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高校中退からの就職活動の現状
最終更新日:2018年5月22日
高校中退という進路を選ぶ人は毎年5万人以上います。
しかし、大学中退者の人でも就職活動で不利といわれるご時世にあって、高校中退をしている人はさらに不利な立場を取らされています。
高校中退者の、就職活動の現状を見ていきましょう。
高校中退者が応募できる求人が、少ない
求人サイトを見てもらえれば分かりますが、最低学歴を「高卒以上」としている企業が非常に多いです。
未経験者歓迎の求人を見ても、学歴だけは高卒以上という条件がついている場合が多いです。
高校中退者の人は、学歴が中卒と判断されるケースが多いのでこれらの求人には応募できません。
そういったことから、高校中退者は大学中退者に比べてもかなり就職活動の条件が悪いといえます。
また、アルバイトの採用時にも職種によっては高校中退者は不利になることがあるようです。
高校中退後に働くことができる仕事
高校中退後に働くことができる仕事には、飲食店の店長や肉体労働系の仕事、製造業の工場勤務などがあります。
こういった仕事であれば、「学歴不問」で求人を出していることが多いので、高校中退という学歴でも応募して採用されることが多いです。
また、公務員試験は高卒以上の学力という応募要件はあるのですが、必ずしも高校を卒業していなければならないわけではないので、試験に受かり面接を通過できれば公務員として働くことができます。
それ以外では、自衛隊は中卒者でも採用されるので、体力に自信がある人はチャレンジしてみるとよいでしょう。
高等学校卒業程度認知試験で高卒資格を取ろう
高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)に合格できれば高卒資格を得ることができます。
上記してきたように、高校中退者の人は就職できる職業が非常に限られていたり、就職活動においても非常に不利な立場にあります。
こういった状況を高卒資格を持っているだけで改善させることができます。
また、高卒資格を持っていれば、大学や専門学校の道も開かれてきます。
高校中退をしても困っていないということであれば問題ないのですが、後悔しているのなら支援する学校もあるので、チャレンジしてみるとよいでしょう。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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