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フリーターは知らない正社員にだけある手当
最終更新日: 2017年10月31日
フリーターとしてアルバイトをしていると、時給で給料が決まることになります。
しかし、正社員として働いていると、基本給以外に様々な手当てがついてきます。
フリーターの人には、手当の存在について知らない人も多いと思いますので、ここで様々な手当てを紹介していきます。
残業手当
フリーターでも、長時間アルバイトをしていた場合、残業手当がつくことがあります。
しかし、多くのアルバイトを採用している企業や店舗では、一人に割り当てる時間を少なくして、残業手当を払わないで済むようにしているケースが多く、残業代を支払われているフリーターは少ないです。
しかし、正社員になると、毎日2時間ほどの残業がある企業はたくさんあり、その分については残業代が支払われています。
この残業代が結構ばかにならない金額を支払われていることが多く、残業が多い、少ないで月の給料が大きく変動します。
残業手当の金額が大きくなる理由は、通常の時給に割増賃金を上乗せして支払われるからです。
例えば、時給が1,000円だとしたら、残業をした場合には、割増率が25%なので時給が1,250円になります。
また、1か月に60時間以上の残業があった場合には、割増率が50%になるため、時給は1,500円にもなります。
アルバイトだと時給は、多くても1,000円程度ですが、正社員の給料を時給換算すると1,500円や2,000円を超えるのも普通ですので、そこに割増賃金がつくことになると残業代はかなりの金額になります。
その他にも、休日に労働した場合は、割増率が35%、深夜労働だと25%の割増率になります。
通勤手当
アルバイトで、通勤手当を支払ってもらっている人はほとんどいないのではないでしょうか。
しかし、正社員であれば通勤手当を労働に必要な費用として満額で支払ってもらっている人はたくさんいます。
通勤手当の金額には、月2万や3万までといった上限を設けている企業は多いですが、多くの場合上限以内で収まる場合が多いです。
フリーターをしている人には、電車やバスを利用して都心部にアルバイトをしに行っている人もいますが、往復にすると結構な金額の通勤費がかかっているはずです。
また、近くにバイクや車で通っているという場合であっても、正社員であれば月に数千円の通勤費が支払われています。
労働に必要な費用なのだから、アルバイトにも通勤費を支払ってほしいと思うかもしれませんが、現実にはアルバイトに通勤費を支給する企業がほとんどありません。
通勤手当も、正社員であることの大きなメリットの一つといえるでしょう。
住宅手当
フリーターとしてマンションやアパートを借りると、家賃が重くのしかかって生活が苦しくなることが多いです。
しかし、正社員には住宅手当や家賃手当、その他にも寮や借り上げのマンションを安く貸したりしている企業もあります。
生活費の中では、住宅にかかる費用が最も高くなることが多いので、この費用に手当てが出たり、安く借りられる場合の恩恵は非常に大きいです。
月の住宅手当の平均は、1.5万円程度ですが、大企業などでは5万円以上手当てが出ている企業もあります。
また、寮や企業が借り上げているマンションを利用できれば、家賃が1万や2万円で済むこともあります。
住宅手当は企業にとって大きな負担となっており、住宅手当を廃止する企業も近年増えているのですが、それでもまだ多くの企業で住宅手当が支払われています。
正社員就職を考えているのなら、住宅手当や寮、借り上げのマンションなどがあるかどうかを調べて求人を探すのもよいかもしれません。
家族手当
今は独り身でも、これから結婚をして、子供ができることでしょう。
そうなってくると、子供の養育費や生活費が家計に重くのしかかってくることになります。
この段階でフリーターを続けられる人はいないと思いますが、もし続けているとなると生活は非常に厳しくなることでしょう。
しかし、この点に関しても正社員であれば家族手当が支払われて一定の補助がなされることがあります。
家族手当は、配偶者手当として平均1.7万円、子供一人目が平均8千円、二人目は平均7千円の金額が支払われています。
合計すると、4人家族で月3万2千円の家族手当が支払われているのですから、結構大きな金額になります。
また、家族に関係した手当として、結婚手当や出産手当などが一時金として支払われる企業もたくさんあります。
家族が増えた場合にも、正社員であれば手当てによって支えてもらうことができるのです。
資格取得手当
アルバイトをしながら、頑張って資格を取得した。
こういった場合、就職活動でアピールすることに利用できるので、そういった点で取得する価値があるといえるでしょう。
しかし、企業に正社員として勤めている人には、資格を取得したことによって、一時金や月給に上乗せの資格取得手当が支払われることがあります。
簡単に取得できる資格では金額も少ないのですが、高度資格になると月に2万円の手当や一時金としても10万円以上もらえたりします。
資格取得には、膨大な時間と費用がかかることもあるので、こうやって資格取得手当としてお金が返ってくるとやはりうれしいものです。
アルバイトをしながらの資格取得も大事ですが、正社員になってからも資格を取得するメリットがあります。
まとめ
フリーターとしてそこそこの時給をもらって満足している人もいるかもしれません。
しかし、正社員になると様々な手当てが支払われるので、必要になったときに大きな支えとなってくれることが多いです。
手当というメリットが正社員にはあるので、正社員を目指す理由の一つとして考えておくのもよいかもしれません。
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