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大学中退後に複数の内定をもらったら、入社する企業をどうやって選ぶ?

最終更新日:2018年8月1日

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大学中退者でも、活発な人であったり、アルバイトでリーダーとして活躍していたような人の場合、就職活動がスムーズに進み内定を複数もらう人がいます。

企業は、学歴以外の性格や経歴なども重視して、就職後に活躍する可能性が高いかを判断しているからです

私の知っている人の中でも、複数社から内定をもらい、入社する企業を選ぶのに苦労したという人がいます。

このように、複数社から内定をもらった場合、どのように入社する企業を決めるべきでしょうか。

ここでは、入社する企業を選ぶ際の基準について、分かりやすく解説していきます。

また、すでに内定をもらった人が、どういった基準で入社する企業を選んだのか、調査した結果もあるので紹介します。

自分の価値観と企業が合うかどうか

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以前までであれば、『給料が高い』『安定している』といった基準で企業を選ぶ人が多かったのですが、今は、自分の価値観を重視する人が増えています。

そういったことから、入社をする企業を選ぶ際に、

  • やりたいことができるか
  • 成長できるか
  • 社風が合うか

といった基準を元に入社する企業を選ぶ人が多いです。

皆さんの多くも自分の価値観を大事にしたいということでしたら、こういった基準を元に企業を選ぶとよいでしょう。

しかし、社風などを知るのは難しい場合も多く、成長できるか、やりたいことができるか、といった点も入社してからでないと分からないという場合もあります。

そういったことに不安を感じるのでしたら、入社前に再度社員の話を聞く機会を設けてもらったり、試用期間を設けてもらい、実際に働いてから入社するか判断するとよいでしょう。

また、経営者が情報発信をしているのなら、どういったことを伝えているのかチェックしておくと参考になることが多いです。

経営者の考えていることや実現したいと思っていることが、事業内容や社風などに表れていることが多いので、共感する部分が多いと自分と相性のよい企業である可能性が高いです。

入社する企業を選ぶ基準がないなら「企業の規模重視」で選ぶ

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複数社から内定をもらったものの、特にこれといった企業を選ぶ基準がないということでしたら、規模重視で決めるのもよいです。

規模の大きな企業は、福利厚生や給与システムが整っている場合が多いですし、研修などの制度もあるのでスキルアップをしていける可能性が高いからです。

また、企業規模が大きいと、倒産のリスクが低くなるので安定して働くことができます。

ただし、規模の大きな企業にも問題がないわけではなく、

  • 希望した仕事ができない
  • 転勤が多く地方や海外で働く可能性がある

というケースもあります。

こういったケースがどうしても嫌ということでしたら、規模で決めることはお勧めしません。

しかし、特に決める基準がないのでしたら、規模重視で決めると、一般的に入社後の満足度が高くなる傾向にあります。

内定をもらった人が、入社する企業を選ぶ際に重要視する基準

内定をもらった人が、入社する企業を選ぶ際に重要視する基準のアイキャッチ画像

これ以降では、企業から内定をもらった人が、企業選びの際に重視した基準について調査した結果を見ていきましょう。

※調査対象者は、2011年に新卒で就職活動を行い内定をもらった人です。

最も重視する企業選び基準(一つ選択)。自分のやりたいことができるか15.7%。成長できるか14.7%。雰囲気・社風14.3%。事業内容12.5%。企業理念・ビジョンに共感できるか10.0%。現場社員の対応・様子6.7%。その会社で働いているイメージが湧くか5.3%。社会貢献できるか3.1%。ワークライフバランス2.5%。給料2.0%。インターシップ・セミナー・説明会の内容や印象1.8%。勤務地1.6%。企業の成長性(業績が伸びているか、今後伸びそうか)1.6%。人事の対応、様子1.2%。社長、経営陣が魅力的か1.2%。福利厚生が整っているか0.8%。参照:JOBWEB『【12卒調査】最も重視する企業選び基準は「自分のやりたいことができるか」「成長できるか」]』

図からも分かるように、企業選びの際に重視することは

  • 1位 自分のやりたいことができるか
  • 2位 成長できるか
  • 3位 雰囲気・社風
  • 4位 事業内容
  • 5位 企業理念・ビジョンに共感できるか

