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大学中退者が就職するために求人を探す方法
最終更新日:2024年11月18日
大学中退者が就職活動をはじめると、求人の探し方がでつまづく人が多いです。
求人は求人チラシやハローワーク、求人サイトなど様々な方法で探せますが、大学中退という学歴上、どのような求人に応募できるのかわからない人が多いからです。
また大学中退者が応募できる求人は限られますが、大学中退者が応募できる求人を効率的に見つける方法を知らないので、求人を見つけるためだけに時間をかけてしまう人もいます。
ここでは大学中退の学歴を持つ人は、どのような求人に応募できるのか、大学中退者が効率的に求人を探す方法などについて解説します。
1. 大学中退者は新卒採用の求人ではなく、中途採用の求人に応募しよう
求人は主に新卒採用の求人と、中途採用の求人の二つに分かれます。
新卒採用の求人は高校や大学を卒業予定の人をターゲットにしており、卒業後の4月から働いてもらうことを期待した求人です。
中途採用の求人は主に社会人経験のある人をターゲットにした求人で、1年を通して採用活動が行われており、採用したら数週間から2か月以内に入社することが期待されています。
これだけを読むと大学中退者はどちらの求人にも応募できないと思うかもしれませんが、大学中退者は中途採用の求人に応募するのが一般的です。
中途採用は主なターゲットを社会人としているものの、その中にはフリーターの人も含まれていることが多いからです。
また採用方法が新卒、中途の二つしかないために、新卒者以外をターゲットにする時に企業は中途採用を利用しているので、中退者なども中途採用を利用して採用しています。
ですので大学中退者にも中途採用の求人に応募して採用されている人はたくさんいます。
2. 大学中退者は既卒向けの求人にも応募できる?
新卒採用の求人は学校を卒業後3年以内であれば応募可能になっている場合があり、このような求人を既卒向けの求人と言われることがあります。
大学中退者は高校の既卒者になりますから、高校卒業後3年以内であれば高校新卒向けの求人に応募することができます。
しかし既卒という言葉は主に大卒の人を対象として使われることが多く、高校新卒向けの求人は主に高校に届いており、そのような情報を卒業生が見るのは難しい実態があります。
実際に高校に取材して聞いてみると、卒業生には求人を紹介していないと回答をいただくことが多かったです。
ですので大学中退者は、中途採用の求人を探すほうが簡単に応募できる求人を見つけることができるはずです。
3. 大学中退者は中途採用の求人をどうやって探すのか?
大学中退者は中途採用の求人に応募すればよいとわかっても、どのように中途採用求人を探すのかかわからないという人も多いでしょう。
一般的に求人を探す場合は求人サイトを利用しますが、知名度が高くて大学中退者が応募できる求人もたくさん見つかるサイトには、
などがあるので、このような求人サイトをまず活用してみるとよいでしょう。
またハローワークにも中途採用の求人はたくさん掲載されていて、全国に544施設あるので便利に利用できるはずです。
しかし今現在、大学中退者向の中途採用求人を探すのであれば、就職エージェントを利用するのがおすすめです。
大学中退者やフリーターなど仕事未経験者を対象とした就職支援を行う就職エージェントが増えていて、適性にあった中途採用の求人を紹介してもらえるからです。
また事前に大学中退をしていることを企業が知った上で求人を出しているので、採用される確率が一般的な求人に比べて高いのもメリットと言えます。
このようにメリットが多いので、求人サイトやハローワークを利用する場合でも必ず就職エージェントは利用したほうがよいでしょう。
大学中退者やフリーターを対象とした就職エージェントで有名なものには、
などがあります。
それぞれの就職エージェントや求人サイトについては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもチェックしてみてください。
4. 大学中退者の最終学歴は高卒。応募要項が「高卒以上」「学歴不問」「未経験者歓迎」の求人に応募する
大学中退者の最終学歴は高卒なので、「大卒以上」と応募要項に書かれた求人には基本的に応募できません。
応募要項に「高卒以上」あるいは「学歴不問」となっていて、「未経験者歓迎」など仕事経験がない人が応募できる求人であれば応募でき採用もされる可能性があります。
ただし、このような応募要項が緩い求人にはブラック企業と呼ばれる労働環境が悪かったり、労働時間が非常に長い企業も含まれている場合があるので、応募する際には、かなず事前に調査するようにしましょう。
先ほど紹介した就職エージェントを利用すれば、事前に企業の労働環境をチェックしていることが多いので担当のカウンセラーに聞いてみるとよいでしょう。
またハローワークにも相談員が常駐しているので、どのような企業であるのか聞いてみるとよいです。
もし「大卒以上」と応募要項に書かれた求人にどうしても応募してみたい場合は、電話で確認してみると応募が許可される場合もあるのでチャレンジしてみるとよいでしょう。
ただし企業は応募要項に書く内容をかなり考えてから記載しているので、「大卒以上」と書かれた企業の求人に応募できる可能性はかなり低いということは覚悟しておきましょう。
5. 大学中退者は正社員になることは無理?
