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大学中退をして後悔する人、後悔しない人の特徴
最終更新日:2018年6月1日
大学中退者は、中退したことを「後悔する人」と「後悔しない人」に分かれます。
どういった人が後悔し、どういった人が後悔しないのでしょうか?
ここでは、10年以上大学中退者を支援する中で見てきた、「後悔する人」と「後悔しない人」の特徴の解説と、大学中退者の体験談を掲載しています。
1. なんとなく中退した人は、後悔が大きい
大学を中退する人は、1年間におよそ8万人います。(※1)
その中でも、なんとなく中退をした人には、後悔をする人が多いです。
- もう少しよく考えればよかった
- 大学中退後にこんなに苦労するとは知らなかった
といったように、中退後のことをよく調べたり、考えていなかったために後悔をしてしまう人が多いです。
一方で、一般的に後悔してしまうイメージがある、
- 経済的理由
- 人間関係の問題
- 学業不振
など不本意な理由で中退をした人には、後悔をそれほどしていない人も多いです。
こういった人には、「本当は大学に通いたかった」という思いがありつつも、「仕方がなかった」と諦めがついている人もいて、次に進んだ進路で頑張っている人がたくさんいます。
後悔は、「後になって悔やむ」ことです。
大学に通うことに未練があればあるだけ、後悔は大きくなってしまいます。
未練を残さないためには、大学中退をするかどうかを事前によく検討して、納得してから中退をする必要がありそうです。
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※1 文部科学省「学生の中途退学や休学などの状況について」平成26年9月25日
2. 夢や目標を見つけて中退した人は、後悔が少ない
中退者の中には、夢や目標を見つけて大学中退をする人もいます。
- 大学の授業が思っていた内容とは違ったので、専門学校や別の大学に転校した人
- 大学を辞めて、就職をした人
- 大学を辞めて、起業した人
こういった人たちは、中退後もやるべきことが明確になっており、自ら進んで中退をしたことから後悔することが少ないです。
このように、新たな目的のために納得して大学中退を選んだ人は、「後悔しない人」になりやすいです。
3. 大学中退を「後悔した人」「後悔していない人」の体験談
これ以降では、実際に大学を中退した人の体験談を紹介していきます。
どういった人が「後悔した人」「後悔していない人」なのか、体験談を通して見ていきましょう。
3-1. 後悔した人
- 大学に行く理由がわからなくなった(20代女性)
- 大学中退後に正社員として就職することも考えましたが、結局、フリーターになりました。
しかし、フリーターは給料が少なく、将来の保証もないという厳しい現実を知って後悔しています。 - 人間関係(20代男性)
- 「若いから辞めてもなんとかなるだろう」と安易に考え、大学を中退しました。
社会に出てから高卒者と大卒者の差を感じたので、大卒者になるために大学へ戻りました。 - 単位不足で留年(20代女性)
- アルバイトに明け暮れていたため、授業に全く出ることがなく留年しました。
なんとなく大学を中退したものの、その後も何をやっても長続きせず、今では後悔しています。 - 父親の病気で、学費や仕送りが難しくなった(30代男性)
- 当時は、自分が働いて家計を支えようと思い、すぐに中退して就職活動をしました。
しかし、学歴が大学中退だと就職が思うように進まず、日に日に後悔が大きくなりました。
その場の気持ちだけで中退を決めるのではなく、時間をかけて冷静に考えることが大切だと痛感しました。 - バイトが楽しかった(30代男性)
- 大学に行くよりもバイトの方が楽しくなってしまい、1年で大学を辞めました。
一流大学ではありませんでしたが、「大学を中退しなければよかった」と、30歳を超えた今、後悔しています。
3-2. 後悔していない人
- 経済的理由(20代男性)
- 建築関係の仕事をしたくて大学に進学しましたが、家庭の経済的事情により、2年生の時に中退しました。
それでも夢をかなえるために、フリーターをしながら学費を貯めて専門学校に行き、設計事務所に就職しました。
専門学校は、就学年数が短い分、入学してからすぐに資格や実践的な授業が多いので、行って良かったと思います。 - 勉強についていけず留年(20代女性)
- 大学に通いながら公務員を目指し、合格後に大学を中退しました。
働き始めてから給料や待遇などで大卒者との差を感じましたが、あの時大学を続けていても、勉強についていけずに、いずれは辞めてしまっていたと思います。 - 自分の進路が不安になった(20代女性)
- 教師を目指していましたが、少しづつ責任の重さを感じるようになり、半年で大学を中退しました。
やりたいことや中退後の予定が決まっていなかったので不安はありましたが、大学を卒業しても教師の道に進むつもりはなかったので、大学中退に後悔はありません。 - 音楽のオーディションに合格した(30代男性)
- 親と相談して、5年間の期限付きでバンド活動を行いました。
今は会社員として働いていますが、夢に挑戦することができたので、大学を中退したことに後悔していません。 - 目標がないまま大学に行ったので、勉強についていけなくなった(30代男性)
- 1年経たないうちに大学を辞めて、工場のアルバイトや量販店の販売員、建設作業員など、様々な職種を経験しました。
時間はかかりましたが、今は自分にあった職種を見つけることができたので、後悔していません。
4. 後悔はずっと続くわけではない
大学中退を「後悔する人」と「後悔しない人」の両者は、対照的な存在のようにも見えるのですが、「時間が経ってみれば、それ程大きな違いはなかった」ということが多いです。
中退後に後悔した人も、いずれ夢や目標を見つけて行動して、それらの行動が良い結果につながれば、中退した後悔というのは徐々に消えていくようです。
逆に、夢や目標を持って後悔なく中退した人も、何かにつまずいた時には、「中退しなければよかった」と思う時もあるようです。
結局は、大学中退後の進路や生活にどれだけ満足しているか、納得しているかが大事なようです。
5. まとめ
大学中退を考えている人には、「大学中退をすると後悔しそうなのですが、どうすればよいでしょうか?」と質問をする人がいます。
「後悔しそうなら中退をするのを止めればよいのに」と思うかもしれませんが、様々な事情で中退を避けられないということが多いです。
しかし、中退をする人の多くは、何らかの形で後悔をしています。
ですので、中退を留まること以外で後悔を避ける方法を考えるよりも、「後悔はするもの」と考えておくとよいでしょう。
一時的に後悔をしても、その後に納得のいく進路が選べれば、後悔も徐々に消えていくので、自分がどういった進路を進んでいくのかについてよく考えるようにしたいです。
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「大学中退をすると人生終わり」と、深刻に考えてしまう人がいるので記事を作成したのですが、参考になる部分があると思うので、こちらもチェックしてみてください。
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岸 憲太郎
・株式会社ウェイズファクトリー代表取締役
・関西大学総合情報学部卒業
人材紹介事業と就職や転職に関してのWEBメディア事業を行う(株)ウェイズファクトリーの代表をしています。
15年以上の就職支援経験を通じて、数百名の採用担当者や求職者と情報交換をしてきました。
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