要があります。
※出典:厚生労働省「令和元年度 厚生年金保険。国民年金事業年報」
3-5. 結婚を考えにくい
20代半ば頃から、徐々に周囲の同級生が結婚して家庭を持ち始めます。
しかし、社会的信用が低く、収入も安定しないフリーターの場合、相手も自分自身も結婚を考えにくいです。
特に男性の場合、結婚に経済力を求められるので、フリーターのまま30代になると彼女さえできにくくなってきます。
同世代の女性は結婚を考えて付き合うようになるので、どれだけ性格が良くても、フリーターとは結婚を考えられないと思われるからです。
実際に、フリーターの男性の89.6%が未婚であるという調査結果も出ています。※
また、フリーターの女性の中には、結婚できればいいと考えている人も少なくありませんが、フリーターをしていると正社員の男性との出会いもあまりありません。
出会いがあっても、近年は女性にも経済力や知性を求める傾向が高まっているので、フリーターは結婚相手として見られないこともあります。
※出典:公益社団法人 連合総合生活開発研究所「第2回「非正規労働者の働き方・意識に関する実態調査」報告書」
3-6. 年齢が上がるとアルバイトでも採用されにくくなる
若い頃は、アルバイトであれば有り余る程の求人が見つかります。
しかし、何もスキルを身につけないまま40代、50代と年齢が高くなると、アルバイトでも採用されにくくなります。
若い人の方が、体力があり、頭の回転が早いことが多いので、スキルのない高年齢の人より、若い人を採用しようと考える企業が多いからです。
そのため、若い頃はやりたい仕事を自由に選ぶことができたかもしれませんが、年齢が高くなったフリーターは、職種が限られてしまいます。
4. 大学中退フリーターが今すぐできる就職活動準備
ここまで、大学中退後にフリーターになった場合のその後とメリット・デメリットを解説しました。
フリーターは仕事の責任が少なく、職場も変えやすいなど、自由度の高さが魅力です。
しかし、突然仕事を失うリスクや、正社員と比べて年収・年金ともに低く、常に将来への不安がある働き方です。
大学中退でフリーター歴があっても就職できますが、フリーター期間が長くなるほど就職が難しくなるので、就職を考えたら早めに行動に移すことが大切です。
ここからは、大学中退フリーターが就職を考えたとき、フリーターを続けたままできる就職活動準備を見ていきましょう。
4-1.なぜ就職したいのかを明確にする
フリーターから正社員を目指すとき、「なぜフリーターではなく就職したいのか」を明確にすることが大切です。
フリーターとして長時間勤務していたとしても、正社員として週5日、毎日最低でも8時間は拘束されるのは大変なことです。
拘束時間だけでなく、成長や実績を求められたり、責任のある仕事を任されるので、精神的な負担も大きいです。
そのような大変さを分かった上でも、「フリーターより正社員として就職する方がよい」と思える明確な理由があれば、就職活動がスムーズに進まないときも努力することができます。
また、企業からも、「なぜフリーターではなく就職したいのか」と質問されることがありますが、明確な理由を答えられると、正社員として働く覚悟が伝わります。
4-2. さまざまな仕事を研究する
正社員として働くことを考えたとき、どのような仕事が思い浮かぶでしょうか。
販売職やサービス職、警察官など、普段の生活で関りのある仕事は働く姿が想像できますが、営業職やITエンジニアなど、身近に感じにくい仕事もあります。
聞いたことがないような仕事や、内容をよく知らない仕事でも、調べると興味が湧く場合があります。
また、例えば同じ営業職でも、新しい取引先を見つける新規開拓営業と、既存顧客に営業をするルート営業では、精神的負担やインセンティブの有無などが変わってきます。
きちんとその仕事を研究していないと、面接でも話がかみ合わなかったり、就職前と就職後にギャップを感じて早期退職になりかねません。
幅広い仕事に目を向けることが、大学中退フリーターが就職活動を成功させる第一歩と言えます。
4-3. 好きなこと/嫌いなことを明確にする
面接で説得力のある回答をするために自己分析は欠かせません。
大学中退フリーターが自己分析を行う際は、以下の項目について理由も一緒に紙に書き出してみましょう。
・好きなこと
例)飲み会...たくさんの人と関わることが楽しいから
・嫌いなこと
例)工場のバイト...同じ作業を繰り返すことが苦手だから
・大学中退理由
例)勉強についていけなかったから
・なぜ正社員になりたいか
例)たくさん稼ぎたいから
この例の人の場合は、人と関わる仕事が向いていて、黙々と同じ作業をすることは向いていないことが分かります。
また、仕事に必要な勉強が少なく、平均年収が高い職業が向いているので、インセンティブのある営業職やサービス職が合っていると言えます。
ここからさらに仕事を絞っていくために、初対面の人と関わるのが好きなのか、同じメンバーで集まるのが好きなのかなど、質問に対して「なぜ?」を繰り返して、より深く自己分析をしていきましょう。
