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フリーターが採用選考でチェックされていることとは?

最終更新日: 2017年6月7日

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採用選考では、採用担当者がその場で適当に評価をして「合格」「不合格」を決めているわけではありません。

前もって、どのような人材を採用するのかを検討して、採用条件を決めて、採用選考で条件に合うのかチェックして採用します。

そこで、ここでは、「フリーターが採用選考でチェックされていること」について詳しく解説します。

採用条件は、求人情報で「応募条件」として明示されている

採用担当者が決めた採用条件を、求職者は知ることが難しいと思うかもしれませんが、多くの採用条件は、求人情報上で「応募条件」として明示されていることが多いです。

この応募条件には、以下の2種類があります。

  • 「絶対条件」・・・必ず満たしている必要があり、満たしていないと採用されるのが難しくなる
  • 「歓迎条件」・・・満たしていると評価が高くなり、採用される可能性が高くなる

絶対条件や歓迎条件として上げられる条件には、以下のようなものがあります。

  • 「技術・能力」
  • 「性格」
  • 「仕事経験」
  • 「労働条件」

フリーターの人も、これらの条件を満たしているのか採用選考でチェックされます。

自分がそれぞれの条件を満たしているのか確認するために、これ以降で、それぞれの条件について詳しく見ていきましょう。

技術・能力

採用選考で問われる技術・能力は、学生時代やこれまでの仕事経験の中で身につけた技術力が問われます。

最近ではパソコンの技術力が応募条件として上げられることが多く、例えば事務職では、以下のようなソフトを使えるかどうかが問われます。

  • 「Exel」
  • 「Word」
  • 「PowerPoint」

また、取得資格についても応募条件に上げられることが多く、例えば、以下のような資格が求人情報に記載されていることがあります。

  • 「簿記3級以上」
  • 「宅建資格取得者」
  • 「普通自動車運転免許」

また、日本の企業が海外の人と仕事をすることが増えてからは、英語能力を高く評価するようになってきており、応募条件として上げる企業が増えています。

TOEICの点数が国内企業では600点、外資系企業で800点を超えていると評価されます。

技術・能力に関する応募条件

・「絶対条件」には、業務に必要な最低限の資格や技術力などがあります。

・「歓迎条件」には、即戦力として活躍できたり、エキスパートが身につけている技術などがあります。

性格

応募条件として上げられる性格には、以下の記事で取り上げたものが多いです。

フリーターをしながら社会人基礎力を身につけようフリーターをしながら社会人基礎力を身につけよう

こちらは、経済産業省が公表している社会人基礎力なのですが、企業から求められている基礎的な能力が上げられていて、性格面についての記載が多いので参考にできます。

特に、以下の性格が企業から求められています。

  • 「主体性」
  • 「働きかけ力」
  • 「実行力」

資格などとは違い、性格は、面接での回答でなんとでも答えられるので、説得力がなく評価につながらないことがあります。

そのようなことを避けるためには、性格についてアピールする際に、これまでの経験や行動などエピソードを交えて説明すれば、説得力をあげることができます

性格に関する応募条件

・「絶対条件」には、業務に必要な最低限必要な性格があります。

・「歓迎条件」には、リーダーシップ力や高いコミュニケーション能力などがあります。

仕事経験

仕事経験については、主に転職者が求められるケースが多いですが、フリーターなどアルバイトをしていた人には、アルバイト経験の中で、どれくらいのレベルの仕事をしていたのかを確認されることがあります。

  • 「何年ぐらい働いていたのか」
  • 「正社員がするレベルの仕事に携わったことがあるのか」
  • 「研修やセミナー、講座への参加経験があるか」

仕事経験に関する応募条件

・「絶対条件」は、フリーターの場合、ほとんどありません。

・「歓迎条件」には、正社員レベルの仕事経験や他のアルバイトへの指導経験や指示経験などがあります。

労働条件

労働条件では、それぞれの企業や職業の事情にあった働き方ができるかどうかが問われます。

  • 「残業が多くてもよいか」
  • 「転勤、出向があってもよいか」
  • 「通勤距離が長くてもよいか」

といったことについてです。

営業職の場合は、転勤や出向に応じられなければ採用される可能性は低くなります。

技術職で残業が多い場合は、残業ができない人は、採用される可能性が低くなります。

労働条件に関する応募条件

求人情報に記載されている労働条件のほとんどは、「絶対条件」である場合が多いです。

まとめ

フリーターは、正社員の仕事は未経験なので、採用選考では性格面について重点的にチェックされる傾向にあります。

労働条件に関しては、絶対条件になっているものが多いので、満たせない場合は採用されないと考えておきましょう。

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