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ブラック企業は情報の開示レベルで見分けよう

最終更新日:2017年10月6日

ブラック企業は情報の開示レベルで見分けようのアイキャッチ画像大学中退後の難しい就職活動を突破して、無事就職できたと思ったらブラック企業だった。

こんな事態になることだけは、誰もが避けたいと思います。

ここでは、ブラック企業の見分け方として情報の開示レベルが非常に参考になるので、紹介しようと思います。

ブラック企業とはそもそも何?

ブラック企業には明確な定義はないものの、過酷な労働環境のなかで働かせる企業を指すことが多いです。

ブラック企業の特徴には

  • 長時間労働
  • 残業代不払い
  • 離職率の高さ
  • 労働条件の隠ぺい

などがあります。

長時間労働には、残業代支払いの問題が共存していることが多く、長時間働いても残業代は支払われないというケースが多いです。

過酷な労働条件に従業員が耐えられず、離職率が高くなっているという傾向もあります。

また、労働条件が過酷なため実態を伝えると誰も入社してくれなくなることから、求人情報などに労働条件を明示しなかったり、悪質な場合は労働条件を詐称しているケースもあります

こういった労働条件を求人情報に掲載して若者を大量に採用し、離職した人の穴埋めをしています。

ブラック企業を見分けるのに情報の開示レベルが有効

ブラック企業には上記したような特徴があるために、ブラック企業を特定する際にそれらの特徴を利用することができます。

ブラック企業は労働環境が劣悪なので、できるだけその実態が外に漏れることを嫌います。

実際に、内閣府の調査によれば、ブラック企業は採用に際して掲載する情報が、普通の企業よりも少ない傾向にあることが報告されています。

つまり、労働条件に関しての情報開示がされているかどうかがブラック企業を見分ける際の大きな手掛かりになるのです。

この情報開示レベルを利用してブラック企業かどうかを確認してみるとよいでしょう。

就職四季報の3年後の離職率を参考にしてみる

新卒で就職活動をしている学生がチェックしている就職活動本に、就職四季報という本があります。

この本には、5千社以上の企業に関しての情報が掲載されています。

掲載情報には平均年収や平均年齢、離職率など役立つ情報がたくさん掲載されています。

この中で、ブラック企業を見分ける際に最も有力なのが3年後離職率です。

3年後の離職率は、新卒入社から3年後にどれだけの割合の人が離職しているのかが表示されています。

必ずしも3年後の離職率が高いからブラック企業という訳ではないですが、離職率が低い企業は働きやすい企業である可能性が高いので、そういった企業を中心に採用選考に参加するという考え方をしてもよいかもしれません。

また、離職率は掲載していない企業でも平均勤続年数は掲載している場合もあるので、そちらの情報も参考にしてみるとよいでしょう。

就職四季報では、情報がない場合には、NA(No Answer)と表示されています。

離職率を表示したくない企業は、離職率掲載欄がNAになっています。

一つか二つのNAなら気にしなくてもよいですが、NAがたくさんある企業は情報開示レベルが低いので、何か隠したい事情があるかもしれないので要注意です。

就職四季報は大企業などが多い通常版と中小企業を対象としたもの、女性を対象としたものに分かれているので自分の希望にあった就職四季報をチェックしてみるとよいでしょう。

国が企業情報の開示強化を行っている

安全衛生優良企業公表制度が2015年の6月からはじまり、優良企業の公表が行われるようになってきています。

安全衛生優良企業公表制度

この制度では、安全衛生面や健康管理、メンタルヘルスなどの対策が行われているのかがチェックされて、優良企業が認定されています。

3年間の認定なので、再度認定を受けるためには再評価をおこなうことになります。

この制度は、まさしくブラック企業を排除するための試みになります。

しかし、まだはじまったばかりの制度ですので、2016年2月現在で認定企業数は16社にすぎません。

今現在就職活動を行っている人には役に立たないかもしれません。

そういった場合には、国が行っている別の企業認定制度である、子育てサポート企業認定制度(くるみん認定)を参考にしてみるとよいでしょう。

子育てサポート企業認定制度(くるみん認定)

子育てに必要な環境整備の計画を建て、実際に実施し目標を達成した企業が認定されます。

子育てサポートが充実しているなど女性が働きやすい企業は男性も働きやすい環境にある場合が多いので、こちらの認定を受けている企業には優良企業が多いはずです。

平成27年12月末時点で、すでに2,398社の企業が認定を受けているので、就職活動の参考にしてみてください。

くるみん認定及びプラチナくるみん認定企業名都道府県別一覧

子育てサポート企業に選ばれている企業の中から求人を探す、という方法で就職活動をするのもよいのではないでしょうか。

まとめ

インターネットの発達でブラック企業が世の中にさらされて、どんどん数を減らしてきているはずです。

しかし、いまだに悪質な企業は存在するので、開示情報レベルや認定マークなどを参考にして企業を選別する目を持つようにしたいです。

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岸 憲太郎

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・関西大学総合情報学部卒業

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15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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