自分のことを知るのは意外と難しいので、アルバイト先の人や家族に自分の長所や短所を聞くのもおすすめです。
4-4. PRできる経験やスキルを身に着ける
履歴書や面接で自己PRを求められることがありますが、大学中退フリーターは、PRできることが少ない傾向があります。
中退しているので、学生時代の活動をPRしても説得力に欠けたり、一般的なフリーターの仕事内容ではPRとして弱いと受け取られがちです。
しかし、同じフリーターでも、言われたことをやるだけのアルバイトと、正社員の仕事に近い責任のあるアルバイトやスキルが身につくアルバイトでは、評価が変わってきます。
ただ単にお金を稼ぐ手段としてアルバイトをするのではなく、就職活動でPRできるかという目線でアルバイトを選びましょう。
アルバイト先の人に事情を話して、責任のある業務を任せてもらうのもおすすめです。
また、資格を取得すれば、履歴書の資格欄に記載できるだけでなく、資格取得までの努力をPRできます。
資格取得を考えている人は、やりたい仕事を絞った上で、必要な資格をリサーチしてみましょう。
4-5. 就職活動資金を用意する
就職活動には、スーツ代、交通費、郵便代、面接前後の飲食代など、たくさんの費用がかかります。
資金がないと、遠方の面接を諦めてしまったり、心に余裕がなくなって「採用されるならどこでもいい」となげやりになりかねません。
日本経済新聞が100人の就活生を対象に行ったアンケートによると、就職活動にかかった費用は平均10~15万円ということです。(※)
就職活動期間や、住んでいる場所によっても違いはありますが、最低でも10万円は用意しておくのが望ましいです。
出典:日経新聞「就活とお金100人調査 「貯金底ついた」過酷な実態」
リゾートバイトで短期で貯める
就職活動資金を貯めるなら、リゾート地でバイトをして短期間で貯めるのがおすすめです。
1か月や2か月間集中して働くことで、就職活動に必要な10万以上の資金を貯めることができます。
短期でバイトは終了するので、その後もダラダラとバイトを続けてフリーター生活が長引くということもありません。
また、リゾート地でのバイトは、寮費が無料であったり、食費も手当てが出ることが多いので、より効率的にお金を貯めることができます。
以下の「リゾバ.com」でリゾートバイトの求人が紹介されているので、ぜひ活用してみてください。
5. 大学中退フリーターが就職するためのコツ
ここまで、フリーターを続けながらできる就職活動準備について解説しました。
ここからは、大学中退フリーターが就職活動をする上で大切なことを見ていきましょう。
5-1. フリーター期間が短いうちに就職活動を始める
大学中退でフリーター歴があっても、フリーター期間が短いうちはそれほど悪い印象は持たれません。
フリーター期間が短い=年齢が低いので、少し道を外れてしまっても若気の至りとして大目に見てもらいやすいからです。
また、20代と若いうちは、誇れるような経験や資格がなくても、今後の成長に期待して採用されるケースが多いです。
実際に、「労働政策研究・研修機構」が発表した「フリーター継続期間と正社員になれた割合※」によって、フリーター期間が1年以内であれば60%以上が正社員になれていることが分かっています。
出典:独立行政法人 労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の分化ー『第4回 若者のワークスタイル調査』からー(P128)」2017年
逆に、フリーターを5年以上続けると、約20%しか正社員になれていません。
年齢が上がるにつれて企業からの需要が低くなっていくことと、フリーター生活に慣れてしまい就職活動に踏み出せなくなることが理由と考えられます。
若ければ若いほど企業からの需要は高いので、就職を考えたらすぐに行動に移しましょう。
5-2. フリーター期間について答えられるようにしておく
大学中退フリーターの就職面接では、高確率で「なぜ中退後にフリーターを選んだのか」を聞かれます。
フリーター経験は、就職活動で職歴として見てもらえない傾向があり、「働く意欲が低いのでは」「採用されない理由があるのでは」と思われるからです。
大学中退フリーターは、それらの懸念点をカバーできる回答しないといけないので、たとえ本当の理由が「働きたくなかったから」だったとしても、そのまま伝えるのは印象がよくありません。
とはいえ面接官も、特別深い理由があってフリーターをしていた人は少数であると分かっているので、嘘をつく必要はありません。
「人生についてきちんと考えがまとまっていなくて、とりあえずフリーターを続けていました。今は、人生と向き合っていなかったために就職活動を始めるのが遅くなったことを反省しています。就職できた際には、遅れを取り戻せるよう全力で努力していきたいです。」
