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大学中退が親不孝になる理由と対策。親との相談方法も紹介
最終更新日:2024年5月9日
大学中退を考えたとき、
- 「大学中退すると親不孝なのかな...」
- 「親に大学中退したいと話すと悲しむのではないか」
と悩む人が多いです。
確かに親に大学中退したいと話すと、はじめは驚かれたり悲しまれたりするかもしれません。
しかし中退前に親ときちんと話し合ったり、中退後に自立できたりすれば決して親不孝ではありません。
ここでは、
- 大学中退が親不孝と言われる理由と、親不孝にしないための対策
- 親と良い関係を続けたまま大学中退を認めてもらう相談方法
などを詳しく解説します。
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1. そもそも大学中退に親の同意は必須なのか?
親に中退したいことを言い出せなかったり、中退したいと話しても納得してもらえないと、
- 「そもそも大学中退に親の同意は必須なのか?」
- 「内緒で中退することはできないのかな?」
などと考えるかもしれません。
しかし、退学届には親のサインと印鑑が必須で、印鑑は本人と親で別のものを求められることが多いです。
もし親のサインに似せるなどして親に内緒で退学届を提出しても、退学手続き完了後には退学を証明する書類が郵送されるので、親と同居している場合はその時に親に知られます。
また、退学手続きが完了すると、元に戻せないため、大学側も慎重に手続きを進めます。
本当に親の了承を得ているか確認するために、
- 親に電話をする
- 親との面談を設ける
大学もあるので、親に内緒で退学をするのはやはり難しいです。
大学中退について親に同意してもらうには根気が必要な場合もありますが、真剣に話し合うことで覚悟を決める良い機会にもなります。
親に中退を認めてもらえると、自分では思いつかなかった中退後の進路を提案してくれたり、中退後の進路をサポートしてくれたりする場合もあります。
2. 大学中退が親不孝になる理由
2-1. 大学中退すると就職しにくくなるから
大学中退すると最終学歴が「高卒」になるので、「大卒以上」を応募条件にしている求人には応募できなくなり、必然的に応募できる求人数が減ります。
「高卒以上」や「学歴不問」の求人には応募できますが、大学中退していることで「すぐに仕事も辞めてしまうのではないか」と、マイナスイメージを持たれることも多いです。
こうしたことから、中退後の就職活動が思ったように進まず挫折してしまい、フリーターやニートになる人も少なくありません。
就職ではなくても、なにか目標に向かって行動できていれば問題ないですが、中退後フリーターやニートになると親不孝と言われるかもしれません。
大学中退者向け就職エージェントと求人サイト
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2-2. 大卒より生涯年収が低くなるから
大学を中退しても正社員就職することは可能ですが、基本的に「高卒」として採用されるため、初任給から大卒とは数万円程度の差がある企業も多いです。
また、大卒以上でないと一定以上の役職に昇格できない場合もあり、初任給だけでなく生涯年収にも大きな差がでます。
労働政策研究研修機構の調査で生涯年収は、
- 大卒・大学院卒の男性 2億5千万円
- 高卒の男性 1億9240万円
でしたので、約5千万円の賃金格差があることがわかります。(※1)
もちろん、学歴関係なく実力主義で昇給が期待できる企業に就職したり、自分で起業して成功している大学中退者もいますが、世の中はまだまだ学歴重視の企業も多いのが現状です。
親は、せっかくなら大学を卒業して待遇の良い企業でより豊かな暮らしをしてほしいという思いから、高額な学費を出してくれています。
大学中退すると、これまでにかかった学費はもちろん、子供の将来を思う親の気持ちにも応えられないので、親不孝と言わることがあります。
※1 統計情報|労働政策研究・研修機構(JILPT)ユースフル労働統計 2014より
3. 大学中退で親不孝にならないためにできること4つ
3-1. 中退前に親としっかり話し合う
大学中退したいと話しても反対されることが多いため、話し合いが面倒になって半ば強引に中退するケースも少なくありません。
しかし、話し合いを放棄して中退すると、中退後も親との関係が悪いままになることが多く、それこそ親不孝になります。
親はあなたの将来を思って反対しているので、分かってもらえるまで何度も話し合うことが大切です。
親も納得した上での中退は決して親不孝ではありません。
大学中退について親に納得してもらう方法については、この記事の下で解説しているので参考にしてください。
3-2. 中退前にお金を貯めておく
大学中退後、
- 就職活動
- 資格取得
- 夢のために上京
