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人材不足の中、企業はどうやって採用を行っているのか?
最終更新日:2017年7月24日
「大学中退者2016年4月~6月の就職活動対策」でも示したように、今現在人材不足が深刻な企業が非常に多くなっています。
就職活動をする側にとっては有利に採用選考に臨むことができるのですが、採用をする側からすると人を集められず苦労することになります。
こういった人材不足の中企業はどのようにして採用を行っているのでしょうか。
企業の採用方法を参考に、大学中退者が就職活動にどのように取り組むべきかを考えていきます。
採用者と応募者の力関係の変化が、企業の採用方法を変化させる
企業の採用方法に大きな影響を与えるのが、採用市場においての採用者と応募者の関係性です。
例えば、今現在と同じように人材確保が難しい状況にあったバブル景気のころには、人材の質を重視せずに人数の確保を優先して学生に過剰な接待を行い入社をしてもらうということを企業は行っていました。
しかし、バブル崩壊後の景気悪化が長引く中で採用側有利の状況が続いてくると、企業は人材の質重視の採用戦略をとりはじめます。
採用条件を高めたり、採用したい人材像をきっちり決めて、その人材像にあてはまらない人を極力採用しないようにしてきたのです。
このように採用者と応募者の力関係の変化がおこるたびに、企業の採用方法もまた変化してきたのです。
では、今現在の人材不足の状況下で、不利な立場に立たされている採用者側はどういった採用を行うようになってきているのでしょうか?
人材の質を重視する企業から、人数重視に変わる企業が増えてきている
上でも見てきたように、少し前まで企業側有利の状態が続いてきたために、企業は人材の質を重視する採用を行ってきました。
今現在も人材の質を重視する企業は多いのですが、徐々に人数重視の企業が増えてきているのです。
まずは、株式会社ディスコが調査した、こちらの統計結果を見てください。
6年連続で「学生の質よりも、採用予定人数の確保を優先」する企業が増加しています。
こういったアンケートに答える際には、本当は人数重視でも質を重視していると答える企業が多いことを考えると、人数を重視する企業はもっと多いものと考えられます。
もう一つのアンケート結果からは、さらに企業が人数重視なってきていることが分かります。
こちらは、2017年に卒業する学生の採用において一番重視するテーマは何かと質問した結果です。
結果は、「母集団の拡大」が最も多くなりました。
母集団の拡大とは、企業に興味を持ってくれたり、求人に応募してくれる人達をできるだけ多くすることです。
人材不足の状況では、質を重視するどころか、自社に興味を持ってくれたり、応募してくれる人すらいない企業がたくさんあるので、こういった結果になっているのでしょう。
このような人数重視の採用が広がるに従って、企業はどのような戦略をとって人材確保を行っているのでしょうか。
企業からのアプローチが積極的になってきている
応募条件を高めても、いくらでも応募者がやってきた時代には、企業は待っているだけよかったのです。
しかし、力関係が逆転してしまっている現在では、企業からアプローチしないことには応募者が増えることはありません。
そういったことから、企業は以前にもまして積極的なアプローチを行うようになってきています。
以前までは、インターンシップは仕事の邪魔になるので行わなかった企業も多いのですが、採用においての有効性が知られるにつれてインターンシップを積極的に行う企業が増えています。
今では、学生の7割近くがインターンシップに参加しているようです。
また、採用担当者が採用対象の大学に積極的に出ていき、セミナーを行ったり、面接会をおこなうケースも増えています。
それ以外にも、リクルーターとよばれる学校の先輩が後輩と接触して企業の紹介をしたり、面接を行ったりする企業も増えています。
このように企業が積極的に人材獲得に動き始めているので、こういった動きに合わせた就職活動をすると効果的な就職活動ができるはずです。
大学中退者は、企業からのアプローチをキャッチしにいこう
企業が積極的にアプローチを行っているので、応募者側は受け身で就職活動を行っても内定を得られる可能性は高いかもしれません。
しかし、大学中退者の場合、就職活動において少し不利な立場に立たされることが多いので、こちら側からも積極的に動いていくと内定を得られる確率を高めることができるはずです。
上記したように、企業はインターンシップを採用活動に積極的に導入しているので、インターンシップへの参加も考えてみるとよいでしょう。
インターンシップの情報は、大学だけでなくハローワークにもあるので、ハローワークの相談員に参加できるインターンシップについて質問してみるとよいです。
大学中退者は、途中で大学を辞めているので継続力がないと思われがちですので、インターンシップを利用して評価を挽回しましょう。
また、中退した大学の就職課で、大学で開かれている企業セミナーに参加した企業について教えてもらうのもよいでしょう。
基本的に卒業者を対象にしているのですが、学力的には卒業生とそれ程違わないはずですから、中退者でも採用される可能性があるかもしれません。
そして、大学中退者は中小企業の採用選考にも積極的に参加していくことが非常に大事です。
新卒の学生の多くが人材不足の今をチャンスと判断して、大企業やブランドのある企業の採用選考にばかり参加しています。
一方、中小企業は人材を確保できず困っています。
中小企業も応募者を増やそうと努力しているのですが、採用担当者の人数が少なかったり、予算にも限界があるために、大企業に比べるとアプローチが弱くなり、中々新卒者には届かないのです。
中小企業にも優良企業がたくさんあるので、そういった企業を応募者側から見つけ出して採用選考に参加していきたいです。
このように、企業が様々な方法で、応募者に向けてアプローチしているので、そのアプローチを受けられる場所に移動していくと内定を得られる確率を上げることができるはずです。
まとめ
企業の採用で重視することが、人材の質から人数に変化しつつあります。
企業は様々な方法で応募者にアプローチをして採用につなげようと努力しています。
大学中退者は、企業がアプローチしている場所に移動していくことで、内定を獲得できる確率をあげていきましょう。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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