というように、反省を加えた上で正直に前向きに伝えるのがポイントです。
5-3. 大学中退理由について答えられるようにしておく
大学中退後にフリーターをしていても、面接ではフリーター期間のことだけでなく、大学中退理由も聞かれます。
大学中退歴があると、企業は少なからず「仕事もすぐに辞めるのではないか」と考えるため、中退理由によって仕事を続けられる人物かを見定めようとしているからです。
しかし、大学中退理由の中には、「勉強についていけない」「人間関係に悩んだ」のようなネガティブな理由も少なくありません。
このような理由をそのまま伝えるだけでは印象がよくありませんが、大学中退についてきちんと振り返りができていれば、たとえネガティブな中退理由でも誠意は伝わります。
「本来勉強を頑張るべき大学生活の中でアルバイトに集中してしまい、勉強についていけず退学しました。このようなことになったのも、大学についてあまり調べず、とりあえず入れる大学に入った結果だと反省しています。就職活動では同じ失敗を繰り返さないよう、自己分析と企業研究を入念に行い、御社を志望しています。」
のように、反省点と大学中退をどのように活かすのかを加えて伝えると、前向きな印象を持ってもらえます。
印象が悪くなることを心配して嘘の中退理由を伝えても、質問が掘り下げられるたびにズレが生じて、面接官には見破られてしまいます。
失敗を糧に前向きに頑張る姿勢は伝わるので、正直に、できるだけ前向きに話すことが大切です。
以下の記事では、大学中退理由別に解答例文をたくさん掲載しているので、参考にしてください。
また、以下の記事には、採用面接で大学中退理由について聞かれた11人の方の、実際の質問と答えた内容を掲載しているので、参考にしてみてください。
5-4. 大学中退・フリーターに強い就職エージェントを利用する
就職エージェントは企業と求職者を繋ぐサービスで、ひとりひとりに合った求人の紹介や、就職活動アドバイスなどをしてくれます。
就職エージェントにはたくさんの種類がありますが、多くが正社員経験者の転職を得意としています。
しかし、大学中退フリーターが正社員経験者向けのエージェントに登録しても、仕事を紹介されなかったり、就職活動サポートが薄く、就職活動が上手く進みません。
大学中退フリーターは、大学中退者やフリーターの就職に強い、未経験者向け就職エージェントを利用することが大切です。
未経験者向けの就職エージェントでは、正社員経験の無い人を歓迎している企業求人を多数保有していたり、履歴書添削や模擬面接、就職活動相談など、就職活動に慣れていない人のためのサポートが充実しています。
大学中退フリーターは、周りに就職活動アドバイスをくれる人が少ない傾向があり、情報不足で不利になりがちなので、多方面から就職活動サポートをしてくれる就職エージェントの利用は必須と言えます。
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5-5. 未経験歓迎・学歴不問求人の多い求人サイトを利用する
求人サイトは、いつでもどこでも求人を閲覧できるサイトで、就職活動を行う上で欠かせないサービスです。
たくさんの求人サイトがありますが、経験者向けの求人が大半を占めているものもあり、そのような求人サイトを中心に利用すると、求人の幅が狭くなってしまいます。
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ここからは、「未経験歓迎」「学歴不問/高卒以上」求人が豊富な求人サイトを2つ紹介します。
それぞれ特徴があるので、いくつか利用して求人の視野を広く持ちましょう。
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以下の記事では、大学中退フリーターにおすすめの求人サイトと就職エージェントを、より詳しくたくさん紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
5-6. ハローワークを利用する
上記で紹介した就職エージェントと求人サイトを利用して就職が決まる人も多いですが、よりたくさんの求人が見たい人はハローワークも利用してみましょう。
ハローワークは、企業が無料で求人を掲載できるので求人数が多く、地元の中小企業も豊富に掲載されています。
求人の閲覧は予約不要で、初回時にハローワークカードを作成してもらうとすぐにハローワークのパソコンで求人検索ができます。
また、就職エージェントほど時間は割いてもらえないものの、ハローワークの相談コーナーでは、就職に関することは何でも相談できます。
ただし、ハローワークは企業が求人を掲載する際の審査がほとんどなく、ブラック企業や企業体制ができていない零細企業も多く掲載されているので、注意が必要です。
6. 大学中退フリーターの就職活動体験談
大学中退後にフリーターをしていた人は、就職活動をどのように行い、どのようなことに悩んだのでしょうか?