など、何をするとしてもお金は必要です。
例えば就職活動をする場合、面接を受けるのは無料ですが、交通費やスーツ代など、就職活動が長引くほど費用がかかります。
しかし、中退後親に金銭的な援助を求めていては、それこそ親不孝になりかねません。
生活費も、一人暮らしをする場合は自分で工面し、実家暮らしの場合は生活費として数万円渡すのが理想です。
大学を辞めてからバイトしようと考えているかもしれませんが、中退後のアルバイトの居心地が良くそのままフリーターを続けてしまうケースもあります。
中退後のフリーター期間が長くなると、就職活動でマイナスイメージを持たれることが多いので、できるだけ在学中に貯めておくことをおすすめします。
3-3. 中退後の目標に向かって計画的に行動する
大学を中退すると学生ではなくなるので、何もしなければニートになります。
親は不安を感じながらも中退を認めてくれているので、中退後は親に頑張っているなと思ってもらえる行動をすることが大切です。
- 就職活動をする
- 資格をとる
- 夢のために行動する
など、将来のためにできることを計画的に行動しましょう。
特に、中退後にやりたいことが明確でない人はだらだらと時間が過ぎてしまいがちなので、中退前から具体的な計画を立てることをおすすめします。
何よりもあなたが中退後いきいきと行動することが、中退を認めてくれた親への一番の親孝行ではないでしょうか。
3-4. 親に払ってもらった学費は少しづつ返す
大学の学費を親に払ってもらっている人は、中退後に学費を親に返すことが理想です。
もちろん中退後すぐは金銭的に余裕がないと思うので、返済は状況が落ち着いてから少しずつで構いません。
親はその気持ちだけでも嬉しいもので、「これだけ自立できているなら中退を認めてよかった」と安心しますし、時間はかかっても、学費を返すことであなた自身の気持ちも楽になります。
また、奨学金を借りていた場合は中退して7か月後から返済が始まることを覚えておきましょう。
万が一奨学金返済が厳しい場合は、
- 毎月の返済額を減らすことのできる「減額返還制度」
- 最長10年間返済を遅らせられる「返還期限猶予制度」
などの救済措置があります。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
4. 親と良い関係を続けたまま、大学中退を認めてもらう方法
ここまで、大学中退が親不孝になる理由と、親不孝にならないためにできることを解説しました。
親不孝にならないためには、中退前に親ときちんと話し合うことが大切ですが、言い出しにくかったり、反対されてなかなか話が進まないという人も多いのではないでしょうか。
ここからは、できるだけ親と良い関係を続けたまま、大学中退を認めてもらう方法を分かりやすく解説します。
4-1. 伝えたいことを紙に書いて整理する
親に大学中退したいことを伝える前に、まず自分と向き合うことが重要です。
自分の中で気持ちがまとまっていないと、親に突っ込まれて聞かれたときに言葉に詰まってしまい、説得力が弱くなります。
自分の気持ちを整理するときにおすすめの方法は、以下のようなことについて自分の思いを紙やノートにすべて書きだすことです。
- 自分が大学を中退したい理由
- このまま大学に残る方法はないか
- 大学を辞めても同じようなことで悩まないか
- 中退をするメリット・デメリット
- 中退後は何をしたいか、それで生活していけるのか
などを書き出し、深掘りできそうなところはさらに自問自答をくり返します。
この方法は就職活動の自己分析をするときにも使われる方法で、書きだすことで将来が明確になったり、中退のデメリットを客観的に知ることで覚悟も決まります。
4-2. まず家族の誰かに相談する
誰であっても、「大学中退したい」と言われれば驚いたり止めたりするものです。
それが家族であればなおさら驚きのあまり冷静でいられずに、家族揃って反対されるかもしれません。
そうならないためには、まずは家族の中でじっくり話を聞いてくれそうな人に相談するのがおすすめです。
話す相手は、父母のどちらかでも、祖父母でも、就職している兄弟でも誰でも構いません。
誰かに話すことで、客観的に大学中退の意見を聞くことができて、やっぱり大学は卒業しておこうかなと思えれば、それはそれで良い変化です。
最初に誰かに話しておくことで、親との話し合いの時に気持ちを汲み取って伝えてくれるなど、話し合いがスムーズに進みやすいです。
4-3. 中退したい理由を正直に話す
中退したい理由が「単位が取れずに留年しそうだから」などのネガティブな人も、事実は隠さず正直に話しましょう。
言いにくい中退理由だからといって下手に嘘をついても、親には見抜かれてしまいます。
- 「単位をとるために自習もしたけど、内容が難しくて本当に理解できない。授業についていけなくて本当に苦しい。」
- 「どうしても料理人になりたいから、大学を辞めて海外で修業がしたい。」
など、辛い現状やしたいことなどを本音で伝えましょう。
