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大学中退者でも選り好みしなければ就職はできるの?
最終更新日:2023年2月17日
大学中退者や、その他の就職活動で不利な条件を持つ人にも、「選り好みしなければ就職先はいくらでもある」とアドバイスする人がいます。
就職活動を行っているものの、なかなかうまくいかない人からすると、認めるのは難しいことでもあるかもしれませんが、事実なのでしょうか。
1. 選り好みしなければ就職できる
「選り好みしなければ就職先はいくらでもある」と簡単に言われても、就職活動で苦労している人は、信じるのが難しいと思います。
しかし、日本の失業率を見てみると、どれだけ高い状態の時でも10%を超えていないという事実があります。
2022年の失業率は2.6%で、リーマンショックがあった2009年の最悪期でさえ失業率は5%代にしかなっていないのです。(※)
つまり、90%以上の人は常に就職できていることになります。
就職活動を行っている人には、大学中退者もいるでしょうし、それ以上に不利な条件を持った人もたくさんいるはずですが、この数値を見ると、そのような立場の人でさえ就職できているということになります。
失業率は、「短期間の労働を行った人も失業者に含まれない」ということになっているので、正社員としてどれだけの人が就職できたかはわからないのですが、その部分を加味したとしてもそれほど悪いデータは出ないと思われます。
つまり、「選り好みしなければ就職できる」というのはある意味では事実であると考えられます。
※総務省統計局「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)平均結果の要約」2023年1月
2. 就職先企業選定の基準
「選り好みしなければ就職はできる」と言われても「それならどこでもいいや」と割り切れる人はあまりいないのではないでしょうか。
では、どこにこだわって、どこを妥協して就職先を選べばよいのでしょうか。
大学中退者が特にこだわっておきたいことについて、紹介していきます。
2-1. スキルが身につく企業を選ぶ
まず、企業選びでこだわっておきたいのは、将来的に役立つスキルが身につく企業であることです。
やりたいことがあったとしても、すぐにその仕事ができる人は少ないはずですから、その仕事ができるようにキャリアアップしていける職場かどうかを、しっかり確認しておく必要があります。
簡単に働けるからといって、短期の雇用契約を結んだり、いつまでも派遣社員でいたりすると、一定の定められた仕事ばかりを任されてしまうことになるので、いつまでたっても成長することがありません。
そういった低いスキル水準のままでいると、若手が入社してくると、年をとった人はお払い箱に追いやられるという状態になってしまう可能性があります。
ですので、「できるだけ正社員にこだわる」ことと、「短期の雇用契約であっても自らが成長できる仕事を選ぶ」ということが大事です。
2-2. 企業規模にはこだわらず、業界よりも職種にこだわる
大学中退をしていると、大企業から採用される確率は低くなります。
これはどうしようもないことですので、はじめての就職で「企業規模」にはあまりこだわらないようにしましょう。
中小の企業にもよい企業はたくさんありますし、そこでスキルを身につけたり、成果を出していれば大企業に転職する方法もあるので、1社目は規模にこだわらないようにしましょう。
そして、「業界」にもこだわりすぎないほうがよいでしょう。
どうしても自動車業界で働きたい、金融関連企業に勤めたい、というような思いが強いのでしたらその業界を目指せばよいですが、どこの業界にも共通した職業は存在しているので、業界で変に絞ってしまうと応募可能な求人を減らしてしまいかねません。
例えば、営業や事務なら業界を問わずどこでも雇っていますし、そのほかにも、システムエンジニアやプログラマなども業界問わず雇う企業が増えています。
ですので、業界にはこだわらず、はじめての就職では「職種」にこだわってみてください。
職種にこだわって就職すると、その職種では、どのようにキャリアップしていけばよいのかのイメージが事前にある程度はっきり分かります。
そして、しっかり職種に関してのスキルを身につけておけば、転職する際にも業界問わず様々な企業を候補に入れることができるようになります。
ただし、年齢が上がれば上がるほど、職種に関してのスキル以外に、業界に関しての知識や経験も重要になってくるので、転職を考えた際などには業界にこだわって転職活動をするべきでしょう。
3. まとめ
「選り好みをしなければ、就職先はある」というのは、ある意味事実ですが、「どこでもいいから就職したい」という人は少ないと思います。
しかし、選り好みをはじめると、大学中退者の場合、就職できる可能性のある企業は少なくなります。
就職する企業に対して、どういった点は譲ることができて、どういった点は妥協できないのか、前もって考えて就職活動を行う必要があるでしょう。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
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