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フリーターのまま結婚しても大丈夫?結婚生活に必要な費用を紹介
最終更新日: 2017年11月27日
フリーターの中にも、彼氏や彼女がいれば、結婚をしたいと考える人もいます。
しかし、収入に不安を感じて「フリーターのまま結婚してもよいのだろうか」と悩む人は多いです。
そこで、ここでは、
- 「結婚生活に必要な費用」
- 「年齢別のフリーターと正社員の年収」
- 「正社員のメリット」
などについて、解説していきます。
子供がおらず、家を買わなければ生活はできる
収入が低いまま結婚することに不安を感じる人は多いですが、結婚をするといっても役所に結婚届を出すだけなので、二人の生活費が急増するわけではありません。
子供を作る予定がなく、家を買わず賃貸で済ませば、フリーターでも結婚をして生活をすることができます。
もし、結婚前は一人暮らしをしていて、結婚後は二人で生活をするのであれば、食費や光熱費が少なくなるので、以前よりも少し楽に生活ができる可能性もあります。
それでは、これ以降で、フリーターが結婚をして二人で賃貸住宅で生活する場合の生活費を例として紹介します。
賃貸料
結婚生活で最も大きな費用がかかるのが、住宅費用です。
一人暮らしであれば1Kなどでも問題ないので格安に済ますことができますが、二人で生活するとなるとそれなりの広さが必要になります。
住む地域により賃貸料は大きく変わりますが、ここでは「賃貸料」月8万円とします。
食費
一人暮らしでは外食が多く、食事を作る場合でも一人一人で材料を買う必要があるので割高になりがちです。
しかし、二人で暮らしはじめると、食事を作れば外食費が減り、材料費も減ることが多いです。
ここでは、「食費」二人で月3万円とします。
光熱費
光熱費は、二人で生活をすれば、一人一人が光熱費を払っていた時よりも安くなります。
ここでは、「光熱費」月2万円とします。
携帯代、光回線
独身の時には、携帯代で2万円近く払っていた人もいるかもしれませんが、結婚すれば家族割引などが使えるので安くなる可能性が高いです。
ここでは、「携帯代」二人で月1万5千円とします。
インターネットに必要な光回線が必要であれば契約が必要ですが、ほとんどパソコンを使わないのであればスマホで済ますことも今はできます。
また、賃貸料に光回線料が含まれている場合も多くなっているので、ここでは、光回線料は0円とします。
交通費
車を買う場合は、車のローンや維持費がかかりますが、フリーターをしている間は車は買わず公共交通機関を利用するほうがよいでしょう。
そのためにも、賃貸物件をなるべく都心部や駅に近い場所で借りる必要があるかもしれません。
公共交通機関を利用するとして、ここでは、「交通費」二人で月2万円とします。
趣味や交際費、衣料費
生活に必要な費用以外に、趣味や交際費、衣料費などにもお金がかかります。
ここでは、「趣味や交際費、医療費」二人で月2万円とします。
国民健康保険、国民年金保険
正社員をして健康保険や厚生年金保険に入っていない場合、国民健康保険、国民年金保険の保険料を支払わなければなりません。
保険料はは収入によって変わりますが、ここでは、アルバイトの収入を一人月15万円と仮定します。
その場合、「国民健康保険料、国民年金保険料」二人で5万5千円ほどです。
生活費の中では大きな金額になりますが、重要な費用ですので必ず支払うようにしたいです。
フリーターの結婚生活費用合計
これらの費用を合計すると、結婚生活に必要な費用は二人で合計24万円になります。
☆フリーター夫婦(子供なし)の例
- 賃貸料(住居費用) 8万円
- 食費 3万円
- 光熱費 2万円
- 携帯代、光回線 1万5千円
- 交通費 2万円
- 趣味、交際費、医療費 2万円
- 国民健康保険、国民年金 5万5千円
- 合計 24万円
高卒と大卒のフリーターの年収
ここまで見てきたように、フリーターの結婚生活には、夫婦二人で毎月およそ24万円、年間にするとおよそ288万円が生活費として必要になります。
では、フリーターは、年間288万円の生活費を稼ぐことができるのでしょうか。
厚生労働省が、フリーター(高校卒と大学卒)の平均年収を発表しているので、こちらをチェックしてみましょう。
高校卒フリーター | 大学卒フリーター | |
---|---|---|
15~19歳 | 約110万円 | - |
20~24歳 | 約120万円 | 約130万円 |
25~29歳 | 約130万円 | 約140万円 |
30~34歳 | 約160万円 | 約160万円 |
35~39歳 | 約170万円 | 約190万円 |
40~44歳 | 約170万円 | 約190万円 |
出典:厚生労働省「平成24年雇用政策研究会第1回資料」
このように、フリーターは正社員と違って、一人では年間288万円の収入を得ることはできません。
フリーター夫婦で共働きをすれば、30歳を超えれば二人合わせた年収が生活費を上回ります。
また、年間288万円の生活費は、やりくり次第で少なくすることが可能なので、30歳にならなくても、フリーター夫婦で結婚生活を送ることはできます。
しかし、雇用が不安定なフリーターは、毎日の生活のことだけではなく、将来のことを考えて貯蓄をする必要もあります。
フリーターとして結婚生活をおくるためには、夫婦で協力して節約をする必要がありそうです。
正社員になるとなぜ結婚生活が楽になるのか?
