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大企業と中小企業の違い

最終更新日:2017年10月6日

大企業と中小企業の違いのアイキャッチ画像就職活動をしている人には大企業に勤めたいと考えている人は多いのですが、大企業と中小企業の違いについてはほとんどの人が知りません。

ここでは大企業と中小企業の違いについて解説していこうと思います。

中小企業の定義をチェックしてみよう

中小企業とはどういった企業なのでしょうか?

中小企業というと、町の小さな工場などを想像してしまうかもしれませんが、そういった企業は小規模企業ということが多いです。

中小企業はイメージと違い、以外と大きな企業であることが以下の定義から分かると思います。

中小企業者の定義

業種 従業員規模・資本金規模
製造業 300人以下又は3億円以下
卸売業 100人以下又は1億円以下
小売業 50人以下又は5,000万円以下
サービス業 100人以下又は5,000万円以下

参考までに小規模企業者の定義も掲載しておきます。

小規模企業者の定義

  • 業種:従業員規模
  • 製造業・その他の業種:20人以下
  • 商業(※)・サービス業:5人以下

※商業とは、卸売業、小売業(飲食店含む)を指します。

なお、上記した中小企業の定義は、中小企業基本法2条に定められている中小企業の定義になります。(中小企業庁のページで詳しく解説されてます)

その他の法律によっては中小企業の定義が異なることがありますので、注意が必要です。

大企業、中小企業のメリット、デメリット

では、大企業、中小企業のメリット、デメリットについて見ていきましょう。

大企業のメリットとデメリット

大企業に勤めたいと考えている人が、その理由にあげるのは、

  • 平均給料が中小企業に比べて高い
  • 福利厚生が充実している
  • 規模が大きいので安定している

ということがあります。

その他にも、テレビやCMなどでよく見かける商品を扱っていることが多いので、社会に貢献している充実感を得れたり、ブランド価値を感じれるということもあります。

また、社会からのイメージもよいことが多いので、大企業に勤めているというだけで、信用されたり、好印象を持ってもらうことができます。

デメリットとしては、人材が非常に豊富なので、一人一人に任せられる仕事の幅や権限が非常に小さかったり、希望している職種に就けないということもあります。

また、全国に支店があるような大企業においては、転勤が強制されることが多く、結婚していても単身赴任をしなければならない可能性も高いです。

そして、大企業を目指している人には優秀な人が非常に多いことから、競争が激しく、中々昇進できないということもあります。

中小企業のメリット、デメリット

中小企業に勤めている人が感じるメリットには、規模が小さいので自分の裁量が大きかったり、様々な仕事を経験できるということがあります。

行っている事業は比較的小さいものが多いので、事業の全体に携わることができることが多く、成果物に関して、自分が作ったものという実感を持つことができます。

社長や上司との距離が近いので、成果を出せば直ぐに評価されるということもあります。

デメリットとしては、平均給料が大企業に比べ少なかったり、福利厚生が整っていない場合もあります。

また、社員間の人間関係が濃密になりやすいので、関係性をよくする努力が大企業以上に必要になります。

まとめ

最近では、転職が一般的なものとなったので、大企業から中小企業へ、中小企業から大企業へ転職する人もたくさんいます。

これだけ人材が動くと、企業の規模や知名度だけでその人の給料が決定するということは少なくなり、その人自身の能力や技術によって給料などが決定されるようになってきています。

ですので、一概に中小企業に勤めているから給料が低いということではなく、もしその人の能力が高ければ上役に就き、給料もそれなりに高くなることもあります。

企業の規模で就職先を決めるのもよい方法だとは思いますが、それ以上に「自分自身がやりたいことができるのか?」「技術を身につけていけるのか?」といったことの方が重要になってくるのかもしれません。

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記事の監修者

岸 憲太郎

・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業

人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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