子供が真剣に思いを伝える姿を見れば、親も真剣に相談に乗ってくれることが多いです。
また、話し合いをするときには、場所・時間・雰囲気が整った環境が大切です。
話し合いが長引くことも予想して、全員が時間に余裕のあるときに「話したいことがあるんだけど...」と、座って話し合いましょう。
家族が揉めている時や、疲れていそうな時は避けて、親の機嫌が良いときに話すときちんと相談に乗ってくれやすいです。
4-4. 中退後のプランを明確に伝える
中退後のプランを明確に伝えられるかどうかで、親を説得できるかが大きく変わってきます。
特に、中退したい理由がネガティブな場合は、中退後は本気でやっていく覚悟があることを伝えて親に安心してもらうことが大切です。
- 「とりあえずバイトで生活費を稼ぐから」
- 「1年間ワーキングホリデーに行ってくる」
など目先のことだけではいけません。
「中退するまでの期間はバイトで50万円貯める。その資金を生活費にして、〇月にある宅建資格の勉強に励みたい。資格がとれたら不動産関係に就職しようと思っている。」
というように、いつ・何を・どうやって行うのかを具体的に伝えると、本気度が伝わります。
4-5. 親に感謝と謝罪の気持ちを伝える
中退すると、これまで親が払ってくれた大学の学費や入学金、下宿費など、決して安くないお金が無駄になります。
親はあなたの将来を思うからこそ多額の費用を出してくれていたので、
- 大学まで行かせてくれたことへの感謝
- 多額の費用を出して大学まで行かせてくれた親の思いに応えられなかったことへの謝罪
を伝えましょう。
感謝と謝罪を伝えるだけでも、子供が中退についてしっかり考えていることを感じて親は少し安心します。
また、真剣に話してもずっと反対されたり、いつまでたっても話が進まなくても、できるだけ感情的になってはいけません。
「自分の人生は自分で決めるから!どうしようと関係ない!」などと言ってしまうと、親も感情的になって余計に話が進まなくなります。
冷静になり、親が納得してくれるようにより明確な中退後のプランを考えたり、就職活動や資格取得を在学中に行って、親を安心させる材料を着実に増やすことがおすすめです。
5. 大学中退をする際に、親に相談をした5人の方の体験談
実際に、大学中退をする際に親に相談をした、5人の方に体験談を作成してもらいました。
コロナウイルスの影響で大学中退をした方や、親の反対を押し切って大学中退をした方など、それぞれ事情が違う方の体験談ですので、皆さんにも役立つ内容があると思います。
以下にまとめて掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
6. どれだけ話しても親に中退を認めてもらえない場合は?
ここまで大学中退について親に認めてもらう方法を解説しましたが、中にはどれだけ話しても一向に中退を認めてもらえない場合もあります。
こうした場合は、以下の方法を参考にしてみてください。
- しばらく時間をあけて再度話し合いを行う
-
中退したいことを伝えてからしばらく時間をあけることで、親も冷静に考えられます。
また、時間が経っても自分の意志が変わらないことが伝わるので、親もより真剣に中退について向き合ってくれることが多いです。 - 就職活動を始める
-
親は中退することでフリーターになったり、ブラック企業に入社したりすることを心配しているので、中退前に就職先を見つけるのも一つの手です。
実際に大学中退者の就職活動は新卒よりも困難なことが多く、はじめは就職するつもりでも就職活動を行う中で心が折れてフリーターになる人もいます。
中退前に就職先を決めると、中退後の進路が明確になるので、あなたにとってもメリットがあります。
以下の記事では、大学中退者や中退予定者の就職活動におすすめの就職サイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
大学中退者におすすめの就職エージェントと求人サイト18選 - 頑張って卒業する
大学を中退すると自由な時間が増える一方で、突然社会に出なければならず、何をするにも全て自分の責任になります。
大学に通う限りは最低限の単位を取る必要はありますが、他は何をするのも基本自由です。
バイトをしても、資格を取っても、留学や起業をしても構いません。
「大卒学歴を得るため」と割り切って卒業だけしておくのも一つの選択です。
7. まとめ
「大学中退を考えている自分は親不幸なのかな...」と悩んでいるかもしれませんが、自分の将来について真剣に考えることはとても良いことです。
親の気持ちにも配慮しながら、どの選択をすれば自分が後悔しないか、ワクワクできるかを親とじっくり考えてみてください。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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