大学中退者も知っておこう！文系と理系の就職活動の違い

1. 大学で理系学部に通っていた人の、就職先と就職活動方法

大学で理系の学部に通っていた人は、その学部で学べることに興味があって大学を選んだ人が多いので、そのまま学部に関連する職種に就職するケースが多いです。

業界としては

• 電気電子
• コンピュータ
• 情報通信
• 化学
• 医薬品

などに就職しています。

職種としては

• 研究
• 開発
• 技術
• 設計

などが多い傾向にあります。

理系学部を専攻していた人は、営業や事務など文系の人が就職することが多い職種にも就職できるので、文系学部を卒業した人よりも幅広い業種や職種に応募できます。

最近では、研究や開発などの理系職種に外国人を採用したり、開発を海外にアウトソーシングするケースも多いことから、学部によっては理系大学を卒業しても就職が難しく、文系職種に就職する人が増える傾向もあります。

理系の人に求められる資質には、技術力や知識などが上げられることが多いですが、それ以上にコミュニケーション能力が必要とされていることは知っておきましょう。

研究や開発に没頭する大学生活を過ごした方もいるかもしれませんが、仕事になれば他部署の人との会議や、取引先との交渉などを行わないといけない場面は多々あるので、コミュニケーション能力は必須です。

研究や開発職などは大卒を条件とする企業が多いので、理系の大学中退者が応募できる求人が少ない場合は、文系職種に変更するのもよいかもしれません。

どうしても理系職種で働きたい場合は、研修が充実していて高卒未経験からでも応募できる企業を目指したり、専門学校を卒業することを考える必要があるでしょう。

2. 大学で文系学部に通っていた人の、就職先と就職活動方法

大学で文系の学部に通っていた人は、就職する業界を幅広く選ぶことができます。

文系の人が働くことが多い、営業職や事務職などは、どの業界にも存在するからです。

しかし、専門知識はないので理系の職種で働くことが難しいので、職種は限られてきます。

文系の人が就職する業界には、

• 銀行証券
• 保険
• 商社
• 流通
• マスコミ

などがあります。

文系の人が働いている職種には、

• 営業
• 販売・接客
• 事務
• 総務
• 人事
• 広報

などがあります。

文系の人が働いている職種では、対人スキルが求められる場合が多いので、理系の人以上にコミュニケーション能力が必要といえます。

また、技術職に比べて勉強することが少なく見える営業や販売職ですが、扱う商品が変わる毎に、商品についての新しい知識を身につける必要があるので、働き出してからも勉強をする必要があるということは知っておかなければなりません。

文系の大学中退者は、そのまま文系職種に就職していくケースが多いようです。

理系職種に比べて就職前に専門知識が必要ではないことが多いので、理系職種より就職しやすい傾向にあります。

ただし、事務などを目指す場合は、人気職種で即戦力が求められることが多いので、簿記2級程度の知識は身につけておく必要があります。