大学中退者の中には学歴がネックになって正社員就職をすることは無理なのではないかと悲観してしまう人もいます。
確かに大学中退者は大卒の人に比べて応募できる求人が少なくなったり、大学中退理由を面接で説明しなければならなかったりと、就職活動が難しくなる面はあります。
しかし学歴を特に気にしない企業はたくさんあり、大学中退という学歴であっても大学の入試に合格できたことを評価してくれる企業もあります。
大学中退者を雇った経験がある企業では、一度挫折を経験した大学中退者は就職してからの仕事で粘り強く努力してくれると評価が高いケースもあります。
このような企業は探せば結構たくさんあるので、大学中退者が正社員になるのは無理ということは決してありません。
5-1. 大学中退後に正社員になれない人の特徴
大学中退者で正社員になれない人の特徴は、まずそもそも就職活動をはじめない人です。
就職活動を悲観してしまっているためにアルバイトをはじめてしまい、正社員を目指して就職活動をはじめない人が結構います。
大学中退者を調査した結果では大学中退後に正社員就職したいと考えていた人は5割もいたのに、実際に就職活動をはじめた人は3割ほどしかいません。
また就職活動をはじめても、大学中退者ならではの就職活動ノウハウを知らないために、全く手ごたえが感じられず早い段階で投げ出してしまう人も多いです。
この二つのケースが非常に多く、この状態を自分なりの努力でも超えられた人はちゃんと正社員になれています。
しかし大学中退者は孤立しがちで、自分なりに努力するのが難しい人も多いと思います。
そのような場合は正社員に就職したいと思った早い時点で、就職エージェントやハローワークなどを利用してカウンセラーや相談員に相談をするとよいです。
カウンセラーや相談員からは就職活動ノウハウを教えてもらえるだけでなく、就職活動を投げ出しそうになった時に心の支えとなってくれることも多いからです。
これを行うだけで正社員になれる確率を飛躍的に上げることができます。
6. 東京・大阪で求人を探すのが圧倒的に有利?
働くとなると、どうしても東京や大阪などの都市部を検討する人は多いですが、仕事の見つかりやすさの点では必ずしも東京・大阪だけが有利とは限りません。
実際に正社員の有効求人倍率(求職者1人に対して何件の求人があるのかを表す)を都道府県別にみると、2020年10月時点では
- 1位. 福井県 1.29倍
- 2位. 島根県 1.16倍
- 3位. 山口県 1.11倍
- 4位. 岡山県 1.09倍
- 5位. 香川県 1.05倍
となっています。
トップ5位の中には東京も大阪も存在せずに、地方と呼ばれる地域が多いです。
地方にも有名企業が多く特に福井県は社長数が日本で一番多く、企業数も多いので求人が多くなっています。
ただし東京や大阪などの都心部では幅広い職種の求人がありますが、地方では一般的な職種の求人はありますが都心部ほどに多様な職種の求人があるわけではありません。
都心部でないとできない職種を希望する人以外であれば、地方にも求人はたくさんあるので地方求人を探してみると新しい出会いが見つかる可能性があります。
7. まとめ
大学中退者が応募できる求人は大卒に比べて少なくなるとは言え、それでもたくさんの企業、職種の求人に応募できるのは間違いありません。
求人サイトを利用して自分で求人を探す場合でも「高卒以上」「学歴不問」の応募要件になっている求人がたくさん見つけられるはずです。
若者向けの就職エージェントを利用すれば、カウンセラーから適性にあった求人を紹介してもらうこともできます。
このような方法を活用して自分に合う求人を見つけ、ぜひ内定を得てもらればと思います。
以下の記事では、おすすめの求人サイトや就職エージェントについて詳しく紹介しているので参考にしてみてください。
2024年最新版!大学中退者に人気の就職サイトBEST3
大学中退者が使っている就職サイト(就職エージェントと求人サイト)を、人気順に3位まで紹介します。
※ランキング調査期間:2024年4月1日~2024年5月1日
ジェイック就職カレッジ |
ジェイック就職カレッジは、就職成功率81.1%(大学中退者に限ると90.7%)の実績を持つ就職エージェントです。 中退者向けの求人を紹介してくれたり、中退者向けの就職講座で、面接での中退理由の伝え方やマナーを学べます。 |
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リクナビNEXT |
リクナビNEXTは、大学中退者の利用者が多い人気求人サイトです。 様々な職種や地域の求人に加え、他では得られない大企業の求人も充実しています。 |
ハタラクティブ |
ハタラクティブは、フリーターや大学中退者向けの就職エージェントです。 求職者と年齢が近いキャリアアドバイザーが親身になって相談に応じてくれ、未経験から応募できる求人を紹介してくれます。 |
大学中退者におすすめの就職サイトを全て見たい方は、以下からチェックしてみてください。
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また必要な方には、中退者が応募できる未経験歓迎の正社員求人を紹介することもできます。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
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