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働きだしてからの休日ってどれくらいあるの?
最終更新日:2017年10月10日
大学生は、土日や祝日がきっちり休みになっていて、春休み、夏休み、冬休みもありました。
一方、社会人になると学生のように休むことはできない、というイメージを持っている人が多いと思います。
実際に社会人にはどれ位の休日があるのでしょうか?
産業別の年間休日総数
厚生労働省が、産業別の年間休日総数の統計結果を発表しているので見てみましょう。
統計では、平成27年度の全業界年間休日総数の1企業平均は107.5日となっています。
もっとも休日が多いのは情報通信業で120.9日です。
2番目に休日が多いのは、金融業・保険業の120.1日。
一方、最も休日が少ないのは宿泊業、飲食サービス業で、95.3日です。
2番目に休日が少ないのは、運輸業・郵便業の98.5日。
情報通信業、金融業や保険業などは忙しいイメージがあるにもかかわらず、休日は多いようです。
サービス業や運輸業などは一般的にも休日数が少ないイメージがありますが、統計結果でも同じ結果になりました。
ちなみに、企業の規模別の休日数は以下のようになっています。
- 1000人以上の企業では、114.7日
- 300~999人の企業では、112.5日
- 100~299人の企業では、108.0日
- 30~99人の企業では、104.4日
企業の規模が大きければ大きいほど、休日数は多くなり、小規模企業は少ない傾向にあるようです。
もし、休日がたくさんある企業で働きたいといった場合には、情報通信業や金融業・保険業で、できるだけ規模が大きい企業で働くとよさそうです。
顧客別の休日の取得の仕方の違い
休日の取得の仕方には、顧客が個人であるのか法人であるのかで大きくわかれることになります。
例えば同じ営業職であっても、個人営業と法人営業では休日の取得の仕方は違ってきます。
個人営業の場合は、土日が稼ぎ時である仕事も多いので、平日に休むケースが多いです。
一方で、法人営業になると土日は取引相手である企業が休日になることが多いので、同じように土日を休日としているケースが多いです。
営業以外の企画職、技術職、事務職は関係者が自社社員になることが多いので、法人営業と同じように土日を休日としているケースが多いです。
土日を休日にしたいと考えているのならば、営業職以外を選ぶか、営業職なら法人営業を選ぶとよいでしょう。
一方、土日は多くの人が休むのでデパートやレジャー施設が混むことが多いです。
そういったことを気にするのならば、平日に休みが多い個人相手の仕事を選ぶとよいでしょう。
大学生と社会人の休日数の違い
大学生の休日総数は多いだろうと思っていも、それがどれくらいあるのかを把握している人は少ないかもしれません。
調べた範囲では、1年の内半分以上は休日になっている大学(特に文系)が多かったです。
365日の内半分が休日と考えると、182日は休日であったということになります。
一方、社会人の休日は全業界の1企業平均で約106日です。
182日-106日=76日
大学生から社会人になることで、76日位は年間の休日数が少なくなることになります。
こういった結果をみると社会人の休日日数は少ないと感じるかもしれませんが、逆に大学生の休日が多すぎると考えるのが妥当なような気もします。
これから就職をして働きだす人は、学生時代の感覚を早く捨て去り、少し気を引き締める必要はありそうです。
まとめ
平成27年時点で全業界年間休日総数の1企業平均は105.8日。
業界の中では、情報通信業や金融業、保険業の休日が多い傾向にある。
大学生と社会人の休日の日数差は76日程度あるので、就職したら、はやく学生気分から抜け出すように努力しなければならないでしょう。
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