2014年は大学中退者の就職活動も例年になく有利か？

やっぱり出た！「採用基準は落とさずとも採用対象は拡大」というアンケート結果

「今年から12月解禁になった新卒者の就職活動がはじまる」という以前の記事で指摘した通りのアンケート結果が出たようです。

景気が良くなってくると様々な企業が求人を増やすのですが、求職者は急激に増えることはないの、で採用が上手くいかず人材確保に苦労する企業がたくさん出てきます。

しかし、そういった状況にある採用担当者も、以前の不景気の頃の採用が簡単にできた名残があるために、採用基準は下げないということをアンケートでは答えてしまうのです。

採用基準を下げないと表向きは答えていても、採用ができなければ事業を回すことはできません。

つまり、アンケート結果では採用条件を下げないと言っていても、実態は採用基準も下げるしかないという状態にあると思われます。

こういったアンケート結果が出るということは、やはり景気が良くなっている証拠でもあり、就職活動がしやすい環境が整ってきていると考えてよいでしょう。

大学中退者のような、少し不利な立場の人も採用される可能性が高くなっているので、ぜひ就職活動を頑張ってほしいと思います。

大企業志向の復活と採用に困る中小企業

この件についても「今年から12月解禁になった新卒者の就職活動がはじまる」で少し触れましたが、新卒者は新卒時の就職活動を一生に一度の大企業に就職できるチャンスと考えている人が多いです。

できれば大企業に就職したいと考えてしまうのです。

しかし、2008年のリーマンショックがあった頃には中小企業を目指す人も増えるという傾向があったのですが、景気が良くなってくると結局新卒者は大企業志向に戻ってしまいました。

こういった傾向は、大学中退者には非常にありがたいことで、大企業以外の中小企業への門戸が広くなるということですので、ぜひ中小企業を中心に就職活動に取り組んでほしいと思います。

今回のアンケート結果では、2014年3月卒業予定者の採用は3割以上が継続中とあります。

2014年3月卒業者の採用選考は去年の春からはじまっているにも関わらず、現在でもまだ3割以上の企業が採用を完了できていないということです。

こういった企業が集まって合同説明会のようなことが行われることも多いので、ハローワークやもし可能なら大学の就職課を訪ねて、今現在行われている合同説明会はないか聞いてみるとよいでしょう。

表向きは新卒者を対象としているかもしれませんが、採用に困っているので大学中退者を採用する可能性は高くなっていると思われます。

ぜひ積極的に調べて、参加してみて下さい。

まとめ

こういった好況が続くと次に出てくるのが、「人材不足」という言葉です。

今はまだ人材不足という状況ではないのでしょうが、企業によってはそのような状態に陥っている所もあるかもしれません。

人材不足に陥る最も多い職種は「営業や販売」といった職種です。

こういった職種であれば今現在でも、採用条件が下がるなど、内定を得やすい可能性が高いので、求人情報をチェックしてみて下さい。