となっています。

どうして、このような基準で企業を選んでいるのか、以下で詳しく説明していきます。

自分のやりたいことができる

以前までであれば、「給料が高い」「安定している」といった待遇面を重要視する人も多かったのですが、今は「自分のやりたいこと」を重視する人が増えています。

個人の価値観を重視する人が増えたことや、長引く不況の中で給料アップが望めない時期が長く続いたことから、給料などよりも「やりたいことができる」「やりがいが感じられる」といったものを重視する傾向がでてきているからです。

やりたいことができる企業を選ぶことのメリットは、よい企業が見つかった場合に、仕事を楽しくできたり長期的に働ける可能性が高くなることです。

しかし、やりたいことが必ずしも企業でできるとは限らないことから、入社したいと思う企業が中々見つからないということにもなりがちです。

成長できるか

1社の企業で定年まで勤めるという価値観から、企業を渡り歩く転職活動が一般的になるなかで、自らの成長を意識する人が多くなり「成長できるか」を重視する人が増えています。

定年まで働けるのであれば、それほど成長を意識しなくてもよいのですが、転職をするとなると、企業内で身に付けた技術知識資格成果実績が重要になるので、こういったものを身に付けていけるかを重視しています。

成長できるかを重視して企業を選ぶ場合、

  • 研修・資格制度などが充実しているか
  • 若い間から仕事を任せてもらえるか

といったものを重視して仕事を探す人が多いです。

そういったことから、新卒で入社する場合でも、ベンチャー企業を志望する人が増えてきています。

しかし、成長できる企業は必ずしも小さい企業ばかりではなく、大きな企業の中でも、研修制度が充実している若手に仕事を任せている優秀な社員の中で勉強できる、といった成長できる企業もたくさんあります。

雰囲気・社風

企業に入社した人に満足度調査を行うと、社風や人間関係がよい企業が、満足度の高い企業に上げられることが多いです。

どれだけ高い給料をもらっていても、社内の雰囲気や人間関係が悪いと長く働き続けることは難しいからです。

今回の調査でも、「雰囲気・社風」が重視されているのは、働く上で社風が合うかどうかが大事だと考えている人が多いのでしょう。

しかし、入社する前に社風や、自分の性格と合うのかを知ることは難しいです。

事業内容

「自分のやりたいことができる」と共通する部分が多いですが、企業の「事業内容」に、おもしろさを感じるか、興味があるかといった点で企業を選ぶ人も多いです。

事業内容におもしろみを感じることができれば、長期的に働けたり仕事をすること自体に楽しみを見つけやすいと感じているようです。

事業内容については、企業のホームページなどを調べることで詳しく知ることができるので、入社前であっても判断しやすい基準であるといえるでしょう。

企業理念・ビジョンに共感できるか

企業理念・ビジョン」は、企業がこれからどういった方向を目指して進んでいくのかを表しています。

企業の方向性と、自分自身の価値観が合っていれば、同じ目的意識を持って仕事ができるので、やりがいを感じたり、成長していくことができます

企業理念やビジョンは、企業ホームページの「経営者のあいさつ」など、経営者が情報発信をしている場所で確認することができます。

また、経営者が本を書いている場合はチェックしておくことで、より詳しく企業の成り立ちや方向性を知ることもできます。

入社する前に悩みすぎずに入社してしまうのも一つの手

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ここまで、複数の企業に内定をもらった場合に、入社する企業を選ぶ基準について見てきました。

給料額などで入社する企業を選ぶのであれば、簡単に選ぶことができるのですが、自分の価値観と合うかどうかを重視する人が増えてきたので、企業を選ぶのが難しくなっています

入社する前の段階で知ることができる情報には限度があるので、なおさらです。

もし、どうしても決めることができないということでしたら、悪くないと思える企業に入社してしまうのもよいです。

入社することで、企業の内情が見えて、自分の中に企業の良しあしを判断する基準ができます

もしどうしても納得ができない部分が入社した企業にあれば、その基準を元に再度転職活動を行うのも難しくない時代です。

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記事の監修者

岸 憲太郎

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・関西大学総合情報学部卒業

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15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
それらの経験を社会に還元していくために、記事の監修だけでなく、編集にも深く関与して情報発信を行っています。
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