大学中退をしてからフリーターを経験した後、就職した人に、就職活動の体験談を作成してもらったので見ていきましょう。
- 1. ハンドルネーム
- 啓介
- 2. 就職活動をはじめたのは大学中退後何年目か?
- 大学中退後2年目
- 3. 大学中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 7社
- 4. 内定をもらった企業の業界
- 建築
- 5. 内定をもらった職種
- 設計補助
- 6. 一番多かった採用選考手順
- 面接、プレゼンテーション
- 7. 大学中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 大学は中退しましたが、学部では自分が将来職業として就きたいジャンルを専攻していたので、志望先の業種・業界は変えないというこだわりは、何社断られても持ち続けました。
- 8. 大学中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- ライバルとなる人たちの学歴(出身校)は高く、さらに大学院まで終えていたりする状況で、こちらはそれほどでもない大学を中退していたわけですから、いかに門前払いされずに済むかが大変でした。
- 9. 大学中退後、就職活動以外にしていた事
- 将来の仕事と結び付きそうなバイトをしていました。大学中退後は親からの支援は最小限でしたから、バイトをして自活しなくては、生きていけないという理由もありました。ひたすらバイトをしていました。
- 10. これから就職活動をする大学中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- 大学中退であっても、世の中の見方は大学卒でない者となりますから、大学入試という第一段階の選抜をくぐり抜けてはいても、扱いは事実上高卒と変わらないことは肝に銘ずべきです。諸般の事情で大学を辞めたにしても、世間の風は厳しいです。辞めるなら覚悟してください。個人的には、辞めるより、大学で頑張ればよかったと、今も後悔しているところがあるので・・・・
- 1. ハンドルネーム
- リッツ
- 2. 就職活動をはじめたのは大学中退後何年目か?
- 大学中退4年目
- 3. 大学中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 12社
- 4. 内定をもらった企業の業界
- 流通、物流
- 5. 内定をもらった職種
- 企画部、物流部
- 6. 一番多かった採用選考手順
- 筆記試験+面接2回
- 7. 大学中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 既定路線からフェードアウェイした事実を隠さず、後ろめたく思わないで、ポジティブに、今までやってきたことに対する自信と信念を持って、腐らずに前を向いて就職活動に専念しました。
- 8. 大学中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- 大学を中退してから就職活動を始めるまでに期間が空いてしまったので、劣等感はもちろん、面接試験で「大学を中退していた期間は何をしていたのですか?何かを目指して勉強していたのですか?」という面接官の常套句に、自信を持って答えられないことが多々あり、就職活動を始めて最初の頃は、なかなか内定をもらえませんでした。
- 9. 大学中退後、就職活動以外にしていた事
- アルバイトしながら、仲間と遊んだり、趣味のマリンスポーツに没頭したり、自分の好き勝手やっていました。でも、両親が病気で倒れたことをきっかけに、「これ以上心配かけたくない」という思いが強くなって、定職につく決心をしました。
- 10. これから就職活動をする大学中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- 生き方は人それぞれ。既定路線のレールに乗ってスムーズに人生を歩むもヨシ、ちょっと寄り道して遠回りするもヨシ!良いこと、悪いこと、楽しかったこと、辛かったこと、全てが人生において経験にもなるし、勉強にもなる。 実際に私も、大学を中退してからいろいろありましたが、今思うと、大学を中退してから就職活動を始めるまでの空白の期間の体験が、現在の生活の糧となり、今の自分を成長させてくれた貴重な経験だと思います。
- 1. ハンドルネーム
- ジャスティン39
- 2. 就職活動をはじめたのは大学中退後何年目か?
