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これからの社会人に期待される事
最終更新日:2017年10月8日
これからの時代に、社会人が求められることについて書いていこうと思います。
今までと同じ考えが通用しなくなる可能性もあるので、チェックしてみて下さい。
安定から流れへ
これまでの、日本の社会人の一般的な考え方では、大企業に勤めてそのまま年功序列の波に乗り、一つの企業だけで働いて、定年退職をする事が理想とされてきました。
このような事が可能だったのは、高度経済成長期に日本が世界の中でも経済的に非常に恵まれた環境にあり、競争力のある商品が提供できていたからです。
いったんこういった立場を勝ち得れば、ある程度の期間は安定した収益を得る事ができるので、この時期に入社した人たちには一生働く環境を提供できていました。
しかし、中国をはじめ新興国がアメリカやヨーロッパ、日本といった地域に住んでいる人たちと同じ様な働き方をするようになり、日本の競争力が世界の中で優位でいるのが難しくなってきました。
日本がこれまで安定的に利益を得続けていられたのは、ある意味、新興国が資本主義に則った働き方をしていなかったからと言えるのかもしれません。
これからますます新興国の競争力は上がっていくはずですから、日本が以前のように世界において圧倒的な競争力を持つという時代が来ることを期待する事は難しいです。
こういった環境において重要になってくるのは、安定を求めて働くのではなく、流れにのって働くという事です。
転職が一般的に
アメリカでは、転職が一般的なものであるということを聞いた事がある人も多いかもしれません。
事業の繁栄と衰退に合わせて、人が次々に企業を移動していきます。
それはまるで、豊かな草原を求めて移動する遊牧民の様な働き方を、アメリカ経済という大きな環境において実現しているのです。
日本では、これまで安定した収益を得られる企業が多かったために、こういった大量の人材が移動するという現象はあまり見られませんでした。
しかし、上記したように、いつまでも安定的に稼ぎ続けるという事が難しくなる中で人も移動する必要性が高まってきています。
つい数年前には転職元年と言われ、転職が一般的なものとなったと発表もされました。
これからますます日本においても事業の繁栄衰退、自らの嗜好などに合わせて人材が移動するようになっていくのは間違いないと言えるでしょう。
そういった環境においては、社内の評価だけではなく、社外の評価にも目を向けていなければなりません。
転職をする際に評価されるのは、社内の評価ではなく、他社でも活躍できる技術や経験、人脈や人間力といったものになるからです。
これから働き始める新入社員の人たちには、転職する可能性がある事を前提にキャリアを築いていくという考えを持ち続けて欲しいと思います。
また、インターネットの発達により以前よりも独立や起業もしやすい環境が整っています。
常に世の中に求められるキャリアを積んでいくことを意識しながら働き続けていると、独立や起業もしやすい能力が身についてきます。
今はまだ現実的ではなくても、将来的には独立や起業をするかもしれないという事も考えておくとよいでしょう。
貯蓄から投資へ
貯蓄から投資へという言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
政府主導で投資の活性化が行われているのですが、中々盛り上がらないという状況があります。
日本では、高度経済成長期に投資をたくさん行って大きな利益を得た人がいたのですが、その後のバブル崩壊で大きな損失を被った人が大量に出たために、投資への熱はほとんど消えてしまっています。
しかし、企業というのは株主から提供される資本で運営できているので、その資金が集まらないことには事業を興したり、新しい投資をすることができません。
つまり、投資をせずに、貯蓄ばかりをする国民がたくさんいるということは、自国の企業の繁栄に協力しない人がたくさんいるという事でもあるのです。
当然ながら、企業が盛り上がらなければ、従業員の給料も増えるはずもないので、中々世の中が活気づかないという現状があるように思います。
投資をイメージするときにデイトレーダーといわれる、一時的に投資をして少し上がったら直ぐに売って利益を得る人を想像しがちです。
確かに、個人にとって投資の目的は、利益を出すことであるというのは間違いないのですが、大きな枠組みで見ると日本の企業を繁栄させるためにあると考えるのが正しいといえるでしょう。
海外からの投資が増えているとはいえ、外国人は日本の状況を把握するのが難しいために、少しでも悪い情報が出るだけで一斉に投資したお金を引き上げるという事を行います。
つまり、日本の企業を盛り上げるためには、やはり日本人が安定的な投資を行って株式市場を盛り上げて、外国人に不信感を与えないという考えが必要になってきます。
投資活動が活発なアメリカではリーマンショックで大きな痛手を被ったのですが、少したてば株価は戻っていき、今現在ではリーマンショック前よりも高値になっています。
一方、日本を見てみると、政府主導で株価が上昇したのですが、未だにリーマンショック前の株価にも届かない現状(執筆時点)があります。
企業にとっては、資金を確保できるかどうかが非常に重要なので、リーマンショックのような大きな問題が起こっても直ぐに投資が活発化する環境が求められています。
新社会人になる人は給料に余裕がない人も多いかもしれませんが、貯蓄ばかりに目を向けず、ぜひ余裕資金の一部でも投資に回すことも考えてみて下さい。
一品豪華主義が理想的な消費!?
少し前の不況の時には、勝ち組負け組という言葉がよく使われていました。
一部の起業家や大企業に勤める人が勝ち組とされていたのですが、自分の事を負け組と考える人もたくさんいました。
こういった環境においては、多くの人はできるだけ安い物を追い求めて、食品や衣服も品質より値段を重視する傾向がありました。
当然ながら企業も、値段を競争力として安ければ安いほどよいという事で、利益率をどんどん下げていき、従業員の給料も下げていくことになったのです。
こういった現象がデフレを生み出し、誰も得をしない状況になっていきました。
一方バブルの頃には、値段は高ければ高いほどよく、質が良い物ほど良いと考える人であふれていました。
安い物を買う人は馬鹿にされる場合もありました。
こういった環境においては、高ければ高いほど売れるのですから、物の値段はどんどん上がっていきインフレという状況になり、土地の値段も同じように上昇していきました。
しかし、こんな事はいつまでも続くわけもなく、実際の価値よりも高いものを徐々に追い求めない人が増えてきて、徐々に価格が安くなり、それに勢いがついて急激に土地の値段がやすくなっていきました。
こうして高い値段で土地を購入していた人が、安い値段でしか売れなくなってしまい大きな損失を被ってしまいました。
この二つの現象の丁度中間あたりに「一品豪華主義」という事がいわれる時代がありました。
全ての物を良い物は買わないけれど、時計や鞄、車、など一つは良い物が欲しいよねという考え方です。
何もかも安い物を追い求めるとデフレになり、給料も安くなってしまう。
何もかも高いものを求めればインフレになり、バブルを起こしてしまう可能性がある。
そう考えると、一品豪華主義と言われる位の消費が丁度良い消費といえるのかもしれません。
今現在、景気が上向きつつある中で、時計や車、鞄など徐々に高価な物を購入する人が増え、一品豪華主義が徐々に一般層にも広がりつつあるようにおもいます。
これから働き出す人は、はじめてまとまった給料を貰い、これらの物を購入できる人もいると思います。
しかし、自らの消費が世の中や経済に影響を与えているという事も考えて、賢い消費ができるように考えてみて欲しいと思います。
まとめ
今起こっている変化は行動しない人ではなく、行動する人が評価される時代に変わってきているという事ではないかと思います。
新社会人となる人は、上記したことだけでなく、様々な事にチャレンジ、行動をおこして欲しいと思います。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
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