ここまで、結婚後に必要な生活費やフリーターの年収について見てきましたが、厳しい部分はあるものの、アルバイトでもなんとか生活をしていくことができそうです。
しかし、アルバイトの時給で生活費をまかない続けるのはやはり厳しいものです。
では、なぜアルバイトでは厳しかった生活が、正社員になると楽になるのでしょうか。
まず、正社員になれば給料が増えることで生活が楽になります。
厚生労働省が正社員の平均年収を発表しているので、見てみると、
高校卒正社員 | 大学卒正社員 | |
---|---|---|
15~19歳 | 約210万円 | - |
20~24歳 | 約250万円 | 約290万円 |
25~29歳 | 約300万円 | 約350万円 |
30~34歳 | 約360万円 | 約440万円 |
35~39歳 | 約410万円 | 約550万円 |
40~44歳 | 約480万円 | 約660万円 |
出典:厚生労働省「平成24年雇用政策研究会第1回資料」
となっており、上で示したフリーターの平均年収よりかなり増えることになります。
☆フリーターと正社員の年収差
- 30~34歳高校卒の場合 約200万円
- 30~34歳大学卒の場合 約280万円
また、正社員にしかない、さまざまな手当てや制度があるので、結婚生活に必要な負担が少なくなるので、楽になるということもあります。
フリーターにはない、正社員の手当や制度には以下のようなものがあります。
- ☆通勤手当
- アルバイトでは通勤費を支給されないことが多いですが、正社員であれば通勤費を満額もらっている人は多いです。
生活に必要な交通費は支払ってもらえないですが、通勤に必要な交通費が必要なくなるので、かなり負担が減るはずです。 - ☆健康保険、厚生年金
- アルバイトをしていたり、働いていない場合は、国民健康保険や国民年金に加入していますが、正社員になると、健康保険と厚生年金に入ることになります。
健康保険と厚生年金の費用は、企業と本人が支払いを2分することになります。
つまり、本来必要な費用の半分だけを支払えばよいことになります。
また、扶養家族に入っている妻(収入が一定額を超えない人)がいれば、その人の健康保険料や厚生年金保険料は支払わなくても保証が受けられます。 - ☆住宅手当
- 住宅を賃貸する場合には、住宅手当として数万円を給料に上乗せして支払ってくれます。
これら以外にも、ボーナスがあったり、仕事を休んでも給料が支払われる有給休暇があったりします。
正社員には、結婚しても十分生活していけるように、さまざまな仕組みが用意されているので、アルバイト生活に比べて結婚生活が楽になります。
子供が生まれて、家を買ったらアルバイトでの結婚生活は無理
ここまで、フリーターのまま結婚する場合の生活費用や正社員になるとなぜ結婚生活が楽になるのかを見てきました。
ここまで読んで、正社員になれば生活が安定するのは分かったけど、フリーターのままでも当分は生活ができそうだと考えられた方もいるかもしれません。
しかし、いつ子供ができるか分からないですし、子供ができると家を買う必要がでてくるなど、フリーターの給料では生活がなりたたなくなってしまいます。
そうなってから、正社員を目指した就職活動をするのも一つの方法ですが、突然探し始めたとしても正社員の仕事がすぐに見つかるわけではありません。
ですので、フリーターのまま結婚したとしても、なるべく早く正社員を目指した就職活動を行ったほうがよいでしょう。
まとめ
フリーターのまま結婚しても、子供がおらず家を買わないのでしたら、結婚生活はなりたちます。
しかし、正社員には結婚生活に必要なさまざまな仕組みが整っているので、フリーターを続けるよりも楽でお得です。
フリーターの段階で結婚したとしても、いつ子供ができて、家を買わないといけない状況になるかわからないので、できるだけ早く正社員を目指した就職活動を行ったほうがよいでしょう。
フリーターの彼氏に正社員就職をおすすめする場合には、以下の記事でフリーターの就職活動方法を詳しく解説しているので、チェックしてみてください。
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