- 大学中退後2年目
- 3. 大学中退後に採用選考に参加した企業数は何社?
- 11社
- 4. 内定をもらった企業の業界
- 食品(調味料製造)、小売業、介護業界
- 5. 内定をもらった職種
- 製造オペレーター、営業職、介護職
- 6. 一番多かった採用選考手順
- 見学を1度してから、履歴書を持って面接1回のみ受けました。
- 7. 大学中退後の就職活動で心掛けていたことは何か?
- 途中で辞めるということに自分自身敏感になっていて、面接の際にも「途中で辞めるだらしない人間」と思われるのではないかと不安になっていました。それを払拭したいため、中退する前から中退後も続けていたアルバイトで、フロアのリーダーとして働いていたことをアピールするようにしていました。
- 8. 大学中退後の就職活動で困難を感じたことは何か?
- 親の目がすごく気になりました。親からダメな人間だと思われていました。親からことあるごとに「大学も続かないやつが社会で通用するはずない」と言われていたため、もう二度と親の期待を裏切れないとプレッシャーに感じて、二の足を踏むような感じでした。実際に面接の際も面接官から「大学を辞めて、親御さんは何もいわなかったの?」と聞かれることも多く、精神的に感じる壁が困難さを感じさせていました。
- 9. 大学中退後、就職活動以外にしていた事
- 大学中退前から中退後も続けて飲食店でアルバイトをしていました。大学中退後は、フロアリーダーとしてアルバイトの教育やシフトの管理も任されていました。大学を中退した分、評価されたいとがむしゃらに頑張っていました。
- 10. これから就職活動をする大学中退者にアドバイスやメッセージをお願いします。
- 確かに大学を中退したことに対して、面接の際に「なぜ途中で辞めたの?」「親御さんは何も言わなかったの?」など聞かれたり、冷ややかな視線を感じることはあると思います。大卒じゃないと応募できない職種もあります。親との関係が崩れて家でも居場所がない人もいると思います。ですが、そのマイナスな部分・イメージは一時だけです。実際に会って、自分の考えを話したり、働きを見てもらえば、評価してもらえますし、居場所も見つかり、給料もしっかりもらえます。自分の中にある「中退」に対してのネガティブな思い一瞬忘れるようにして勇気を出して社会に踏み込んで下さい。頑張っていれば、必ず誰かが見てくれています。大変な時もありますが、仲間を作り乗り越えることができます。私も応援しています。
以下の記事には、大学中退者30名の就職活動体験談を記載しています。
体験談を知ることで事前に対策できることがたくさんあるので、ぜひチェックしてみてください。
大学中退後に就職した人の体験談30件と就職活動成功のポイント
7. まとめ
大学中退後、あまり深く考えずフリーターになる人は多いです。
「大学中退でフリーター歴がある自分は正社員就職できないだろう」とネガティブに考える人もいますが、大学中退でフリーター歴があっても正社員就職できます。
大学新卒の就職活動でも、100社以上応募することも少なくないので、たとえ不採用が続いても「この企業とは縁がなかった」と楽観的に考えて、落ち込みすぎないようにしましょう。
粘り強く就職活動を行うことを想定しておくと、なかなか就職が決まらなくても気落ちしにくいのでおすすめです。
2024年最新版!大学中退者に人気の就職サイトBEST3
大学中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
※ランキング調査期間:2024年4月1日~2024年5月1日
ジェイック就職カレッジ |
ジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(大学中退者に限ると90.7%)の実績を持つ就職エージェントです。 中退者向けの求人を紹介してくれたり、中退者向けの就職講座で、面接での中退理由の伝え方やマナーを学べます。 |
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リクナビNEXT |
リクナビNEXTは、大学中退者の利用者が多い人気求人サイトです。 様々な職種や地域の求人に加え、他では得られない大企業の求人も充実しています。 |
ハタラクティブ |
ハタラクティブは、フリーターや大学中退者向けの就職エージェントです。 求職者と年齢が近いキャリアアドバイザーが親身になって相談に応じてくれ、未経験から応募できる求人を紹介してくれます。 |
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当社(株式会社ウェイズファクトリー)では、学校を中退した後の就職活動について無料で気軽に相談できる窓口を設けております。
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- 「どの就職エージェントを利用すればよいかわからない」
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というような質問に就職支援15年以上の経験を元にお答えします。
また必要な方には、中退者が応募できる未経験歓迎の正社員求人を紹介することもできます。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
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