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仮面浪人後に大学中退して別の大学に入学する方法
最終更新日:2023年6月26日
第一志望の大学に受からず滑り止めの大学に入学した人が、大学生活と並行して再度第一志望の大学の受験勉強をすることを「仮面浪人」といいます。
仮面浪人をするためには、大学生活と受験勉強を両立させなければならないことから、体力的にも精神的にも負担は大きくなります。
しかし、仮面浪人にはメリットもあり、もし、再度受験をして不合格であっても滑り止めの大学にはそのまま通うことができます。
また、仮面浪人をしていた大学で取得した単位は、次の大学でも認定されることが多いので、大学での勉強も無駄にはなりません。
ここでは、仮面浪人をしている間の大学での生活についてや、合格してから次の大学に入学するまでに必要な手続きについて解説します。
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1. 仮面浪人をしている間の大学での生活
仮面浪人をしている間は、受験勉強と大学生活を並行することになりますが、今通っている大学で取得した単位は引き継げることが多いので、大学の授業も頑張って受けておくと、次の大学で活かすことができます。
また、再受験に失敗した場合は、そのまま同じ大学に通うことになるので、大学では友人も作っておくほうがよいでしょう。
友人には仮面浪人をしていることについては隠しておいてもよいのですが、付き合いが悪いと思われても困りますから機を見て話すのもよいでしょう。
しかし、それらの友人は納得の上でその大学に通っている人がほとんどですから、大学の批判などはしないようにしましょう。
サークルなどは、時間的な余裕がないはずですので入るのはやめておいたほうがよいでしょう。
サークルであれば2年次から入ることも可能な場合が多いので、もし不合格になったらその際に考えるとよいです。
仮面浪人は孤独な戦いですが、大学生活と折り合いをつけながら受験勉強に邁進しましょう。
2. 仮面浪人をした人が別の大学へスムーズに入学するための手続き
大学受験には前期と後期がありますが、仮面浪人の場合はできるだけ前期で合格しておきたいです。
2度受験するのが負担だからということではなく、退学手続きと別の大学への入学手続きに少し時間がかかるからです。
もし、退学手続きが完了しないまま次の大学に入学した場合、二重在籍になり、下手をすると両方の大学から除籍処分をされるので注意しなければなりません。
受験日が近くなってきたら在籍大学の事務所に行き、今現在別の大学の受験勉強をしていることを伝えて、合格した際にはどのような手続きをすればよいのか確認しておきましょう。
合格前に話すのは躊躇するかもしれませんが、大事なことですし、もし不合格になっても特に問題になることはありません。
それでは、以下で一般的な合格後の手続き方法を見ていきましょう。
まず、合格したらすぐに退学届けを貰い、退学届けを提出します。
入学試験の前期を受験して、2月下旬頃から3月上旬に合格が分かれば、その時点で提出します。
ただ、その後すぐに退学証明書が発行されるわけではないので、少し待つことになります。
2週間ほどで退学が認められると、退学証明書が発行できるようになるので、その証明書を次に入学する大学に提出します。
後期試験の場合は、合格発表から入学までの時間があまりないので、前もって相談していた事務の人に事情を話して、退学証明書の発行を早くできるようにしてもらう必要があります。
そして、成績証明書も単位を引き継ぐ際に必要になるので、後日取りに行く必要があります。
奨学金をもらっている場合は、再貸与の申し込み手続きなどが必要になるので、合格が決まったら大学の事務所で奨学金の手続きについて詳しく説明を受けてから、早めに手続きをしておきましょう。(※1)
関連記事
退学手続きについては、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらを参考にしてください。
別の大学に入学する方法には、編入試験を受験して合格するという方法もあります。
編入については、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
出典
※1「第一種奨学金の再貸与について」(独立行政法人日本学生支援機構)
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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